プーチンと抱き合った森喜朗のシベリア追放は焦眉の急! ──or日本領土を対ロ献上する“ロシア産ゴリラ(森喜朗)”は殺処分する?

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筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 北方領土の返還を断固拒否した以上、ロシアの侵略皇帝プーチンに、コップ一杯の水も出してはいけない。だが、“対ロ売国奴”安倍晋三は、日本国の主権と日本国民の矜持を、あろうことかズタズタに引き裂いた上に、粗大ゴミに扱い“ポイ捨て”した。日本国の主権を平然と毀損する安倍晋三の狂気の一つが、正しい日本国民であれば決してしない/できない“対ロ売国土下座外交”の極み、2016年12月16日夕方のプーチン歓迎パーティの開催であった。

 このパーティで、安倍晋三の“対ロ売国奴の師匠”森喜朗はプーチンに駆け寄るや抱きついて熱いハグを交わしていた。この醜悪な光景は、怖いスリラー演劇の舞台での、“ロシア産ゴリラ”「シンキロウ」と“畸形侏儒の狂犬”「ドビー」の抱擁を髣髴とさせた(備考)。健全な愛国心をもつ日本人ならば、腐臭を放つこの抱擁光景に、1941年春の松岡洋右とスターリンの(モスクワ駅頭での)抱擁キスを思い出し、反吐が止まらなかったはずだ。いや、戦慄が止まらなかったはずだ。

(備考) 「森喜朗」の音読みは「シンキロウ」。プーチンは、映画「ハリー・ポッター」で「ドビー」役で登場。侏儒とは発育不良で体型が「小人 こびと」をいう。

イルクーツク郊外の墓に眠る、「父親ロスケ」森茂喜が育てた「ロスケ二世」森喜朗

 森喜朗とは、“稀代のロシア狂ロスケ”。というより、“プーチン皇帝にかしずくロシア人奴隷”。あるいは、日本に住み着いている“シベリアからの流れ者”。森喜朗のどこを見ても、日本人らしきものは皆無。そればかりか日本領土をロシアに献上する急先鋒の一人だから、森喜朗とは“日本のスーパー対ロ売国奴”以外の何者でもない。

 森喜朗が、これほどまでにサイボーグ的な“異常なロシア狂ロスケ”に改造されたのは、その実父で“ロスケ一世”森茂喜の教育による。森茂喜とはどんな男か。

(備考) 語彙「ロスケ」はロシア人に対する蔑称。これを禁止用語にするのは、日本の新聞・テレビが、“反日”だからである。「日本は、ロシアの属国」「日本人は、ロシア人の下にあるべき被支配民族」と考える“狂気の対日本人差別主義者”だからである。蔑称禁止に隠された、彼らの犯意とは何か。差別によって初めて達成できる公正や正義を日本人から剥奪すべく、差別禁止の美名で日本から法的正義や法の支配を一掃し、また歴史を剥奪し民族の精神を破壊尽して日本人の動物化を図るためである。  

 森茂喜とは士官学校卒ではなく早大卒だが、大東亜戦争中は一貫して職業軍人で、徴兵されて陸軍にいたのではない。大東亜戦争八年間をフルに転戦に次ぐ転戦して無事息災の、鉄砲の玉が避け続けた幸運の男でもあった。玉音放送をもって除隊した時の、森茂喜の最終階級は陸軍中佐。  

 陸軍が解体されたため、戦後は故郷で農業を営みながら、石川県根上町の町長を永く務めた。しかも1953~89年の三十六年間だから、町長歴としては日本最長か。森茂喜は日頃、マルクス・レーニン主義のイデヲロギーを表に出すことはなかったが、スターリンの命令に基づくアジア共産化革命である大東亜戦争(注1)に正しく洗脳されていた森茂喜の祖国は日本ではなく、ロシアだった。

 大東亜戦争の落とし子だった森茂喜は、日頃から、「大元帥陛下スターリンの近くで死にたい」「私の祖国・ロシアで永遠の眠りにつきたい」が口癖だったし、それは信条でもあった。

