岸田文雄よ、ロシアに「樺太&千島列島も、日本固有の領土だ!」と公式に通告せよ。序に、北方四島に陸自を無血進駐させよ──ノーボスチ通信「北海道は日本領土でない。(ロシア国民の)アイヌ領だ」を黙過しては、近づくロシア“北海道侵略”を排除できない!

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 ロシアの対日プロパガンダは、どんな些細なことも無視・放置してはいけない。その都度その都度、反論しておかねばならない。「日本が主権国家である」以上に、対露プロパガンダ戦で休まないことが、日本国が領土・国土を護り、本国民の平和を守る唯一の方策だからだ。対露プロパガンダ戦は、一瞬たりとも疎かにしてはならない国家最優先事項である。

 去る2023年9月11日、プーチンが、ウラジ・ヴォストーク(=日本征服)で開催している、世界の誰も参加しない“非・国際会議”「東方経済フォーラム」に合わせ、このプーチン発言を代弁して、国営ノーボスチ通信社が、次のように「北海道はロシア領だ」と大宣伝した。ウクライナに全面侵略する前年の2021年、プーチンは、突然、「ウクライナはネオナチだ。アゾフ連隊(元は反ロの民兵。その後ウクライナ内務省に所属する国家警備隊の一つに編成)がその証拠だ」と世界に発信した。が、ナチ・ヒトラーと瓜二つのプーチンがなす嘘宣伝(偽情報戦)は、この2021年から二年が経った今、その鉾先を日本に向けた。プーチンやロシア民族の北海道侵攻の野望と情熱は半端ではない。

 プーチンの対ウクライナ侵略は、1932~3年のスターリンの対ウクライナ「ホロドモール」の九十年ぶりの再現だった。同じく、プーチンの代言ノーボスチ通信があらわにした“ロシアが牙を剥く北海道侵略”の意図は、スターリンが米国トルーマン大統領に「北海道の北半を寄越せ」と迫った1945年8月16日の北海道侵略の七十八年ぶりの再現。ノーボスチ通信社は、こう日本国を恫喝した。

A「北海道は日本の領土ではない。(国号「日本」以前の)大和の国の領土でもない。アイヌが先住した土地であり、それを日本人が戦争で奪い、日本の植民地にした」(JCASTニュース、9月12日)

 ロシアはまた、《周辺民族の歴史はロシアが決定する権利を有する》との、「俺様ロシアは、他民族に嘘歴史を下賜する“神に孕まれた民族”だ」との狂気を病む“気狂い度、世界一の侵略民族”として、日本にも、荒唐無稽な“嘘八百”歴史(捏造歴史)を強制する。ノーボスチ通信は、B「アイヌは軍事に非常に長けていた。勇気があって、武士道を含め日本の軍事儀礼の多くはアイヌから学んだ。切腹の儀式は、日本人がアイヌから借用した」とも述べている。

 後者Bのロシア流“捏造歴史”に最初は目を真ん丸にして驚き、次には爆笑し、「こんな戯言、ほっとけ」が、外務省を含めて日本の関係者の一致した対応になった。確かに、後者Bは、“半分は、ロシア人特有の嘘歴史捏造《民族文化》のなせる嘘八百”。が、半分は、後者Bで日本人を爆笑させて、日本人に前者Aの重要嘘プロパガンダを等閑視させる罠。

第一節「白老ウポポイ」を爆破し、アイヌ国外追放を急がねば、ロシアは日本国を襲う

 ロシアは「アイヌはシベリア産の少数民族だ」と正しく理解している。この点では、ロシアの方が、“嘘歴史狂のスーパー気狂い”日本人よりはるかに正常だ。アイヌの故郷がアムール川なのは、そのアットゥシや毒矢がアムール川に住むツングース族から学んだことから明々白々。アイヌの“風呂ギライ/塩嫌い/裸足の文化”からも、アイヌがアムール川の少数民族だったのが窺われる。なお、古アジア族に属しツングース系ではないアイヌの更なる祖先は、(アムール川に定住する以前、おそらく紀元前4000年より前では)エニセイ川のケット人だろう。

