ロシアに準・占領された根室市ほかを日本は急ぎ奪還・正常化せねばならない──「ロシア侵略“大歓迎”」「日本人はロシアの奴隷になります」を意味する露語が氾濫の根室市/稚内市は、日本人が「国家防衛」意識を完全喪失したからで、北海道ロシア領化は極めて近い

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 ウクライナの東部情勢は、ウクライナの方が敗北を重ね決定的に後退している。特にルハンシク州では、二つ合わせて州の副都的なシェヴェドネツィク/シチャンシクは既に包囲され陥落する可能性が高い。この場合、イジュームとザポリージャを結ぶ線までがロシア制圧区域となるだろうから、再びハルキウがロシア軍に包囲されるし、東部南部全体でウクライナ軍は相当な苦戦に陥る。まさに今、ウクライナは、大後退かそれともロシア国境まで進撃できるかの瀬戸際。情況からして戦況の帰趨は決してウクライナに甘くはない。

 が、ロシアKGB第一総局の完全支配下にある日本の新聞・テレビは、意図的にウクライナの戦況を報じようとはしない。報じれば、日本国民はウクライナ側に付いているので、日本人の多数に「武器を送れ」の声がまきおこるからである。現に、ウクライナの劣勢は、ウクライナ陸軍保有の榴弾砲と戦車と砲弾の不足が決定的。米国が送った90門の榴弾砲は、ハルキウ州/ヘルソン州/ザポリージャ州の最前線にも分けており、その全てをルハンシク州/ドネツィク州の前線に配備したわけではない。

 榴弾砲や多連装ロケット砲などの火力部門では、東部戦線の現在のウクライナはロシア軍の七分の一。これほど貧弱だと士気の高さでカバーできる範囲にはない。今ではウ側が、一方的に押し戻されている。東部戦線の榴弾砲は少なくともあと100門以上が必要。火力部門の戦力でこれほど劣勢だと近接戦はできないので、ウ軍得意のジャベリンなどはほとんど役に立ない。

日本は自衛隊法116条を改正し、ウクライナに榴弾砲100門(砲弾15万発)を送れ

 この榴弾砲100門不足は、日本こそが供与して解決すべきである。米軍に依頼して大型輸送機C‐5でポーランドにピストン輸送すれば、一週間で送れる。ポーランドからウが劣勢なルハンシク州/ドネツィク州までの輸送は、ロシアのミサイル攻撃を回避する特別ルートがありウが行う。なお、一門につき砲弾を1500ヶとすれば、砲弾十五万ヶを同時に送ること。ウクライナが今もっとも枯渇しているのは弾薬。

 しかし、日本の新聞テレビが不自然を極め、異様あらわに知床沖観光船の引き上げ作業に過剰な紙面を割き/不必要な長時間を当て、現在では、露烏戦争の情況を、日本の新聞テレビはいっさい報道しない。事実、一秒も報道していない。

 これで日本国民の間で、「侵略されているウクライナは可哀そうだ、岸田政権(日本)は助けてあげるべきだ」と、自然発生する健全な“助っ人”道徳感情の芽が出ることは不可能。知床観光船の報道は、露骨に、この「国民の関心を露烏戦争から意図的に逸らすため」を目的とした、“国民の正しい関心を誤誘導する”悪質な情報操作で、大々的な洗脳工作の一つである。

 もっと直截に言えば、日本の新聞テレビは、ロシアKGB第一総局(SVR)の命令通りに、①日本人が対ウ“助っ人”感情を持たないよう、②日本人に対ロ国防意識が健全に形成されないよう、③日本の国防力増強が本格的な動きにならないよう、④国防軍設置を正しく定める憲法第九条改正に日本人の世論が動かないよう、国際法違反の侵略の被害者ウクライナの露烏戦争の報道を徹底的に自制している。日本国民の頭から正常を奪うためである。これが日本のマスコミの赤い悪智慧。

 現に今、日本人は、「ロシア侵略のthe next は、北海道や新潟県など、日本だ!」「ウクライナの現在は他人事ではなく自分事だ!」と真剣に考えている者は皆無である。むしろ今、日本では露烏戦争を日本とは全く無関係な、どこか火星か木星で起きているかに看做す傍観視が日本列島全体を蔽っている。新聞テレビ(100%KGBの下部機関)の洗脳力は、かくも恐ろしい。

