筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
(本稿は旧稿を全面訂正した。95%が入れ替わったので、新記事として掲載する)
「戦争」は差別されなければならない。「核兵器」を含め、全ての「兵器」は差別されなければならない。例えば、クラスター弾は差別されなければならない。侵略されているウクライナのクラスター弾は正義だが、侵略するロシアのクラスター弾は不正義、とする差別である。
「レイプされている女性のピストルは正義。この女性をレイプ殺人する暴漢のピストルは不正義」とするピストル差別こそ、真理で道徳と法秩序に適う。2022年2月に始まる露烏戦争は、差別の真善美を世界に喚起した。自由と独立を希求するウクライナ国民の自己犠牲する“国防の敢闘精神”は、人類に高貴なる道徳復興運動を喚起し、正義“復活”に奮い立たせた。ウクライナの防衛戦争は、真善美の崇高に輝いている。
が、世界で唯一に日本だけ、このような「差別」規範で「戦争」や「兵器」を判断しない者がいる。また、日本には、この種が余りに多い。このような日本人は、実は人間ではないのだ。このような日本人の“差別排除の言説”は、差別を旗幟鮮明にしない限り真善美は護りえないのだから、真善美が生き生きとする正しき社会を否定する、暗黒社会を指向する“悪魔の甘言”キャンペーンとなる。また、差別において初めて顕現できる“倫理道徳”“法的正義”を否定しているから、このような日本人は、無道徳と無法の“野獣の社会”を指向する刑法犯罪者の群れとなる。
差別を排除すれば、差別の土壌に呼吸し生まれ育つ道徳や正義は逼塞し死滅に至る。殺人鬼とその被害者との間に差別をしなければ、“残忍な大量殺人”が助長され、社会は弱肉強食の野蛮・野獣の巷となり、文明社会そのものが死に絶えるが、これと同じ。すなわち、“差別排除の言説”は、道徳のない/正義のない暗黒の悪魔社会を目指す、野獣/刑法犯罪者/狂人/殺人鬼が発想する、無法きわめる“血塗られた野蛮主義(ヴァンダリズム)”の狂論である。
道徳とは、美徳を讃えて悖徳を侮蔑する慣習(“法”)。自由擁護を目的に“社会の法秩序”を護持する正義とは、不正義の断罪・可罰を通じて輝き、その存在理由が初めて生じる慣習(“法”)的行動。すなわち、美徳と悖徳の差別や正義と不正義の差別があって、美徳と正義は息づくことができる。
話を露烏戦争に戻す。この基本を弁えれば、2022年からの露烏戦争に対し、「ロシアの戦争(侵略)、反対!」「ウクライナの戦争(防衛)、熱烈支持!」という、健全で正しき差別の声を挙げていない日本人とは、通常の人間ではなく、狂人や殺人鬼と同類である。「ロシアよ、ウクライナから出て行け!」「ロシアよ、ウクライナに二百兆円を賠償せよ」のみが、美徳と正義の声だ!
