筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
2020年11月11日、共産党派遣のコミュニスト総理・菅義偉のもとで、百名を越える共産党員が跳梁跋扈する内閣府・男女共同参画局は、究極の過激な日本共産革命アジェンダ「第五次基本計画」骨子(=「基本的考え方」)を“対「赤支那」売国奴”スガーリンに提出した。表向きは偽装形式(嘘ラベル)「男女共同参画会議による、首相への答申」で国民騙しをしているが、実際に書いたチーフは、全フランス国民2700万人を殺戮すること確実だった“ルソー教の気狂い”ロベスピエールの写真を毎朝拝んでいるとの噂がある、“女党員200万人を総括する共産党の大幹部”辻村みよ子(注1)。
この「第五次基本計画・骨子」を書いたのは、表1の五名。うち四名は札付きの共産主義者。表向きチーフ(座長)の鈴木準が党員かどうかは未確定。「共産党員」とは、“共産党の指揮下にある強度な共産主義思想の信奉者”と定義。共産党は党員秘匿のため党籍免除制度を広く活用しており、党員と党籍の有無は無関係。
表1;2021~26年度「男女共同参画基本計画」骨子の執筆者
過激と言うより狂妄な共産革命運動家の上記五名(四名)について、内閣府は学歴・経歴を公表していない。全員、国家公務員ではない。国家公務員でない者に、国家の根底を崩壊させる最中枢行政の根本方針を策定させることは憲法、その他の国法において絶対に許されない、重大な違憲・違法行為。また、この五名の存在は、外部の共産革命勢力による国家中枢の簒奪だから、「日本国は通常の国家機能を喪失した“死に体の国家状態に陥っている」ことを示していないか。
要するに、この五名に、後述の第五次“日本フェミニズム革命”基本計画を丸投げしたこと自体、交通法規を、警察庁の国家公務員でない、民間の暴走族に策定させたのと同じ。今の日本とは“無法、無法、無法”が大爆発している、レーニンのロシア革命初期1917~22年の状況を呈している。
なお、男女共同参画基本計画(基本目標)が五ヶ年計画を重ねる形になっているのは、スターリンの計画経済「五ヶ年計画」を模倣しているからである。辻村みよ子ら共産党員は今でも、スターリンを日本共産党(当初の正式党名は「コミンテルン(ソ連共産党)日本支部」)を創設してくれた有り難い教祖として、心底では熱狂的に崇拝している。共産党員にとってのスターリンは、表向きでは否定するが、今も、日蓮宗信者にとっての日蓮/浄土宗信者にとっての法然、と同じである。