筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
序節 犯罪“凶悪な歴史大改竄”を実行した宮内庁は、共産党員の巣窟
菅義偉/山本信一郎/園部逸男の三名が集まり、「今上陛下の《ご譲位ご意向》は最高の好機だ!」、これを悪用しない手はない、「皇位継承を禁止に持ち込めば、天皇制度に最後の止めを刺させる(=天皇制廃止革命の法的基盤を完全なものにできる)」、と歓喜の祝杯を挙げたのは2016年1月だったようだ。この三名に、内閣法制局長官・横畠祐介が加わっていたか否かは、定かでない。
園部逸男(54年卒)/羽毛田信吾(65年卒)/山本信一郎(73年卒)は、京大「民青」の先輩後輩。「コミンテルン32年テーゼ(天皇制打倒の1932年スターリンの対日命令)」を奉戴する河上肇以来の悲願達成を成就することに人生を賭け、2019年「4・30」への道筋をつけた“教条的な共産主義者”の京大三人組である。羽毛田信吾の化身(代理)として宮内庁長官になった山本信一郎は、俺が必ず天皇制廃止を決定づけてやると、陰に日向に漏らしてきた“スターリン狂の権化”である。
2016年初頭以来、菅義偉/山本信一郎/園部逸男の三名は、頻繁に密会・謀議し、皇位継承の禁止(=譲位・受禅の禁止)の法律化も実際上の実行も可能だ、との結論に達した。この方法として、①言葉「譲位」を日本から完全に消す“言葉「譲位」殺し”を徹底し、②「譲位・受禅の皇位継承」の儀式を絶対にさせない“儀式「譲位」殺し”をする。“言葉「譲位」殺し”は山本信一郎が、“儀式「譲位」殺し”は菅義偉が主に担当し、2018年2月に至る丸二年間、この赤い二つの車輪が安倍晋三の首相官邸で爆走していたのである。