具体的に言えば、侵略ロシアと防衛ウクライナを差別せず、両者平等に「戦争反対(No War)!停戦を」と叫んでいる共産党員・朝日新聞社・北朝鮮人らは、ジャーナリスト・学者を問わず、まさしくこの種の狂人。この種の殺人鬼。正常な人間とは真逆の、血に飢えた非・人間の典型といえる。
このような、ゴロツキ以下の“本性”刑法犯罪者の群れは、「ウクライナ人をもっと殺そう」「ウクライナ人よ、もっと死ね」を心底に秘めている。現に、非人の“狂人”橋下徹は、「ウクライナ人をもっと殺そう」「ウクライナ人よ、もっと死ね」とTVで喚いた。革マル系・橋下徹の凶暴残酷さは空前絶後。
第一節 “合法の(防衛)戦争”“無法の(侵略)戦争”はあるが、裸語「戦争」は存在しない
1945年に国際連合ができ、国連憲章がトップ国際法になったために、戦争にかかわる差別が、かなり面倒になった。国連憲章は、伝統的な用語「戦争」を消し、代わりに「侵略 aggression」「防衛/自衛 defense」「軍事力の行使 use of forces」などを、法律学のキーワードにしたからだ。
が、国際政治を論じる場合、国際法の論文ではないから、一般の方が理解できる言語が使われるべきである。私は、学術的にはかなり問題があるとは自覚しているが、「侵略戦争」「防衛戦争」や「合法の戦争」「無法の戦争」等を用いている。語彙「戦争」が、国際法用語から排除され、「侵略」と「防衛(自衛)」の二つに分離された以上、「戦争」を用いる場合、それに「合法」や「防衛」等を冠するのが欠かせなくなった。また、現実の国際政治や外交を論じる場合、用語「戦争」を使用しないで済ますことは困難だし、適切でもない。
それはともかく、朝日新聞や共産党員あるいはKGBロスケどもが、8月になると必ずがなり立て執拗に絶叫する、三つの真赤なカルト宗教“狂語”──「戦争反対!」「核廃絶!」「平和!」──について、彼らの真意(=宗教的狂信)を暴くべく、表1左欄にまとめた。
表1;騙し語/転倒語で隠す共産主義者・朝日新聞“ジェノサイド狂語”の禁止を急ごう
共産主義者・朝日新聞の騙し語・転倒語 |
騙し語・転倒語を排した正語/正スローガン |
戦争反対!=「日本の自衛や国防に反対!」 |
ロシアの侵略反対!中共の侵略反対! |
核廃絶!=「米国の対日“核の傘”を潰せ!」 |
中ロ朝の原水爆(核兵器)を廃絶せよ! |
平和!=「一億日本人を全員、殺害せよ!」 |
自由と独立と経済繁栄を伴う平和! |
朝日新聞・共産党員・共産主義者の「戦争反対!」は、一億日本人を皆殺しにするジェノサイドが目的の、最凶に血塗られた悪魔の言葉。自らの自由と独立を護り、領土と主権の一体性を維持する日本国や日本人の自然権を、破壊的に剥奪せんとする大量殺戮狂が放つ麻薬語である。
換言すれば、「戦争反対!」を、年がら年中、書きまくっている朝日新聞とは、京アニ三十六名殺人の青葉真司被告が百万人ほど合体した、史上空前の大量殺人に暴走する“狂人”新聞社。われわれ正常な人間は、「侵略反対!頑張れ、ウクライナ」としか発想しない。語彙「戦争」は侵略戦争も自衛戦争も含む。二文字「戦争」には必ず、どの国の戦争か、侵略か自衛か、厳格に峻別する語句がついていなくてはならない。そうしない者は、必ず殺人鬼と同類の犯罪者である。朝日新聞・共産党は、この意味で、殺人鬼レベルの犯罪者たちである。
実は朝日新聞と共産党は、中ロ朝が日本に侵略してきた時、日本が自衛戦争をしないよう/自衛戦争すら忌避するよう、カルト宗教語「戦争反対!」を日本人に刷り込む洗脳をしているのだ。この洗脳が、毎年、8月を中心に約一ヶ月間続く、大規模な新聞キャンペーン。NHKも、共産党・共産主義者・KGBロスケ・中共工作員が支配する超・反日TVだから、朝日新聞と同じく、カルト宗教語「戦争反対!」を日本人に刷り込む洗脳に、全力投球している。