(附記)日本は、オデーサ港「小麦輸出貨物船」の黒海脱出にハプーン・ミサイル二百基供与を急げ

 私は、かねてより、日本は、「オデーサ港に閉塞させられている小麦等の食料品搭載貨物船八十隻を、(ボスポラス海峡を越えてアフリカその他に輸出できるよう)ルーマニア/ブルガリア領海まで安全に航行できるよう、オデーサから黒海沿岸東部に沿って、日本のハプーン200基を配備せよと提唱してきた。が、一億日本人は既に誰一人として、露烏戦争に関心を有していない。“アフリカの食糧危機を日本のハプーンが救う”ことにすら、一㍉ほども頭を巡らすことすらない。

 だから、「自衛隊法116条3を改正して武器供与を行なえ」との声は、日本で私を除き幽かにすら聞こえてこない。特に、自民党の防大卒・佐藤正久が対ウクライナ憎悪を燃やすように、自民党内の日本の対ウ武器供与を決定的に阻害する動きの方が活発。ために、反・武器供与が、日本全体のコンセンサスになってしまった。

KGB西村康稔/森喜朗/鳩山由紀夫が盤踞する、「日本ロシア協会」を解散させよう

 日本で、KGB第一総局が完全支配しているのは、何も新聞テレビだけではない。自民党もがっちりとKGB第一総局の支配下にある。具体的な事例を証拠としてあげよう。来る十月、ロシアから、民族舞踊専門のモイセーエフ・バレー団が来日する。東京・横浜・茨城で四回公演の予定。レイプ・略奪何でもありでウクライナ人を大量殺戮中のロシアのその対外宣伝用バレー団を呼ぶなど、正気の沙汰ではない。このような企画をした日本側の日本人とは真面な人間ではあるまい。

 このバレー団“日本招待”をロシアKGB第一総局と詰めた人物こそ、“モスクワ産ゴリラ”KGB森喜朗の跡を継いで自民党の新しい“KGBのボス”となった西村康稔。日本維新の会の“真正ロシア人”鈴木宗男に代わって、経産省出身の“スーパー極左”西村康稔が遂に“政界のKGB領袖”として顔を出した。その公然活動の第一号が、このモイセーエフ・バレー団の訪日公演なのだ。

 即ち、自民党の新“KGBボス”西村康稔の本格的な対ロ売国行動がモイセーエフ・バレー団の訪日。西村は、これによって、日本人に初めて芽生えた正しく健全な“反ロ感情”を早い段階で踏み潰そうというわけである。西村康稔のコロナ対策が、余りの極端で、あからさまに共産党の言いなりすぎっ!との非難が強かったが、実は、西村康稔は正真正銘の過激・冷酷な共産主義者なのだ。

 ともあれ、ロシアから巨額の金を懐に入れ、日本の世論を反ロから親ロに転換する西村康稔が首謀する“反日”対国民工作は、急ぎ完全に叩き潰さねばならない。モイセーエフ・バレー団の訪日を絶対に許してはならない。日本国民よ、その訪日潰しに立ち上がれ。それがウクライナへの日本国民の道義であり、踏み外してはならない友邦としての人倫の道である。

 なお、自民党のKGBグループとは、北方領土「奪還運動」潰しで暗躍した、悪名高き「日ソ親善協会」のこと。私が本郷に進学した1965年、KGBロスケ赤城宗徳らがロシアと共謀して組織化した。赤城宗徳の政治資金は、河野一郎と同じく、ロシアが牛耳る(ロシアの日本政界工作用資金源たる)北洋漁業からだった。1992年、「日ソ親善協会」は名称を「日本ロシア協会」に変えた。この名称変更で、誰でもが連鎖反応的に警戒していた「日ソ親善協会は赤いトンデモKGB団体」という意識が消えた。ために、「日本ロシア協会」を危険視する日本人は、この1992年を境にすっかり消えた。名前が変更しても構成員が変わらない以上、何一つ変わるはずもないのだが、人間の思考は言葉に左右されるから、名称変更が起こす思考麻痺力は抜群といえる。

