天皇の大権である皇位継承の国会“簒奪”は、赤色陸軍8・14宮城クーデタを超える、赤色国会の天皇制廃止クーデタ──皇室典範“爆殺魔”櫻井よし子は、在日マタハリ(中)

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 日本では今、1936年2・26クーデタ事件や1945年8・14“宮城”クーデタ事件が、そっくり再現されている。かつての赤色陸軍が、赤色国会に変わっただけで、本質も実態も全く同一。いずれも天皇制を廃止して、日本を共産社会に革命することを目指している。つまり、2016年に“悪魔のコミュニスト”安倍晋三(河上肇の化身)が開始した“天皇制廃止の共産革命”は、八年をかけて2024年、天皇制廃止の第一段階を完成するだろう。

 この意味で、赤色首相三羽烏「安倍晋三→菅義偉→岸田文雄」が推進する2016~24年の天皇制廃止八年間革命は、1936年2月26日~1945年8月14日深夜に至る八年間半の、昭和天皇銃殺もアジェンダに入っていた戦前・戦時の天皇制廃止革命と寸分変わらない。

 前者は、後者のクーデタを偶然にそっくり繰り返しているのではない。米国の日本国救出だった“太平洋戦争”とGHQ進駐で、未完となった(1936年2月26日~1945年8月14日深夜の)スターリン命令の共産革命を、継続して完成させる続行革命である。そっくりの同一性は、そう意図した結果。

 なお、2・26事件を「皇道派・統制派の抗争」等と、歴史の真相を隠蔽する共産党史観で解釈してはいけない。2・26陸軍クーデタは、スターリンが命令したクーデタ。昭和天皇を監禁し、河上肇系の共産主義者・秩父宮殿下を天皇に据え日本をスターリンの傀儡国家にするのが目的のクーデタ。8・14宮城クーデタも、スターリンに命令されて、昭和天皇を銃殺し“ポツダム宣言受諾の玉音放送”を粉砕し、ニセ詔書「継戦!」を渙発するのが目的の、史上空前に残忍極めるクーデタ。田中静壱・陸軍大将の身を挺した阻止行動で未遂となったのは、奇跡以外の何物でもない。

 2・26事件の叛乱将校はGRU工作員の共産主義者で、このクーデタのトップ指揮官はソ連大使館のGRU。8・14宮城クーデタは、1945年2月11日に(スターリン/ルーズベルトが通訳を含めたった30分間の交渉で合意した)ヤルタ秘密協定以降、スターリン/ベリヤと阿南惟幾・陸軍大臣の間で練りに練られた“ソ連軍の日本列島全土占領”まで、日本を米国と戦争させ続けるためのクーデタ。

 帝国陸軍が1945年4月に入るや、精力的に国民に散布した「本土決戦」「一億玉砕」関連の諸宣伝文書は、この“ソ連軍の日本列島全域占領”を目指すために国民に“錯覚した心構え=狂った愛国心”を植え付けるためのもの。“ソ連軍の日本列島全域占領”が成就すれば、当然、昭和天皇は銃殺されている。そればかりか、全ての男性皇族も銃殺され、傍系を含めた神武天皇からの男系男児の血統は死に絶えている。

 “日の丸を振る共産党の別働隊”日本会議や“日本民族絶滅に狂喜するコリアン”櫻井よし子の大東亜戦争肯定論は、その戦争目的「昭和天皇と男性皇族の全員銃殺」がたまらなく快感だからだ。大東亜戦争を讃美する“反日の狂人”日本会議二十万人と櫻井よし子を二十年前に、絞首刑百回に処していれば、とっくに旧皇族は復籍され、皇統“安泰”の基盤の一つは達成されていよう。

GRU共産主義者が牛耳る帝国陸軍に代り、日本共産党系国会議員が遂行する天皇制廃止革命

 皇位継承は天皇の大権。故に、何人もこれを犯してはならない。即ち、皇位継承問題は、天皇ご臨席の皇族会議の審議を経て、最終的に天皇が決定・決裁するもの。そして、正しき日本国民とは、この天皇のご決定をただ歓喜して“万歳”と叫ぶ者を言う。つまり、行政府であれ立法府であれ、政府は皇位継承問題に関し、大権を有する天皇「親臨」の皇族会議に対し、いかなる介入も権限の行使もしない、正しい制度の再構築を急がねばならない。