「戦争反対!」に賛意する“人でなし者”は、“狂”夢遊病者か、殺人鬼に変貌する
さて、道徳と正義における差別をせず、無闇に矢鱈に「戦争反対!」に賛意する人間とは、例外ひとりもなく、必ず“狂”夢遊病者か殺人鬼である。この理由は、「戦争反対!」を支持するのは、道徳の精華で高貴な正義である「自衛戦争」を“しない”“させない”決意だからである。
決意「自衛戦争をしない」は、自国民の婦女子が侵略の外国軍隊に惨殺されレイプされ餓死し路傍で野良犬に食されているのを、傍観・歓迎・快楽すること。それは人間性の全てを喪失した道徳無き夢遊病者の最たるものではないか。
また、“自衛戦争を拒絶した”男性は、この侵略外国軍隊に徴発され彼らの犬となって、日本人殺しの尖兵となる。これは、正義を否定してかなぐり捨て、自国民“皆殺し”を快楽する無国籍“殺人鬼”を選択したに等しい。自衛戦争に敢然と銃を握らない者は、このように必ず正義なき殺人鬼となって、外道に堕ちる。このメカニズム、もう読者は理解できたはず。
日本国に生を受けながら、自ら日本国民であり続けるのを拒否・忌避するのは、自らの人格から国家を溶解的に剥奪することだから、それは瞬時に人格を失って“国家無き生物学的ヒト”に堕する。この真理を日本人の脳裏から消して思考させないために、朝日新聞・NHKという恐ろしい悪魔たちが、8月、“洗脳麻薬”「戦争反対!「戦争は悲惨!」を大キャンペーンするのである。
日本に生を受けて日本人となった者が“人格ある人間”となるのは、日本国の胸に抱かれて日本国と一体になるからである。一方、日本国と絶縁した日本人は、単に“非・国民”になるのではない。生物学的ヒト=動物に成り下がる。すなわち、「国家」の衣を着ていない“裸の人間”は、人間ではなく、荒野を彷徨う動物・野獣に類似した非・人間。
先に、「日本国と絶縁した日本人」と述べた。これについてもう少し説明しておく。日本国とは、第一は日本国の領土・国土。第二は、縄文人から続く日本人という人口。第三は、この縄文時代から続く一万年に及ぶ歴史と一万年かけて形成された様々な慣習や習慣。第四が日本人の感性を育んだ日本列島の気候・風土・四季(景色)である。
この「領土・国土」「人口」「歴史・慣習」「気候・風土・四季」が、紀元前一千年前後からの弥生時代に始まる、日本人の“意識せざる行為”が最低でも二千年以上をかけて蓄積され自生した「道徳」「正義・不正義の法秩序」と合体し、地球上でもっとも由緒ある人間・日本人が誕生した。日本人にとって、「領土・国土」「人口」「歴史・慣習」「気候・風土・四季」は母。「道徳」「正義・不正義の法秩序」は父。
つまり、日本人をケースに人間とは何かを考察しているのだが、簡単に要約すれば、人間は道徳と法的正義観をしっかと具備して、民族の歴史と国家に抱かれた時、初めて真正の人間になりうる。換言すれば、人間から道徳と法的正義観とを剥奪し、加えて歴史と国家を剥奪すると、人間は人間性をすべて喪失して野獣になるか、大量殺人鬼に成り下がる。
「道徳も法的正義観も剥奪され、歴史と国家を失ったヒト」を、レーニンは“理想の共産主義的人間”だと定義した。何ということはない、四年間で五百万人のロシア人を殺した大量殺人鬼レーニンは、「俺様のごとく、血に飢えて荒野をうろつく野獣こそが、“理想の共産主義者”」と豪語しただけ。
しかも、これ、ルソーが『人間不平等起源論』で描き定義した“理想の人間”と完全に同じ。二十一世紀の日本の、共産党員・朝日新聞・NHKは、重度の精神分裂病で転倒語を史上初めて発明した、二百五十年前の狂人ルソーの狂説魔論を、8月になると、そのままそっくり、土砂降りの雨のごとくに日本人の頭にぶっかけている。「共産党の非合法化」「朝日新聞の廃刊」「NHKの解体廃棄」の三つは、日本が国家として生存し続けたいのなら、今直ぐ、断行せねばならない。これが本当に正しい“持続可能なSDGsの実践ではないか。
