鉄パイプ“爆発音”発生器は、実弾を撃てない。実弾を撃ってない“囮”山上容疑者は無罪!──犯人は、安倍晋三“口封じ”に、プーチンが派遣したスナイパー五名を含むGRUスペツナズ暗殺部隊?

Pocket

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 来る7月8日、安倍晋三“暗殺”から一周忌を迎える。この事件の最重要核心は、白昼公然の政府要人暗殺でありながら、犯人が全く不明であること、これに尽きよう。警察も検察も、犯人を山上容疑者の単独犯行にデッチアゲ幕引きを図ろうとしている。しかし、これは奈良県警&中村格が捏造した三文小説の可能性がある。安倍暗殺事件の本当の真相とは余りにかけ離れているからだ。この理由には、ほんの一部を挙げても、次の1&2など無数。

1、山上容疑者の手製の鉄パイプ“銃もどき”は、銃ではない。それは、「爆発音発生器」。広義に分類すると“金属製クラッカー”。

2、「犯人はスナイパー五名/指揮官一名/これら六名を関西空港へ急送する車三台(外交ナンバー)の運転手三名/囮山上容疑者の、計十名の暗殺団」と想定するのが、最も蓋然性が高い。

 本稿で述べるのは、私の暫定結論で最終見解ではない。誤りが多々あることを、先にお詫び申し上げておく。①私は、山上容疑者の“鉄パイプ銃もどき”の分解図面を見ていない。真赤な創り話の可能性がある「警察は安倍の体内から散弾ペレット一発を発見」の弾丸を、写真ですら確認していない。②私は、測量士を伴った現場検証をしていない。③私は奈良県立医大病院に残る安倍晋三“治療”カルテに目を通していない、からだ。

 この三点をスルーしたままでは、最小限の工学的・医学的な調査をしたことにはならない。故に、私の最終結論は、それまでお預け。しかし、新聞等マスメディア報道を分析した、以下の暫定的仮説を公表することは、それ相当な公益性があると考えた。

散弾銃とは似ても似つかぬ山上容疑者の鉄パイプ“銃もどき”──が、奈良県警は散弾銃だと断定

 散弾銃は、球形の鉛の散弾ペレットを撃つ銃のこと。円錐形のライフル銃弾/拳銃弾のブレットとは、全く異なる。例えば、散弾銃の中で対人用に用いる散弾には、直径が9.14㍉の「OOO(triple O‐buck)(6粒)や8.18㍉の「OO(double O‐buck)(9粒)が多い。人間は仮にこれらの散弾を至近距離(20㍍)で被弾しても、心臓でない限り、死ぬことはない。貫通は皮膚から骨までが限度で、ライフル銃のように、体を貫通するようなことがないからだ。当然、銃創もできない。これは、散弾銃の初速が市販ので平均330ⅿ/秒。ライフル銃の平均420ⅿ/秒よりはるかに遅いのも関係している。

 これら散弾銃のイロハ常識だけでも、安倍晋三には散弾銃など一発も中っていないと推定できる。A「右首の二つの銃創」、B「心臓の穴」、C「左上腕を貫通している被弾痕」は、例えば、日本人狩猟家に人気が高いベレッタA400upland(イタリア製)やペラッツィHigh Tech2020(イタリア製)など、本物の散弾銃を撃てばすぐわかるが、決してできない。上記ABCは、ライフル弾ブレットによる弾痕。

 さらに、Aの銃創二つに関して、記者会見で医師は5㍉と明言した。「銃創」「5㍉」からライフル弾だと断定せねばならない。山上容疑者が所持していた手製の鉄パイプ「爆発音発生器」=“銃もどき”は、外形は散弾銃だからライフル弾は撃てない。つまり、上記ABCは山上とは無関係。

 そもそも(スラッグ弾を除き)散弾銃の散弾が中ると、人間は激痛と骨折で気絶するだけ。死ぬことはない。安倍晋三が、出血多量で即、心肺停止したのは、ライフル銃で射殺されたからである。散弾銃ならば、安倍晋三は激痛と骨折から気絶したが、出血多量など万が一にも起きない。こんなこと散弾銃のイロハだろう。

 さて、山上容疑者の鉄パイプ“銃もどき”は、水平二連なので、もし実包を撃てるなら、各バレル(銃身)にショット・シェル一発づつ計二発が装てんできる。仮に一シェル当たり6粒or 9粒のpelletが内蔵されていれば、彼は、二回撃っているので、12or18粒のpelletが射出されたはず。が、安倍晋三の体内からも、現場のどこからも、一発の散弾pelletは発見されていない。山上容疑者は、一発も散弾を撃ってはいないことになる。