 が、祖国叛逆が国是の亡国一路の日本は、北朝鮮人で“反日極左”鈴木宗男&菅義偉らの大嘘に唱和して「アイヌは北海道の先住民族だ」を国会決議した(2008年)。さらに、北方四島のみならず、北海道までプーチンに献上したい“史上空前の売国奴&赤い悪魔”安倍晋三は、この嘘歴史「アイヌは北海道の先住民族」だと第一条で定めるトンデモ法律を立法した(2019年4月)

 歴史を“大改竄”したスーパー大嘘のトンデモ法律「アイヌ誇り尊重施策推進法」に正当化され、共産党員・菅義偉は官房長官の地位を利用して、アホとアホが乱舞する阿波踊りですらびっくりの、「アイヌ“嘘歴史”博物館」“白老ウポポイ”の建設を遮二無二に進めた。これによってロシアは北海道侵略の錦旗を獲た。愛国者の目には、「白老ウポポイ」にロシアの国旗一万本がはためいているのが、映る。

 さて、日本。先述のプーチン代言「ノーボスチ通信」の“北海道を寄越せ!”にどう対応すべきか。相手の国営通信社に対する難詰や非難なら、総理や外務大臣では格が相違する問題があり、不適切。外務副大臣の談話発表などが対抗策として妥当だろう。が、これも、余りお勧めできない。

 外務副大臣の談話では、「北海道は日本の領土なのは議論以前。ロシアが不法占拠中の北方四島も日本の固有の領土」等の在り来りの反論となる可能性が高く、外交としては(しないよりした方がましだが)稚拙すぎよう。少なくとも、世界のマスメディアが伝えるものでなくてはならないから、そのためには、岸田文雄に登壇させる必要がある。

岸田!「日ロ間では千島諸島と南樺太は日本国の領土!ロシアは無法占領中」を世界に発信せよ

 岸田文雄が世界に発信するとなれば、サンフランシスコ講和条約に言及せねばならない。これは直ぐロシアに手痛いダメージを与える。なぜなら、ロシアは、1951年、サンフランシスコ講和会議から退場し、調印していない。ために日露二国間に限るが、南樺太も千島列島は、未だ“日本国の領土”であるからだ。このことを岸田よ、高らかに世界に宣言せよ。その具体的な発言要旨が次。

イ;「ロシアに対し、日本領土である南樺太と(得撫島以北の)千島列島の即時返還を要求する。この返還後に南樺太/千島列島の放棄を約定したサ講和条約締結四十五ヶ国に対しては、個別に第二条C項について『南樺太/千島列島は日本領土とする』の条約改訂を行う。

ロ;1956年に日ロ間で調印した「日ソ共同宣言」は、これを破棄する。

 この世界に向けた岸田文雄の対ロ“南樺太&千島列島《奪還》”宣言に続き、日本は、ロシアの北海道侵略を排撃する対策を講じなくてはならない。戦後の主権回復1952年から七十一年間、国防を全て自衛隊任せ、あるいは日米同盟の米国任せで何一つ考えてこなかった“低級かつ無知蒙昧”一億日本人は、国防を軍事力だけだと思い込んでいる。小学校低学年以下の発想しか、日本人はできなくなってしまった。

 国防は、正しくは「一に内政、二に外交、三に諜報と防諜、四に軍事力」の四本柱で完遂する。以下に述べるのは、北海道防衛のための国防の内政事項。つまり、岸田文雄は、上記イ&ロの対外的宣言の発出と同時に、次の北海道防衛“内政五大政策”を鋭意急ぎ進めなくてはならない。

a、白老ウポポイの全施設をダイナマイトで跡かたなく爆破破壊しておくこと。

b、法律「アイヌの誇り尊重施策推進法」(2019年4月)を廃止すること。

c、真赤な嘘歴史「アイヌ先住民族」を国会議決させた張本人・菅義偉&鈴木宗男につき、ガーシーと同じく、議員資格を剥奪すること。さらに刑法外患罪で両名を逮捕起訴し死刑を求刑すること。

d、「北海道アイヌ協会」所属のアイヌ全員、その日本国籍を剥奪し不法滞在者にし、故郷のシベリアに国外追放すること。

e、“共産党員の牙城”北海道大学スラブ研究センターを廃止し、所属教員全員を嘘歴史の《流言飛語》犯罪において国家公務員法違反で免職処分すること。その上で、彼らを、ロシアKGBと通謀したアイヌ嘘歴史捏造での刑法外患罪で逮捕し死刑求刑で起訴すること。