 現在「日本ロシア協会」は、理事長の西村康稔が特別顧問の森喜朗/鳩山由紀夫と組み、このトリオで運営されている。森喜朗の後継者は、安倍晋三だけでなく、西村康稔もいる。なのに何故か、日本人は西村康稔の危険性に気づかない。愚かな日本人! ともかく、これから日本人がすべきことは、モイセーエフ・バレー団の訪日を完全に潰すだけでなく、「日本ロシア協会」を跡かたなく潰すことだ。西村康稔がベトナムで女を数名買ったのは、共産党独裁国家ベトナムに対する、共産主義者同士の誼からだった。

ウクライナ人に人気抜群の岡部芳彦は、ロシアKGBの対ウクライナ情報工作員

 自民党系のKGB団体「日本ロシア協会」と西村康稔の、今般のバレー団訪日“策謀”から、ある学者の正体が発覚し広く知れ渡った。この事実は極めて重要。それは、在日ウクライナ人のみならず本国のウクライナでも、親ウの日本代表として名高い岡部芳彦(神戸学院大学)のこと。彼は、ロシアKGB第一総局に直属する、超一流の対ウ潜入工作員なのだ。

 岡部芳彦は、『日本ウクライナ交流史 1915~37年』『日本ウクライナ交流史 1937~53年』を出版。この業績で、日本人にウクライナ研究者がほとんどいないことと相まって、岡部は、日本のウクライナ専門家ナンバー・ワンに目された。が、岡部芳彦の本当の仕事は、日本の若い学生をモスクワに送り込んで“次代の鈴木宗男クローン”づくりをすること。また、北方四島奪還妨害も岡部の本業。

 つまり、彼のウクライナとの親密な関係は、全て、KGBロスケとしての彼自身の赤い身体を隠すための煙幕。体に塗り付ける白ペンキ。KGBロスケはしばしば反ロを偽装するが、岡部もこの一人(備考)。例えば、お粗末KGBロスケ中村逸郎は、幼稚なタイトル『ロシアを決して信じるな』の駄本を出し、“僕はKGBではありません。反露です”の六流演技に躍起。だが、テレビ発言でバーレバレ。

(備考) 反ロを偽装せず、KGBロスケ丸出しの物書きには、和田春樹、佐藤優、下斗米伸夫、岩下明裕なども多いから、反ロ偽装のKGBロスケ日本人は、KGBロスケ日本人の半分以下かも知れない。

 間抜け中村逸郎と比較すると、ゼレンスキーやウクライナ正教などウクライナの反ロ勢力と昵懇で、またその信頼も勝ち得ている岡部芳彦の反ロ偽装は、偽装技術として最高レベル。顔だちも立ち居振る舞いも、見事な俳優そのもの。感服する他ない。特に、テレビに出てくる岡部芳彦の話し方は、私には違和感しか伝ってこない。学者の雰囲気が全くなく、どこか劇団の座長的俳優さんを感じてならないからだ。ともあれ、KGB工作員・岡部芳彦の活動のほんの一端を、以下、紹介。

1、ネットに岡部が歌って踊っている写真が掲載されているように、岡部芳彦は北方四島での『第四回アニメ・オタク文化青年サミットin色丹島』(2019年)の事実上の主催者で、北方四島日本奪還妨害にあらゆる悪智慧を巡らせては果敢に行動するKGBロスケの名優である。

2、岡部芳彦は、KGB第一総局が厳しく審査し、スーパー親ロ以外は万が一にも役員になれない「日本ロシア協会」の常務理事。岡部芳彦と接触しているウクライナ人の情報は全てモスクワのKGB第一総局にファイルされる。現在、在日ウクライナ人は、コルスンスキー大使をはじめ、岡部芳彦と頻繁に接触しているが、会話した内容は一網打尽にロシア大使館に通報されている。

3、今般のモイセーエフ・バレー団の訪日も、その交渉や手続きは、岡部芳彦が行ったようだ。

ロシア入国禁止の日本人の半分以上は、「KGB工作員」正体を隠しの“嘘っこ禁止”

 ロシアは、KGBロスケ日本人の、そのKGBロスケの正体がバレないよう隠蔽するのを主目的に、5月4日に、ロシア外務省は63人の日本人の入国禁止を発表した。が、この中、反ロは高市早苗と岸信夫・防衛大臣のたった二人。この事実だけでも、この六十三名については、その理由を専門家が分析する必要はあるのに、日本にはロシア専門が私を除き一人もいないので、この重要作業が未だなされていない。