 この意味で、森茂喜は大東亜戦争を最も正しく理解し最も正しく体現した陸軍軍人だった。つまり、辻政信や服部卓四郎あるいは美山要蔵そして瀬島龍三などの教条的共産主義者&ソ連工作員と全く同じ狂信的赤色軍人だった。いや森茂喜は、これらの名だたる“意識したソ連赤軍・日本支隊エリート将校”以上に、超過激な赤化軍人だった。何故なら、瀬島龍三や美山要蔵は、正体を後世に残さぬよう、墓をロシアに作ってくれとは遺言していない。が、森茂喜は、堂々とそう遺言した。  

 このため、森茂喜の墓は、イルクーツク市の近郊シェレホフ市に作られている。プーチンが大統領になった2000年5月とほぼ同時だった。対日謀略など朝飯前の殺人鬼プーチンは、翌20013月、森茂喜の墓を墓参して、森喜朗の籠絡(ロスケ化)に完全成功した。以来、森喜朗は、“ロシアの犬”以上の、狂信的なロシア対日工作員になって日本人騙しに励んでいる。今や森喜朗は、鈴木宗男とともに、日本人ロシア工作員の金メダル保持者である。

 なおプーチンは、森喜朗を完全ロスケ化し、その過激度をさらに一段と高めるべき、2001年9月、イルクーツク市に「森茂喜記念広場」をつくった。森喜朗は、これに有頂天になり、ロシアに日本の領土も経済力も何でもかんでも貢がんとする“ロスケ以上の最凶ロスケ”になった。

 ともあれ、喜朗の父・森茂喜は、このように、ロシアではゾルゲと同レベルで扱われている。ゾルゲは、1941年6月のヒトラーのソ連侵攻時、「これに呼応して日本がシベリアに侵攻することは決してない/シベリアのソ連軍をヨーロッパ戦線にすべて振り向けてもソ連は安全だ」旨を東京から打電した(翌7月)。世界史レベルのこの大スパイ行為を永遠に称讃すべく、ロシアは、1964年、「ゾルゲ通り」をモスクワ市内の北西部に設置した。そこにはゾルゲの銅像も建立した。プーチンはいずれ、“対ロ売国奴”安倍晋三を讃えて、「シンゾウ通り」をモスクワ市に設置するだろう。

 ゾルゲと安倍晋三とに酷似性があると思わない者は、日本国を守る国防の視点がない、無気力で無教養人士だからである。ゾルゲによって、極東からヨーロッパに転送されたロシアの大規模兵力は、1945年5月に入ると逆送され、8月に満洲へと雪崩れ込んだ。同様に、安倍晋三の「八項目対ロ経済協力」は、極東の開発を進めてそこに対日侵攻の軍事基地を整備し、ロシアの大軍を北海道に招き入れるためのもの。このように、安倍晋三はロシアの対日侵略の手助けをするために「八項目対ロ経済協力」を行うのだから、これこそ1945年8月の満洲の地獄を近未来の北海道で再現することに他ならない。“21世紀のゾルゲ”である安倍晋三を、“第二のゾルゲ”と呼ばずして何と呼ぶのか。

“ロスケ森喜朗”退治は日本国民の義務。小池百合子知事だけに任せていいいのか

 閑話休題。森喜朗を「ロスケだから」の理由では無いが、放漫財政の東京オリンピックなること間違いなしのスーパー利権屋森喜朗を理由に、“森退治”に熱心に取り組んでいる立派な政治家がいる。小池百合子・東京都知事である。

 小池百合子が「節約」を大義として森喜朗を東京五輪組織委員会の会長ポストから追放する(秘めた)方向は理に適っている。東京都民は、自らが負担する税金がそのぶん減るのだから、もっと小池百合子を応援すべきだ。この意味で、東京都民の小池応援はまだまだ熱気が足りず、もっと燃えてしかるべきではないだろうか。  

 小池百合子も、二年間以上もデタラメでやってきた組織委員会会長の森喜朗に、最大「1兆8千億円」という五輪経費を初めて提示させたことに満足していないで(12月21日)、第二の矢を森喜朗に向けて放つべきだ。第二の矢とは、組織委員会負担額(収入)が現時点で「5千億円」であるのをさらに大幅に増えるようにし、それによって東京都と国が負担する税金分「1兆3千億円」を大幅に縮減して「1兆円以下」にすべく、森喜朗を五輪組織委員会会長職から追放する“馘首の矢”を射ること。  