“アイヌ利権トリオ”菅義偉/鈴木宗男/鈴木直道を死刑にせず、北海道防衛は可能なのか

 さて、法律「アイヌの誇り尊重施策推進法」や「白老ウポポイ」の話をすると、この問題にかなり精通している日本人は、アイヌ利権屋三羽烏として菅義偉/鈴木宗男/鈴木直道を想起する。実に正しい連想。拍手されてよいほどだ。この三名は、共通して皆、北朝鮮人。が、日本共産党員か否かについては、多少違いがある。菅と鈴木直道は法政大学在学中に入党した党員。一方、鈴木宗男は日本共産党とは一切関係がない。代わりに、KGBロスケとして大暗躍している。

 ロシアKGBとは関係がない菅義偉のアイヌとの接点は、全て利権。アイヌ関連の団体や北海道アイヌ協会その他からのキックバックで、年間数億円が菅義偉の懐にころがりこんでいるようだ。

 なお、余談。このアイヌ利権三羽烏「菅義偉/鈴木宗男/鈴木直道」と、法政大卒“脱原発屋”三羽烏とを混同される方がたまにいる。後者は表1。ご注意。

表1;日本憎悪の法政大卒“北朝鮮人”三羽烏

菅義偉

共産党員。北朝鮮人三世

脱原発で、日本経済の全面破壊。アイヌを先住民族と歴史を捏造し、ロシアの“北海道侵略”を熱烈協力。

秋本直利

北朝鮮人四世

脱原発で日本経済の全面破壊。馬好きで尻尾が出てしまった。

鈴木直道

共産党員。北朝鮮人四世

中共の北海道爆買いを促進。中ロへ北海道献上。共産党の「脱原発」推進。武漢ウィルス“学校閉鎖”を共産党”命令“で実行。

第二節 安倍晋三こそは、ロシア北海道侵略を手引きした“最凶悪な対ロ売国奴”

 今般のノーボスチ通信の戯言「北海道はロシア領」に関する日本人の反応は、相当に問題。顕著に危険な香りが漂っている。紙背に突き刺す眼差しでノーボスチ言説の行間を穿って読んでいない、軽率な読みをして一笑に付すアホバカ劣等生流の読みは、祖国・日本に甚大な害を及ぼす。

 具体的に言えば、このノーボスチ通信「表2の8番」の真意を理解するには、それ以前の「表2の1~7番」に精通していなくてはならない。表2の1~7について、ネットで検索し研究する態度すらない欠陥・劣等生は、このノーボスチ通信を論評する資格はない。

表2;「ロシア北海道侵略を手引きした安倍晋三」は、明白で最重要事実

1、2018年11月

安倍晋三は、シンガポールでプーチンに、「国後・択捉島をロシアに献上する」と述べた。

2、2018年12月18日

プーチンは、「アイヌはロシア国民。北海道はアイヌが先住民族。よって、北海道はロシア領」と明言。プーチンは北海道侵攻の決意を表明。

3、2019年1月11日付

アイヌの石井ポンペ(日本共産党員)が、北海道の現在の支配者はプーチンだからと、プーチンに北海道行政に関することを願い出る書簡を送った。日本共産党が直接運営する「モシㇼコルカムイの会」の名で。

4、2019年4月

安倍晋三は、“アイヌは日本国民を無限に殺戮してよい”と定めた「アイヌ誇り尊重施策推進法」を立法。ロシアの眼には、この法律は「北海道はロシア領」としか読めない。ロシア・アイヌ連合軍に、北海道五百万日本人が惨殺される日は近づいている。アイヌが“先住民族”縄文人十万人を一人残らず毒矢で殺した、“世界一に残虐な殺人鬼テロリスト”である、正しい歴史事実を忘れた日本人の末期は酸鼻を極めるだろう。

