真正の日本国民よ、皇室典範をズタズタに引き裂き死文化を図る額賀福志郎(衆院議長)を政界から追放すべく、剣を抜け!──櫻井よし子氏が大宣伝の女性皇族「養子論」は、悠仁親王殿下の皇位を剥奪し旧皇族の復籍を阻止する共産党の天皇制廃止革命

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筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 今、日本では、過去二千年間の歴史の中でも最も恐ろしい、日本国を廃滅せしめる共産革命が着々と進んでいる。福島瑞穂や山本太郎が百万人“合体”した、史上空前に残虐・残忍な(日本民族“皆殺し”が信条の)コリアン菅義偉が共産党とともに進める、2021年に共産党委員長・志位和夫と謀議して決定した“女性皇族の臣籍降嫁禁止と養子取り(=共産党が造語した奇天烈な珍語「女性宮家」は、これを表す)”が、その最終仕上げに入ったからだ。共産党&菅義偉の大陰謀、「旧皇族からの養子」で国民を欺く“女性皇族の終身囚人”化を、菅義偉に操られるままに嬉々と代行しているのが、“脳内空洞の大アホウ”額賀福志郎・衆院議長。

皇室典範第九条を抹殺する“共産党の犬”額賀福志郎は、共産党員・菅義偉(北朝鮮人)の操り人形

 ①額賀福志郎は、皇室典範を木っ端みじんにぶっ壊し、すなわち必然的に発生する第一条「男系男子のみ天皇位に即ける」を典範から排撃し、皇位継承の二千年間の叡智とルールを根底から破壊尽くさんとしている。“札付きの共産党員”菅義偉に発破をかけられ、額賀福志郎が躍起に進める、国民騙し魔語「皇族数確保策」での与野党密室謀議は、天皇制度の終末を飾ることになろう。

 この「皇族数確保策“密室謀議”」は、4月17日&4月24日、額賀福志郎が自民党の麻生太郎と立憲民主党の野田佳彦と鳩首し、落としどころを見つけようとしている。額賀としては、この皇室典範“大改悪”を、現在の通常国会の衆参両院を二日間で通過させたい意向が強固。

 衆院議長となったが無名での政界引退が必至だった額賀福志郎にとり、“大改悪”であろうとなかろうと、1947年以降“不磨の大典”と扱われてきた皇室典範を改悪すれば、後世に額賀の名が残ることは間違いない。今、額賀福志郎が典範“大破壊”に躍起な理由は、これ一つのみ。

 女性皇族の臣籍降嫁を禁止すれば、皇族数が少し増えるのは当たり前だが、“脳内空洞の幼児”額賀の頭では、これこそを「自分の手柄」に思えてならない。「女性皇族の臣籍降嫁の禁止」は、実態的には女性皇族を終身「囚人」にするもので、反・人権の暴力。が、“低級なクズ男”額賀福志郎が、この問題の本質に覚醒することは、太陽が西から昇っても万が一にもないだろう。

 ②額賀福志郎が菅義偉に使嗾されて画策する、不要不急どころか全く有害無益な「皇族数確保策」とは、二本の柱からなる。第一の柱。女性皇族をもって男性皇族と同じだとの“狂気の平等のドグマ”で、女性皇族が念願としている婚姻後の慣習「臣籍降嫁」の権利を剥奪し、「養子をとれ」と《主権者様の国会》が命じて皇室内に閉じ込め、女性皇族に囚人化を強制する悪魔の制度創りのこと。第二の柱。この婚姻の相手「養子」が旧・皇族の場合に限り、ご褒美で、この養子とその子に「皇族」の身位(身分)を付与してあげようとの、旧皇族を奴隷扱いにすること。 

 現在、揉めているのは、この《「皇族」の身位(身分)付与》の問題。立憲の野田佳彦は、旧皇族でなく一庶民でもKK氏のような帰化朝鮮人であっても、女性皇族と婚姻した男性とその子は皇族となるようにしろとの、想像を絶する皇統の全面破壊を主張している。