 だが、共産党“発案”の、天皇制廃止の特効薬「女性天皇・女系天皇の導入」「(女性天皇・女系天皇の別表現に過ぎない)女性宮家の導入」を進めた三首相「小泉純一郎(仁川産のコリアン四世)/安倍晋三(河上肇/野坂参三系の共産主義者)/菅義偉(法政大学時代に入党の共産党員)」は、共産党の目的を実現すべく、皇位継承の二千年間の歴史を全く知らない無学な上に低級下劣な人格の輩を内閣府に集め、無法な違法組織「有識者会議」を設置し、これらゲス階級の思い付きをもって、皇孫「ニニギノミコト」以来二千年以上も護持されてきた絶対“法”「男系男子」をズタズタに引き裂き、皇室典範第一条を破壊せんとしてきた。そして今、この三首相が積み重ねてきた、日本史上に最悪・最凶の大犯罪“皇室典範の爆殺”準備が、ついに衆院議長・額賀福志郎の下で着々と進んでいる。

 ところで、日本憎悪を政治信条とする“北朝鮮人”菅義偉・首相が設置した「有識者会議」は(2021年3月)、かつての「枢密院」を代替させたものであることを、今の日本人はトンと気付いていない。つまり、天皇が皇位継承に関して諮詢する“枢密院”を、今の日本では、官房長官or内閣総理大臣が諮問する「有識者会議」に置き換えたのである。つまり、この「有識者会議」を設置できる根拠法令は存在しておらず、「有識者会議」は無法な不法組織である。

 それは、かつての枢密院を模倣した枢密院の紛い物。が、紛い物であっても「枢密院もどき」だから、「有識者会議」に諮問する官房長官or総理大臣は自ら、《天皇の大権》を振り回す“ニセ天皇”を僭称しているに等しい。「有識者会議」を設置した“悪の三首相”「小泉純一郎/安倍晋三/菅義偉」は、「俺様こそ天皇だ」と僭称する天皇位“簒奪”の大犯罪者である。これは、新天皇が即位の大礼の儀式の中で公布する新元号を、臣下である官房長官が簒奪し、この即位の大礼の前に公布する“天皇への叛乱”制度とも軌を同じくしている。この時の官房長官は、天皇位を簒奪中。

(備考) 新元号「平成」は小渕恵三・官房長官が発布し、「令和」は新天皇のご即位の一ヶ月前に菅義偉が発布した。いずれも、元号制定権の天皇からの簒奪で、天皇に対する“臣下の叛乱”行為。

 もう一度言う。皇位継承問題で「有識者会議」を設置すること自体、官房長官or総理大臣が天皇の地位を簒奪し、この間の本物の天皇は銅像や木偶の棒となるよう強制されている。共産党が牛耳る憲法学界が矢鱈目鱈、言葉「象徴」を乱発しているのも、《天皇は銅像か木偶の棒である》を大宣伝しているのである。

 要するに、天皇位の簒奪というべき“天皇への叛乱”制度、それが「有識者会議」制度の本質。1989年1月の昭和天皇の崩御以来、“共産党の公然たる支配”下にある内閣と宮内庁は、天皇制廃止を露骨に剥きだして、躊躇う素振りすら見せない。天皇を、銅像か木偶の棒に扱う共産革命の「前段階情況に異を唱える者は、今では、私一人を除き、日本には一人もいなくなった。

 現在、衆院議長・額賀福志郎が音頭を取っている、「女性宮家の導入→(それに伴う)皇室典範第一条の木っ端微塵の爆殺」は、菅義偉が、2021年3月に設置した内閣の「有識者会議」がデッチアゲた“天皇制度(皇位継承)の自然消滅”策を立法化する寸前の皇室典範“大改悪”。内閣に設置した有識者会議は、無法の違法組織だが、国会での議論は合法だから、情況は“万事休す”。

櫻井よし子/本郷恵子/綿矢りさ/半井小絵/里中満智子は元田永孚/清水澄/穂積陳重と同等?

 《有識者会議は、枢密院に擬して設置》という事実において、この「有識者会議」に呼ばれた諸人士たちは、かつての枢密顧問官に相当する一流の人物でなければならない。が、実際には、皇位継承に全くの無知蒙昧をさらけ出す“ズブの素人”の上に“際立つ低級下劣”人格の者か、凶悪な天皇制廃止の共産党員・共産主義者ばかりしかいない。これ等の詐欺師まがいの「有識者」を選別した菅義偉が、まさにこの「皇位継承に全くの無知蒙昧をさらけ出す“ズブの素人”の上に“際立つ低級下劣”なゲス人間で、さらに凶悪な天皇制廃止の共産党員」だから、当然に起こる事態。

 かつての枢密顧問官を、私の記憶のままにリストすれば、元田永孚/清水澄/穂積陳重/一木喜徳郎/佐野常民/勝安房/井上毅/小村寿太郎/金子堅太郎/加藤弘之/青木周蔵/・・・。