5、2019年9月5日

安倍晋三はロシア軍港「日本征服」で、プーチン2018・12・18発言を承認。安倍晋三は、「北海道のロシア割譲」をプーチンの目の前で誓約。日本史上に残る、空前最悪の日本の屈辱外交が、この安倍演説。

6,2019年9月11日~翌年

安倍晋三は、プーチンから命令された“イージス・アショアつぶし”のため、河野太郎を防衛大臣に任命(9月11日)

7、2022年4月1日

“プーチンの親友”ミロノフ下院議員(元下院議長);「北海道はロシア領」と発言。

8、2023年9月11日

ノーボスチ通信が、プーチンを代言し「北海道はロシア領」を流した。

 表2について、一部だけだが、以下補足。まず、5。安倍晋三は、ゲイなのか、プーチンの顔をチラチラ見ながら、次を演説。日本人の99.9%は、この演説に「安倍! 退陣しろ!」と卒倒・絶叫しなかった。日本人は、骨の髄までロシアの属国に成り下がっている。大東亜戦争は、日本人を“スターリンの犬”に改造する人格改造革命だったが、八年間の大東亜戦争は、次の安倍演説を見れば、完璧な成果を上げたことになる。“スーパー気狂いロスケ”安倍晋三の演説を、以下、一部紹介。

「ウラジミール(プーチンの名前)。君と僕は、同じ未来(北海道がロシア領となり北海道民五百万人が皆殺しされている光景)を見ている。行きましょう、プーチン大統領。ロシアの若人のために。日本の未来を担う人々のために」

(日本列島全てがロシア領となる)ゴールまで、ウラジミール、二人の力で、駆けて駆けて駆け抜けましょう。歴史(=日本国と日本人が地球から消滅する)に対する責任を、二人で果たしてまいりましょう」

「日ロ平和条約を結び、(日本人がロシアの奴隷となる)両国民が持つ無限の可能性を、一気に解き放ちましょう。その次の瞬間、日本とロシアの連結は(日本人を奴隷にしたことでロシアが飛躍的に大侵略国家に成長するから)地球を変える/世界を大きく変え始めるでしょう」。

 次、表2の1と2の関係。安倍晋三がシンガポールでプーチンに約束したのは、国後・択捉島の対ロ献上である。が、プーチンは、この安倍の言葉が「北海道をロシアに差し上げる」に聴こえた。

 これは幻聴ではない。プーチンには精神分裂病は一欠けらもない。ロシアの民族の普通の思考回路において、プーチンには実際にそう聴こえただけだ。

 このロシア民族特有の思考回路について、2022年6月22日記(upは6月25日)の拙稿で、一節「餓死に瀕するロシア人に食物を与えて助ければ、必ず襲われ殺される」を設けて論及済み。ここでは説明を割愛するので、この一節を、本ブログ読者は必ず熟読・精読すること。

(2023年9月19日記)

 

附記;身代わり犯人を立てるロシア流外国人暗殺──隠蔽された安倍晋三“暗殺”

表3;ロシアが殺した日本関連の政治家三名

 

身代わり犯人

真犯人

ロシアの殺害目的

安倍晋三 

2022年7月8日

山上徹也 実弾を撃てない“散弾銃もどき”(爆発音発生器)を製造。山上は、実弾を製造せず。安倍の体のどこにも、散弾銃の痕跡なし。

GRUスペッツナズのスナイパー五名。KGB北村滋が、犯人を山上に押し付ける隠蔽工作を指導・指揮。

安倍は(学術的には間違い)「核共有」と叫んだ。それは米国・核戦力の北海道配備のことだから、プーチンの逆鱗に触れた? 他の理由?