 野田佳彦のバックは共産党で、野田は共産党の言いなりの主張に固執。もともと野田佳彦は、共産党の“天皇制廃止の大ボス”園部逸夫と昵懇だったように、“共産党の犬”的な言動が多い。一方、ミクロ的には常識人の麻生太郎は、「旧皇族だけが皇族の身位を付与されるべきは常識以前」「二千年間の皇室の伝統・慣習の基本を破壊することはできない」と頑張っている。

 ③が、マクロ的にみれば、額賀福志郎がやっきと進めている皇室典範“大改悪”を直ちに中断することこそ、日本の国会のあるべき正しい対応ではないか。麻生太郎の仕事は、額賀福志郎に対し、「こんな日本憎悪も甚だしい皇室典範“大改悪”なんぞ、すぐやめろ!」と怒鳴って席を立つことだ。

 現に、前衆院議長の細田博之は2022年年頭、菅義偉と岸田文雄首相から、今、額賀がやっている仕事をやってくれと依頼された時、「皇室典範をやたらに改悪するのは、天皇制廃止に直結する!」と、「とんでもない!」と蹴っ飛ばして拒絶した。麻生太郎は、細田博之を踏襲すべきである。

 そもそも日本の皇統護持をすべく、皇位継承の安定を言うのであれば、男系男子の皇族数の確保こそ不可欠で緊急を要している。1945年12月31日~47年10月、コミュニスト宮内次官・加藤進に、昭和天皇ほか皇族の多くが騙されて、11宮家の皇籍離脱を決断した軽挙妄動を反省し、それを逆流させるべく、11宮家(4宮家は断絶。今は7宮家が残る)の皇籍復帰を、閣議決定すれば済む話。なお、日本の皇族を尊敬していたGHQは、11宮家の皇籍剥奪には1ミリも関与していない。

 この皇籍復帰が達成されれば、十分ではないが、最小限数の男系男子の皇族が確保でき、悠仁親王殿下の周りを固めることができる。つまり、旧皇族の復籍のみが皇位継承の安定をもたらし、同時に皇室の基盤の安定ももたらす。皇室の基盤の安定を図らずして皇位継承の安定を求めることはできない。

共産党指揮下の「小泉→野田→菅」有識者会議の目的は、《旧皇族の復籍の阻止→天皇制廃止》

 2004年12月に小泉純一郎が有識者会議を設置して二十年以上、政府=内閣は、「皇位継承の安定」を何度も大声で叫んできた。しかし、政府は、自分が責任を負っている「皇室の基盤の安定」の方は、二十年以上が経つのに、一言も言及したことがないし、策を講じたことは何一つとしてない。

 なぜか。彼らが口にする「皇位継承の安定」は、国民騙しの嘘偽りスローガンに過ぎず、「天皇制廃止」を意味する転倒語(オーウェルのニュー・スピ―クス)なのだ。《日本が戦争で東アジアを共産化する(スターリンのアジア全域の支配に供する)》ことを、隠語「大東亜共栄圏」で表現した、1938年の近衛文麿の国民騙しスローガンと同じ。

「小泉純一郎の有識者会議(2004・12~2005・11、女性天皇・女系天皇で典範解体)→野田佳彦の有識者会議(2012年、女性宮家で典範解体)→菅義偉の有識者会議(2021年、養子で誑かした女性宮家の変種で典範解体)」の三報告書を読めば一目瞭然。つまり、皇室典範の解体・死文化による天皇制廃止をもたらすべく、我が国の天皇制度の根幹たる男系男子(典範第一条)を空中分解させる手段として、スターリン三十二年テーゼを宗教教義とする共産党が「女性天皇・女系天皇・女性宮家」を考案し、政府の政策としてこれらを実行させんとしてきた。

