邪馬台国《九州》説は、大和朝廷の存在事実を“抹殺”し天皇制廃止を狙う極左キャンペーン──邪馬台国論争そのものを即時絶滅させることが、天皇制度護持に不可欠な緊急要諦

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 政治学/歴史学/哲学/経済学などの文系学問は、「一に該博な知識量、二に清澄に気高い倫理道徳的な人格、三にエジソンやアインシュタイン的な理工型直観力」の三拍子が揃っていない者には不適な学問領域である。このことは、この三条件を具備するバーク/ハミルトンやミーゼス/ハイエクあるいはその弟子筋の“保守主義の英哲”を見れば十全に証明されていよう。

 なお理工系学者に上記の第二条件は不要。戦後日本の文系学者は、具備すべき第二条件に違背する共産革命家が九割を占め、浅薄で貧困な知識しかない“第一条件の真逆者”が東大を始め大学のほぼ全教授となった。日本の文系の大学学部の八割を、早急に廃止しなければならない。

 さて、不毛にして有害な歴史論争「邪馬台国論争」が明治時代から今に至るまで永く存在してきた事実も、上記の文系学者の三条件に違背しそれとは対極的な“クズ人間/ワル人間=劣等日本人”が、歴史学者や考古学者のほとんどを占めているからである。

“邪馬台国《九州》説は、大和朝廷の存在事実を“抹殺”し天皇制廃止を狙う極左キャンペーン──邪馬台国論争そのものを即時絶滅させることが、天皇制度護持に不可欠な緊急要諦” の続きを読む

「弥生時代を日本の歴史から抹殺せよ」「『縄文時代→古墳時代』に歴史を改竄せよ」が、現在日本の“狂”古代史学界──大学における“歴史の大捏造”「天照大神/日向三代/神武天皇~開化(仲哀)天皇は『歴史ではない/架空の物語』」の共産革命が止まらない

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 日本の古代史学界は、“狂った大義”天皇制廃止を掲げてライフル銃を無差別に乱射する血塗られた共産革命しかしておらず、当然、「歴史の改竄/歴史の捏造なんぞ、やりたい放題に何でもやってしまえ」が信条で日常の行動である。暴走族や暴力団の無法犯罪行為と全く同じ。共産党主導の、この天皇制廃止を目指した学的犯罪“歴史の改竄・捏造”には、大きく三分野がある。

 第一;津田左右吉に始まる「神武天皇→第九代・開化天皇までの天皇は不在」論(物語論/創作論)。すなわち、欠史でないのに偽装表示「欠史」を貼り、存在する歴史を「存在せず」と抹殺する歴史改竄手法は、極度にひん曲がった人格と真赤な腐った脳みその“劣等人間”津田左右吉に始まる。

 この津田流歴史改竄方法は、その後エスカレート。今では「仲哀天皇/神功皇后に至るまで天皇や皇后は存在せず創作である」論に発展。しかも、これが、共産党が支配する学界と教育界での定説となった。文部省もこの共産党の狂説を率先垂範して狂信し、今では真赤な嘘歴史「神功皇后までの皇統は存在せず」以外の教科書を、文部省が国家権力で禁止するに至った。

 要は、古代史学界や文部省は、史書の形にまとめられた皇統譜たる記紀を、あろうことか「史書や皇統譜ではなく、作為された創作」にでっち上げ、皇統譜そのものを破壊的に消滅させたのである。古代史学界と文部省が、天皇の皇統譜(武家時代の家系図をイメージされたい)潰しを通じた、天皇のご祖先(皇祖皇宗)抹殺という恐ろしい歴史改竄を推進してきた。が、この歴史捏造を阻止せんとする日本国民は、私一人を除き、日本全土のどこを捜しても今やゼロ人。

“「弥生時代を日本の歴史から抹殺せよ」「『縄文時代→古墳時代』に歴史を改竄せよ」が、現在日本の“狂”古代史学界──大学における“歴史の大捏造”「天照大神/日向三代/神武天皇~開化(仲哀)天皇は『歴史ではない/架空の物語』」の共産革命が止まらない” の続きを読む

天照大神は実在。その五代孫である以上、神武天皇の実在も自明──“鏡”教が発生した源郷は伊都国(いつきくに)。ならば、“鏡教の始祖”天照大神の「高天原」は福岡県糸島郡に比定される 

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 産経新聞の連載「海道東征を行く──神武さまの国造り」(2015年1月~12月)が、単行本『神武天皇は確かに存在した』になったのは2016年8月(注1)。この本は、神武天皇への侮辱や不敬があからさまで、全体の基調は何から何までフザケ半分。社長・住田良能が天皇制廃止を絶対だと社内に周知したのが2006年。以来、産経新聞はそれを社是としてきた。この2015~6年のルポルタージュ本は、神武天皇不在論を転倒主張で保守層に無自覚浸透させるのを狙っている。