裸語「自由」を決して用いないE.バークに学べば、裸語「戦争」の詐言性は明らか
【閑話休題】 保守主義の経典『フランス革命の省察』(バーク著)を読んで気付いたことがある。バークは、この偉大な古典において、語彙「自由」を数十ヶ所で用いている。が、裸語の「自由」が一つもない。これは、大文豪でもあったバークの文体・文章学の癖だと即断してはいけない。「自由」に形容詞や副詞句を必ず冠しているのは、バーク哲学の神髄だからである。
裸語の「自由」では、囚人が刑務所から脱走した時の「自由」も指す。サド侯爵が描く、性的放縦の女性の生き方を「自由」ともいう。が、これ等は、正しき自由ではない。正しき自由は、“秩序や規律ある自由”であり、“知恵や美徳が備わった自由”であるはずだ。
あるいは、“正義と腕を組んだ自由”であり、“経済繁栄をもたらす自由”である。後者は、“豊穣に向かう自由“と言い代えられよう。中川八洋『正統の憲法 バークの哲学』、267~76頁を参照のこと。
このバーク用法に学べば、「戦争反対」の誤謬性やトリック性が直ぐ明らか。「ロシアの対ウクライナ侵略戦争に反対」と正確に表現していないからだ。つまり、「ロシア」「侵略」の言葉を冠していない「戦争反対」など、存在させてはならない。同様に、「核廃絶」も、「中共の核兵器の廃絶」と、国名を付けて表現して初めて正しい言葉となる。国名「中共」を欠くのは、国民騙しの犯意があるからだ。
第二節 中ロ朝の対日“大量殺戮”を誘導する、報道「戦争反対!」の犯意
大東亜戦争に巨大な蓋を被せて、完全隠蔽しておき、朝日新聞/NHKの「(大東亜戦争の歴史に学ぶ)戦争反対!」とはいったい何だ。八月の新聞TV「戦争反対!」キャンペーン目的の一つは、第一節で論じたように、日本人から人間性を剥奪して無道徳/無正義観の動物に改造すること。
が、“歴史”大東亜戦争の真実を徹底隠蔽することも、「戦争反対!」キャンペーンの、第二番目の凶悪な目的。さらに、「戦争反対!」と、が鳴り立てる勢いで大キャンペーンする朝日新聞/NHKだが、「大東亜戦争に反対!」と報道したことは、一言すら一秒すらない。彼らは、大東亜戦争がアジア共産化であったこと&ソ連の国力・軍事力強化につながることにおいて、熱烈な大東亜戦争肯定論者である。大東亜戦争“大賛成”が本心なのだ。つまり、「戦争反対!」は、彼らの本当の心情「大東亜戦争“大好き”」を隠蔽カモフラージュするための、偽装用の煙幕。
現に、朝日新聞/NHKが繰り出す、八月の新聞TV「戦争反対!」キャンペーンは、すでに数十年続くが、闇に覆われた大東亜戦争の戦争目的について、歴史学的に明らかにしようとはしない。むしろ逆。大東亜戦争の歴史学的な解明をあからさまに徹底妨害するのが、このキャンペーンの狙い。
例えば、1945年8月15日の停戦から七十八年が経つが、大東亜戦争の戦争目的に言及したのは、私以外では、共産党員から転向した元・内務官僚の三田村武夫(『大東亜戦争とスターリンの謀略』)しかいない。日本人は、重大歴史と絶縁して、“歴史無き動物”への自己改造を選択している。
大東亜戦争“大好き”新聞TVに徹底隠蔽され、闇に封印された“大東亜戦争の真実”
日本の新聞TV界は徒党を組んで、また共産党支配の現代史学界と共謀し、徹頭徹尾、大東亜戦争の歴史を隠蔽する。これこそは大東亜戦争を支持・擁護する狡猾な手法であろう。結果、日本国民で、大東亜戦争の真実と全貌を知り、日本国の国益から糾弾する者は、私が最初で最後になるだろう。“悪魔の祖国叛逆戦争”大東亜戦争の戦争目的は、次の五つ。
A昭和天皇を殺害し、スターリン32年テーゼ通りに天皇制を廃止する。
B支那全土を毛沢東の中国共産党“支配”の共産国にすべく、蒋介石“殺害”を唯一の目的として日中戦争を遂行。