 が、奈良県警は「司法解剖で、弾が身体から一発発見された」と、奈良医大・医師団の「一発も発見されなかった」に真っ向から反論した。純・理論的には、嘘を吐いているのは奈良県警の方だろう。奈良医大の方が、現実と整合する部分が多いので、その主張の基本箇所は間違っていないようだ。

 そもそも、山上の鉄パイプ“銃もどき”には、銃の機能が全くない。シェル装填装置もないし、シェルを発火爆発させる撃針がない。(高性能火薬ではなく)黒色火薬の爆発音とその煙を発生させる、クラッカーに類する、電池式発火装置付きに過ぎない。これで実弾を撃つのは万が一にも不可能。

 さて、散弾銃の特徴は、発射された散弾pellet(「OOO」「OO」の場合、6~9粒)が、放射状に拡散すること。相当な絞り(チョーク)を入れても、このうち、まっすぐ飛ぶ弾は、1ヶがやっと。つまり、チョークがフルのバレルでも散弾銃では狙い撃ちなどできない。況や、チョークされておらず、ずん胴の鉄パイプにすぎない山上容疑者の“銃もどき”が、仮に実弾を撃ったとして、安倍晋三の左上腕に当たる確率は、「奇跡」を除いて通常はあり得ない。

 そればかりか、6粒or9粒の散弾のうち半分ぐらいは、安倍周辺の人々に中ったはず。つまり、仮に二発目だけに実弾が装填されていたとすれば、安倍の踏み台の前や周辺の(図1、SP警官4名と一般人9名の)計13名のうち四名ほどが、散弾に当たり気絶しバタッと倒れこんだはず。頭蓋骨に当たれば陥没するから全治三ヶ月の重傷。それがゼロ人なのは、山上容疑者の“銃もどき”から実弾が“ゼロヶ発射”されたからだ。

撃ったスナイパーは「演説する安倍晋三の左側聴衆群に潜む二名」+「山上の後方ビル一階の一名」

 では、誰が撃ったか。新聞報道と7月8日のテレビ映像からだけでも、かなりの程度浮かび上がる。医師団の記者会見を報道した朝日新聞の記事が次。

「首の右前部に約5㌢の間隔で、二か所の小さな銃創」「心臓と胸部の大血管を損傷」「心臓の壁には大きな穴が開いていた」「左肩に銃弾が貫通した傷があった」「体内から銃弾は発見されていない」(7月9日付け)

 つまり、銃弾は「右頸部に二発、左上腕部に一発、心臓に一発」の計四発が撃ち込まれている。山上容疑者の方向からの銃弾は、左上腕部のたった一発。つまり他の三発を山上容疑者は、撃っていない。山上は、撃てる方向にはいない。

 次。記者会見の医者は、奈良県警のような口から出まかせ嘘八百の感じはしなかったが、無根拠な思い付きばかりを口にし、「これが医者??!」と嘆かざるを得ないほど質の悪さが特徴だった。

 右頸部からの二発は、入射角度からして万が一にも心臓には届かない。仮に届いたら、外部からの異物による心臓の穴or損傷箇所は二つできる。が、一つしかないことでも、このことは明瞭。

 テレビは、倒れこんだ安倍晋三の心臓の真上の白ワイシャツに一円玉の大きさの血が滲んでいたのを映し出していた。これは、心臓の真前から射撃された、5㍉前後の銃弾の射入痕。

 つまり、右頸部を撃ったライフル銃のスナイパーと、心臓を撃った拳銃の名手(スナイパーの転用)は別人(図2)。これこそは、今般の暗殺事件を解明する最重要事実の一つ。さらに、左上腕部から体内に貫通した銃創がある事実と宣伝カーに銃痕が見つかったとの報道から、この宣伝カーと安倍晋三を結ぶ線上で、ライフル銃からガリウム弾が発射されたのがわかる(図2)。つまり、安倍晋三を撃ったスナイパーは三名。山上容疑者の二発目の爆発音を合図に、この三スナイパーが同時に一斉射撃したのがわかる。

 この三名の射撃位置。第一射撃手は、安倍晋三から左側聴衆群の前列で、安倍との距離約10㍍(仮定)のスナイパーの拳銃弾が心臓に命中。これが出血多量の主因で安倍晋三の死因の筆頭。第二射撃手は、この左側聴衆群から少し離れて、安倍晋三との距離が20㍍(仮定)の位置からか。第三射撃手は、山上容疑者の背中よりはるか後方のビル一階から撃ったのか? この場合の、安倍晋三との距離を約40㍍と仮定しよう。