 この六十三名の中、表1の四名については、赤い身体に白ペンキを塗ってあげる「対ロ入国禁止」が、余りに赤裸々だから、私は思わず笑ってしまった。この四名の中に、岡部芳彦がいる。

表1;ロシアへの入国禁止の札付きの物書きKGBロスケ

 岡部芳彦は、この5月4日以降のマスコミからの質問に、「ショックです」と思わず本音を吐いている。彼はKGBとしてロシアのためにあらゆる奉仕をしてきたのに、擬装用の親ウクライナ活動の方を本当の自分だとロシアは誤解したのかと一瞬戸惑ったのか。今では、ロシア大使館の方から、「君の偽装を強化するための嘘っこ入国禁止です」と連絡を受けていよう。

【雑談】 正しい高市早苗、暗愚きわめる岸田文雄

 この六十三名入国禁止リストをロシアが発表した5月4日、正しい対応を即時になしえたのは、高市早苗ただ一人だけだった。twitterに「上等やないかいっ。招かれても行かんわい! 何故か関西弁になるんやが。」とtweetしたからだ。

 一方、世界の笑いものとなった日本の恥晒し男が、暗愚な岸田文雄。イタリア訪問中だった岸田は、「軍事的手段(ウクライナ侵略)に訴え今般の事態(対ロ経済制裁)を招いたのは、ロシア側であり、日ロ関係をこのような状況に追いやった責任は全面的にロシアにあるにもかかわらず、ロシアがこのような日本人入国禁止を行なったことは断じて受け入れることはできない」と世界に向かって絶叫した。岸田は、薬「馬鹿は死んでも治らない」を飲むべきだ。

 この謂いだと、“岸田総理は、本心は侵略国ロシアを訪問したい、プーチンに会いたい”の意味になる。が、日本の総理なら逆。「ロシアなんかには絶対に行かない。プーチンの顔など見たくもない」と、世界に向かって公言するか/無視するかが、日本国の総理だからだ。岸田の頭は逆立ちしている。

ロシアにすべき対策を一切やらず、日本はロシアにシグナル“侵略歓迎”を送る始末

 日本の新聞テレビは劣勢著しいウクライナの戦況について、ウクライナへの支援ムードが日本国内に醸成されるのを未然に阻止すべく、一切報道しなくなっただけではない。日本がロシアのthe next標的となっている、当たり前の日本の危機情況については、さらに報道検閲を強めて、一秒たりとも一字たりとも報道することはない。

 ロシアKGBの命令通りの、日本の新聞テレビの恐ろしい報道検閲の実態は、その一部をリストした表2を見るだけでも戦慄する。日本は今も、ロシアから自国の主権・独立・自由を回復しようとせずに、“ロシア属国”を続けている。ウクライナがロシアの侵略で呻吟している悲劇的惨状から、日本人は何一つ学ぼうとはしない。

表2;日本の新聞テレビの検閲で報道不可の、日本が実行すべき重要政策

 本稿では、表2のうち第八番目について、簡略、説明しておきたい。

完全にロシア植民地になった根室市/稚内市。これは北海道全土もそうなる前兆!

 根室市をぶらつくと、まるでロシアの植民地に迷い込んだ感がして背筋がぞっとする。市街の至る所にロシア語が横溢しているし、ロシア語の道路標識がぶら下がっている光景において、どう見ても日本は主権国家ではない。

 もっと驚くのは、ロシアの漁船が不法入港しているのを、根室漁協も根室市も黙認している異常さである。つまり、花咲港には不審ロシア船が常時、一隻以上は停泊しているようだ、海上保安庁も取り締まっていない。しかも、これらロシア船員・漁民のためのバーまで数軒ある。今は、コロナ騒動で全て閉まっているか廃業している、が。しかも、これら不法入港のロシア漁船相手に漁具などを売っている、看板がロシア語の店がある。近づくと「株 ヤマレン」さんの店舗。

 根室市に溢れるロシア語表記の看板の中でも、私が最も腰を抜かしたのは、花咲港に根室市が数本も立てた、“根室はロシアの侵略を歓迎します”の四枚重ねの看板。

 上段は、「ようこそ、根室へ」とのロシア語があるから、これは、日本国の領土「北方四島」へのロシア人不法入国者を北海道は歓迎するという意味。仮に書くとすれば、「ロスケよ、北方四島から出て行け!」だけのはず。これ以外のロシア語などありうべくもない。また、「ようこそ、根室へ」ではなく、「ロスケよ、二度と根室に来るな!」だろう。根室市は完全に狂っている。これは刑法外患罪の適用レベル。