 一方、“天皇制廃止のゴリゴリ共産党員”菅義偉が選んだ、かつての枢密顧問官に相当すると詐称する「有識者」は、櫻井よし子(母親はハノイで14歳の頃から日本人相手に商売していた朝鮮人○春○)/本郷恵子(共産党員・本郷和人の女房)/綿矢りさ(小説家)/半井小絵(気象予報士)/里中満智子(漫画家)/曽根香奈子(日本青年会議所監事)/岩井克己(新聞記者出身の評論家、日共党員)/・・・・・ら二十一名。彼らは、元田永孚/清水澄/穂積陳重・・・と比較すれば、十億円ダイヤモンドの前の“石ころ”。即ち、“北朝鮮人の凶悪侵略者”菅義偉は、“石ころは有識者”だと公言する大嘘つきの詐言師。

 そもそも、反・皇位継承学を含めてあげても、皇位継承問題にかかわる著作物を有するのは、この二十一名中、たった二人。所功(名古屋大学「民青」出身の過激な共産党員)と笠原英彦(全く意味不明の『(先帝陛下が譲位されると)皇室が無くなる日』などを書く、相当に頭がイカレタ人物)のみ。つまり、北朝鮮人三世・菅義偉は、無知な非・有識者がほとんどの集団を「有識者会議」と詐称し、宮中ではなく行政府に、根拠法なく設置した。

 学歴詐称トリオ「ショーンK/水原一平/小池百合子(カイロ大学の?学科に一年間在籍/退学処分を、「社会学科を首席で卒業」と詐称。カイロ大学に社会学科が新設されたのは1980年代で、そのとき小池百合子はテレビ東京キャスターで東京にいた)」とそっくりな、「有識」を詐称する無知無学二十一名を、“犯罪首相”菅義偉は選んだのである。実際にも、櫻井よし子ら二十一名の知的レベルは、学歴詐称トリオ「ショーンK/水原一平/小池百合子」と何ら変わらない。

 なお、菅義偉は、北海道縄文人十万人を毒矢で“皆殺し”した、シベリア・アムール川から侵入の残虐な異民族アイヌを「先住民族だ」と天文学的な大嘘をつく、日本民族“皆殺し”を推進する血塗られた悪魔的な朝鮮人。大嘘つき共産党員・菅義偉は、外患罪で刑務所に収監すべき大犯罪者。

 ところで、この二十一名の中に、天皇制廃止では朝日新聞に負けない“赤黒”産経新聞がお抱えの“隠れ共産党員”三人衆──強度な天皇制度廃止を心底で燃やす偽装保守「櫻井よし子/八木秀次/百地章」──がいる。櫻井よし子/八木秀次/百地章は、日本会議の超クズ人間二十万人や神社本庁系の“おバカ”神官を、夢遊病者・痴呆者に洗脳する腕利きの洗脳専門家でもある。

 この産経お抱え三人衆は共通して、皇位継承に関わる著作物を一冊も有さない。八木秀次は広島県立世羅高校在学中から民青の活動家。百地章は、静岡大学で有名な共産党員憲法学者のゼミに在籍していた民コロで、京都大学大学院に進学したと同時に、共産党の命令に従い民族系を偽装し今に至る。

日本共産党命令の“天皇制度殺し”赤い国会は、スターリン命令の“天皇殺し”赤い陸軍の再来

 次に、この菅義偉の2021年「有識者会議」の立法化に大暴走する、“スーパー無知無学のアホウ”額賀福志郎が牽引する国会を見てみよう。極左反日で中共べったりのカルト宗教団体・創価学会の政治部門「公明党」、部落解放同盟の非暴力革命グループ「日本維新の会」、右に行ったり左に行ったりの“右往左往”玉木雄一郎が率いる「国民民主党」、北朝鮮人が中核を占める第二共産党というべき「立憲民主党」など、ずらりと極左政党がオンパレード。しかも、自民党も五十歩百歩。

 自民党幹事長の茂木敏充は中核派の北朝鮮人アナーキスト。首相・岸田文雄は日共の反核運動家。上川陽子・外務大臣は岡本公三を尊敬するパレスチナ・テロリストの同志で、駒場時代から日共党員。つまり、現在の日本の国会で、「領土/皇室/日本の歴史/日本民族の人口/日本民族の伝統・慣習」を守らんとする真正保守の政治家は、七百人以上のうち、数名いるか否か。保守政治家は絶滅寸前。これが、日本の現実で惨状なのだ。

 すなわち、日本の国会は、隣国の北朝鮮や中共と変わらぬ、国会議員のほとんどが共産主義者か共産主義シンパ。ところが日本国民は、この“赤い国会”をなすがままに放置して、改善や是正をなそうとはしない。しかも、赤い国会の赤色は、ますます濃くなっているというのに。

