樺太“武力奪還”の好機は決断の日──“英雄”ウクライナの闘う“領土奪還”精神こそ日本の鑑

筑波大学名誉教授 中 川 八 洋 

「皆さん これが最後です さようなら さようなら」

 これは、稚内市内の公園に建立された、真岡郵便電信局の電話交換手九名の自決を悼んだ「九人の乙女の碑」と呼ばれる慰霊碑に刻まれている。米英豪華四ヶ国が守った8月15日午前0時停戦から五日も経った、ポツダム宣言違反の8月20日に真岡に武力上陸=侵略したロシア軍の兵士からレイプされるのを潔くせず、青酸カリで自死を選んだ若き日本女性のうちの一人が、自決直前に打った今際の際の言葉。

 が、この慰霊碑の左横に立つ「碑文」は、真赤な嘘の羅列。これほどの歴史改竄は、共産党員かKGBロスケでなければ不可能。文章の稚拙さや稚内市役所公務員の半数が共産党員であるのを考慮すれば、前者だろう。

戦いは終わった。それから五日(後の)昭和20年8月20日、ソ連軍が樺太真岡上陸を開始しようとした。その時、突如、日本軍との間で戦いが始まった。戦火と化した真岡の町、その中で交換台に向かった九人の乙女等は、死をもって己の職場を守った

 窓越しに見る砲弾の炸裂。刻々迫る身の危険。今はこれまでと‥‥青酸カリを飲み、夢多き若き尊き花の命を絶ち職に殉じた戦争は再び繰り返すまじ平和の祈りを込めて尊き九人の霊を慰む」

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国際法が守る《日本の北方領土》──北方四島“無血進駐”は陸自駐屯地の国内移動

筑波大学名誉教授 中 川 八 洋

 1954年12月上旬の吉田茂の総理退陣は、日本の安全保障環境を劇的に悪化させた。親日のGHQの誠心誠意の努力によって、(大東亜戦争中ずっと)ロシアに奪われていた日本の主権を、戦後日本は勝海舟の1861年対馬奪還と同程度に取り戻すことができた。なのに、“親ロ狂”鳩山一郎は、“日本は対ロ奴隷国であるべき”主義の、近衛文麿の暗黒時代に日本を引き戻したからだ。

 具体的には、ロシアと“ロシア狂徒”日本共産員が牛耳る朝日新聞その他の対ロ売国マスメディアが大キャンペーンして日本人を洗脳し、これらロシア“共謀者”が人為的に醸成した鳩山一郎“大ブーム”に乗っかり、鳩山一郎が、北方四島“対ロ献上”に大暴走を開始したからだ。それが組閣後最初の記者会見での鳩山一郎の意味不明な大妄想の宣言、「ソ連と国交を回復して第三次世界大戦を回避したい」である。真面な日本人の多くは、エッと、我が耳を疑い絶句した。

 実際にも、日本の対ソ国交回復がソ連の軍事力を増強させ、北ベトナムに南ベトナムを強奪させるベトナム戦争の勃発となった。また、キューバへの核弾道ミサイルの搬入・設置も、日米分断の働きを有する日ソ国交回復でソ連が勢いづいた側面は無視できない。北方領土“奪還”無き日ソ国交回復こそ、ソ連の世界制覇への野望をより燃え立たせたのである。

 上記の鳩山一郎の、火星人発想は、孫の鳩山由紀夫が受け継ぎ、由紀夫は2009年に総理になるや、意味不明の火星人妄想語を連発。鳩山由紀夫は、2010年に総理を辞任した後も、祖父・鳩山一郎譲りの火星人妄想語に歯止めがかからず、2022年2月のロシアのウクライナ侵略戦争が起きると、ロシア大使館に頻繁に出向き、「ロシアよ、侵略に勝て!勝て!ウクライナ人など殺せ!殺せ!」と、大はしゃぎ。鳩山一郎がなした、“ロシアの北方領土《侵略》”に歓喜する反・正義の対ロ交渉の狂気は、孫・鳩山由紀夫を観察すれば、その核心が浮かび上がってくる。