 が、上記の有識者会議の三報告書には、「女性天皇・女系天皇・女性宮家にすれば、皇位の安定的な継承をもたらす働きがある」と書いた行が一行もない。我が国二千年史に、中継ぎの男系の女性天皇が八名ご在位されたが、ゲテモノ「女系天皇/女性宮家」などなかった。そのようなものを創れば、瞬時に天皇制度は大爆発し雲散霧消するからだ。また、歴史上の女性天皇は、特定の男性皇族を次期天皇にするための方策であり、皇位継承の安定とはまったく異次元のものであった。

 即ち、真に安定的な皇位継承を望むならば、「小泉純一郎の有識者会議報告書/野田佳彦の有識者会議報告書/菅義偉の有識者会議報告書」の三つを、まず破毀・焚書することが先決。それなのに、額賀福志郎は、逆さにも、2021年12月に公表の、“最凶の天皇制廃止の狂書”『菅義偉の有識者会議報告書』に従った《皇室典範の大改悪=全面破壊》に大暴走して、ただ興奮状態。

 北朝鮮人三世で日本共産党員の菅義偉には、日本人としての意識は一欠けらもない。「山本太郎/福島瑞穂/辻本清美」の三北鮮人を合体・濃縮したのより、コリアン菅義偉の反日憎悪の猛炎は激しい。菅義偉ほどの天皇・皇族への残忍な殺意を有する国会議員は他に居ない。額賀よ、仮にも額賀が日本人ならば、菅義偉の「2021・12報告書」を国民の目の前で燃やすことだ。額賀福志郎よ、衆院議長である前に、日本国民であるべきではないのか。

日本共産党の天皇制廃止軍団は三つ──①園部逸夫→菅義偉、②養子論の櫻井よし子/百地章/八木秀次、③天皇位辞退or廃太子に追い込むゲリラ師団の西尾幹二/保阪正康/橋本明ら

 ①共産党は、愛子内親王のご誕生(2001年12月)を契機に、天皇制廃止に向かって大爆走を開始した。それが、小泉純一郎首相をして「女性(=愛子内親王)天皇の擁立→女系天皇→日本国民の大多数の《天皇なんか要らない》」で天皇制廃止に至らしめる、元最高裁判事の共産党員・園部逸夫をリーダー(座長代理)とする有識者会議の設置であった。この有識者会議は2005年11月、「女性天皇→女系天皇、すなわち皇室典範第一条【男系男子】の廃止」を高らかに宣言した「報告書」を発表した。

 しかし、翌2006年、秋篠宮家に悠仁親王殿下がご誕生になり、共産党は、この報告書をタイミングがまずいといったんお蔵入りにした。また、「女性天皇→女系天皇」は天皇制廃止の企図が見え見えで、国民の大多数が大ブーイングした。これも共産党がいったん退却を決めた理由になった。

 ②この2005・11報告書から七年後の2012年3月、首相の野田佳彦は、共産党に命令され、園部逸夫を内閣参与に任命し、「女性宮家→女系天皇」による天皇制廃止への爆走を開始した。愛子内親王を直ちに連想させる「女性天皇」を今度は使わず、共産党は奇天烈な「女性宮家」という共産党語を造語した。共産党謹製の四文字魔語「女性宮家」は、伏見宮家や閑院宮家などの一般通念上の宮家を指す言葉ではない。女性皇族が臣籍降嫁を禁止され永久に皇室に閉じ込められた情況になることを、「女性宮家」と共産党は名付けた。

 つまり、小泉純一郎首相の「女性天皇→女系天皇→天皇制廃止」の上着を替えただけの、野田首相の「女性宮家→女系天皇→天皇制廃止」であった。両者ともに園部逸夫が大ボスとして書いたから、全く同じになるのは当たり前だろう。具体的には、野田佳彦の報告書は、小泉純一郎のと全く同じで、「女系天皇の容認」と「男女を問わず長子相続とする」だった。