 なぜなら、「ようこそ、根室へ」は、“北方四島はロシア領土である。このロシア領土からのロシア国民の根室訪問を歓迎する”という意味。もう一度言う。「ようこそ、根室へ」とは、“北方四島はロシア領土であり、ロシアは不法占拠などしていない”との、根室市の宣言だからだ。

 日本政府、即ち、日本列島の“領土の一体性”を所管する外務省は、この根室市の看板をもって、北海道警に、根室市を刑法外患罪で告発すべきである。刑法外患罪は死文ではない。生きている法律である。また、外務省は地方公共団体を所管する総務省とうち合わせ、この看板を設置した根室市長と関係した職員に対する厳重な行政罰を実行すべきである。

 第二段目の看板は、日本語で、次の二行が書かれている。このロシア語翻訳が三段目。この英語表記が四段目。ということは、第二段の日本語表記だけ分析すれば済む。 

A「友好の確かな証し。四島返還」。

B「北方領土は日本固有の領土です」。

 Bの二行目は問題ない。が、Aの一行目はとんでもない記述。日本国としては断固として許すわけにはいかない。①特に“友好”の二文字は、法的正義に悖る無法語。法治国家・日本として許されざる暴力団的な語彙で、使用してはならない。また、②ロシア人・ロシア語「友好」は、日本語“友好”とは、意味が天と地ほどに異なる。

(1)まず、日本語“友好”ですら四島奪還で用いることは、許されざる重大な不適正であることを説明しよう。

 ロシアは、日本固有の領土を侵略で奪ったのだから、それを日本に返還するのは、法的正義において犯罪者がなさなければならない法的是正措置である。つまり、「友好」のために返還するのでない。あくまでも犯罪者がその罪の償いの一環で直ちに行うべきが返還。このことは、強盗が盗んだ物を被害者である元の持ち主に返還した場合、これを「被害者に対し強盗が友好のために返還した」とでもいうのか。そんなことは筋違いも甚だしく、何人もこういう狂った発想を排除する。

 ロシアが日本に侵略して奪った「北方四島、南樺太、得撫島以北の千島列島」をロシアが返還しても、それはロシアの法的正義の当然の履行にすぎない。“法的に正しい所有権者の下にその所有物が戻る”事態の体現は、友好などとは異次元である。ロシアが日本に対して“友好”とは、例えば、「対日友好の証として、オホーツク海の海産物すべては日本に帰属するとしたい」と、ロシアが申し入れした場合を指す。盗んだ物を返還するのは、友好とは全く別次元の話。

(2)ロシアが対外関係で用いる「友好」は、日本語の“友好”は全く異質。むしろ180度逆の意味。なぜなら、国際関係におけるロシア語「友好」は、「お前は、ロシアの奴隷になれ!」「私は、ロシアの奴隷になります!」を意味する語彙だからだ。つまり、「ロシアが支配し、他国がロシアに従属する関係の常態をロシアは友好関係」だと定義するし、それ以外の発想はできない。だから、ロシア語に多少の教養がある日本人なら、「日本政府や日本人は、ロシアに対し、決して“友好”の二文字は使わないように」とアドヴァイスする。

 事例を挙げる。1979年12月27日、ソ連軍はアフガニスタンに全面侵攻した。その根拠は、一年前の1978年12月5日に締結した「ソ連アフガン友好協力善隣条約」の第四条だった。その条文は「両国の安全/独立/領域統合の保全のための必要な措置・・・」。ロシア語は基本的に転倒語なので、アフガニスタンの「領域統合の保全」とは、ロシアの思惟では「アフガニスタンには領域統合の保全は存在しない」と解釈される。

 このように、転倒語のロシア語において、「対ロ友好」は“ロシアの日本侵略「大歓迎」”という意味でしかない。つまり、根室市は、ロシア語を知ってか知らぬか、一見すると荒唐無稽な言葉「友好の証し」をぶち上げ、実際には“根室市はロシア軍の侵略を熱烈大歓迎する”とのメッセージを潜ませて、ロシアに向かって宣言したのである。

稚内市の露語表記は、誰か全市を隈なく踏破し写真を撮りまくり、私に送って下さい

                                         (2022年5月27日記)

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