 利権屋がトップの会長である以上、五輪組織委員会が大幅な収入増加を図ることは全く不可能。しかも、「金は東京都と国が負担すればいい」の全額税金主義の森喜朗に、そのような収入増加の意思もないし責任感も無い。五輪組織委員会会長のポストは、急ぎ森喜朗に代えて、経済界からの大物に据えることが緊要である。そうすれば組織委員会の収入は、確実に「8千億円」程度にはなる。それでも東京都/国の負担は、「1兆8千億円-8千億円=1兆円」である。なお、1964年の東京オリンピックでは、経済人の安川第五郎が、組織委員会会長だった。

 次に、支出を抑えること。少なくともオリンピック経費をさらに「2千億円」ほど確実に縮減する必要がある。この方法は、小池・都知事がボート会場建設費を大幅に節約したような、個々の建設費を削るやり方では限度があり、結果は期待薄。2020年東京オリンピック全体を「コンパクト」に開催する原点に戻すには、東京都民全体に広く《節約=コンパクト》が大義として意識されることが絶対に不可欠。

 「《節約=コンパクト》が、東京都民全体に大義として共有される」には、東京都が一般会計の来年度予算で、大幅でも小幅でもいいが、減税を断行することだ。とはいえ、1千億円以上でなくてはならない。この減税は東京都の経済を活況づける事になるが、これはマイナーな事柄。

 減税こそは都民に「節約」意識を取り戻すが、これが小池知事が目的とすべきこと。「節約」意識の復権が、収入も図らず支出し放題の放漫経営と利権にしか関心がない森喜朗に対する怨嗟の声を醸成する。減税こそが、来る7月の都議選と同時に森喜朗追放の“森退治”──森喜朗の石川県引退・隠棲──を都民の大きな波にする。その時、“東京オリンピック最大の癌”森喜朗の切除外科手術は一気に7月には成功し、東京都民の頭上に巨大な減税ボーナスが降ってくる。

プーチンに「日本国領土はロシア領土」と、ロシアに日本領土献上を申し出た森喜朗

 話が脱線しすぎた。ロシア産ゴリラ森喜朗には自分が日本国民との自覚が全くない、という日本国にとって実に危険で重大な問題に戻ろう。特に、「ロシア産ゴリラ」の「ロスケ」森喜朗を、近頃の日本人は、「日本国民」だと思い違いしている事態も重大で深刻。

 「森喜朗は、日本国民である」などとは、上野動物園の野獣を日本国民だとジョークするのと同じぐらいの戯言の極み。ゴリラと日本国民との識別もできない知的不能は、昨今の日本人が、愛国心を喪失して生物学的なヒトになり下がったからで、「日本病」の由々しき症状である。  

 森喜朗は、安倍晋三が2012年12月末に総理になるや、プーチンに頼まれるまま、安倍晋三を騙して極東シベリア開発に日本の経済力を注ぎ込ませる工作に暗躍し始めた。森には、日本人の意識がひとかけらも無い。日本の国益などゴミにしか見えない。いや、森喜朗にとって日本は敵国なのだ。

 そのような純度100%のロシア人(=ロスケ)が、森喜朗の真実の正体なのだ。安倍晋三の方も、自分の売名行為として日ロ平和条約を締結したく、プーチンと“ロシア工作員”森喜朗が合作した対安倍工作にそれと知った上で乗ることにした。  

 ここに、20131月、対ロ売国奴三代目安倍晋三と二人のロシア工作員──ロスケ二世の森喜朗と下衆ロスケの鈴木宗男──三匹の対ロ売国奴を載せた暴走列車が爆音高く走り出したのである。なお、日本人ロシア工作員はみな同時に“対ロ売国奴”だが、安倍晋三のように他の日本人への工作をしない対ロ売国奴は、ロシア工作員ではない。専門用語は厳密に使用すること。  

 さて、森喜朗は、安倍晋三を対ロ北方領土交渉の罠に落とし込んだ目的達成の嬉しさの余り、その直後の2013年1月9日、BSフジのテレビ番組で「択捉島をロシアに割譲する」旨をぶった。そして、安倍晋三に依頼されたというより、安倍におねだりして“安倍総理の特使”となり、2013年2月21日、自分の宗主国である(憧れの)皇帝プーチン陛下を訪問した。