 ために、この「女性宮家」もまた、一般国民のブーイングするところとなり、民主党政権の崩壊もあって、「女性宮家」はお蔵入りするかに見えた。なお、「女性宮家」を猛然と非難した論文が二つ出た。第一は、『撃論』第五号の私の論考「女性宮家と養子は、皇統紊乱そして天皇制廃滅」(2012年6月)である。もう一つが、日本会議が出した『女性宮家創設 ここが問題の本質だ!』(2012年12月)で、櫻井よし子と百地章のエセーが収録されている。

 だが、日本会議が刊行した、このブックレット『女性宮家創設 ここが問題の本質だ!』は、狡猾な「女性宮家“偽装非難”」で、そのマジックショーの表面メッキ部分を引き剥がすと、なんと女性宮家論の応援を目論んでいた。共産党は“旧皇族の復籍”絶対反対で大暴走する「第一軍団」長の園部逸夫を攻撃する、嘘演技が得意な「櫻井よしこ/百地章および八木秀次」という日共秘密党員三羽烏を「第二軍団」として編成し、後者の前者に対する“八百長の非難”をさせていたのである。

 2012年の野田・有識者会議では、2005年の小泉純一郎・有識者会議に対する轟轟たる非難の中で巻き起った「旧皇族の復籍」問題も討議された。この討議で、日共秘密党員の三羽烏は、旧皇族からの女性宮家への養子入りがあれば、女性宮家は容認できると、実質的に女性宮家を擁護した。この立場は、私や他の真正な日本国民が喉を涸らして提唱し続けている真理「旧皇族の復籍以外に、安定的な皇位継承の策はない」を排撃するもので、百八十度逆。なんということはない、櫻井よし子/百地章/八木秀次は、「女性宮家に反対だが、賛成である」と主張していたのだ。

 ③菅義偉2021年「養子論で誑かす女性宮家論」報告書は、園部逸夫と櫻井よし子の合体。旧皇族の復籍を絶対に阻止すると宣言して已まない園部逸夫を直系的に継ぐ狂信的な共産党員の菅義偉は、首相になるや直ちに、女性宮家を導入して天皇制を廃止する有識者会議を招集し、報告書を発表した(2021年12月。首相退陣後だったが、岸田文雄は菅義偉に優しく、有識者会議に限って総理の立場でやってよいと便宜を図った)

 菅義偉2021・12報告書は、園部逸夫の女性宮家論を直系的に継承するもの。が、共産党語「女性宮家」を使わず、それを原義の「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する」に戻した。「女性宮家→女系天皇」がバレてしまったので、これを避けるための便法で、従来の「女性宮家」の実態は維持された。

 ために、「《女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する》→女系天皇づくり」と正しく見抜く者は、私などごく限られた真正の専門家だけに限られてしまい、この共産党の言葉の変更は、日本国民騙しに効果を発揮した。この言葉の変更は、ノンポリの額賀が、旧皇族の復籍を阻止する“共産党の天皇制廃止革命路線”「園部逸夫→菅義偉」の正体を見抜けない原因の一つかもしれない。

図1;《旧皇族の復籍》阻止の共産党の革命路線を引き継いだノンポリ額賀

 つまり、菅義偉は、園部逸男のように「旧皇族の復籍は絶対に認めないゾ」ではなく、養子でなら認めてあげるなど、一部妥協をしたかに見せて、従来の「女性宮家」堅持に成功している。しかも、旧皇族で養子に入る者は一人もいないから、実際には、「旧皇族の復籍」の完全封殺にも成功している。そして、女性皇族の臣籍降嫁禁止による女性皇族への皇位継承権の付与により、皇室典範第一条「男系男子」は廃止され、愛子内親王の次期天皇が確実になった。

