筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
日本が“ロシアのポチ”になったのは、日露戦争でロシアに勝利した直後。その嚆矢が、ロシアの要求する通りに署名した、1907年の第一次日露協約&第一次日露秘密協定。続く(人類史に例を見ない、外国人である朝鮮人全員に日本国籍を付与し、日本は主権国家の自国を致命的に毀損し、日本民族としての矜持を完全否定した)1910年の韓国併合は、ロシアの百%命令通りの愚行の決断。日韓併合によって、日本は、自国の内政の奥深くまで“ロシアの操り人形”に改造された。
すなわち、今の2024年は1907年からすれば百十七年間が経つ。この百十七年間、日本は、GHQ占領期の七年間を除き、ロシアに対し主権国家であったことは一度もない。この“ロシア属領”日本の百十七年史は、今後もこのまま永久化していく。そればかりか、この日本の対ロ属領状態(対ロ主権“献上”状態)は、改善される方向とは逆に、ますます惨めなものになっていく。
日本列島は遠からず、全土がロシア領になるかorロシアとロシア同盟国の中共や北鮮とで三分割される。近未来の日本列島が、日本国である可能性は確率ゼロ。日本が名目的な主権国家であり続ける可能性すら、現実には1㍉も存在しない。
鈴木宗男の後継者ユーリー・イズムィコは“KGBの真打”。モスクワ派遣のロシア人以上の高級プロ
日本が1907年から百二十年間もロシアの属領であり続けてきたため、当然に今では、日本は亡国一直線になった。が、“ロシアの属領”の地位を選択したのは、日本自身である。日本は1907年以来、ロシアに対して主権国家としての自覚や矜持を、ほんの僅かも有することはなかった。
例えば、1945年の敗戦時点、日本には、最低推定値で、学者/官僚/陸軍軍人/新聞・出版社のジャーナリストの総計二千人がGRUロスケだった。この日本中スパイだらけは、1926年に始まった。しかし、1926年から1945年の十九年間、日本は、ロシア工作員を取り締まったことがほとんどない(企画院事件が例外)。また日本は、GRUロスケだらけの状態を憂慮したこともない。
脳天気と言うより、祖国を守ろうとする意思や精神が、1905年秋の日露戦争勝利と同時に、日本人からスッカラカンに消えたのである。1905年秋から突然的に日本人の資質は大劣化したのである。が、この事実を指摘し、日本人に警告したのは、私以外、司馬遼太郎ぐらいしかいない。
日本人は、国民全員が、1905年秋、愛国心を忘却・遺棄した。2025年の来年は、ちょうど、その百二十年周年に当たる。この異様な、日本人の愛国心喪失病は、一度も改善されることは無く、年々ひどくなるばかり。今や、一億日本人が雁首ならべて重度に発症中。ために日本中が、愛国心喪失病で魂を腐蝕させた、非・日本人の“日本人の屍体”だらけになった。
一億日本人の愛国心喪失病は、二期に分けると、わかり易い。第一期が、「1905年秋~1925年」の愛国心喪失病に罹患した期間。第二期が、“レーニン狂のロスケ”後藤新平が主導した、1925年の日ソ基本条約(日露国交回復条約)以降の今に至る、日本が内政も外交も“ロシアの犬”一色になった百年間の期間。1926年から今に至る百年間の日本とは、“愛国心喪失病”の上に“ロシアの犬”病を重ねた“ダブル重病”罹患状態なのだ。
だからロシアは、日ソ基本条約以降の戦前では、日本人GRUロスケを増産に継ぐ増産のし放題。GHQが去った1953年以降の戦後では今も、日本人KGBロスケの大量生産をし放題。ロシア流のGRUロスケ/KGBロスケ大量生産の方法は、「新規洗脳」と「継承」の高頻度で繰り返すやり方。
「継承」について若干の説明。例えば、小泉悠氏(以下、敬称略)は、ミクロでは“赤い外交官”KGB河東哲夫を継いだ対日工作員。が、モスクワのKGB第一総局(SVR)からすれば、即ちマクロ的には、今般の露烏戦争に関するデタラメ嘘宣伝でボロボロになり“用済み”鈴木宗男に代わって鈴木宗男を継承する“日本随一のKGBロスケ”。両名の属性を表1に比較しておこう。
表1;稀代のロシア「対日」工作員・鈴木宗男を継承した“完全ロシア人”小泉悠
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鈴木宗男
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小泉悠(ユーリー・イズムィコ)
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自己認識「ロシア人」度
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「俺様は百%ロシア人」「国籍は日本人だが、いやで仕方がない」
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「僕は百%ロシア人だから、葬儀はモスクワを予定。墓もモスクワ」
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血統
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北朝鮮人(朝鮮総連に所属)。父親が小作人の日雇い労務者として日本に移民。
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日本人。祖父はシベリアで共産主義者になり、舞鶴から代々木に直行し共産党に入党。父親も党員。
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任務
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“ロシア国民”のアイヌ保護を名目に、ロシア軍の北海道侵略を手引く。嘘「アイヌ先住民」を立法。
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北方四島に強大なロシア軍を駐屯させ、北海道を西・北・東から急襲させる。
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これまでの成果
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① 四島へのビザなし交流。元・島民の99%を親ロに洗脳。②日本領の樺太に日本総領事館を設置し、「樺太=ロシア領」にした。
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「令和の尾崎秀実」小泉悠は、これから大変な大成果を挙げる。“兵器学の達人”朝鮮人民軍・中佐JSFなど、小泉の周りは赤い不審者が大挙して集結中。
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“辣腕”工作員の基盤
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外務省の官僚を恐喝と人事で牛耳る強力な国会議員になった。
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「ロシア軍に関する日本一の権威」を確立し、「対日」洗脳工作一途。
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マスメディアの露出度
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(日本の新聞TV出版界ネット界は共産党とKGBが99%支配しているので)露出度は無限。
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(日本の新聞TV出版界ネット界は共産党とKGBが99%支配しているので)露出度は無限。
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“ゾルゲ事件の尾崎秀実を超えたKGB小泉悠氏の「対日」洗脳工作──日本の北方四島“無血進駐”を恐怖で断念させる“猛毒の悪書”小泉悠『オホ―ツク核要塞』 ” の続きを読む