 その翌2月22日、森喜朗はKGB第一総局の対外謀略専門家養成学校である国立国際関係大学(注2)で講演した。聴講の学生は全員、卒業後に謀略や諜報のエキスパートになる若者である。毒殺などの殺しもまた必須科目である。早大に裏口入学した高卒以下の知識しかない、ゴリラ級IQしかない森喜朗は、こんな事実も知らない。

 KGB第一総局の対外謀略専門家養成学校を日本のどこか三流大学かに勘違いして、そこでべらべらと秘密であるべき外交交渉内容を喋りまくった森喜朗は、正常な国家ならば、外交機密漏洩罪で逮捕されている。森喜朗の対外行動が日本国の外交を徹底愚弄し破壊したが、それほど森喜朗の存在自体、日本にとって“危険な巨大障害物”である。

 この時の講演内容は、次の通り。1960年代までの日本なら日本には荒っぽい愛国者もたくさんいたので、森喜朗は殺されている。今では驚くなかけれ、日本には愛国者は一人もいない。森喜朗を殺そうの声も行動も煙ほどない。ならば、プーチンの部下になりきっているロスケ森喜朗の日本国籍を剥奪する立法を急がねばならない。森喜朗を殺害しない代わりに、直ちに国外追放しよう。

「プーチン大統領の北方領土《引き分け》解決と私の《ノー・サイド》解決は一致しています。【四島一括返還】ならば“日本の勝ち、ロシアの負け”で、《引き分け》でないので採用できません。【歯舞・色丹だけの二島返還】ならば“日本の負け、ロシアの勝ち”だから、これもダメです。【四島一括返還】だけれども、ロシアは1㎡の領土も日本に譲っていない方式が、勝ち負けのない解決です」  

 要するに、森喜朗は「ロシアは北方領土を返還しなくていい。形式的に日本の潜主権があることをロシアが認めればいい」と、モスクワで得意げになって喋った。この森講演の原稿執筆者は表向き鈴木宗男である。実際に書いたのは、狸穴のロシア大使館11階にあるKGB東京事務所であった。

 このように、安倍晋三/森喜朗/鈴木宗男の対ロ売国奴三人組は、外務省を完全に排除して、2013年1月から2016年11月まで三年十ヶ月間もロシアの操るままに暴走し続け、日本の領土も国家安全保障もズタズタに破壊し尽くした。外務省が関与したのは、経産省主導の「八項目対ロ経済協力プラン」を日露が合意した直後から12月16日までの僅か一ヶ月間のみ。

 この一ヶ月間も、痴呆老人の岸田外務大臣のもとで、安倍晋三のヒステリー「プーチンの命令通りにしろ」でのロボット的な作業に終始しただけ。対ロ外交における日本には、主権を完全に剥奪された“ロシアの属国”日本が、宗主国・ロシアに叩頭している姿以外は微塵も存在しない。  

 それはともかく、国際関係大学での講演で、森喜朗が次のように、「イルクーツク近郊の在ロシア森家の墓で眠りたい」と結んだ事件は看過してはならない。なぜなら、森喜朗はモスクワで、自分は「日本国民でない」「日本人ですらない」「骨の髄までロシア人です」と明言したのである。そのような者に対ロ外交をさせていいのか。安倍晋三の対ロ売国奴度は天文学的な大犯罪で、仮に平成日本人が堕落と腐敗をしておらず日本国民であるならば、内閣総辞職になっている。

 ロスケの森喜朗や鈴木宗男が対ロ外交の前面にしゃしゃり出て居る事態は、日本の対ロ外交が「ロシア対日本」ではないことを意味する。「ロシア対ロシア」になっているからだ。しかし、日頃「日の丸」を振り回す日本会議は、安倍晋三の森喜朗/鈴木宗男起用で対露外交をなす“スーパー反日外交”に一言の非難声明も出していない。森喜朗の「反日」極めるモスクワ講演に対してすら「森を糾弾する声明」を出さなかった。日本会議もまた、その実態は日本対ロ売国会議であって、そこには日本国民は一人もいない。ロシア工作員の田久保忠衛が率いる、クズ人間以下の国賊20万人が屯するトンデモ下衆集団に過ぎない。   