 スナイパーは合図から0.01秒で引金を引く。この三名の射撃手は同時にそれぞれの銃を発射。心臓を撃った者の弾が真先に安倍晋三の身体(真直ぐ立っている)に届くので、次の第二射撃手の弾が届くころには安倍晋三の体は右に15度傾斜していると仮定。つまり、第二射撃手は、安倍の右頸動脈を狙ったのだが、この身体の傾きで、三㌢ほど首下にずれてしまった。

 第三射撃手も左頸動脈を狙った。が着弾時、安倍の体が既に30度傾いており(仮定)、左上腕に塞がれた形になった。この弾は、貫通して左鎖骨下動脈を損傷し、出血多量の第二原因となった。

 医者の発表と警察の発表とは、あまりに食い違いが多い。医師の発言には、銃の素人故の憶測が多く辟易するが、意図的な捏造が感じられない。一方、奈良県警の発表は、ことごとく意図的な捏造嘘ばかりとの印象を受ける。どうも、後者の発言のすべては、眉唾として排除した方が無難に感じる。奈良県警=警察庁は、何故こんな嘘八百をでっちあげたかを徹底的に分析しない限り、安倍暗殺事件は解明できないのではないか。

 なお、第一射撃手と第二射撃手は、テレビ画像や現場にいた聴衆の携帯電話すべてを集めれば、犯人として割り出せるかも知れない。第一射撃手は、たぶん女性。肩からのハンドバッグ内から消音器付き小型拳銃で安倍の心臓を狙ってガリウム弾を撃ちこんでいる。ガリウム弾を用いる場合、保冷剤で拳銃を冷やすが、ハンドバッグ内なので、よく冷える。第二射撃手は大型の鞄を肩から紐で下げ、この鞄の中から、銃身を半分に切り落とした消音器付きカラシニコフAK74でガリウム弾を撃っている。むろん保冷剤をかなりの量、鞄の中に入れている。カラシニコフは、一度の引金で3~4発の弾が出る。第二射撃手のカラシニコフは、これが2発になったようだ。カラシニコフの銃弾の径は5.45㍉だから、医師団発表の「銃創の径は約5㍉」と、一致する。

 この犯人二人の割り出しは、関空から午後以降の便で国際線に乗った乗客の防犯カメラ映像と、安倍の聴衆者の映像とで一致する者を探せば可能。警察はこの作業をしたのか、しなかったのか。

ライフル弾は30度で溶けるガリウム弾。証拠隠滅した善意で親切な看護婦の心臓マッサージ

(1)警察発表の嘘の一例。医師の発表「右首下に銃創二つ」を、警察は、真赤な嘘「銃創は一つ、もう一つの擦過傷」に改変した。警察のこの真赤な嘘捏造は、実弾など発射していない山上の“散弾銃もどき”がさも実弾を撃ったかの非・事実を捏造するためではないのか。しかも、警察は、山上の“散弾銃もどき”が第二発目の発砲で「OOOpellet」6粒を発射したとの嘘をでっちあげるため、小説を創作したのではないか。「一ヶは左上腕部から安倍晋三の体内へ」「もう一つは右首下を擦過して、空中どこかに飛んでいき、発見できなかった」「残りの四粒のうち三つは、90㍍先の駐車場の壁、高さ4㍍、5㍍、8㍍に中った。が、弾の破片は見つからなかった」「最後の六粒目はわからない」、と。

 この創作小説のために、警察は、事件後の深夜、この駐車場の壁《高さ4㍍、5㍍、8㍍》に、弾らしき傷をノミかドライバーの先端で付けたのだろうか。この行為は、仮にもし、したならば、器物損壊罪の犯罪。また、刑事訴訟法が禁じる証拠捏造。

 なお、山上のは絞りのない口径2.5㎝以上の鉄パイプ。また銃身が30㌢にも満たない“散弾銃もどき”。それが仮に散弾を撃てたとして、どうして90㍍先まで到達する? せいぜい40㍍が限度だろう。なお、この駐車場の壁、たまたま山上と安倍を繋ぐ直線上にあるから、警察が悪用するのを思いついたのか。それとも、本当に銃弾痕なのか。

(2)警察嘘発表の二例目。7月20日、警察庁長官・中村格の大嘘は、私には漫才師の戯言にしか聞こえなかった。思わず爆笑した。中村格は、「盲管銃創を確認した」と説明したからだ。安倍の体内に撃ち込まれている銃弾は4ヶ。司法解剖で1ヶも発見できなかったはずだから、全て溶けたのである。つまり、安倍晋三の体内に射入した銃弾4ヶは、体温より低い30度で溶けるガリウム弾なのがわかる。金属ガリウムは、手のひらに数分間握っていると、溶けて水銀のように液体になる。