 このような状況だから、日本では、憲法第二条「皇位(の継承)は、国会の議決した皇室典範の定めによる」を、共産党流の恣意で拡大解釈し、国会は皇室典範を全面的に大改悪できるとの、狂った解釈が罷り通っている。このような国会の暴走は、国会を占拠したジャコバン党がルイ16世を「フランス国王ルイ16世」から引き摺り落とし「フランス人の」に貶め「国王」の称号を剥奪した、1791年9月に制定した革命憲法の模倣そのもの。日本の国会は、暴力とテロの血塗られたジャコバン党員ばかりになった。

 これはまた、昭和天皇の大権である詔書渙発の権能を、ゴリゴリ共産主義の阿南惟幾一派が簒奪し、天皇のニセ御名御璽の詔書を発布せんとした1945年8月14日深夜クーデタの七十九年ぶりの再現でもある。皇室典範は“皇室の家法”をまとめたもので、天皇と皇族以外の何人たりとも触ることは許されない。皇位継承法は神聖にして不可侵である。

 ところが今、麻生太郎に至るまで、国会は“皇室の家法”皇位継承法=皇室典範に侵入し改竄できると信じて疑わなくなった。これ、無法者のクーデタに他ならない。このように、日本の赤い国会では、正しい日本人の国会議員が一人もいない。代わりに、蛮族の外敵の侵入占領部隊が、日本の国会を占拠している。そして、この国会は、日本国の全てを隅々まで破壊し尽くさんとしている。

 日本の国会を占拠している蛮族の侵入占領部隊の、現在のリーダーが、ノンポリだがお馬鹿が過剰な額賀福志郎。この額賀を支援しているのが、かつては反・菅義偉の保守だった麻生太郎。ともあれ今、“蛮族の赤い外敵の親分”になった額賀福志郎が国会で、なさんとしているのが、暴虐なる皇室典範“爆殺”クーデタ。このクーデタは、1945年8月14日深夜の「昭和天皇の玉音放送“抹殺” クーデタ(ポツダム宣言受諾せずのニセ詔書渙発)」と余りに酷似している。両者を表1に比較。

表1;天皇殺しに爆走する額賀福志郎は、“スターリンの犬”阿南惟幾の生れ変り

 

赤色陸軍の8・14宮城クーデタ

2024年の赤色国会(額賀福志郎)クーデタ

命令者

ソ連(スターリン、ベリヤ、在京GRU部隊)

志位和夫の日本共産党

実行者

阿南惟幾・陸軍大臣。陸軍省軍務局。皇国史観の平泉澄グループ。全員、ロシアのGRUに所属。

表は操り人形の額賀福志郎と麻生太郎。実際の遂行者は、共産党員・菅義偉と超「反日」の北朝鮮人アナーキスト茂木敏充。

クーデタ目的

昭和天皇の監禁もしくは銃殺。ポツダム宣言受諾破棄と「継戦!」のニセ詔書渙発。

皇統二千年の“法”に違反する「女性宮家」「養子」の導入による皇室典範の爆殺と、それがもたらす天皇制度の自然消滅。

“皇位継承の安定”問題より“皇室の安泰”基盤の構築の方が喫緊で急務ではないか

 現在の日本では、白々しい国民騙し語(共産党語)「皇位継承の安定確保」を平気で口にする、赤い詐言師が横行している。特に、霞が関の内閣の近辺と永田町の国会の辺りでは、新聞TV以上に、「皇位継承の安定確保」は、普段の言葉であるかに不注意にも安易に使用されている。

 が、日本の皇室問題の中で最喫緊の課題は、大暴風の前の倒れんとする大木のごとくに、ボロボロに崩れ落ちんとする“皇室の基盤”を、再構築する方ではないか。しかも、「皇室の安定的な基盤」があって初めて「皇位継承の安定確保」の問題に取り組めるのだから、順序が逆になっている。また、“皇室の基盤”が再構築されれば、自動的に「皇位継承の安定確保」は達成されてしまい、後者の問題は議論する必要すらなくなるから、皇室の未来を考えれば、何が何でも「皇室の基盤の安定化」に全力で取り組むのが、日本国民の最優先使命だろう。

 換言すれば、弱体化いちじるしい“皇室の基盤”問題をそっちのけで、一っ飛びに「皇位継承の安定確保」に問題をワープさせているのが、今の日本。このやり方は、深刻な問題である“弱体いちじるしい皇室の基盤”の再構築や是正をさせたくない悪意から考案されている。つまり“弱体いちじるしい皇室の基盤”情況をさらに悪化させるために、詰まるところ天皇制を廃止する目標に向かって、菅義偉とその犬・額賀福志郎は、「皇位継承の安定確保」問題を、鉦や太鼓で大騒ぎしている。

