スパイ防止法に無知な日本人。中共支那人留学生(理工系)全員の国外退去やKGBロスケ小泉悠氏を収監できないスパイ防止法は“機能しないザル法”──『スパイ防止法概論』(Ⅰ)

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 高市早苗政権が意欲を燃やしているスパイ防止法とは、十本近い法律の総称名。しかし、多くの日本人は、スパイ防止法とは万能法律で一本の法律だと錯覚している。スパイ防止法は、次の三分野に関り、最低でも七本の法律の制定・改正が不可欠である。

A;敵性国家の対日“諜報intelligence”活動に対する対処(防諜、anti‐espionage)

1、軍事機密保護法

2、外交機密保護法

3、高度技術“漏洩”防止法

B;敵性国家の謀略(偽情報撒布)阻止・除去(counter-disinformation)

4、復活した第85・86条に基づき制定する敵性国家“通謀”処罰法

5、刑法外患罪の第85・86条の復活(但し第86条は、死刑や無期など刑罰を重くする改正を行う)

(蛇足)保坂三四郎『諜報国家ロシア』の表題は、ロシアは謀略のため通謀させる/偽情報を撒布するのだから、学問的には『謀略国家ロシア』に訂正すべき。諜報力は、米国のCIAが世界一でロシアのそれは米国よりはるかに劣る。しかし、謀略(偽情報撒布)はロシアと中共が突出して常習的に行っている。一方、自由社会は体制的にそれを行うことができない。諜報と謀略は厳密に区別すること。

C;“レーニン崇拝カルト宗教教団”日本共産党の非合法化とその活動の完全禁止

6、日本共産党“非合法化”法。共産党員とは、スターリンが創設した過激カルトの宗教団体の信者。自国“憎悪”と自国民“殺戮”の狂気を燃やす“殺人マシーンの改造ロシア人”。

7、共産主義者“公務員”即時免職法(米国communist control actの日本版)  

第一節 GRUロスケ尾崎秀実は、日本/アジア共産化の辣腕イデオローグ

 日本では、スパイ防止法を制定せよ、の声は大きい。その趣旨は正しいし、その精神も健全。現実にも日本では、スパイを規制も可罰もせず、極端に野放し状態。日本国が“世界一のスパイ天国”なのは、偽らざる真実。

 が、日本人が声高に制定せよと叫ぶスパイ防止法の「スパイ」が、上記のA分野のスパイ(諜報員)を指しているのか、B分野の偽情報撒布工作員を指しているのか、は判然としない。どうも日本人は、この区別すらついておらず、主権国家の国民としては幼稚で杜撰。

 スパイspyに拠るスパイ行為はespionageであって、disinformationやpropagandaを行う工作員agentとは異次元のもの。尾崎秀実のごとく、両方を同時に行う強者は偶にいるが、これは珍しい。そもそも、スパイ行為は対象国内でバレないよう秘密裏に行う(covert‐activity)のに、偽情報撒布工作員は顔を出して公然overtと行うのだから、通常は別人。

 どうやら一般日本人の声「スパイ防止法を制定せよ」は、「正常な国益を思考する」ことができなくなる洗脳宣伝に長けた“敵性国家の工作員”を断罪する、B分野の立法要求のようだ。つまり、一般日本人は、A分野の法律については「日本は既に整備済み」と誤解しており、「未だ法律がないB分野の法律を早く立法せよ」と主張している。

 しかし、B分野の立法は、A分野の立法と異なり難しく、容易ではない。とすれば順序としては、法案起草が容易なA分野の防諜(counter‐intelligence)三法律を先に立法した後に、B分野の立法に取り掛かるのが賢明で常道。B分野の立法の難しさは、表1に例示の具体的な“露中鮮の工作員”を想起し、これら犯罪者をどうやれば逮捕・起訴できるかと真剣に思案すれば、直ぐにわかる。

 例えば、日本共産党秘密党員でKGBロスケの櫻井よし子を絞首刑にする法律をどうやって起草するのか、を考えてみよ。それ以前に、能天気で“お馬鹿”日本人は、櫻井よし子(ハワイ留学中に米国共産党に入党?)が日共秘密党員であることすら知らないし、KGBロスケなのも知らない。

表1;敵性国家の工作員を全員放置し、情報国防を一切しない“国家以前の日本”

KGBロスケ

中共の犬

金日成・金正恩の手先

小泉悠、鈴木宗男、佐藤優、今井尚哉、栗原小巻、安倍晋三、森喜朗、鈴木直道、原口一博、産経新聞、日本会議、朝日新聞、NHK、鈴木貴子、神谷宗幣、田母神俊雄、北村滋、西尾幹二、櫻井よし子、林房雄、猪木正道、田久保忠衛、佐瀬昌盛、広瀬陽子、岩下明裕、鳩山由紀夫、西田昌司、木村三浩、水島総、伊勢崎賢治、秋野豊、・・・

鈴木直道、小池百合子、二階俊博、林芳正、岩屋毅、岡田克也(立民)、山口那津男/斎藤鉄夫(公明)、河野洋平/河野太郎、福田康夫、橋下徹、えりアルフィヤ、石平、孫向文、吉永藍、鳩山由紀夫、徐浩予、平野雨龍、安倍晋三(彼の親・台湾は、本心隠しの演技)

福島瑞穂、辻元清美、大西洋之、水島聡(チャンネル・キムチ)、福山哲郎/杉尾秀哉/水岡俊一/石垣のり子(立民)、故・浜田幸一、故・中山正暉、衛藤征士郎、岩屋毅、石破茂、太田光、山本太郎、稲田朋美(北朝鮮人三世)、鈴木直道、岩下明裕

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