 例えば、奇天烈語「神武さま」など、歴史や国語の語彙として、日本人なら誰しも見たことも聞いたこともないだろう。天皇制廃止に爆走する神武天皇不在論の共産党ですら、万が一にも使わない珍語。産経新聞は、共産党の指示である“語彙「神武天皇」の使用禁止”運動に積極的に協賛している。

 さらに、その第一章タイトルは「イワレビコ誕生」。この異様な言葉から察するに、産経新聞とは共産党以上の極左なのか、幸徳秋水の“申し子”であるのは間違いない。神武天皇の国風諡号「カムヤマトイワレビコの天皇(すめらみこと)」は、神武天皇が崩御されてから約七百年後(持統天皇より)贈られたもの。が産経新聞は、この諡号を「生誕時の幼名だ」「諱=実名だ」かの真赤な嘘をでっち上げる。

 古代天皇の幼名や諱は一般には知られていないため、共産党支配の古代史学界ですら「神武天皇ご誕生」以外を用いることはしない。しかも、諱の使用は、我が国が弥生時代から守ってきた天皇尊崇の大原則「臣下は天皇の諱を口に出してはいけない」に違背する。さらに、(共産党員以外の日本人は)国風諡号を仮に使用する場合、敬称(美称)語「カムヤマト」&身位「天皇」を決して抹殺しない。

“天照大神は実在。その五代孫である以上、神武天皇の実在も自明──“鏡”教が発生した源郷は伊都国(いつきくに)。ならば、“鏡教の始祖”天照大神の「高天原」は福岡県糸島郡に比定される ” の続きを読む

神武天皇ご即位は「西暦元年前後」とせず「紀元前660年」に固執する“無知・無見識な騒ぎ屋”民族系とは、「スターリン32年命令」“神武天皇捏造論”を助長し宣伝流布する反日集団──『古事記』「日本書紀」を修理・保守せずば“日本民族の至宝”かつ“偉大な史書”記紀を守れない。

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋                                  

 戦後日本では1968年を境に、多数派だった“保守”が一気に没落的に消滅の階段を転げ落ちた。佐藤栄作の「非核三原則」で“日本は核武装しない”と内外に宣言し、田中角栄が中共と国交を結びソ連のシベリア開発を日本国民の税金でしてあげる“日本人ロシア奴隷”の道を選択した1972年~3年以降、自民党は“革新”社共化し、福祉国家・社会主義・共産主義を党是とする極左政党に変貌した。日本に残った自由の砦は、風前の灯の天皇制度と弱体化し続ける日米同盟だけとなった。

第一節 皇紀2600年祭の糾弾・唾棄が皇統と『記紀』悠久護持の秘訣

 1960年代までは国民の過半を超えていた一般国民の保守層も、左傾化が止まらない自民党に倣い一気に瓦解して、そのほとんどは、無思想の無気力層/福祉バラマキ無限要求層に堕落した。一部は“共産党の別動隊”民族系に衣替えした。このため、1960年代までの“保守のレーゾン・デートル”「親英米/反ソ/反ナチ/反・中共/反共」は雲散霧消した。これに伴って保守知識人の信条「大東亜戦争否定」「“昭和天皇の聖性護持”に成功した東京裁判」の両論を共有する保守国民はいなくなった。保守知識人とは、代表で「竹山道雄/福田恒存/林健太郎/磯田光一/中川八洋」等を指す。

“神武天皇ご即位は「西暦元年前後」とせず「紀元前660年」に固執する“無知・無見識な騒ぎ屋”民族系とは、「スターリン32年命令」“神武天皇捏造論”を助長し宣伝流布する反日集団──『古事記』「日本書紀」を修理・保守せずば“日本民族の至宝”かつ“偉大な史書”記紀を守れない。” の続きを読む

昭和天皇「処刑」と日本国死滅が信条の林房雄は、“天皇制廃滅の狂本”『神武天皇実在論』で何を狙ったのか──人を欺き誑かしては快感する民族系“偽装”のレーニン教徒・林房雄は、本当にアナーキストに“転向”していたのか

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 マルクス・レーニン主義やポスト・モダンなどの極左宗教を狂信する売国奴たちを別とすれば、日本人とは、一般に哲学・思想が皆目理解できないスーパー哲学音痴が特性の先天的「白痴」民族。ルソーとニーチェを国民挙げて拒絶する米国人と比較すると、日本人は三歳の幼稚園児と同一レベル。ニーチェ思想は、ルソーと並ぶか、それ以上の超極左ドグマ。が、こんな哲学の初歩すら知らないのが、家鴨か豚になって世界随一に“人間としての人格と精神”を喪失した、現在の日本人の常態。

 現に、河上肇のコミンテルン日本支部(日本共産党)の党員だった林房雄が離党届を出し(1932年)、二・二六事件が発生した1936年に作品『プロレタリア作家廃業宣言』を発表したことをもって、「林房雄は保守に転向した」と思い込み歓迎した、日本の無学無教養な民族系クズ人間が何と多いことか。民族系たちが林房雄の作品を読んでいる光景は、道端に転がる腐った鰯の頭に集るハエの大群。