 このことは、もっと直截的に言えば、われわれ正しき日本国民は、「皇位継承の安定確保」問題はいったん棚上げすべきである。そして、まずもって、直面する「皇室の基盤“”再構築“」に全力疾走しなくてはならない。

 このように深刻な現況を正しく冷静に把握すれば、正しき忠良の日本国民は、皇位継承問題の安易な弥縫策を求めることではなく、正しき皇室関連制度の基盤整備こそ急ぐべきだと考える。つまり、神武天皇以来の皇位継承“法”に一㍉も違わぬ近代的な皇室制度の基盤をもう一度頑強なものに再構築する方が喫緊の課題だと、眦を決して、突進する。

 この「神武天皇以来の皇位継承“法”に一㍉も違わぬ近代的な皇室制度」こそ、コーク卿の“法の支配”に酷似した“旧慣の尊重”を大原理に据えた、天才級の井上毅が奇跡的に明文化に成功した明治皇室典範に他ならない。(通常、慣習法の明文化は極めて難解だから)これを凌ぐ制度を人智で作ることは不可能。それが、次。なお、知恵者・英国は皇位継承法を明文化せず、賢明にも慣習法のまま不文法にしている。

A「皇室典範は、皇室の自らの家法を條定するものなり」

B「已む得ざるの必要により、その條章(条文)を更定(修正)することあるも、帝国議会の協賛を経るを要せざるなり」

C「皇室の家法は、祖宗(神武天皇および後継の諸天皇である天皇の祖先)に承(う)け、子孫に伝ふ」

D「皇室の家法は、君主の任意の制作する所に非ず」

E「皇室の家法は、臣民の敢えて干渉する所に非ざるなり」(注1、丸カッコ内中川)

 明治・皇室典範が明徴した“皇室の家法の本旨”ABCDEは、二千年間の過去の皇位継承のケースを一般理論化したものであるから、今も何一つ変わるはずもない、不易の大原則である。つまり、現在のGHQ憲法第二条は「国会の議決した皇室典範」とするが、皇室典範の本性であるABCDEは、今でもいささかも揺るいでいないのだから、いささかも改変してはならない。

 とすれば、皇室典範への国会の関与を禁じるBが「GHQ憲法によって消滅した/変更された」と解釈することは極めて困難であり、この解釈が謬説として排斥されねばならない。つまり、《Bの尊重》は揺るがせず、これを前提に、天皇が発議・裁可された皇室典範の改正案を形式的に「議決する」、いわば「Bと《国会議決》の双方両立」方策になったと解するのが正しい。

“皇室の基盤の再構築”とは何か──「皇族会議の復活」「旧皇族の復籍」「公家の復活」等々

 現在の日本が日本国民の叡智を集合して全力を挙げるべきは、イの各分野であり、ロではない。むしろ、ロは徹底的に糾弾して排撃すべきもの。また、イが達成できれば、ロはいつの間にか自然的に解決する。

 つまり、天皇制廃止に妄執の炎を燃やした小泉純一郎(仁川産コリアン四世)や過激共産党員の菅義偉(北朝鮮人三世)が、ロのみをぶち上げて、イを絶対にしない/排撃するのは天皇制廃止に爆走しているからである。彼らの脳裏には、実は口とは裏腹に、「皇位継承の安定的な確保」は一㍉㌘も存在しない。

イ;皇室の基盤を強固にする安泰策。皇室典範と関係する5、以外は、政府はドシドシ進めることができる。進めることができるのにしないのは、今の自民党政府が天皇制廃止を旨としているからだ。

1、旧皇族の復籍

2、公家の復活

3、刑法不敬罪の復活

4、“天皇への叛乱”「元号法」の正常化(附記参照)

5、「皇族会議」の復活→「皇室会議」の方は休店状態化する

6、皇室に関わる嘘歴史の是正(①11宮家の臣籍降下は加藤進と大蔵省の独断でGHQはいっさい関与せず。②公家の廃止は、GHQの“存続”命令を転覆させた佐藤達夫の単独犯行。③・・・)

7、憲法第一条を「天皇は日本国の元首である」に改正。憲法第二条の七文字「国会の議決した」を削除する改正。なお、安倍晋三が、自民党が1955年からアピールしてきた、この憲法第一/第二条改正を排除したのは、安倍晋三が天皇制廃止の共産主義者だからである。