伊藤博文

1909年10月26日

安重根(反ロ親日) 拳銃六発を撃ったが、射角が低く、一発も中っていない。伊藤の上半身に残る銃創三つの方向は「右上から左下」。

ロシア派遣の狙撃兵二名。駅舎二階から、仏製カービン銃。伊藤の政敵“ロスケ”山縣有朋が真相解明を妨害。

日韓《連邦》帝国」構想の伊藤は韓国併合に反対。ロシアは韓国併合させ、日本の経済力を韓国に浪費させ北満洲に侵攻させない策。

張作霖

1928年6月4日

GRU河本大作 爆殺時、近くの旅館で麻雀中。身代わり犯人になるのを事前了解。橋の下で爆発させる事も事前了解。

NKGBとGRUのロシア人。七両編成の四両目の天井に爆弾を設置・爆発。wikiはロシアKGB作“嘘歴史”。

張作霖は反共反ソで、北満洲ロシア人を全員追放する直前だった。1931年の満洲事変は張作霖構想の実行。満洲帝国は日本独自。

 以下、伊藤博文の「日韓《連邦》帝国」構想につき若干の補足。伊藤は、ハンガリー国民が独自の王を奉戴し、同時にハンガリー王国は墺帝国の一部を構成する、オーストリー・ハンガリー帝国(1867~1918年)を真似ている。が、伊藤の動機の原点は、明治天皇の御諚「皇太子・李垠を国王に即位させよ」を、何でもかんでもロシア命令一辺倒の山縣有朋の「韓国併合」策に抗して、いかにして守り宸襟を顕現させるか、であったろう。仮にも韓国併合となれば、政治制度的に“李垠の韓国国王”は不可能。当然、明治天皇の思し召しを無視する大不敬事態に至る。

 伊藤博文は、李垠「副王」で「議員六十名の国会」を持つ、日本帝国内に韓国を置く「二重国家」を摸索した。朝鮮人にとっては、李垠「副王」とその上に大日本帝国皇帝「天皇」という、二重に王を奉戴することになるが、王制主義者・伊藤はコリアンが自前の王様を奉戴し自治権を有する方がいいと考えた。さすがである。が、これが、韓国併合を進めるロシアの逆鱗に触れ、殺害される羽目になった。ロシアは、韓国併合を阻止したい“親日反ロの逸材”安重根を、テロ実行犯に洗脳して実行させた。「伊藤を殺せば、韓国併合は消える」と、安重根を騙したのである。

 が、伊藤博文を確実に殺害して、日本に韓国併合させたいロシアは、安重根がテロに失敗する事も想定し、スナイパー二名を駅舎二階に配置し射撃させた。なお、山縣有朋は、“ロシアの犬”=対ロ売国奴だっただけでなく、王制嫌いの強度な天皇制廃止論者。長州藩産まれの河上肇は、山縣有朋の直系と言える。

 明治維新で開始された日本の天皇制廃止の運動は、土佐藩の「中江兆民→幸徳秋水」の流れと、長州藩の山縣有朋の流れの二つがある。大正時代にこの二つが合流し、日本中を席捲した。対ロ売国奴も、「山縣有朋→後藤新平→近衛文麿→鳩山一郎→安倍晋三」と繫がっている。日露戦争勝利直後から日本で大繁殖した対ロ売国奴の伝染病は、“極左反日の策源地”長州藩が原産地である。

新聞TV八月「戦争反対」キャンペーンは、日本人“無遊病者”改造──正常な人格は、“侵略国”ロシアと“正義の騎士”ウクライナを絶対差別する

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

(本稿は旧稿を全面訂正した。95%が入れ替わったので、新記事として掲載する)

 「戦争」は差別されなければならない。「核兵器」を含め、全ての「兵器」は差別されなければならない。例えば、クラスター弾は差別されなければならない。侵略されているウクライナのクラスター弾は正義だが、侵略するロシアのクラスター弾は不正義、とする差別である。

 「レイプされている女性のピストルは正義。この女性をレイプ殺人する暴漢のピストルは不正義」とするピストル差別こそ、真理で道徳と法秩序に適う。2022年2月に始まる露烏戦争は、差別の真善美を世界に喚起した。自由と独立を希求するウクライナ国民の自己犠牲する“国防の敢闘精神”は、人類に高貴なる道徳復興運動を喚起し、正義“復活”に奮い立たせた。ウクライナの防衛戦争は、真善美の崇高に輝いている。

