筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
今般のロシアの対ウクライナ侵略で、米欧は大きく変化した。ポーランド/チェコ/スロバキアの東スラブ語族がこぞってウクライナの準同盟国になっただけではなく、ここにデンマーク/ラトビア/リトアニアも加わった。永世中立国スイスまでウクライナ支援の烽火を挙げた。
そして何よりも英国貴族と騎士道の末裔たる英米加豪アングロ・サクソン四ヶ国は、中立法規遵守の枠内ぎりぎりで全力を挙げウクライナの対露勝利への支援を惜しまない。欧州からはるか離れた辺境の豪州ですら、ウクライナ国旗を塗装した装甲兵員輸送車二十輌の供与を開始した(4月7日、3月1日には五千万㌦を供与した)。