(備考)以上1~7の説明は後述。

ロ;皇室の基盤を揺るがし、その弱体化をますます深刻なレベルにする反・皇室の天皇制廃止策

1、女性天皇・女系天皇論。これは皇室典範“大改悪”で、皇統断絶は露骨すぎて誰にでもわかる。よって、コリアンで天皇制廃止の急先鋒・小泉純一郎は、これを断念した。なお、2004年に大暴走を開始した小泉純一郎を洗脳したのは、男女共同参画局の共産党員。

2、女性宮家は女性天皇・女系天皇への第一歩だから、基本的には、女性宮家論は女性天皇・女系天皇論と百%同じ。さらに両者の皇室典範爆殺力も同じで、差異はゼロ。

3、櫻井よし子らの養子論は、①さも女性宮家論でないように偽装した、共産党が考案した“変形”女性宮家論。実態的にも、養子論は女性宮家論の別表現である。②しかも、婚姻における本人の意思の尊重を謳う憲法第二四条に違反する、旧・皇族男児の結婚に対する、国家権力の強制措置を大前提とする人権侵害の最たるもの。

 ③それ以上に、菅義偉と同じく残忍な血塗られたコリアン共産党員・櫻井よし子は、北朝鮮の金与正より残虐な大量殺人鬼。通常の人間の心など持ち合わせていない櫻井よし子は、だから、「おい、旧・皇族の男たちよ、お前たちは馬や牛と同じだ。牛や馬と同じ種付けでもやってろ!」と言い放てるのである。養子論は、このような非人間極める残忍な狂気の発想。「養子論」を吹聴する血塗られた犯罪者性において、“金与正のクローン”櫻井よし子の残虐性は悪魔を超える。

櫻井よし子「私はルイ十六世をギロチンしたロベスピエールより怖いのよ。怯えよ、奴隷の女性皇族よ」

 ④養子論のもう一つの異常性。櫻井よし子らの養子論は、宮家の家柄において格の低い方に格の高い旧・宮家の男児を婿入りさせるもの。狂暴な暴力団もたじろぐ櫻井よし子は、共産党がでっち上げる“意味不明の皇族数増加”を屁理屈に、「私は、皇族をいくらでも殺してもいい絶対的な支配者だゾ」と、高飛車に「おい。奴隷の女性皇族よ、結婚と同時の降嫁などさせないぞ! 女性宮家の当主に成れ、そして養子を迎えろ!」と、刺身包丁を突き付けて強要・強制するロジックを展開している。

 しかも、この「養子」論は、憲法からも絶対に不可能な“国家権力の命令で旧皇族の男児を選択させる”、現実には全くあり得ない事態を前提としている。天皇・皇族を殺しまくりたい“ロベスピエールの再来”櫻井よし子は、さも旧皇族にも配慮しているかのアリバイ工作として「旧皇族の男児」なる言葉を弄んでいるのだ。

 現在の女性皇族に、旧皇族の男児を結婚させるには、両者を刑務所に犯罪者として収監するのと同じ国家権力の執行なしでは不可能。現実には、女性皇族と旧皇族の男児の結婚など、未来永劫にわたり一組も生まれない。日本人を二千万人から三千万人ほど殺したくて大東亜戦争肯定論をぶつ櫻井よし子の言動は(注2)、朝鮮人〇春○の娘として、残虐非道な日本人憎悪一色。櫻井よし子の史上空前の詐言は、同じ北鮮人の東京新聞・望月衣塑子氏より百万倍もひどい。

(参考)なお、宮家の格付けは基本的には古さが全て。その意味で伏見宮家の本家が、宮家では、その筆頭。つまり、戦後の新しい宮家すべて、旧皇族より下の家格。また、天皇との距離も宮家の格付け順位を決定する。例えば、久邇家は明治天皇と最も親しかった宮家で、明治天皇に皇子がお生まれにならなかった場合、大統(天皇位)を継ぐことになっていた。この親しさが、昭和天皇の皇后が久邇宮家から輿入れとなった。戦後の新しい宮家は、旧・久邇宮家に比すれば、はるかに序列が低く下座になる。

 ⑤さらに、女性皇族は男性皇族に嫁ぐのが古来からの慣わし。民間人になった旧皇族から婿を女性皇族はなぜ迎えなければならないのか。理由を言えよ、ナガレモノ朝鮮人・櫻井よし子よ。旧皇族の皇籍を復帰させれば女性皇族は直ぐに嫁げる。しかも、皇族の身位はそのまま。だが、悪辣な天皇制廃止の詭弁家・櫻井よし子は、万能の解決策(旧皇族の復籍)を頑なに妨害し続けて今に至る。櫻井よし子が、天皇制を擁護しそれを維持する正常な策には目鯨立てて徹底的に排撃するのは、志位和夫に直属する“隠れ共産党員”で、筋金入りの天皇制廃止コリアンだからだ。 