「雄大な歴史観と高度な理想をもって領土問題を解決し、懸案の日露平和条約を締結し、・・・世界の平和と発展に寄与する、これが私の生涯の最後の仕事だと心に定めています。それを果たした後、父と母の眠るシェレホフの墓地に私も共に眠る」(2013年2月22日)。

 この結びの話から、森喜朗が、日本国の国益を擁護すべくロシアに赴いたのではないことが判る。自分の故郷ロシアに帰郷した喜びと、故郷の独裁者プーチンと話ができたそれ自体の感動に浸っているのが、ビンビンと伝わってくるではないか。

 里帰りしたのだから、森喜朗は当然、ロシアへの領土返還交渉の基本、「北方領土からロシア軍部隊は一兵残らず直ちに撤兵せよ」とは要求しなかった。「無条件で四島を一括即時に返還せよ」とも要求しなかった。この二つの要求をしないのだから、ロシアは「日本は、北方領土をロシアに割譲する」メッセージだと受け取る。実際にも、森喜朗の本心は北方領土の対ロ全島割譲論である。北方領土の奪還を真剣に考えるならば、冗談抜きに、森喜朗と鈴木宗男を死刑に処する立法をすることを躊躇ってはいけない。

(備考1) プーチンの「引き分け」とは、日本側を対ロ交渉に誘き出すための毛鉤で、2012年3月の発言。実際に、このプーチンの毛鉤「引き分け」発言に、“世紀のお馬鹿”安部晋三は、ダボハゼのごとくに喰い付いた。

(備考2) 安倍晋三を対ロ北方領土交渉に引きずり込んだ嬉しさで、森喜朗はBSフジテレビに頼み、2013年1月9日夜、次の、酔っ払いでもしない戯言を喋りまくった。「択捉島をロシアに割譲してあげる」と述べたからだ。“狂気の対ロ売国奴”森喜朗は、日本国の領土を「森家の私有地」だと考えている。永遠に我が日本民族に帰属する祖国の神聖な領土を「私有地」と考える狂気は、今の日本では、安倍晋三ほか永田町政治家の過半となった。

ロスケ森喜朗の安倍晋三工作が見事に露出した、『朝日新聞』12月13日付け等の森喜朗発言

 2016年12月10日発売の『中央公論』でのインタヴュー記事は、森喜朗が今般の安倍晋三の対プーチン全面敗北に至る対ロ交渉に、安倍晋三を炊きつけ引きずり込んだ黒幕であることをバラしてくれている(注3)。また、森喜朗がプーチンの一言一句を信仰的に信用していることもよくわかる。プーチンと森喜朗の関係は、麻原彰晃とその信者の関係で、「ロシア人対日本人」になっていない事もよくわかる。

 そればかりか、森喜朗が対ロ外交に関するイロハ知見すらない、上野動物園の猛獣並みのIQしかない“人間以下”なのもよくわかる。このインタヴュー記事の分析を紹介したいが、読者は多少お疲れ気味だろうから省略する。

 そこで、『朝日新聞』でのインタヴュー記事をほんの少し引用しておこう(注4)。その見出しは「極東開発 徹底して協力を」であった。なお、その記事に添付された写真のロスケ森喜朗が、ますますゴリラに似てきたことには思わず苦笑した。 森喜朗とは、真赤な嘘を嘯くことを何とも思っていない。だから、「プーチン氏がやると言えば、領土問題も動く」などと見え透いたバカげた真赤な嘘をほざけるのである。だがプーチンに関する事実と現実は、寸分の相違もなく、ピタリと私の2013年1月から一貫した予測「侵略の皇帝プーチンは、日本から経済協力だけ取って領土を断じて返さない」通りになった。

 プーチンは、日本側から「領土を無条件で即時に返還しなければ、経済協力をいっさいしない/鳩山一郎の日ソ共同宣言を破棄する」との通告があった時のみ、領土返還を話し合う予定だから、この通告をしない日本には決して領土返還どころか、その話し合いにすら応じない。そもそも、頭の中に脳味噌が入っていない“馬鹿以下の白痴”森喜朗ごときが対ロ交渉をする事自体、わが国に対する冒涜行為である。朝日新聞の森喜朗インタヴュー記事は、森喜朗がいかにお門違いのロスケで、“日本国の敵”であるかの証左となっている。