 なお、2017年の譲位・受禅(実際には譲位・受禅と剣璽渡御を禁止し、退位・即位の人民法廷型の式典に貶めた)特例法の国会審議で、菅義偉は自作自演つまり自分勝手に付帯決議を付けた。それが、「政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について・・・」。2021・12報告書となった菅義偉の有識者会議も、この付帯決議を根拠に設置されたもの。額賀福志郎の暴走も、この付帯決議が法的根拠になっている。

狐より狡猾な櫻井よし子の騙し術。共産党秘密党員・八木秀次の嘘満載の“過激”詐言は日本一

 前述した日本会議の『女性宮家創設 ここが問題の本質だ!』(2012年12月)だが、これは櫻井よし子&百地章の狡猾なマジック詐言を収録したシロモノ。私と同じ立場「女性宮家を絶対に認めないぞ」をこの日本会議ブックレットでは発表しながら、実は両名は、野田佳彦「有識者会議」では、旧皇族からの養子を迎えれば女子宮家を認めるとコッソリ主張していた(日本会議の『女性宮家創設 ここが問題の本質だ!』、15頁)

 櫻井よし子や百地章の読者騙しのアクドサは、狐もびっくりの狡猾でプロの詐欺師。なお、百地章が初めて養子論を展開したのは『VOICE』2006年1月号で、野田「有識者会議」の六年前だった。

 八木秀次は、櫻井よし子の二枚舌どころではなく、そのウソつき能力は、“天才級の飛びぬけた詐言師”。このことは、拙著『女性皇族「囚人」“狂”櫻井よし子論』第Ⅳ部第一章の「《旧皇族の復籍》妨害に全力疾走する赤い山羊の二枚舌話法」を読めば瞬時に氷解する。同書288頁に、八木秀次が、雑誌『諸君!』2004年7月号でうそぶいた、次の八木の“赤い言説”を引用しておいた。

(養子を定めた)皇室典範第九条を改正(破壊)し、(次に、「皇位は男系男子」と定めた)皇室典範第一条を改正(破壊)し、愛子様が女性天皇となられることは、認めるに吝かではありません」(47頁、丸カッコ内中川)

 八木秀次とは、このように「女性天皇→女系天皇による天皇制廃止」が本心。共産党本部や朝日新聞などと完全に同一。しかも八木秀次は、冷酷なサイコパス。良心が一欠けらもない。だから、自分の信条とは真逆タイトルの本『女性天皇〈容認〉論を排す』(2004年12月)を平然と出版できる。

共産党員四人組「八木秀次‐菅義偉‐櫻井よし子‐百地章」を断罪しなかった代償が天皇制度廃滅

 日本はすでに滅んでいる。日本国の未来への生命源たる天皇制度を護持せんとする精神が日本列島の全域からすっかり消滅してしまったからだ。志位和夫の同志で共産党員・菅義偉(北鮮人)は、日本で最も危険な政治家。菅義偉を放置すれば、日本国が受ける損傷は、そんじょそこらのレベルでは済まない。

 また、共産党が選りすぐった“偽装と洗脳工作”能力に長けた、八木秀次‐櫻井よし子‐百地章を日本から叩き出しておかなかったから、それぞれが洗脳を担当する標的「産経新聞の購読者、日本会議のメンバー、神社本庁関係の神官」は、ことごとく脳内を汚染されて共産党シンパ/天皇制廃止論者に改造されてしまった。

 現に、この三匹の共産党秘密党員「八木秀次‐櫻井よし子‐百地章」は、2004年から民族系“洗脳”を開始。今や、それから二十年以上が経つ。ために、「産経新聞の購読者、日本会議のメンバー、神社本庁関係の神官」で、日本国民の精神をもつ日本人は限りなくゼロになった。日本人は今や正常な人格/精神/矜持を持つ真面な人間ではない。一億日本人は、事実上、家鴨や豚と変わらぬ動物と化してしまった。だから一億日本人は、額賀福志郎が、女性皇族の臣籍降嫁禁止と養子を導入し、天皇制度を雲散霧消と破壊し尽くすことをただ漫然と傍観し、戦慄もしないし怒ることもしない。日本人は正常な感情や直覚力すら喪失した夢遊病者になり果てた。

