筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
7月11~12日、リトアニアの首都で開催されたNATO首脳会議に、日本の岸田総理がオブザーバーで出席した。NATOが共同宣言に挿入する予定だった“NATO防衛域の極東拡大への第一歩”「NATOの東京事務所」開設について、岸田に演説「大歓迎!」させるのが招待の理由。
NATO東京事務所“開設”は、ストルテンべルグ事務総長が発案し米国バイデン大統領が推進してきた策。が、フランスのマクロン大統領が猛然と異を唱え、当分の間、お蔵入りとなった。岸田は為す術もなく、NATO会議では部屋の隅っこで屈みこむ“野良犬”同然で過ごした。かくも、存在感がゼロ以下の岸田外交は、“日本の恥”そのもの。
さらに、日本で評価を挙げること効果抜群の、ゼレンスキー大統領との日ウ首脳会談を、岸田文雄は全力をあげて開催にこぎつけようとした。が、ゼ大統領にケンモホロロに拒否された。今、ウは、ロシア侵略軍二十万人以上を国外に排撃できるか否かの瀬戸際。榴弾砲の砲弾など武器供与を裏で模索する尹・韓国大統領の方がアジアの同盟国として日本より価値ははるかに高い。ゼレンスキーは岸田をポイ捨てし、尹大統領との首脳会談を選んだ(7月15日、キーウ)。
喉から手が出るほど武器が欲しいand/or武器でなく民間用の日本の対人地雷除去機(日建/コマツ)が欲しくて堪らないウクライナ大統領(最高司令官)にとり、これらの手土産が何一つもない“赤い白痴”岸田と無駄話する時間など30分もないのは自明。が、岸田文雄は、その白痴ぶりを発揮し、キーウ訪問時のあの馬鹿げたシャモジと同じ、「ドローン検知システム」を提供すれば首脳会談ができると思い込んでいた。小学校二年生以下の“恥知らず反戦・反武器の極左”岸田文雄には、日本国総理の資格が無い! ドローン検知システムは、ウクライナの方が、日本のよりはるかに進歩している。
この意味で、今般の岸田文雄のリトアニア訪問は、まさしく税金の無駄遣い。この結果、岸田文雄の日本における総理の立場も、“はよ、退陣せんかい”が流れになり、粗大ごみ扱いになってしまった。永田町界隈での“岸田引き降ろし”は、静かに&大きく蠢いている。
ウクライナへの武器供与を可能とする自衛隊法116条三項すら改正しない、ウクライナを侮辱し続ける反戦平和主義者の“準・日本共産党員”岸田文雄を早期に退陣させなければ、日本外交は機能不全に陥る。それだけではなく、貧困な装備と公務員である自衛隊を常態にし、「軍人」「国防軍」に糺さない、一億日本国民の国防無視の狂気は、“極左「反日」国家”日本の国防力を確実に自壊・自爆へと誘導している。
“マクロン仏大統領にNATO東京事務所“開設”を同意させられない“超・無能”岸田文雄を急ぎ退陣させよう──フランスの武器を大量に購入し、ウに無償譲渡する知恵も道義も喪失した《暗愚以下の“死に体”日本》の外交不在” の続きを読む