筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
日本国の中枢が、天皇制廃止の反日革命家に剥奪されれば日本の国家死滅は不可避。防ぎようがないからだ。「天皇制廃止の反日革命家が国家簒奪”」状態の中でも最悪は、“保守擬装”“愛国擬装”した日本憎悪の極左革命家が思想的・権力的に日本国を剥奪した場合。なぜなら、最後の頼みである、見識ある一般国民が立ちあがっても、誰が極左反日革命家か判別できないからだ。
現に、1945年8月の戦前日本の亡国は、イデオロギー的に“ロシア教=レーニン教”の狂信者たちに、霞が関と陸軍という国家の中枢権力機関を握られた結果である。その情況とは、日本国全体が思想における《ロシアの属国/奴隷国》になったことに他ならない。特に、日本国民に最も影響ある朝日新聞が、この“ロシア教=レーニン教”の狂徒の新聞社になったことが、日本をして1906年に始まる《ロシアの属国化/奴隷国化》を推進した。
「天皇制廃止の反日革命家“剥奪”」を牽引する赤い機関車の一つ、保守偽装の政治家&学者のアジプロも、日本国の亡国に決定的な働きをなす。だから、「政治家(学者)の一人ぐらい赤くても、大勢には関係しない」などと、決して油断するな。箴言「蟻の一穴」を心に刻め! また、戦国時代を想起すれば、このような油断が命取り。例えば、家老職ポストの一つに潜入した敵の武将を一人でも採用すれば、有事にこの城は一気に落ち、城主の殿様は打首となり、国は亡びる。
私が、戦前日本の“偽装右翼”上杉慎吉/平泉澄、および“政治ド素人の御公家さん”演技の達人・近衛文麿の正体を暴いた学術的な論考を発表したのは、日本国が「天皇制廃止の反日革命家」に“剥奪”されて日本国中が廃墟となり、翌1946年には日本人一千万人の餓死が確実な惨状となった1945年8月の日本の光景を喚起し警告するためであった。