C北から、ロシアを日本の領域に無血侵略させ、日本国全体をソ連の植民地にして共産化すべく、先ず満洲・樺太にソ連軍を無血侵略させる。このために関東軍の軍事力を三分の一に減退させておく。
D日本が対米“本土決戦”を頑強に行い、戦闘能力のある18~55歳の日本男児「二千万人」を一人残らず殺し尽くす。日本全土を占領する「ソ連様」にたてつく日本人を事前に抹殺殺害してゼロにしておくためである。なお、当時の日本人人口は七千万人強。男性は三千五百万人強。18~55歳は二千万人強。
Eロシアに無料労働力百万人を提供し、満洲の最新技術工場をことごとくロシアに無償譲渡する。
が、新聞TVの「八月」戦争報道は周到に計画されたもので、このABCDEが暴かれないよう、狡猾・巧妙に題材が選ばれている。ABCDEを隠蔽する朝日新聞等の報道トリックを、以下、列挙。
A;「昭和天皇を殺害し、天皇制を廃止する」(大東亜戦争の戦争目的の筆頭)
①1945年8月14日未明の宮城クーデタに関し、阿南惟幾・陸軍大臣と平泉澄一派の分析も、これを粉砕した田中静壱・陸軍大将の偉業についても、私の小論考を除き、現代史学界には学術論文が一本もない。宮城クーデタについて、共産党員・半藤一利の『日本のいちばん長い日』は、ふわーとした六流ノンフィクション本。読むに耐えるレベルではない。すくなくとも平泉澄一派を分析した中川八洋『小林よしのり「新天皇論」の禍毒』220~6頁を読んでいなければ、宮城クーデタを歴史学的に理解することはできない。
②昭和天皇が無視されたため使用されなかったが、長野県松代の大本営に天皇・皇后用の御所が今も残っている。これは昭和天皇を監禁するための拘置所。陸軍省軍務局は、この松代「御所」前の広場で、昭和天皇を銃殺する予定だった。
③皇居に、菊のご紋章がある戦車が一台配備されていた。これは、本土決戦が始まれば、米国・空母からの艦爆機が東京の陸軍・軍事拠点を猛爆するが、これに便乗させるもの。陸軍省軍務局や陸軍参謀本部は、昭和天皇をこの戦車内に縛り付け、砲塔を空に向け、艦爆機が爆弾を投下するよう仕向け、それによって昭和天皇を爆殺する。
1928年の反共・反ソの張作霖“爆殺”は、関東軍のGRU将校の助力で、ロシアNKGB&GRU工作員が実行。それは列車の四両目天井に爆弾を仕掛けた。この殺害方法に似ている。
日本を救った田中静壱を知る日本人ゼロは、日本が百%“ロシアの属国”である証左
上記A①の田中静壱につき、ほんの少し言及しておく。朝日新聞やNHKが、「戦争反対!」「核廃絶!」と、あらん限りの嘘八百で洗脳煽動するのはなぜか。朝日新聞やNHKとは、日本民族「数千万人」を殺戮し尽す“大量殺戮快楽症”を病む共産主義者だからである。“悪魔の狂人”朝日新聞やNHKとは、日本を地獄の“反・平和”情況で包みたいからである。
仮に朝日新聞やNHK/テレ朝/TBSが、8月、本心から平和を祈っているなら、必ず昭和天皇の8月15日の停戦命令(玉音放送)と、田中静壱の偉大な宮城クーデタ潰し(“玉音放送レコード盤死守”)を讃えるはずである。しかし、8月15日、どの新聞も、どのテレビも、過去、八十年間近くも、玉音放送の一部ですら報道したことは一度もない。
戦後日本は、学校でも教科書でも、昭和天皇のご身体と停戦玉音放送レコード盤を守り切った陸軍大将・田中静壱の、その名前も偉業も決して教えない。完全抹殺し続けている。田中静壱の8月行動について、研究論文は、大学の現代史専攻の教員は戦後八十年間で、一千名をはるかに超えるが、一本もない(注)。
(注)田中静壱・陸軍大将に関する著書は、副官・塚本清の『あゝ皇軍最後の日 陸軍大将田中静壱伝』(日本出版共同)、たった一冊。関連の学述論文はゼロ。赤い狂気が今も渦巻く日本の学界は、「大東亜戦争は日本共産化革命だった」と正確に把握し、大東亜戦争を熱烈に崇拝している。ために、彼らは、日本列島全土へのソ連軍の侵略・占領を潰した田中静壱を憎悪し紙上でテロって抹殺する。