 ガリウム弾なら、司法解剖時に安倍の血液を保存すれば、それを確定できた。なのに警察は、それをしなかった。警察は、後日マスメディアからの“杜撰捜査!”という非難の大合唱を回避すべく、「四発ともガリウム弾」の可能性が高い最重要事実を抹殺したのだ。この事実隠蔽を糊塗する、その詭弁として中村格は、一般日本人が知らない語彙「盲管銃創」を目晦まし的に使った。

(3)上記(1)について補足。(1)の嘘は、次の三つを検証すれば、即座に暴かれる。①駐車場の壁にできた三つの弾痕跡から硝煙反応が検出されたか否か。②その弾痕の形状から、球形の散弾か、円錐形のライフル弾かはわかるが、警察は、この鑑定調査をしたのか否か。③弾痕跡から、着弾時の弾速が推定でき、90㍍手前の発射時の初速が割り出せ、ライフル銃か散弾銃かの区別が判明する。この①②③について、私に鑑定させれば、(様々な計測機器を貸していただければの条件付きで)、即座に計算して差しあげよう。

(4)奈良県警の現場検証は、翌日の7月9日ではなく、なぜか五日が経った7月13日。これは、道路に落ちたガリウム弾の屑などが溶けて流れて跡形もなく消えるのを待つためだろう。実態的には証拠隠滅。特に宣伝カーの弾痕の下にガリウム弾の破片が残っていただろうから、これを発見しないためと憶測できる。

(5)事件現場の近くで開業する病院の医師と看護婦が駆けつけて、心臓マッサージしている光景がテレビから流れた。私は唖然とした。なんと形容すればいいのか、わからなかったからだ。銃弾4発を身体に受けて出血多量で心肺停止の安倍晋三を延命させる方法は、銃創を塞ぐぐらいしかない。一方、心臓マッサージをすれば、出血を促進するので、逆効果はなはだしい。そればかりでない。7月8日夕方の医師団の記者会見で分かったことだが、銃弾ブレット4発はすべてガリウム弾だから、この心臓マッサージは、溶けて液体となったガリウムを心臓外に排出し証拠隠滅に大いに貢献した。

 たまたま奈良県の田舎医師団は銃や銃弾に疎く、血液を採取し成分分析してガリウムを抽出しなかったから、この心臓マッサージが、医療行為(死因究明も医療行為の一つ)妨害にならなかっただけ。が、今般の看護婦の心臓マッサージは、素人の親切は仇になる典型例

前方監視を忘れ、四名全員後ろに走ったお粗末SP──「前門の虎、後門の狼」は防衛の大原則

 2022年7月8日、山上容疑者は、実弾が撃てない爆発音発生器を、なぜ、安倍晋三の背後で使用したか。安倍晋三の聴衆やSPの全員を振り向かせて、安倍晋三の左側聴衆群に紛れ込んでいる射撃手の発砲に気づかないよう、それを目撃しないよう目線を逸らすためであった。実際にも、安倍晋三の暗殺を実行したライフル銃/拳銃の射撃手に気づいた(左右聴衆群の)聴衆やSPは一人もいない。囮山上容疑者の陽動作戦は、完璧であった。

 つまり、山上容疑者の任務は、一発目の爆発音で、聴衆とSPを振り向かせること。二発目は、三名のスナイパーに一斉射撃させる合図。この意味で、安倍晋三暗殺団のメンバーとして、囮山上の行動は完璧であった。

 なお、一発目でSP四名は山上の方にちらと降り向いただけで、走って捕えようとはしなかった。この行動はSPとして合格。なぜなら、SP四名とも、一発目の爆発音を聞いて銃声音ではないと正しい判断をしたからだ。私も、銃声音でなく、爆竹のような音を感じた。SPの問題は、二発目である。

 四名とも山上目指して走りだした。二発目の音と一発目の音とは全く同じ。銃声音ではなく爆竹音を感じる以上、SP二人は取り押さえに走っても、残るSP二人は前方監視に一層の神経を尖らせるべきだったろう。前門から虎が襲ってくるときは、必ず後門から狼が襲っていると考えるのが、国防や個人警護を含め防衛の鉄則。国防でいえば、台湾/沖縄への中共の侵略態勢の動きは、北海道へのロシア侵略の蠢きと連動しており両者は不可分同時に発生するから、対台湾防衛には、北海道の要塞化が最優先課題となる、と考えるべき。7月8日のSPもこれと同じでなければならない。

「暗殺団の一味だ」と自覚していた山上容疑者、事件の真相隠しを命令した警察庁長官・中村格

 山上容疑者は、逮捕された直後早々と、「警察が、鉄パイプ“散弾銃もどき”でも実弾が撃てるかのように錯覚する」、いわゆる先入観を植え付けるための供述をしている。それが、取り調べ冒頭で、自ら進んでの供述「事件前日の7月7日、奈良市内の統一教会の建物に銃弾を撃ち込みました」(『朝日新聞』2023年1月14日付け)。これ、逮捕直後に自ら供述する内容? 余りに奇々怪々!