 鳩山由紀夫の火星語に、鈴木宗男と佐藤優以外の一億日本人は総スカンだが、由紀夫は、カエルの顔に・・・・のことわざ通りに、自分への嘲笑や非難を一向に気に掛けない。同じく、鳩山一郎も、吉田茂の自由党の国会議員と吉田茂系の(外務省の多数を占めていた)外務官僚(外交官)が、こぞって猛反対する対ロ交渉・対ロ国交回復をフンと無視して、まったく痛痒も感じなかった。反共反ロで親日の米国ダレス国務長官は、鳩山一郎に怒髪天を衝いて怒ったが、鳩山一郎は、これすら足蹴した。鳩山一郎は、“ロシア大好き売国奴”後藤新平の生れ変りだから、日本の国益を害する対ロ“国交回復”と対ロ“北方四島”献上を強行した。

 これは、ロシアや日本共産党とがっちりスクラム組む鳩山一郎が、親ロ反米路線に舵を切ったことに他ならず、(日本の正しい親米反ロ政策を積み重ねてきた)マッカーサー・吉田路線を、ごみ焼却場に投げ捨てたことを意味する。1945年9月2日に開庁した(親日と言うより)“愛日”マッカーサー元帥のGHQが七年間弱、“反共・反ロ・反ナチ・親英米・大東亜戦争否定”に立脚される昭和天皇のご聖旨に沿って取り組んできた日本国再建を、対ロ売国奴・鳩山一郎は全否定し、破壊した。

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“ロシアの属国(1853~1916)”から“ロシアの奴隷国(1928~2019)”へと、百六十六年間、祖国に叛逆した日本──「日本の婦女子はロシア様にレイプされ殺されるべき女奴隷」(関東軍)

筑波大学名誉教授 中 川 八 洋

 川路聖謨は、ペリー提督への嫌悪感情から「反米」を信条とし、(北に隣する)ロシアこそ日本国の友邦だと、日露提携・日露同盟を目指し、樺太(主権の半分)と得撫島の対ロ献上を決定した。樺太にはロシア人は(軍隊はむろん)一人も住んでおらず、百%日本領土だから、川路は樺太をロシアに献上したのである。得撫島は、最上徳内の1786年の探索以来、日ロが領有を争う領土で、「折半」ならまだしも、その全てをロシアに差し出すのは、国際法に照らしても全く不合理で異常の極み。

 が、川路聖謨の下田条約(1855年)路線は、その後の日本の対ロ政策を徹頭徹尾に呪縛した。朝鮮半島の権益と日本への安全保障の危機から、日本は日露戦争を敢行したが(1904~5年)、日本の親ロ一辺倒主義は、“反露の極限”日露戦争に勝利した途端、逆にひどくなった。

第一節 「米国は想定敵国」の日露同盟へ(1916年7月)。日露戦争後に狂った日本

(1)日本は、第一次世界大戦中の1916年7月、米国を仮想敵とする日露軍事同盟を締結した。これは、1854~5年、川路聖謨が夢想した反米・親露の究極の形態。“対ロ売国奴”川路聖謨が構想した狂気が、六十年の時を経て実現したのである。なぜ、このような(自国に刃する)馬鹿なことを日本はしたのか。“史上空前の対ロ売国奴”安倍晋三の長州の大先輩・山縣有朋が、「日ロ同盟! 日ロ同盟!」と大暴走した結果であろうか。

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対ロ外交交渉は、対ロシア“領土献上”への着実な道

筑波大学名葉教授  中 川 八 洋

 1861年、日本は対ロ無交渉・無条約によって、対馬をロシアの強奪寸前から無事に奪還。これは、幕閣の中枢が親英・反露派になったことと大俊英・勝海舟の頭脳とが化学反応したことで可能になった、一種の偶然で奇跡。

 だから、この勝海舟の対ロ無交渉・無条約主義は、幕府の慣例とはならなかった。幕閣の反露派は少数だった上に、幕府政治は、紀元元年頃の神武天皇の御代に始まる大和朝廷以来の日本政治文化「先例重視」を慣行としていた。が、先例重視は、無思考・無賢慮と表裏一体。だから、川路聖謨が、1855年の日露和親条約で確立した「対ロ宥和路線」は、1861年の対馬奪還の成功事例を考慮することなく、何ら改変もされず唯々諾々と踏襲された。むしろ、日本の対ロ態度は、対ロ宥和“狂”川路聖謨に呪縛され、その枠内から一歩も出なかった。すなわち、幕末発祥の“日本病”「日本は対ロ属国」主義は、今に至るも治癒しない。今後も治癒しないだろう。