田中静壱とは、スターリンが使嗾した“地獄の大東亜戦争”から、スターリンの命令に抗して、日本国と日本国民とを救出した“偉人の中の偉人”。それ故に、田中静壱の“本物の平和希求行動”は、スターリンを教祖と崇拝する共産党の絶対検閲下にある現代史の大学教授や朝日新聞・NHKは、決して許すことができない。朝日新聞・NHKや大学が、田中静壱の偉業を讃える道に逆行して、彼を抹殺し歴史の闇に埋めてしまった理由は、もう鮮明になっただろう。
朝日新聞やNHKあるいは小中高の学校教科書における「平和」は、今でも、レーニンの「世界共産化 ミール」や「日本共産化」という意味。田中静壱の命を懸けた果敢な行動がなければ、日本のポツダム宣言受諾(停戦)はぶっ飛んでおり、日本列島全土は“本土決戦”となり、日本国民は阿鼻叫喚の地獄の中で最低でも二千万人、おそらくその倍数が戦死・戦災死・餓死している。そして、1945年末~46年にソ連軍が日本列島に侵略・占領しているから、満洲と同じく、日本列島はソ連の収奪でさらに一千万人の日本人が惨殺されている。全国の神社・仏閣は、この時、一つ残らず焼却されている。
日本における朝日新聞・NHKの8月報道は、(「ポツダム宣言+昭和天皇のご聖断+田中静壱の共産クーデタ潰し」の三つがなければ、100%の確度で起きた)1945年末~46年に始まるソ連軍占領下の日本列島で遂行されたはずの“日本共産化”を、もう一度、再開して実現させたいがための、凶悪な赤い大“狂宴”。“スターリン崇拝の狂人”阿南惟幾は、今も亡霊として日本に生きている。そして、朝日新聞やNHKに日本共産革命を続行せよ!と発破をかけている。
余談。戦後、阿南惟幾が自決した陸軍大臣公邸の跡地(国有地)に、8・14宮城クーデタ生き残り組が、陸軍機密費で社会党本部の建物を建てた。これは、共産主義者・阿南惟幾を追悼する記念館を兼ねていた。1945年8月、ポツダム宣言受諾の御前会議で、陸軍大臣・阿南惟幾が「国体護持のため、受諾反対」と主張したのは、スターリンの命令「日本列島全土のソ連への献上」を実行するための真赤な嘘だった。また、米国に占領されると天皇制度が温存され国体が護持されるが故に、彼は、天皇制廃止を目指し、転倒語「国体護持のため継戦!」を頑強に主張した。
ロシアの“日本人大量虐殺”に歓喜し、米軍の正当軍事行動を糾弾する朝日新聞
朝日新聞・NHKの“8月シュプレヒコール”「戦争反対!」の目的の一つに、《それらが「ロシアの対日侵略“大歓迎”」「ロシアの日本人大虐殺“歓喜、歓喜”」という彼らの本心を隠蔽するに効果抜群だから、ふんだんに使おう》がある。すなわち、朝日新聞・NHKは、重要な歴史「シベリア105万人“強制連行”→58万人殺戮」「満洲“邦人婦女子”25(35)万人以上殺戮」「樺太邦人の陰惨な殺戮」を隠蔽すべく、「戦争反対!」キャンペーンを展開しているのである。
しかも、これは、日共とロシアKGBの完全な検閲下にある日本の赤い学界が、「シベリア“強制連行”史」「在満邦人“虐殺”史」「樺太邦人戦後史」の研究を絶対禁止してきた、《学問の自由》剥奪情況と連動している。このことの一端を、『朝日新聞』2019年8月14日付け(二十三面)の「対馬丸」報道を事例に明らかにしておこう。
米軍の(大東亜戦争の交戦中の)正当な軍事行動である陸軍輸送船「対馬丸」撃沈について(1944年8月22日)、朝日新聞・NHKは、さも米軍が非理・非道にも反・人道的な撃沈をしたかに歪曲デッチアゲる、お涙頂戴の煽動記事を毎年、執拗にキャンペーンする。
一方、朝日新聞・NHKは、ポツダム停戦が発効した1945年8月15日午前0時以降に(1945年8月22日)、ロシア潜水艦が、樺太からの婦女子“専用”引揚船三隻を、ブチャの虐殺と同じ、面白半分に撃沈した国際法違反の蛮行については、口を噤んで報道しない。