 が、世界で唯一に日本だけ、このような「差別」規範で「戦争」や「兵器」を判断しない者がいる。また、日本には、この種が余りに多い。このような日本人は、実は人間ではないのだ。このような日本人の“差別排除の言説”は、差別を旗幟鮮明にしない限り真善美は護りえないのだから、真善美が生き生きとする正しき社会を否定する、暗黒社会を指向する“悪魔の甘言”キャンペーンとなる。また、差別において初めて顕現できる“倫理道徳”“法的正義”を否定しているから、このような日本人は、無道徳と無法の“野獣の社会”を指向する刑法犯罪者の群れとなる。

 差別を排除すれば、差別の土壌に呼吸し生まれ育つ道徳や正義は逼塞し死滅に至る。殺人鬼とその被害者との間に差別をしなければ、“残忍な大量殺人”が助長され、社会は弱肉強食の野蛮・野獣の巷となり、文明社会そのものが死に絶えるが、これと同じ。すなわち、“差別排除の言説”は、道徳のない/正義のない暗黒の悪魔社会を目指す、野獣/刑法犯罪者/狂人/殺人鬼が発想する、無法きわめる“血塗られた野蛮主義(ヴァンダリズム)”の狂論である。

 道徳とは、美徳を讃えて悖徳を侮蔑する慣習(“法”)。自由擁護を目的に“社会の法秩序”を護持する正義とは、不正義の断罪・可罰を通じて輝き、その存在理由が初めて生じる慣習(“法”)的行動。すなわち、美徳と悖徳の差別や正義と不正義の差別があって、美徳と正義は息づくことができる。

 話を露烏戦争に戻す。この基本を弁えれば、2022年からの露烏戦争に対し、「ロシアの戦争(侵略)、反対!」「ウクライナの戦争(防衛)、熱烈支持!」という、健全で正しき差別の声を挙げていない日本人とは、通常の人間ではなく、狂人や殺人鬼と同類である。「ロシアよ、ウクライナから出て行け!」「ロシアよ、ウクライナに二百兆円を賠償せよ」のみが、美徳と正義の声だ!

 具体的に言えば、侵略ロシアと防衛ウクライナを差別せず、両者平等に「戦争反対(No War)!停戦を」と叫んでいる共産党員・朝日新聞社・北朝鮮人らは、ジャーナリスト・学者を問わず、まさしくこの種の狂人。この種の殺人鬼。正常な人間とは真逆の、血に飢えた非・人間の典型といえる。

 このような、ゴロツキ以下の“本性”刑法犯罪者の群れは、「ウクライナ人をもっと殺そう」「ウクライナ人よ、もっと死ね」を心底に秘めている。現に、非人の“狂人”橋下徹は、「ウクライナ人をもっと殺そう」「ウクライナ人よ、もっと死ね」とTVで喚いた。革マル系・橋下徹の凶暴残酷さは空前絶後。

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紙上テロルされた神武天皇を復権せず、“大和朝廷の日本国”を抹殺する“マジック虚構”「邪馬台国」論も粉砕しない“アパシー国”日本は、ローマ帝国“滅亡”再現にすぎ、必ず滅亡する──中川『神武天皇実在論』を座右の書とすべき理由(ⅩⅤ)

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 ローマ帝国の滅亡の主因は、ゲルマンなど北方蛮族が軍事侵略したからではない。①過剰な超福祉による精神の堕落と腐敗、②祖先ローマ人の血をいささかも尊重しない多民族共生(多民族社会)主義、③祖先との切断と国家否定を教義とする伝統・慣習破壊の新宗教(当時のキリスト教)の蔓延による祖先消滅および国家意識の雲散霧消、の三つが西ローマ帝国“滅亡”の主因。外敵の侵略と掠奪は、①②③に比すれば、西ローマ帝国を“滅亡”に誘う間接的要因にはなったが、それ以上ではない。

第一節“祖先の宗教”を永遠に護持せんとする民族の義務感を喪失した日本人 

 ローマ帝国滅亡の諸要因は、現在の日本国には、酷似以上に、ぴったし当て嵌まる。つまり、紀元476年の西ローマ帝国の滅亡を再現するかのように、日本国は滅亡するが、それはもう間近に迫っている。なお、前者の「滅亡の諸要因」は、個別独立ではなく、相互に複合している。

 が、そのうちの一つ、「祖先の宗教を継承すべき子孫たるローマ市民が、この祖先の宗教を徹底的に破壊し尽くし、自らを《祖先と切断する》という愚行に狂乱した」愚行こそは、西ローマ帝国の滅亡の最悪・最凶の要因と言えるだろう。

「初期キリスト教」はローマ帝国の滅亡の一要因。なら、同種のマルクス主義が支配の日本も滅亡!

