日本を再び対米戦争に駆り立て、数千万日本人ジェノサイドを狙う“スターリン史観の悪魔”西尾幹二『日本と西欧の五〇〇年史』 

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

(前置き) 『日本と西欧の五〇〇年史』(2024年3月刊)は、西尾幹二の最後の単行本。レーニン狂のテロリスト大川周明の直系“大量殺人鬼”を自認し、次に日ソ中立条約の松岡洋右に拝跪する“稀代の日本憎悪”狂が西尾幹二の正体。西尾幹二がこの書に秘めた核心は、インカ帝国を絶滅したピサロに生まれ変って、一億日本人を殺し日本列島を無人の地にして日本国を地球から消滅させること。

 この意味で、2025年2月1日「お別れ会」に参集した西尾幹二“信者”に破防法を適用して一網打尽に逮捕収監することを検討せねばなるまい。西尾幹二の書籍は毒ガスのサリンに勝る“猛毒の凶器”。それらの本を手にする西尾ファンは一億日本人を皆殺しする凶器を準備する集合。西尾幹二とは麻原彰晃の化身だし、西尾ファンとはオウム真理教の狂信的な信者と変わらない。

 このことは、『戦争史観の転換』(『日本と西欧の五〇〇年史』の旧タイトル)第一章/第二章を論難した、私の次なる2014年論文を読めば一目瞭然に理解できる。

 危険な珍語性が漂う西尾語「戦争史観」は、通常の語彙ではない。その意味は、「大東亜戦争史に関し、歴史学的な歴史事実に基づく歴史なんかドブに棄てよう」「1945年夏の昭和天皇の“停戦ご聖断”を全否定し、日本人は玉音放送以前の1945年8月14日に戻って大東亜戦争を継戦しよう」との、西尾幹二流の狂気。西尾はニーチェ文藝をまね、「大東亜戦争史観の転換」から三文字「大東亜」を削り、このタイトルを創った。

「戦争史観の転換」の意味は、「大東亜戦争史を戦時の嘘宣伝の通りに改竄せよ!」

 2014年の今、七十年前の1945年に戻ることはできない。八年間にわたって日本国民を騙し日本人を殺し続けた大東亜戦争は、1945年9月2日、東京湾上の戦艦ミズーリーで降伏文書に署名し大敗北が確定した。この歴史事実は改変できない。

 しかし、西尾幹二の精神分裂病はひどく、彼には時間軸がない。2014年と1945年の相違を、西尾は区別できない。虚空に思考が猛スピードで回転している西尾幹二にとり、2014年の今も、過ぎ去った1945年夏。両者間をつなぐ時間は存在しておらず、彼の頭では混然と「2014年=1945年夏」なのだ。

 さらに西尾幹二は、真実と虚偽の差異がわからない。しかも、西尾にとって真実などどうでもいいから、“戦時プロパガンダ(嘘歴史)は、歴史ではない”とは認識できない。逆に“嘘歴史(小説)こそ、真正の歴史”との幻覚に酔い潰れる。

 だが、“反日のワル集団”在日朝鮮人や、知性や知力と無縁な“低級な非・国民”民族系日本人は、西尾幹二が垂れ流す、日本の知を腐蝕し溶解する嘘歴史に興奮し恍惚となる。民族系は、西尾幹二が煽動する嘘歴史が麻薬となって頭に注入され痺れさせてくれることに感激する。(日本国籍をもってはいても)在日朝鮮人は、日本人が今も大東亜戦争が続いているかに錯覚し、北朝鮮に代理して米国と戦争をするならこれほど有難いことはない。

 西尾幹二の“狂気本”『戦争史観の転換』(『日本と西欧の五〇〇年史』の旧題)の読者の多くが在日朝鮮人なのは、このような理由を知れば、不思議ではなかろう。

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日本国“廃滅”狂の教祖・西尾幹二とそのグロテスクな信者たち──赤一色の墓場ダンス・マカブルだった、北朝鮮人とKGBロスケが過半を占めた「お別れ会」

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

(本稿では敬称を省略しており、ご海容のほどお願いします)

 山本太郎のれいわ新選組と福島瑞穂の社民党の合同新年会が2025年2月1日に開かれた、と思い違いされた方も多いようだ。その会合、幸徳秋水より過激なアナーキストで“天皇殺し”に生涯をかけた西尾幹二の信者たちが一堂に会した“アナ&ボル非国民の大集結”だったからだ。

 西尾幹二の思想は、「在日」北朝鮮人と瓜二つ。セクトで言えば中核派に酷似。とすれば、西尾信者の集会を、れいわ新選組のそれかに勘違いした誤解は、間違いではない。

 山本太郎は、朝鮮総連に所属し中核派が推している「在日」北朝鮮人の星。引退直前の福島瑞穂も、東大在学中は日本共産党(民青)の党員だったが、結婚と同時に夫の中核派にセクト替えした北朝鮮人。

 共産党はルソー/マルクス/レーニン/スターリンを崇拝。一方、中核派にはニーチェ/レーニン/スターリン崇拝者が多い。今では中核派のほとんどは、ニーチェから派生したポスト=モダンのフーコー/ドゥルーズ/デリダに軸足をずらし、アナーキズム色が濃厚。とはいえ、北朝鮮の「主体思想」の核はルソー『エミール』だから、共産党と在日北朝鮮人とに、イデオロギーの差異はほとんどない。

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