 実際にも、この自白の直後、捜査員は、統一教会の建物の壁に、弾痕らしき破損箇所を確認している。が、この供述内容、おかしくないか。暗殺決行の前日に、最重要な道具「爆発音発生器」を使用することなど、万が一にも有り得まい。しかも、あれほど大きな音を出す。そんなことをすれば、建物内にいる統一教会の関係者がゾロゾロ出てきて捕まってしまう。苦心して製作した鉄パイプ「爆発音発生器」は、没収されてしまう。

 統一教会の建物の壁に残る弾痕らしき破壊痕跡は、山上容疑者がノミかドライバーの先でつくったものだろう。が、警察は、ここでも、壁の傷跡に対する硝煙反応検査をしていない。警察の劣化は想像以上。

 それはともかく、鉄パイプ“散弾銃もどき”がさも実弾が撃てるかに(逮捕された後に)警察を騙す事前準備を用意周到にしていた山上容疑者のこの偽装工作は、山上が単独犯行ではなく、組織的な暗殺団の一メンバーとして行動しているのを明らかにする。これこそ、スナイパー隠しの情報操作。

 一方、警察は、7月8日夕方の医師団の記者会見を聞いて、安倍晋三暗殺が組織的な暗殺部隊によると確信したようだ。この確信はまた、警察が真犯人を取り逃がした(スナイパー五名は既に国外に逃亡)ことの確信でもあるから、7月8日夕方以降、警察庁長官・中村格の音頭の下、奈良県警は暗殺事件の真相隠し(=真犯人取り逃がし責任回避作戦が、この事件処理のすべてになったと考えられる。それは、山上容疑者を大嘘「単独の真犯人」に仕立て上げる冤罪でっちあげの策謀に他ならない。現に、五時間に及ぶ警察の司法解剖は、ニセ解剖所見づくりとなったのではないか。警察の記者発表と医師団の記者発表の、重要内容事項での齟齬と乖離は、大きすぎる。

 安倍晋三暗殺の罪を山上容疑者一人に被せる警察の嘘創作/政治工作の骨格が、推定だが次。

1;山上容疑者の鉄パイプ“散弾銃もどき”(爆発音発生器)を、実弾発射が可能な散弾銃とする。

2;スラッグ実包を別にして、散弾銃の散弾pellet「OOO」「OO」は人体には貫通しないので銃創はできない。が警察は、散弾ペレットは人間の身体を貫通して銃創をつくると、嘘宣伝した。

3;暗殺の全容解明に関心がある一般国民の目を逸らすため、統一教会問題ばかりにテレビ新聞が騒ぐよう情報操作した。この方法として警察は、2022年7月9日以降、統一教会“潰し”が党の運動の一つである共産党と露骨なタッグマッチを組んだ。

 読者は、警察が反共で共産党とは敵対関係にあるなどと、現実離れした幼稚な先入観に囚われないこと。凶悪な共産党員・後藤田正晴/佐々淳行を思い出せ! 附記参照。また、安倍の腰巾着北村滋がKGBロスケであるように、長官の中村格も共産党員かKGBロスケである可能性は否定できない。

奈良県警「司法解剖で、銃弾一発を安倍の身体内から発見」は、虚偽で小説。理由は自明以前。

 奈良県警の司法解剖も現場検証報告書も、すべて三文小説にしか、私には見えない。理由は簡単明瞭。

a、山上容疑者の鉄パイプ“散弾銃もどき”では、ライフル弾は撃てない。散弾すら撃てない。

b、仮に、この“銃もどき”が散弾を撃ったとしても、この散弾pelletは左上腕の皮膚を損傷し、この上腕骨で止まる。上腕骨を貫通して頸骨辺りまで貫通することなど、太陽が西から昇っても、起きない。また、山上の散弾銃もどきは、性能が低い黒色火薬を用いており、また銃身の短さや絞りがないことなどから、そのpelletは仮に撃ち出されても、初速は200㍍/秒。これでは、上腕骨にも届かない。

c、すなわち、奈良県警は、この銃弾がライフルbulletなのかショットガンpelletなのか、を秘匿しているが、それは発表するとよほど都合が悪いからではないのか。奈良県警は、一般日本人がライフルbulletと散弾pelletの区別がつかないのを悪用している。