 額賀が大暴走する、女性皇族の臣籍降嫁禁止と養子の導入とは、直径100kmの隕石が東京に落下した以上の大規模な共産革命が起きるのと同じ。養子禁止の皇室典範第九条が削除され、次に皇室典範第一条「皇位は男系男子」が爆殺的にバッサリ削除されれば、日本の天皇制度は終焉を迎える。二千年間の日本国の歴史上、これほどの未曽有の事態はかつて一度もない。が、それが、2025年5~6月の国会で、起きようとしている。

知と精神を喪失した一億日本人が日本国民に戻りたいなら、菅義偉に対し怒りと公憤を発露せよ

 菅義偉とは、天皇制廃止のためにあらん限りの悪行を行った、史上空前の“悪魔の共産党員”である。日本国の絶滅を悲願とする“金日成崇拝の信徒”菅義偉の悪行の一つは、2017年の特例法では、①譲位・受禅を禁止するという、二千年間の皇室の皇位継承の絶対“法”を破壊したこと。

 また、悪魔の菅義偉は、②皇室典範第十一条二項&第八条が定めている、先帝陛下の崩御に際し自動践祚する皇太子制度を廃止した。代わりに、新天皇はその都度、国会が決定するという奇々怪々な制度にした。秋篠宮殿下を「皇太弟」とせず奇天烈な共産党語「皇嗣殿下」をあてがった理由は、これ。“世襲”を憎悪する菅義偉は、憲法第二条“世襲”の死文化が悲願。

 次に、天皇と新天皇の間での譲位・受禅であるべき“2019年の荘重なる儀式”を、③剣璽渡御を禁止し、退位・即位“分離式典”にした。しかも、特例法では、退位・即位“分離式典”は、同じ一日内で行うことになっていたが、菅義偉と八木秀次が謀議し(注1)、「4月30日に退位式、5月1日に即位式」にした。これによって、先帝陛下から没収した剣璽をほぼ丸一日、宮内庁の金庫に収め、名実ともに、《新天皇には人民が剣璽を授けた》という共産革命を実現したのである。

(注1)『女性皇族「囚人」“狂”櫻井よし子論』第Ⅳ部第四章を参照のこと。

 剣璽は、先帝であれ新天皇であれ、天皇の傍を片時も離れてはならない。が、侵入外国人の菅義偉にとり、「主権者は国民だから、俺様、官房長官の菅の方が天皇より上だ!」を理屈に、剣璽を没収するという不敬の極みを通り越した暴虐なる叛乱を、新旧の天皇に対し起こしたのである。菅義偉の日本国籍を剥奪すべきである。その上で、菅義偉を祖父の祖国・北朝鮮に追放すべきである。

 それだけではない。④菅義偉は宮内庁長官の山本信一郎に『光格天皇実録』を改竄せよ、と命じた。それが、菅義偉・山本信一郎がでっち上げた全編大嘘ばかりの宮内庁謹製『歴史の実例』。

 光格天皇の譲位パレードの屏風絵は、ネットでも流れているほど、歴史に名高く、美術品としても高く評価されている。が、菅義偉は、先帝陛下が譲位パレードを要求しないよう、光格天皇の譲位パレードを嘘「なかった」に改竄した宮内庁製パンフレット『歴史の実例』を、先手を打って広く国民の目に晒したのである。これについては、拙著『天皇「退位」式は皇統断絶』第一章第二節が詳述。

菅義偉が極度に過激な天皇制廃止狂と知って、櫻井よし子は2021有識者会議に参加。なぜ?