対ロ外交で六回連続大敗北した、クズと“自己チュー”首相しかいない日本は国家か

 対露領土交渉をしたいなら、過去の大敗北したその原因を徹底的に分析することを欠いてはならない。スポーツの試合で失敗や敗北した時、いかなるスポーツでもコーチや監督は、選手ともども、その敗因の研究に十分かつ十全な時間をかける。が、日本では外務省も政治家も、今般の安倍晋三が好例だが、対ロ交渉を思い付きで矢鱈目鱈に開始する。水準以下のクズ人間は、いっさいの謙虚さも緊張感もないから、ただ無責任と妄想で暴走するのが常。  

 例えば、安倍晋三は、表1をつくって、それぞれの大敗北の原因と理由とを、外務省と外部の専門家の双方に各30枚ぐらいの報告書をまとめさせたのか。こんな当然の作業すら一切しなかった。

表1;急階段を六回も連続転落(=六回連続の対ロ外交大敗北)した“世界一低級劣悪な日本民族

 今日の日本では、対ロ外交交渉史と国際法に通じる北方領土奪還の専門家は、とうとう私一人になった。学界や大学にも、外務省にも誰一人いなくなった。いつしか日本から完全消滅したのである。だが安倍晋三は、2013年には必ず私に依頼すべきこの報告書について、依頼の連絡を全くしてこなかった。つまり、安倍晋三は、北方領土奪還など初めから企図していなかった。「国後島と択捉島を棄てて割譲するだけだから、いとも簡単なことだ」と高を括っていたのである。安倍晋三とは“スーパーお馬鹿”の上に、日本国の国益を守る最前線・総理大臣の職責を自覚も意識もしていない。名実ともに“対ロ売国奴”である。

 ともあれ、表1に従って対ロ外交の敗因分析のできない/をしていない者は“ロシア専門家”ではないが、このことだけでも日本国民ならしかと記憶されたい。具体的には、マスメディアに頻繁に登場する木村汎、袴田茂樹、下斗米伸夫、岩下明裕などは、ことごとくロシア専門家ではない。ロシア対日工作員である。

 共産党秘密党員でもある木村汎を例としよう。その著『プーチン 人間的考察』(藤原書店)を読めば、プーチンの実像は全く分からなくなる。つまり、木村汎は、日本人読者にプーチンの実像をわからなくする偽情報操作のために、この本を書いた。

 木村汎のこの犯罪は、次のプーチン論三冊と、木村汎『プーチン』とを比較すれば、より鮮明に一目瞭然となる。要は、木村汎は、書くべき事実のほとんどを隠蔽もしくは抹殺して、どうでもよい事実をとりあげそれを紡いで、プーチンに非ざる“プーチンの虚像”をでっち上げ偽情報工作を展開したということ。

 対露交渉など決してしてならないが、仮にするならばプーチンについて最小限知っておくべき情報と事実を提供してくれる三冊とは、以下。

1、アンナ・ポリトコフスカヤ『プーチニズム』、NHK出版、2005年。

2、マーシャ・ゲッセン『プーチンの極秘指令 そいつを黙らせろ』、柏書房、2013年。

3、アルカディ・ワクスベルグ『毒殺 暗殺国家ロシアの真実』、柏書房、2014年。                              

(2016年12月27日記) 

1、大東亜戦争とは、日本/満洲/支那の「東亜三ヶ国」の共産化、並びに、これに東南アジア一帯を加えた「大東亜」を共産化する革命戦争のことで、スターリンが発案して日本(近衛文麿)に命令して実行させた共産革命を目的とした戦争。「大東亜共栄圏」も、治安維持法を回避すべく、「共産」の二文字を“騙し語彙”「共栄」に摩り替えて造語した。だから、それは原義のままに「大東亜共産圏」と読むべきで、これ以外に解釈する者は誤読と言うより、偽情報の犯意がある。

2、ロシア連邦の外務省とは、KGB第一総局(SVR)が直轄する、その下部組織。国立国際関係大学は、一般には「外務省付属」とされているが、むろん偽装。「KGB第一総局付属」が事実。 

3、「交渉秘話──これが森喜朗の遺言だ」『中央公論』2017年1月号、30~7頁。

4、『朝日新聞』2016年12月13日付け。

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