d、警察は、安倍晋三の背広を証拠品として保管し昭恵夫人に返還していない。その左袖の上部に、弾痕が残っており、その穴の直径がマスメディアに流れるのを警察は恐れている。この穴は、ぴったしライフル弾の5㍉のはず。理由は、テレビ画像から明白。倒れた安倍晋三の左上腕部に当たる背広袖は、散弾pellet着弾で生じる破れが見えず、ライフル弾なのを示している。

e、すなわち、仮に警察が称する「実弾一発を発見」が正しいとすれば、それはライフル弾。しかも、スナイパーはガリウム弾に変えるのを忘れたために偶然に起きた?

スナイパー五名の派遣者は誰か──プーチンのロシア? 習近平の中共? 日本共産党?

(1)以上の基礎知識を踏まえると、安倍晋三“暗殺”は、かなりの人数で編成されたプロ集団の犯行。これが可能なのは、「1ロシアGRUスペツナズ部隊」「2中国共産党“対外要人暗殺局”部隊」「3日本共産党」の三つだけ。私は、第三番目の日本共産党説を、次の理由から外した。

 安倍晋三は志位和夫を百人集めたほどの戦後日本“最凶”“最優秀”共産党員。対ロ売国のことを除外しても、安倍晋三ほど日本を真赤に塗りたくった共産主義者は他にいない。つまり、共産党には、史上空前絶後に最高の“共産党の同志”安倍晋三を殺す理由も動機も存在しない。

 例えば、①安倍は、二千年間の伝統・慣習=“法”たる「天皇陛下の譲位」を禁止し、国会の意思で退位を強制できる法律と先例をつくり、2019年4月30日に実行した。②日本共産化の別名SDGsを政府の公然たる政策として率先推進する制度を内閣に作ったのは、2016年の安倍晋三。日本人に有毒なコオロギを食させる予算措置を講じたのは安倍晋三。安倍こそは“コオロギ晋三”。

 ③日本から勤勉を剝奪して日本人の貧困化を進めて、暴力革命の土壌をつくるべく「働き方改革=働かない堕落した日本人づくり」制度は、札付き共産党員・村木厚子と謀議して安倍晋三が音頭を取り、推進した。女性の「貧困対策費」と詐称する共産党の貧困運動への税金(=補助金)じゃぶじゃぶ垂れ流しは、安倍晋三が嚆矢。④安倍晋三は「輝く女性」など共産党系フェミニズムをぶち上げた。実際にも“affirmative actionでやれ”と各省庁の人事課長や官房長を怒鳴りつけ、霞ヶ関中央官庁での共産党員女性管理職の急増を強制した。また、国立大学や裁判所で共産党員女教授や女裁判官を大増加させる策を、安倍晋三は、狂わんばかりに徹底推進した。

 ⑤共産党がかねてから画策していた高校授業料全額税負担(「無償化」は大衆騙し語)を、消費税2%上げの時に決行してあげた。⑥また、民主党首相の野田佳彦ですら、「菅直人が任命した田中俊一は過激な共産党員で過激な脱・原発だから、原子力規制委員会の委員長には不適任」だと国会承認手続きを渋っていたが、安倍晋三は総理になるや自民党内の反対も無視してさっさとこの手続きをした。安倍晋三ほど恐ろしい共産党系の反・原発家は、他に類を見ない。安倍と菅が総理の九年間、原発稼働がほとんどゼロなのは、共に共産党員として志位和夫の命令を実行しただけ。

 ⑦そもそも安倍晋三が過激な共産主義者でないなら、“志位和夫の直系稚児”で極悪コミュニスト菅義偉を「官房長官八年間/総理一年間」の職に置かなかったはず。安倍晋三こそは、菅義偉と二人三脚で、天皇制廃止をはじめ共産国家・日本づくりに爆走したスターリン崇拝者。安倍晋三を、同郷である河上肇の再来というべきだ。また菅義偉は、安倍晋三の協力を得て、志位和夫の命令である「デジタル庁」と、(ルソーとマルクスのドグマ)家族解体の総仕上げとして「子供庁」を設置した。

 共産党が目指す日本国家全体主義の手段がマイナンバー・カード。マイナンバー・カードを梃に、日本国民一人一人の私的領域の情報を国家が完全管理するスターリン体制の司令部が、デジタル庁である。デジタル庁は、最終的には日本国民の預貯金をすべて召し上げ、日本国民を究極の貧困者にすることを目指している。マイナカードが預貯金口座と結び付けられたら、日本国民の自由は完全に剥奪され、日本国民はハイエク『隷従の道』通りに国家の奴隷となる。安倍こそが、菅を通じて、『隷従の道』に至る高速道路を建設したのだ。

