筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
日本では今、1936年2・26クーデタ事件や1945年8・14“宮城”クーデタ事件が、そっくり再現されている。かつての赤色陸軍が、赤色国会に変わっただけで、本質も実態も全く同一。いずれも天皇制を廃止して、日本を共産社会に革命することを目指している。つまり、2016年に“悪魔のコミュニスト”安倍晋三(河上肇の化身)が開始した“天皇制廃止の共産革命”は、八年をかけて2024年、天皇制廃止の第一段階を完成するだろう。
この意味で、赤色首相三羽烏「安倍晋三→菅義偉→岸田文雄」が推進する2016~24年の天皇制廃止八年間革命は、1936年2月26日~1945年8月14日深夜に至る八年間半の、昭和天皇銃殺もアジェンダに入っていた戦前・戦時の天皇制廃止革命と寸分変わらない。
前者は、後者のクーデタを偶然にそっくり繰り返しているのではない。米国の日本国救出だった“太平洋戦争”とGHQ進駐で、未完となった(1936年2月26日~1945年8月14日深夜の)スターリン命令の共産革命を、継続して完成させる続行革命である。そっくりの同一性は、そう意図した結果。
なお、2・26事件を「皇道派・統制派の抗争」等と、歴史の真相を隠蔽する共産党史観で解釈してはいけない。2・26陸軍クーデタは、スターリンが命令したクーデタ。昭和天皇を監禁し、河上肇系の共産主義者・秩父宮殿下を天皇に据え日本をスターリンの傀儡国家にするのが目的のクーデタ。8・14宮城クーデタも、スターリンに命令されて、昭和天皇を銃殺し“ポツダム宣言受諾の玉音放送”を粉砕し、ニセ詔書「継戦!」を渙発するのが目的の、史上空前に残忍極めるクーデタ。田中静壱・陸軍大将の身を挺した阻止行動で未遂となったのは、奇跡以外の何物でもない。
2・26事件の叛乱将校はGRU工作員の共産主義者で、このクーデタのトップ指揮官はソ連大使館のGRU。8・14宮城クーデタは、1945年2月11日に(スターリン/ルーズベルトが通訳を含めたった30分間の交渉で合意した)ヤルタ秘密協定以降、スターリン/ベリヤと阿南惟幾・陸軍大臣の間で練りに練られた“ソ連軍の日本列島全土占領”まで、日本を米国と戦争させ続けるためのクーデタ。
帝国陸軍が1945年4月に入るや、精力的に国民に散布した「本土決戦」「一億玉砕」関連の諸宣伝文書は、この“ソ連軍の日本列島全域占領”を目指すために国民に“錯覚した心構え=狂った愛国心”を植え付けるためのもの。“ソ連軍の日本列島全域占領”が成就すれば、当然、昭和天皇は銃殺されている。そればかりか、全ての男性皇族も銃殺され、傍系を含めた神武天皇からの男系男児の血統は死に絶えている。
“日の丸を振る共産党の別働隊”日本会議や“日本民族絶滅に狂喜するコリアン”櫻井よし子の大東亜戦争肯定論は、その戦争目的「昭和天皇と男性皇族の全員銃殺」がたまらなく快感だからだ。大東亜戦争を讃美する“反日の狂人”日本会議二十万人と櫻井よし子を二十年前に、絞首刑百回に処していれば、とっくに旧皇族は復籍され、皇統“安泰”の基盤の一つは達成されていよう。
“天皇の大権である皇位継承の国会“簒奪”は、赤色陸軍8・14宮城クーデタを超える、赤色国会の天皇制廃止クーデタ──皇室典範“爆殺魔”櫻井よし子は、在日マタハリ(中)” の続きを読む