 表1の表現で言えば、日本が正しい「正」の対露外交に戻った1861年8~9月は奇跡の“一場の夢”だった。とすると、日本が、侵略ロシアの前線と邂逅した、1792年のラクスマン/1804年のレザノフに抗して、無交渉・無条約を貫いた(最上徳内が「得撫島に実効支配用の幕府小部隊を駐屯させよ」と1786年に建白したような、)正常な対ロ外交は、(得撫島だけには幕府軍の駐屯がなかった大ミステークを除き)樺太/宗谷/択捉島への駐兵という最も正しいやり方で1815年まで続いたが、これが最初で最後だったことになる。

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“北方四島”奪還の好機を何度も棄てた“ロシア属国”日本

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 私が、“北方四島奪還の五条件”をひっさげ、全国を講演して回り出したのは、私を触発したロナルド・レーガンが1981年1月に米国大統領に就任したのがきっかけ。1983年末頃までは熱心に説いた。北方四島奪還の五条件とは、「北方四島を本当に奪還したければ、日本は、1に対ロ無交渉、2に対ロ無条約、3に対ロ国交断絶(=鳩山一郎が締結した「日ソ共同宣言」の破棄)、4に対ロ経済途絶(田中角栄が開始したシベリア開発協力の完全禁止ほか)、5に四文字魔語《日ロ友好》の禁止ならびにロシアとの文化/学術交流の禁止」。

 当時の日本人聴衆は、私の上記提言をかなり好意的に拍手してくれた。満州におけるロシア軍の蛮行と北方領土の不法占拠に対する怒りが常識の世代がまだ現役(65歳以下)だったからだ。

「1の対ロ無交渉・無条約」は、勝海舟と吉田茂に学んだ、私のかねてからの持論。だから、1980年にレーガンが大統領選挙の公約として“対ロ無交渉・無条約”をアメリカ国民に訴えているのをTVで聴いた時には興奮し、大いに鼓舞された。レーガンは、「アフガニスタンに侵略したソ連とは決して外交交渉をしない」「ソ連とは、核兵器に関するどんな協議もしない。条約も締結しない」と、アメリカ国民に訴えていた。

 イワン雷帝に始まる“ロシア対外行動五百年史”の研究者である私は、《ロシア民族は、条約で領土を決して返還しない》ことを熟知する、日本唯一人の学者。だから、私のみ、「1955~6年の対ロ交渉で鳩山一郎/河野一郎が散々な対ロ外交“大敗北”した主因は、対ロ交渉したこと自体」と、正しい洞察をなしえた。該博な歴史知見こそ、正しい対ロ政治判断を育てる温室である。

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鉄パイプ“爆発音”発生器は、実弾を撃てない。実弾を撃ってない“囮”山上容疑者は無罪!──犯人は、安倍晋三“口封じ”に、プーチンが派遣したスナイパー五名を含むGRUスペツナズ暗殺部隊?

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 来る7月8日、安倍晋三“暗殺”から一周忌を迎える。この事件の最重要核心は、白昼公然の政府要人暗殺でありながら、犯人が全く不明であること、これに尽きよう。警察も検察も、犯人を山上容疑者の単独犯行にデッチアゲ幕引きを図ろうとしている。しかし、これは奈良県警&中村格が捏造した三文小説の可能性がある。安倍暗殺事件の本当の真相とは余りにかけ離れているからだ。この理由には、ほんの一部を挙げても、次の1&2など無数。

1、山上容疑者の手製の鉄パイプ“銃もどき”は、銃ではない。それは、「爆発音発生器」。広義に分類すると“金属製クラッカー”。

2、「犯人はスナイパー五名/指揮官一名/これら六名を関西空港へ急送する車三台(外交ナンバー)の運転手三名/囮山上容疑者の、計十名の暗殺団」と想定するのが、最も蓋然性が高い。

 本稿で述べるのは、私の暫定結論で最終見解ではない。誤りが多々あることを、先にお詫び申し上げておく。①私は、山上容疑者の“鉄パイプ銃もどき”の分解図面を見ていない。真赤な創り話の可能性がある「警察は安倍の体内から散弾ペレット一発を発見」の弾丸を、写真ですら確認していない。②私は、測量士を伴った現場検証をしていない。③私は奈良県立医大病院に残る安倍晋三“治療”カルテに目を通していない、からだ。