 正常な大人は、転向という言葉を聴けば二つのチェックをする。第一。「擬装転向だろうか、本物の転向だろうか」の見究め。擬装転向者の例に平野義太郎/清水幾太郎/中嶋嶺雄/香山健一など。

“昭和天皇「処刑」と日本国死滅が信条の林房雄は、“天皇制廃滅の狂本”『神武天皇実在論』で何を狙ったのか──人を欺き誑かしては快感する民族系“偽装”のレーニン教徒・林房雄は、本当にアナーキストに“転向”していたのか” の続きを読む

神武天皇の海兵隊「筑紫ひむか隊」の御出立は、佐賀県唐津湾。上陸(一回目敗退)は東大阪市日下町──日向(ひむか)三代の故地は、福岡県前原市。

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 国家は、どう誕生するのか。人類史を紐解くと、大まかには、三タイプある。

A、自然発生&自然発展;ローマ帝国、古代ギリシャのアテネ等、古代エジプト、英国、その他多数。

B、英雄による帝国創建;始皇帝による秦(支那帝国)ムハンメドのイスラム帝国、チンギス・カーンの蒙古帝国、アレクサンドロス大王の東方遠征、ナポレオン(スペイン、イタリア、ドイツ、スウェーデン、ロシア、英国を含む)ヨーロッパ帝国(英国等の軍事反撃に瓦解)(英国からボルガ川までの)ヒトラーのドイツ千年王国(米国主導の軍事反撃で瓦解)

C、本国からの移住による分国的な独立;(レバノン沿岸の貿易国家から移住したフェニキヤ人の)カルタゴ、(英国の移住者が分離独立した)米国/カナダ/豪州。

 日本国は、世界史の標準に従えば、日本列島に自然的に発展しており、典型的なAタイプである。が、日本人だけに許される超ミクロ的な観察をすれば、Cタイプの特性がある。この理由は、日本の国家統一を成し遂げ今日の日本国を創って頂いた大和朝廷は、恐らく福岡県と佐賀県の海岸部に形成された原初的な小さな国「伊都国」からの武装集団が奈良盆地を制圧し樹立したと考えられるからである。

“神武天皇の海兵隊「筑紫ひむか隊」の御出立は、佐賀県唐津湾。上陸(一回目敗退)は東大阪市日下町──日向(ひむか)三代の故地は、福岡県前原市。” の続きを読む

“姓名占い狂の教祖”津田左右吉の犯意露わな古代史「全面破壊」を放免し、日本は“民族の至宝”「正しい歴史」を喪失した。歴史を失った国家は必ず滅亡する。今からでも遅くはない、日本人よ、「正」古代史を復権すべく最後の“知の戦い”に命を捨てようではないか。

筑波大学名誉教授 中 川 八 洋

 記紀にあらん限りの罵詈雑言を投げつける“畸形の共産主義者”津田左右吉を、戦後日本は無罪放免にした。ジャコバン党ロベスピエールを崇拝する赤色憲法学の宮澤俊義、レーニンを崇拝する家族破壊“狂”の我妻栄と並び、日本民族から古代史を剥奪し歴史無き“無国籍日本人”大量生産を仕事とした津田左右吉は、戦後日本を過激に左傾化させた“赤い巨大機関車”ワースト・スリー。

 だが、驚くべくことは、惰弱で無気力な一般の日本人の方。津田左右吉が、“スターリンの犬”河上肇や“天皇による天皇制度破壊”を考案した上杉慎吉らと同時期に、「日本に共産革命を!」の雄叫びとも解せられる『古事記及日本書紀の研究』(備考)『神代史の研究』を出版したのは、1924年(大正14年)だった。が、この時、この二書を糾弾した者は、一人もいない。津田左右吉の恩師・白鳥庫吉すら弟子・津田に対して苦言一つ投げつけてはいない。白鳥庫吉らの『国体真義』(1928年)は、いったい何だったのか(注1)。 

(備考) 津田左右吉のコミュニストぶりが満開の書『古事記及日本書紀の研究』の初刊は、(タイトルに「び」がある)1918年。これは全く売れず世間も知らなかった。が、1924年の修正版は世間の注目を浴びた。

 上記五名のうち河上肇に対してのみ例外的に政府は、1925年に治安維持法を制定した。が、杜撰すぎたザル法の典型だから、有効な働きは何一つなかった。河上肇によるスターリン系の共産主義思想の蔓延は、スペイン風邪の伝染力より強烈で、1932年以降、近衛文麿を初め日本の官界と陸軍の中枢を支配した。昭和天皇処刑と一億日本人皆殺しを戦争目的とする“祖国叛逆の真赤な大東亜戦争”は、このスターリン系共産主義を奉戴した東アジア共産化を目指した革命戦争だった。

““姓名占い狂の教祖”津田左右吉の犯意露わな古代史「全面破壊」を放免し、日本は“民族の至宝”「正しい歴史」を喪失した。歴史を失った国家は必ず滅亡する。今からでも遅くはない、日本人よ、「正」古代史を復権すべく最後の“知の戦い”に命を捨てようではないか。” の続きを読む