筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
日本は今やロシアの属国状態。日本国は精神においては既に死滅している。形骸的な日本国が物理的に滅ぶのはもはや時間の問題。大歴史家ブルクハルトの亡国理論を絵に描いたような実験・証明をしているのが日本。
この日本で現在、日本国の領土・国土を守らんと正論を吐き、日本人を覚醒せんとしているのは、“憂国の外国人”グレンコ・アンドリー氏たった独り。なんとも寂しい限り。まさに国家滅亡寸前を呈した荒涼たる風景ではないか。
日本人に、確かに保守は一人もいない。1995年、福田和也と浅田彰が、「日本人の保守は中川八洋ひとりになった」と日本国を嘲笑したが、両名の観察は正しい。産経新聞も日本会議も、1992年正月から公然たる「反日」が基調になった。産経新聞はロシアKGBの下請け新聞で、朝日新聞とは裏で共闘する義兄弟。“ロシアKGBの犬”日本会議は、対ロ売国奴たちが集合した反日極左団体。“日本共産党の別動隊”とも言えるし、“朝鮮総連<日本人>版”とも言える。
それぞれの偽装の仕方。実態は朝日新聞やNHKと同じ産経新聞は、「反・中共」を演技し、その反日極左の本性を狡猾にカムフラージュする。
日本会議は、天皇在位祝典の開催などで「天皇崇敬であるかの嘘イメージ」を体に塗りたくり、その正体「ロシア様、早く日本国を占領して。歓迎します」を隠蔽する。現に日本会議は、コミュニスト安倍晋三が強行した2019年4月30日の、恐ろしい“先帝陛下を殺せ!”が漂う退位強制式典を拍手して大賛成した。あれは、先帝陛下の「ご譲位」を禁止し、ギロチン送りのため退位させられたルイ16世を真似たもの。日本会議と共産党との間に差異は何一つない。日本会議の事務総長・椛島有三は、共産党・朝日新聞と組んで、1979年の「新天皇の元号制定権を剥奪すると定めた元号法」制定運動のリーダーでもある。現に、日本会議は、“旧皇族の復籍”に反対し、皇統断絶=天皇制廃止に全面協力している。
日本会議の会長は、鈴木宗男に次ぐ日本人ロシアKGBのナンバー2・田久保忠衛である。そして、日本会議のお抱え論客は、「ロシアKGBのマタハリ(ストリッパー)」の「在日」櫻井よし子。日本会議がロシアKGBの直轄団体として創設されたことは、“非国民”田久保/桜井を活用する事実にも十全に証明されている。また、椛島有三は、ソ連共産党員の名越二荒之助(北朝鮮人、KGB)を“師匠”と仰いでいた。「日本会議とは、対ロ売国のロシアKGB団体」なのは、議論の余地がない。
日本国をロシアに献上の“世紀の悪魔”瀬島龍三を継承する鈴木宗男と田久保忠衛
大東亜戦争の真相を正しく見抜いた者は、戦後日本には二名しかいない。共産党員から転向した元・内務官僚の三田村武夫と中学二年生の時から反共・反露の中川八洋。三田村・中川の研究方法は同じだから、同じ結論に至ったと考えられる。両名は、戦争目的が濃霧の中に隠されている大東亜戦争の真相を暴くには、この戦争をおっぱじめた近衛文麿を暴くほかなく、その方法として(多くの論文や発言が記録された)近衛の側近・尾崎秀実を解剖する他ないと考えた。三田村・中川は東大のトップ秀才で、発想に共通性がある。
私のケースでは、『尾崎秀実著作集』と尾崎の「検事尋問調書」を丸暗記することから、大東亜戦争の研究を開始した。旧軍の阿南惟幾一派が執筆の中核にいるため嘘が多い『戦史叢書』の丸暗記は最後にした。尾崎秀実の研究は、必然的に「近衛文麿と陸軍<共産勢力>の、スターリン命令の受信構造」の解明へと進んだ(諜報学)。この一環で、瀬島龍三こそスターリンが最も信頼した日本人コミュニスト将校(ソ連人)で、次が服部卓四郎なのを知った。
1939年のノモンハン戦争は、スターリンが「服部卓四郎/辻政信/小松原道太郎」に命じて実行させた、日本側が自国将兵を屠殺するのが戦争目的の、血塗られた“死刑遊び”が正体である。ノモンハン戦争には、対外戦争の雰囲気が何一つない。
モンゴル領だと関東軍測量部が定めている地点をわざわざ戦場に選んだのは、ここだと標高差100メートルの高台がソ連軍の陣地、100㍍崖下の砂地が日本軍の陣地となり、夜間の大砲盲撃ちでも砂地で仮眠する日本軍将兵を相当数殺戮できるからである。日本人をロシアに大量殺戮させるべく、スターリンと服部卓四郎らが秘密協議で練り上げた脚本に従い、ノモンハン戦争は、関東軍が「国境画定」という嘘を掲げて仕掛けた。ソ連側は打ち合わせ通り、膨大な大砲を高台に敷き詰めて待ち構えていた。
この敗戦後、小松原道太郎と辻政信は、「証拠」となる“生きて生還した将校”に自決を強要した。残忍な証拠隠滅の行為である。勝者のソ連軍は戦争終了後、日本に戦死者の死体を自由に収容し日本側で埋葬されたいと二週間のモンゴル領内探索を認めた。が、関東軍は一人の同胞の死体も収容せず野晒しにした。
“尾崎秀実プランの実行者・瀬島龍三を崇拝する田久保忠衛(「第二の鈴木宗男」)とロシアの属国化著しい日本──祖国叛逆の安倍晋三が進めたロシアへの主権譲渡状態の北方領土を、無条件で全面“奪還”する正道に戻ろう!” の続きを読む