 そして、この「祖先の宗教」を徹底的に破壊尽くす、国家の存続する生命源を枯渇させた、ローマ帝国の“暴走の狂気”は二つあった。第一。現在の日本共産党のマルクス・レーニン主義に酷似する、当時の初期キリスト教。第二。血統正しきローマ人の激減に伴う、異民族との混血による雑種化ならびに大量の異民族への無規範な市民権(国籍)の附与。

 初期キリスト教について日本人は、殆ど無知。そもそも関心が無い。また、日本人は極度に無教養だから、マルクスの『共産党宣言』が、この初期キリスト教を大幅に取り入れた事実すら知らない。

 「共産社会」とは、カルト宗教の共産主義者が妄想・狂信する“国家否定”“親子切断(家族解体)”“道徳破壊(無・道徳、悖徳)”“法慣習の否定”を基軸とする、ユートピアが反転したディストピア。共産社会のこれら基本柱のうち、“国家否定”“民族否定”“慣習否定”“親子切断(家族解体)”は、ローマ帝国を蝕んだ“過激カルト宗教”「初期キリスト教」の理念(=現在の正常な感覚では狂気)だった。

 キリスト教徒・テオドシウス帝(379~95年)の皇帝権力を通じて、ローマ帝国内における新宗教“信仰”強制力を手にした「初期キリスト教」は、数百年間も信仰されてきたローマ市民の伝統宗教を含み、既存の他の宗教すべてに対して「偶像崇拝!」と罵り、物理的・精神的にそれらを破壊し尽くすことに爆走した。これについては、ギボン『図説 ローマ帝国衰亡史』(東京書籍)の第24章「異教の最終的撲滅(357~92年)」を一読すれば、読者諸兄の頭はきっと整理されるだろう。

 そこにある一文を紹介しておく。「ガリアではトゥール司教が、修道僧の先頭に立って、広大な教区内の(他宗派の)偶像(=日本の仏像や石像に相当)や神殿(=日本の広壮な神社・仏閣に相当)、神聖な木々(=日本の「神木」に相当)の破壊に邁進した‥‥。ローマ帝国内の諸神殿は打ち捨てられるか、破壊された」(386頁)

“紙上テロルされた神武天皇を復権せず、“大和朝廷の日本国”を抹殺する“マジック虚構”「邪馬台国」論も粉砕しない“アパシー国”日本は、ローマ帝国“滅亡”再現にすぎ、必ず滅亡する──中川『神武天皇実在論』を座右の書とすべき理由(ⅩⅤ)” の続きを読む

ブダペスト覚書は、侵略国家ロシアを錯誤したウクライナの“中チョンボ”。“大チョンボ”は、その三年前の戦術核兵器のロシア譲渡──戦術核兵器の抑止力を過小評価するな! NATOは地理の非対称性から絶大な抑止効果の中距離核兵器を再配備せよ!

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 ロシアがウ侵略を開始した2022年2月24日以降、私が、“神の見えざる手”の計らいだと、つくづく痛感する人がいる。遠くウクライナの空から日本に降り立ち、露烏戦争の本質を日本人に解説し、また日本に貴重な警告を発してくれているグレンコ・アンドリー氏こそは、“日本の幸運”でなくて何であろう。この意味で、“炯眼の士”グレンコ氏の2・24以降のtwitは、パスカル『パンセ』級の「対日」箴言集。例えば、PHPなどが、『グレンコtwit集』として出版してくれれば有難い。

 このグレンコ氏は、開戦直後2022年3月頃のtwitで、1994年12月の『ブダペスト覚書』に対する自己批判をしていた。コピーし忘れたので、『デイリー・スポーツ』2022年9月3日付から引用。