 ⑧デジタル庁と個人の預貯金口座を結びつけるマイナカードを普及させるべく、“史上空前の共産主義者”安倍晋三は、12兆円の国債を発行して、一人十万円を振り込んだ。十万円を振り込んだ方法は、近未来に国民一人当たり数百万円を“国家が収奪する”手段に転用される。振込は引落と同じ機能。そう警鐘乱打し十万円受け取りを拒否せよと絶叫した真正の保守は、俵孝太郎氏一人だった。日本国家には、一定数が必要な見識ある保守知識人が消滅した。現在の一億日本人は、人間ではなく、豚や家鴨以下の家畜の脳しか保有していない。すくなくとも乞食。この事実は不動。

 話を戻そう。このように、“稀代の最優秀共産主義者”安倍晋三を、志位和夫が暗殺したいと思うか。志位は、内心では、安倍晋三の銅像を代々木の党本部内に建立したいと考えているはず。

(2)この結果、残るのは、「1ロシアGRUスペツナズ部隊」「2中国共産党“対外要人暗殺局”部隊」。本稿では、安倍暗殺の犯人は、前者だろうとした。後者の中共だが、確かに台湾進攻の準備において、日本をして台湾防衛に多大に貢献させる方向に牽引する可能性がある安倍晋三を、中共には排除したい動機はあろう。が、中共は海外要人の暗殺に公然白昼の凶行方法を採用しない。中共なら、安倍晋三暗殺を秘密裏に行っている。しかも、そのチャンスは無数にある。

 公然白昼は、スターリンが日本国内で実行した「5・15事件/2・26事件/8・14事件」のように、ロシア特有の暗殺パターン。FSB機構内で“露骨な反プーチン”リトビネンコ暗殺も、ポロニウムを飲ませ、彼がエイズ患者に類似する症状で死んでいくのを、英国のテレビ画像から流させ、ロシア人に見せたように、白昼公然で行われた。ロシア人は、暗殺を見せびらかし、恐怖テロルを振りまくのが常道。チンギス・カンの蒙古帝国の暗殺文化を継承しているからだ。

(3)特に、今般のように、真っ昼間、「スナイパー五名を配置し、この五名の逃亡用に車三台を用意し、囮&罪を被る“真犯人”に日本人の山上容疑者を使嗾」という暗殺方法は、ロシア流。とすれば、日本国内に潜入させて暗殺をする部隊を持つGRUスペツナズと推定するのが、ロシア専門家で暗殺専門家なら常識。

 もう一度お浚い。まず、①スナイパー五名について。第一爆発音後に、安倍晋三が左回りに振り向くか、右回りに振り向くか、の事前予測は不可能。ために、演説する安倍の前方で左右それぞれに二名のスイナパーを潜ませて置いたはず。結果、安倍前方だけでスナイパーは四名となった。演説する安倍の背中側に一名を配置したので、計五名のスナイパーをスタンバイさせた。

 ②外交ナンバーの車三台について。安倍前方の左右二名のスナイパーに、各一台の逃走用車を配置。これだけで二台。聴衆は皆、山上逮捕劇を見ているので、この車にゆっくりと乗る射撃後のスナイパーに気づくことはない。安倍や山上の背中側のスナイパー用に一台。よって計三台。

 この三台は、スナイパー五名を関空に送った後は、ロシア大阪総領事館に戻る。そして、ライフル銃や拳銃を、治外法権のそこに保管し任務が終了。指揮官は、安倍や山上の背中側のビル内スナイパーと一緒の車で、最終的にはロシア大阪総領事館内へ。

 ③山上容疑者の暗殺団メンバーである自己認識度について。山上容疑者には、一発目の爆発音で、聴衆やSPの目を自分の方に引き付けること、及び二発目の爆発音で安倍晋三がライフル銃で射殺されることを知らされていただろう。これ以上のことを「山上が知っていたか否か」は、裁判所が審理する事柄。

(4)ロシアの暗殺動機

 ロシアがなぜ安倍晋三を暗殺したか。その全容解明は、警察がこの暗殺事件を山上一人に被せ、またその動機を統一教会への恨みに絞り、徹底的にマスメディア操作をしたため、不可能になってしまった。安倍晋三はプーチンと個人的に27回も抱き合った仲。このプーチンは、2022年2月24日、ウクライナに侵略戦争を開戦した。一方、日本はG7メンバーだから、ウクライナ側で間接応援する立場。プーチンと安倍の間の密談・密約を通じて、安倍が持つプーチン言辞の中で、公表されればロシアにとって致命的になるものは相当な数に上るだろう。