 さて、ここからが本題。日本人が、私の『天皇〈退位式〉は皇統断絶』(ヒカルランド、2019年)を読んでいれば、少なくともその第一~三章を読んでいれば、2020年9月に総理になった菅義偉には、皇室問題とりわけ皇位継承問題には絶対に関与させてはならないと確信したはず。

 即ち、翌2021年3月、菅義偉が有識者会議を設置した時、正常な日本人なら、それには絶対に関わりたくない(天皇制廃止の共犯者にはなりたくない)と思うはず。だが、櫻井よし子氏は、いそいそとそのメンバーになった。櫻井よし子氏は、菅義偉と一緒に「天皇制廃止の革命をやり遂げたい」「天皇・皇族に対して拷問的な苦痛を味合わせて皇居から追放される断末魔に突き落としてやりたい」と考えたが故に、参画したと考えてよかろう。それ以外の理由などありはしないからだ。

 むろん、これは櫻井よし子氏だけの問題ではなく、広く一般日本人に当てはまる。菅義偉だけには皇室問題を関与させるな!と考えるのが、真正の日本国民ということだ。しかし、菅義偉が有識者会議を設置した2021年3月、これに対し、むらむらと怒りが収まらなかったのは、日本中探しても私一人だったようだ。日本人は、天皇を奉戴する高雅な価値から自ら疎外して、精神の高貴な自由を喪失した。日本国の未来を破損して子孫の繁栄をぶっ壊している。天皇制度は、真空的な空気ではない。日本全土の生きとし生きるものに生命を与えて、日本国と日本国民を自由と未来と希望で包んでいる神的なエネルギーである。

額賀福志郎よ、拙著『天皇「退位」式』第一~三章&『櫻井よし子論』第Ⅳ部第四章を直ぐ読め!

「知なくば、いかなる人間も家鴨や豚に等しい」。衆院議長・額賀福志郎はまさに、この状態。仮にも額賀福志郎が、拙著『天皇「退位」式は皇統断絶』第一~三章および『女性皇族「囚人」“狂”櫻井よし子論』第Ⅳ部第四章を読んでいたら、菅義偉の恐ろしい正体を知るから、細田博之・前衆院議長と同じく、額賀福志郎が、菅義偉からの依頼「皇室典範の大改悪=全面破壊」に応じることはなかっただろう。

 すなわち、私からの知を手にしてさえいれば、天皇制廃止一点に絞ってこれへの驀進一路の“恐ろしい天皇・皇族テロスト”菅義偉の正体を喝破するから、いかに脳内空洞の額賀福志郎でも、天皇制度の廃滅に一直線の転倒語「皇族数の安定的な確保策」という“菅義偉&共産党の謀略”に誑かされて、菅義偉の一味になることなどなかったはずだ。

 額賀福志郎よ、今からでも遅くはない。旧皇族全員の復籍と公家制度の復活という、皇室の基盤の安定化に精力を注入せよ。皇室の基盤が安定化すれば、おのずから皇位継承は安定する。本末を混同してはいけない。

(2025年5月5日記)

(参考)日本国民なら必読すべき、中川八洋「皇位継承学」の著作一覧

1、『皇統断絶』、ビジネス社、2005年。

2、『女性天皇は皇室廃絶』、徳間書店、2006年。

3、『皇室消滅』、ビジネス社、2006年。*渡部昇一への皇位継承学入門の授業をそのまま出版。

4、『悠仁〈天皇〉と皇室典範』、清流社、2007年。1&2&4を「中川皇位継承学三部作」と呼ぶ。

5、『小林よしのり「新天皇論」の禍毒』、オークラ出版、2011年。

6、『徳仁〈新天皇〉陛下は最後の天皇』、ヒカルランド、2018年。

7、『天皇「退位」式は皇統断絶』、ヒカルランド、2019年。

8、『神武天皇実在論』、ヒカルランド、2023年。

9、『女性皇族「囚人」“狂”櫻井よし子論』、amazon、2024年。

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