(備考)かくも残忍非道の櫻井よし子を、飛び抜けたクズ人間が集合している日本会議などの民族系では、“素晴らしい保守論客”だと持て囃す。知なき良識なき日本会議の20万人には一人も日本国民がいない。この20万人を切り刻んで急いで日本海のサメの餌にしよう。そうしなければ、滅亡一直線の日本国の末期はさらに悲惨を極める。

4、“世紀の大詭弁”皇族数の確保。旧皇族を復籍させたら、皇族数など直ぐに数倍となる。この問題は一気に解決する。なのに、なぜか旧皇族の復籍をさせない。復籍させれば、次代の皇位継承が安定的になるからだ。

現・皇室典範には改正条項が無い。政府に、有識者会議(=無法組織)を設置する法的根拠は微塵も存在しない

 しかも、現行・皇室典範には、改正条項が無い。それは、皇室典範が、永久にいかなる改正も認めないと定めていることを意味する。一種の“皇室典範は不磨の大典”主義が、現行・皇室典範を貫いている。当該法の本旨の一つでもあろう。とすれば、女性宮家であろうと養子“導入”であろうと、それらは現行・皇室典範に違背する違法措置となるから、法治国家・日本では全く許されない。

 が、現行皇室典範に、天皇の高齢に伴う譲位制度があった方が好ましいことは、先帝陛下が国民にTV御諚で諭された通り(2016年夏)。これに対して過激な天皇制廃止を信条とする“天皇殺し狂”安倍晋三は、(皇室典範に違背する)違法な「有識者会議」(共産党員・御厨貴をリーダーに選定)を設置し、譲位を禁止し退位を強制する「退位」特例法案を起草した(2017年)

 が、“違法組織”「有識者会議」から生まれるいかなるものも、全て無法の産物以外になり得ない/法治国家が遵守する法的な合法性を有さない。即ち、安倍総理の下で起草された“譲位を禁止し退位を強制する「退位」特例法案”は、菅義偉・官房長官がデッチアゲた、菅の私文書の域を超えないシロモノ。それなのに安倍晋三は、それを2017年の通常国会に内閣提出法案として審議させ立法した。安倍晋三は、日本の国会を“無法の立法機関”に化した。“共産主義者コンビ”安倍晋三/菅義偉の狂気の反・法治主義は、現行と明治の皇室典範と比較すれば、さらに一目瞭然。

表2;明治・皇室典範から改正条項を全て削った現行・皇室典範

明治・皇室典範第62条

現行・皇室典範

1、皇室典範の条項を改正or増補の時は、皇族会議枢密顧問に諮詢し、天皇が勅定

言及した文字数はゼロ。代わる他の方法についても、一文字もなし。

2、みだりに紛更してならない

仝上

3、皇室の事は皇室自らこれを決定すべきとする。よって、典範改正を、臣民の公議(国会)に附してはいけないと定める。

仝上

 皇位継承を含め、皇室のルールは全て“皇室の家法”。皇室外の一般国民が、皇室の家法に介入する事態は、臣下や人倫の道に違背するだけでなく、人間が守り尊重すべき“法=慣習、conventions”に反する野蛮行為である。もっと直截的に言えば、“皇室の家法”皇室典範に対して「国会が議決」することは、他人の家の中に土足で踏み込んだナラズ者達が、「お前は、嫁に誰誰を娶れ」「お前は、誰誰を婿にとれ」と強要している光景に同じ。

 一方、一般国民や国会の干渉や介入を断固と排する旧・皇室典範の定めは、“皇室の家法”という事実を尊重した人間社会のあるべき掟に一㍉も違うことがない。完璧に理想の“皇室の家法”を、皇室にも臣民である一般国民にも尊重させた“法の中の法”が、旧・皇室典範であった。

 皇室典範は旧・皇室典範に戻さなくてはならない。が、そのために憲法第二条によって国会の議決を経なければならないとすれば、相当慎重にならざるを得ない。一言で言えば、国会の議決を経ずに、旧に戻す方策を見つけねばならない。

天皇「親臨」の審議機関として皇族会議の復活と旧皇族の復籍を急がねばならない

 さて、絶対不易の「男系男児/養子禁止/(践祚でも受禅でも)皇太子の即時即位」以外では、皇室典範の改訂を必要とする事態は、万が一には発生するかも知れない。現に、先帝陛下のご高齢に伴う譲位はやむを得ないことであった。しかし井上毅の時代では、この高齢化は予想されず、明治皇室典範では平安時代の院政の弊害を排除するために譲位・受禅の制度を設けなかった。