 この三点をスルーしたままでは、最小限の工学的・医学的な調査をしたことにはならない。故に、私の最終結論は、それまでお預け。しかし、新聞等マスメディア報道を分析した、以下の暫定的仮説を公表することは、それ相当な公益性があると考えた。

“鉄パイプ“爆発音”発生器は、実弾を撃てない。実弾を撃ってない“囮”山上容疑者は無罪!──犯人は、安倍晋三“口封じ”に、プーチンが派遣したスナイパー五名を含むGRUスペツナズ暗殺部隊?” の続きを読む

北方領土“奪還”唯一の策は、ロシアとの交渉・条約の絶対拒絶&無血進駐の断行──ロシア後退の好機を見ない“ロシアの犬/朝日新聞の操り人形”岸田文雄2・7発言《日本はロシアの属国です》

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 北方領土奪還を国民挙げて眦を決し再確認する「2月7日」が、毎年、訪れる。今年もまた、“白痴コミュニスト”岸田文雄の下で開催された。その名は「北方領土返還要求全国大会」で、場所は国立劇場(千代田区、地下鉄「半蔵門駅」近傍)。ここで岸田文雄は、①ロシアがウクライナ侵略で山をなした残忍・残虐な戦争犯罪について、ロシアに対し激越非難するかと思いきや、何とこの絶対にすべき対露非難に口チャック。むしろ露骨にロシアに媚びまくる超・体たらく。岸田文雄のこの余りのロシア奴隷ぶりに、私は思わず唖然・憮然・絶句。

 日本国の北方領土を奪還するに、岸田文雄が日本国を代表して世界に闡明すべき筆頭は、②北方領土に対する1945年8~9月のロシアの侵略(不法占拠)経緯。③第二が、その国際法違反・日ロ間条約違反、ならびに北方領土全てが今なお日本に明快に帰属する、その国際法上の地位。

 続く④は、言うまでもなく、“史上空前の対ロ売国奴”安倍晋三の負の遺産である、主権国家・日本を否定し尽くす、狂気極める“八年にわたる「対ロ北方領土献上」外交”を一擲するとの宣言。この八年にわたる、“赤い悪魔”安倍晋三の“スーパー反日”「対ロ北方領土献上」外交を一擲するとは、具体的には次の諸項目のこと。が、“逆立ち気狂い”岸田文雄は、この全てを継続して対ロ売国奴であり続けたいと、宣言した。岸田は、第二の安倍晋三なのだ!

“北方領土“奪還”唯一の策は、ロシアとの交渉・条約の絶対拒絶&無血進駐の断行──ロシア後退の好機を見ない“ロシアの犬/朝日新聞の操り人形”岸田文雄2・7発言《日本はロシアの属国です》” の続きを読む

北方四島のロシア地上軍は、ほぼ空っぽ。陸自は、択捉島に二ヶ師団/国後島に一ヶ師団“無血進駐(自国領土内「駐屯地の移動」)”する準備に全力をあげよ!──岸田総理よ、○○○○を無任所国務大臣に任命せよ。北方四島奪還は八ヶ月以内に百%。

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 今般、日本の一般大衆は、侵略ロシアに対し拳を振り上げ糾弾し、主権を侵害され国土を蹂躙されたウクライナに義憤の同情/可哀そうの慈しみの情愛を傾注し、少しばかし道徳的とはいえる女性的な感情を発露した。このことは、手離しで評価しなければなるまい。また、グレンコ・アンドリー氏とナザレンコ・アンドリー氏というウクライナ知性二人を、“ニューKGBロスケ”橋下徹の赤い罵詈讒謗舌から守り抜いたネット一般大衆の功績も、惜しみない拍手と讃辞に値しよう(附記)

 が、これが一般大衆の限界。一般大衆は時として健全な感情を横溢させ、日本国に健全性を覚醒させるが、そう遠くない時期に花火線香と消え、必ず一過性で幕を閉じる。大衆感情はいかに正しくとも、国家的な倫理道徳精神国策に発展することはない。感情と精神とは、多少の連続性はあるが、同一ではない。