 猜疑心が殊の外、異常に高いロシア人は、安倍によってこれらが世界に発表される前に阻止するに、口封じ=殺害せねばならないと考える。安倍暗殺は、ロシアとして極く当たり前の行動。このことは、スターリンの忠実な奴隷的崇拝者だった近衛文麿は、日本が米国に降伏した以上、スターリンにとって危険な人物になった。スターリンは即座に、在日の日米加GRU工作員に命じ、近衛文麿“暗殺”の代替として青酸カリ自殺に誘導した。スターリンの近衛文麿“口封じ殺し”(自殺誘導)のやり方は、中川八洋『山本五十六の大罪』、62~5頁、に詳述している。

山上容疑者は、殺人罪“無罪”、銃刀法(発射/加重所持)違反“無罪”

 以上のことから、暫定的に、次のように結論しても、妥当だろう。まず、銃刀法違反について。山上容疑者の鉄パイプ“銃もどき”は、銃ではないし発砲もしていないので、無罪。ただ、爆発音を出してSPの暗殺犯監視を妨害した威力業務妨害罪なら、罪に問える。殺人罪について。山上容疑者は、殺人など行っておらず、これも無罪。

 さて、山上は裁判で、警察のでっちあげ冤罪に唯々諾々と従うのか。それとも、無罪を主張するのか。これは、山上容疑者本人しか知らない。この意味で、彼の裁判は楽しみだ。この裁判の過程で、警察が真犯人を取り逃がした、あるいは真犯人が関空から逃亡するのを無作為によって幇助したことも暴かれるのだろうか。それとも不問に付されるのだろうか。

 

附記;共産党員・佐々淳行は、警察庁警備局長になった直ぐ、バリバリの共産党員であるのがバレ、防衛庁に片道切符で左遷された。この経緯は、警察庁の幹部から、私は詳しく説明を受けた。なお、佐々淳行の父親は佐々弘雄(終戦時の朝日新聞論説委員長、党籍のある共産党員)で、尾崎秀実の親友の一人。佐々淳行の姉は、共産党員の紀平悌子。共産党員・菅直人は東工大在学中、頻繁に紀平悌子の所に出入りしており、まるで母子だった。この構図において、佐々淳行と菅直人とは叔父・甥の関係。

 なお、私は、佐々淳行が共産党員と確信したのは、彼による1969年1月の安田講堂“全共闘占拠”潰し(→東大共産党独裁支配体制づくりに驚愕した時で、このことはいずれ説明せねばなるまい。また、防衛庁官房長・佐々淳行と個人的に凄まじい激闘をなして、警視総監に朝日新聞社に乗りこんで解決してもらった事件がある。この事件についても、そろそろ記録すべき時期に来たようだ。佐々淳行と後藤田正晴との関係は、当該ブログで既述。  

附記2;日本侵入のスペツナズ部隊は皆「日本人」そっくり。なぜか。7月8日、奈良県に侵入したロシアGRUスペツナズ部隊の運転手を除き、指揮官を入れ)射殺隊六名は、日本人の聴衆の中に混じって、その任務を完遂した。彼らは、顔などの外形はむろん、着ている服も挙動の仕草も日本語も、100%日本人と同じだった。故に、ロシア人だと気づかれることがなかった。

 対日侵攻直前に日本の要人を次から次に暗殺する“日本人そっくり”GRUスペツナズ部隊を創設したのはスターリン。シベリア強制連行した日本人105万人の中、イケメンで学歴のある将校・兵士二千人近くを選び、中央アジアに造った閉鎖都市で育成を開始した。スターリンは、長期的方針から、ニセ日本人テロリスト部隊が次世代を含め半永久に続くよう、沿海州に住んでいた女朝鮮人の中から、顔だちの悪くないのを二千人ほど選び、この閉鎖都市に送り、日本人と結婚させ子供を産ませ、これにも対日侵攻時の要人暗殺テロリストに育成するよう命じた。この偽・日本人育成の閉鎖都市の人口は、ソ連の1979年12月のアフガン侵略時点、一万人前後だったと聞く。

 この閉鎖都市は1990~1年のソ連邦崩壊で消えた。が、現在もGRUスペツナズにニセ日本人テロリスト部隊は存在するから、何らかの方法で、シベリア強制連行組の日本人の血が流れる、その三世・四世のニセ日本人が潜入テロリストとして訓練がなされている。今般の奈良県における安倍暗殺は、次はKGBロスケ“自民党のボス”西村康稔の暗殺に繋がるのだろうか。

(2023年3月3日記) 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です