 譲位制度の手当ては、2016年夏の先帝陛下の「光格天皇の譲位の先蹤に従って皇太子に譲位したい」とのTV御諚で先帝陛下が発議されたので、直ちに国会が憲法第二条に従い、2016年秋の臨時国会で「天皇は、光格天皇の先蹤に従い、皇太子に譲位する。日時は詔書で定める」との法律を立法すれば済む話であった(天皇の発議→国会の立法)。だが、“天皇制廃止を企むコミュニスト”安倍晋三は、譲位を禁止して、将来の天皇制廃止リハーサルとして「強制退位」にすべく悪知恵を巡らせた。ために、(譲位でなく、フランス革命を模した)強制退位は、三年後と二年間も先帝陛下をお待たせすることになった。不敬きわまりない。

 さて、話を戻す。皇室典範の改訂には、この改訂の審議機関として、①「皇族会議」か、②「皇族会議+枢密院」が必要である。英国は、今も後者の制度を維持している。日本の場合、枢密院の復活は極めて困難になった。それは制度の復活が難しいとの意味ではない。枢密顧問官に成れる“愛国(忠良)の知的・人格的な有識者”が数名必要だが、現在に日本にそれを備える人材が私独りになったからだ。具体的に、元田永孚や清水澄や穂積陳重クラスは、私を除いて、日本から消えた。

 すなわち、日本は皇位継承などの皇室の重大事項の審議機関は、もはや皇族会議しかありえない。この皇族会議を構成するためにも、十人以上の皇族男児が不可欠。故に、1947年降下の11旧皇族の復籍ならびに大正から昭和にかけて降下した旧皇族の復籍を早急に図る必要がある。天皇の諮詢に対する奉答機関で実態的には審議機関の皇族会議を欠いては、皇室の安泰は万が一にも期待できない。

 しかも、この審議機関の皇族会議を構成するために、男性皇族が一気に十名ほど増加するので、同時に皇位継承の安定確保にも貢献する。一石二鳥である。さて、ここで問題。この皇族会議を、現在の馬鹿げたトンデモ皇室会議(十名中、皇族はたったの二名)を抹消して入れ替える、現行・皇室典範の改正で行うのは賛成しがたい。これでは、憲法第二条の「国会の議決」が出てくるからだ。

 そこで、天皇の詔書で、この皇族会議を復活する。詔書には内閣総理大臣の副署が必要だが、これは何とかなるだろう。なぜなら、政府と国会は、これと同時に、「旧皇族には復籍して頂く」との一行法律を立法しなくてはならないからだ。

 もう一つ、問題。それは、上記の方法だと、皇族会議と皇室典範の皇室会議の二つが存在して、この種分けが煩雑になるかに推量されるからだ。だが、これは簡単に解決する。皇位継承など皇族に関わる問題は全て皇族会議が担当して、皇室会議を休店にしてしまえばいい話だからだ。実際にも、天皇ご臨席の皇族会議が開催されるようになれば、国民は「皇室会議は要らない」となり、その休店状態の方を正常と考えるだろう。

(附記) 新天皇の元号制定権を剥奪した元号法の即時廃止!──正しい元号法or不文法化?

 現行の元号法は、共産党に依頼された椛島有三(日本会議・事務総長、脳内が「共産党員、北朝鮮人。KGBロスケ」が各三分の一の非・国民)と田中卓(皇国史観の平泉澄の戦後の一番弟子、日共党員)が展開した国民運動(“国民の声”)を、大平正芳内閣が尊重して制定して上げたという擬制=茶番劇で立法された。ウィーンにいた私は、ただ悔しいと怒るだけで、どうにもならなかった。

表3;狂っている大平の現行・元号法──全面改正せず、まず廃止!

共産党員・大平正芳が制定の元号法(1979年)

正しい元号法は不文法とし、詔勅に替える。

元号は、政令(=内閣)で定める(本則第一項)

元号は新天皇が即位の大礼の時、渙発する。

元号は皇位の継承があった場合に限り改める(本則第二項)

元号の制定は、新天皇の大権である。

この法律は公布の日から施行する(附則第一項)

*元号は慣習法の詔勅で定める。法律不用。

昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたとする(附則第二項)

*左記は真赤な大嘘。これだけでも、この法律は廃止するのが当然。

*安倍晋三は、新天皇即位の一ヶ月前に、新元号「令和」を発表。これは本則第二項に違反

*新元号は、即位の大礼時に侍従長の発表と詔書渙発。

(備考) 極め付きのゴロツキ無法者だった安倍晋三は、法律違反など意に介さなかった。

 (2024年4月19日記、次稿に続く)

1、『皇室典範義解』、丸善、143~4頁。

2、中川八洋『核廃絶は“日本民族”絶滅』、82頁。

 

 

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