 第一の例。日本は、今般のウクライナの悲劇と勇敢なる国防魂を教訓に、国防政策の根本を全面的に転換し、憲法九条への「国防軍」明記や陸軍力平時三十五万人態勢/有事動員百万人態勢を構築しなればならないのは焦眉の急。この有事動員百万人のために、軍用ライフル銃二百万丁の生産と大学・高校における軍事教練の導入などが不可欠。だが、この当り前の主張をなしたのは、日本人は一億人もいるが、今なお中川八洋一人だけなのを、どう解釈すべきであろうか。

“北方四島のロシア地上軍は、ほぼ空っぽ。陸自は、択捉島に二ヶ師団/国後島に一ヶ師団“無血進駐(自国領土内「駐屯地の移動」)”する準備に全力をあげよ!──岸田総理よ、○○○○を無任所国務大臣に任命せよ。北方四島奪還は八ヶ月以内に百%。” の続きを読む

ロシア産タラバガニ/紅鮭/ウニを食した者に罰金三十万円、ロシア産天然ガスを用いた火力発電所は操業停止など、日本からロシア産を全て排斥しよう──北方領土「進出」日本企業の社長を刑法外患罪で逮捕し、北方領土への自衛隊「進駐」を準備しよう

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 3月8日の英国議会でのゼレンスキー大統領の九分間演説は、私が好きだったレーガン大統領の1981~3年の諸演説を思い出させてくれ、感動が已まなかった。昇竜のような大人物がウクライナに潜んでいたのである。彼の戦争指導能力は、1939年11月30日に始まるフィンランド冬戦争を指揮した天才軍略家マンネルヘイム元帥を彷彿とさせるレベル。世界史上の人物が、忽然とウクライナの草原から誕生したのは、歴史の奇跡と言わずばなるまい。

“ロシア産タラバガニ/紅鮭/ウニを食した者に罰金三十万円、ロシア産天然ガスを用いた火力発電所は操業停止など、日本からロシア産を全て排斥しよう──北方領土「進出」日本企業の社長を刑法外患罪で逮捕し、北方領土への自衛隊「進駐」を準備しよう” の続きを読む

安倍晋三よ、ロシア新憲法「領土引き渡し禁止」に厳重抗議し、在ロ日本大使「即時召還」&対ロ経済断交を断行せよ!──新・検事総長(林真琴)は刑法外患罪で“対ロ売国奴”安倍晋三らを逮捕し死刑求刑で起訴せよ! 

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 7月1日、プーチン専制独裁のロシアは、憲法改正を成立させた。この新・憲法の中に、「領土割譲の禁止」条項があり、日本の北方領土“奪還”に応じることは憲法違反となった。また、20世紀に入ってもロシアは一貫して、国を“国際法が適用されないその特別除外域”だと言い張ってきた、反・国際法をもって国是とする侵略国家だが、このことについても、新・条項「(第二次世界大戦のロシアの勝利に伴う戦争の結果などの)歴史的真実を守り、矮小化を許さない」で公然と憲法に明記した。

 後者は、プーチンが、2018年から“日本史上に残る最狂お馬鹿”安倍晋三を何度も恫喝したように、国境は戦争と軍事占領が定めるとの、ロシア民族固有の《国境画定のドグマ》を憲法条文化したもの。なお、国際法は、国境は戦争の結果や軍事占領では定まらない/定めてはならないとする。

“侵略の皇帝”プーチンの目的──侵略した北方領土とクリミヤ半島のロシア領確定

 新憲法条項「領土割譲の禁止」で“二十一世紀最獰猛な侵略者”プーチンは、何を狙うのか。現時点の目的と近未来の目的の二つがある。現時点での狙いは、1945年に侵略した北方領土と2014年に侵略したクリミヤ半島の双方を、「ロシア領土」と確定すること。つまり、プーチンのロシアは、憲法の新条項を水戸黄門の印籠のごとくに高く掲げて、日本とウクライナからの返還要求を門前で粉砕できる仕掛けを構築したのである。

“安倍晋三よ、ロシア新憲法「領土引き渡し禁止」に厳重抗議し、在ロ日本大使「即時召還」&対ロ経済断交を断行せよ!──新・検事総長(林真琴)は刑法外患罪で“対ロ売国奴”安倍晋三らを逮捕し死刑求刑で起訴せよ! ” の続きを読む