(要旨)ウクライナは、実に出鱈目な、あんなブダペスト宣言をなぜ信じたのだろうか。有事が起きた時には、国連や米国が何とかしてくれるだろうから、核兵器をロシアに渡しても問題ないとウクラナイナは考えたのだ。当時のウクライナは、国あげて、本当に平和ボケだった」。

 以下は、グレンコ氏のこの『ブダペスト覚書』クリティークに対する、核戦略家・中川八洋として「半分賛成するが、半分否定する」考察の粗書きである。

“ブダペスト覚書は、侵略国家ロシアを錯誤したウクライナの“中チョンボ”。“大チョンボ”は、その三年前の戦術核兵器のロシア譲渡──戦術核兵器の抑止力を過小評価するな! NATOは地理の非対称性から絶大な抑止効果の中距離核兵器を再配備せよ!” の続きを読む

ウクライナよ、「へルソン州南半の奪還/ケルチ大橋破壊→クリミア半島奪還」に集中せよ──プーチンは万が一にも戦術核の報復はしない。ロシアは、旧フィン旧ポ領土やカリを返還しても、米国との核戦争「回避」を最優先する

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 6月5日未明に開始したウクライナの反攻作戦は、すでに二ヶ月以上が経過。が、遅々として反攻は膠着状態。現在までの奪還領土面積は1%程度。ウクライナ軍は全力投球で勇敢に戦っているのに、なぜこのような事態に陥ったのか。主要な理由は、次の三つ。

A;ロシアが敷設した対戦車地雷の数は半端ではない。この地雷除去作戦には、抜本的な対策を講じる必要がある。

 私の計算だと二百万ヶ以上のロシア対戦車地雷が、ウクライナ軍の反攻予定コースにぎっしりと埋っている。現在のように、多大な時間を喰われる地雷の除去をしつつ進む戦法では、“ザポリージャ州を南下縦断して、アゾフ海沿岸(ベルジャンシク)に到達する”に、あと一年半はかかる。反攻の主軸を、ウクライナは根本的に再考すべきだろう。例えば、へルソン州の南半から回り込んでベルジャンシク/メリトポリを攻略する戦法への変更を緊急に検討すべきだ。

B;制空権を有さないウクライナは、軍事作戦のイロハに反して、ロシアが航空優勢の戦場で反攻作戦を進めている。しかも、ロシアは、スターリングラード戦(WWⅡ)や203高地(日露戦争)で見せたように、世界一の防御戦能力を発揮する。そんなロシア軍部隊を、航空優勢なしで撃破するなど至難の業。米・欧・日は、ウクライナの防空力の大増強と航空優勢構築に、抜本的な支援強化をすべきである。日本は、陸自の日本版ゲパルトを全基、ウクライナに即時供与すべきである。

 対露“航空均衡parity”の要となるF16の配備情況は暗い。欧州諸国で訓練中のF16パイロットがウに戻るのは、早くて今年10月末。米国で訓練が始まるF16パイロットがウに戻るのは来年7月。現在、ウクライナ空軍パイロットには英語堪能者が残っておらず、新規にこの8月から米国に派遣される彼らには英語研修四ヶ月が必要。NATOのF16供与決定は、丸一年間遅すぎた。

C;ウ軍の榴弾砲や多連装ロケット砲の砲弾は余りに少ない。つまり、ウ軍の砲弾不足は深刻。これでは、迅速な反攻・領土奪還など夢のまた夢。現在、ウ軍は倹約に倹約を努めて、一日平均一万発。一方、ロシアは一日平均五万発を使っている。ウ軍の砲撃練度は高いが、これを考慮しても、ロシアの六割に相当する一日三万発を撃たなければ、円滑なロシア陣地攻略はできない。日本は韓国と共同して三ヶ月分を引き受け、合計百万発を供与せよ。具体的には、日本は155㍉砲弾を五十万発供与すべく、その生産をフル稼働せよ。

“ウクライナよ、「へルソン州南半の奪還/ケルチ大橋破壊→クリミア半島奪還」に集中せよ──プーチンは万が一にも戦術核の報復はしない。ロシアは、旧フィン旧ポ領土やカリを返還しても、米国との核戦争「回避」を最優先する” の続きを読む