朝日新聞・NHKとは、《ロシア様、日本人を、もっともっと殺して!》を社是とする、悪魔のロスケ殺人鬼が巣食う“自国民ジェノサイド狂のカルト教団”である。統一教会を解散させても構わないが、統一教会より百万倍も血塗られたカルト教団である朝日新聞やNHKを解散させないのは、“法の衡平equity”に著しく違背している。
ロシアが創設した暴力革命機関の朝日新聞は、国際法に違背する“違法の戦闘”と違反しない“合法の戦闘”とを、わざと区別しない。片や「ロシアは、国際法違反をいくらでもしてもいい」。片や「米国は、国際法違反でなくとも、人道的に“可哀相”なことなら何でも糾弾されるべきである」。この野蛮人型ダブル・スタンダードが、朝日新聞が絶対とする報道姿勢。日本人の大量殺人を目指す“血塗られた無法集団”の朝日新聞は、底なしに残虐で、本当に恐ろしい。
このため、第二次世界大戦(大東亜戦争)の戦争終了(8・15停戦)後に、ロシアが日本人を(満洲、シベリアその他で)100万人近く殺害したが、朝日新聞は、(数字を十分の一に改竄して「数万人」だとし)この日本人大量殺戮を不問とする。そればかりか、朝日新聞は、1970年前後までは「ロシア(スターリン様)に殺されたのだから有り難く思え、文句を言うな」を公言して憚ることがなかった。1991年のソ連邦崩壊後、「ロシアに殺されたのだから有り難く思え」を口にはしなくなったが、これは今でも、朝日新聞の編集方針として密かに堅持されている。
例を挙げる。『朝日新聞』2019年8月14日付けの社会面「物語る」シリーズで、大見出しが「対馬丸に乗せなければ・・・姉二人の死…」の記事がある。記事量は八段、写真はカラーで五枚。これは、凶悪さを写しだす鏡的な記事。停戦後の留萌沖で、樺太“婦女子”引揚三船をロシアが潜水艦で撃沈した大事件について、「ロシア様に殺されたのだから有難く思え。文句を言うな」を、日本人に暗に刷り込むためのカルト宗教顔負けの、鬼畜の記事。
さて、基礎知識。「対馬丸」は日本陸軍の兵器・兵員輸送船。それが米国潜水艦に撃沈されたのは、大東亜戦争の最中の1944年8月22日夜。戦場の海で撃沈対象の陸軍輸送船に学童を載せたこと自体、烏滸の沙汰。糾弾すべきは、この問題。陸軍兵器兵員輸送船に学童を載せた責任は、百%明らかに日本側にある。合法の戦争の、合法の戦闘中の米国に、何ら落ち度はない。
特に、これら大量の学童を溺死させた責任と罪は、その親たちにある。その親たちは、自分の子供を殺したと言えるからだ。親を過失の殺人罪で起訴すべきであった。なぜなら、学童の疎開先として、沖縄本島の北半に“超・安全地帯”の原生林があるが、彼らは、沖縄県がそこに学校と宿舎の建設をするのを、断固として拒絶した。そこに疎開用学校を建てると、沖縄の親たちは、毎日、食料を運び込まなければならず、乞食もびっくり超ドケチ沖縄県人は、これを倹約する方法を思案した。福岡県への学童疎開は、このように学童の食費を節約する妙案として決定された。
なのに、朝日新聞は執拗に、この歪曲「対馬丸」事件を毎年、煽情的にキャンペーンする。一方、朝日新聞は、ポツダム宣言による停戦発効後1945年8月22日、主に婦女子の5082名を載せた樺太からの引揚げ船三隻(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸)をロシア潜水艦が撃沈し、1708名を殺した、残虐なロシアの犯罪については、一度も記事にしたことがない。
この朝日新聞の二枚舌は明らか。社長以下社員数千人の全員が“鬼畜ロスケ”だからだ。朝日新聞は“日本人皆殺し”を社是とする“赤い悪魔の新聞”。故に、朝日新聞は、「ロシア様は日本人をいくら殺してもいい」「戦争後で国際法違反であろうと、ロシア様は日本国にとって“無謬の宗主国”、日本人をいくらでも殺す権利をお持ちである」を、絶対的な編集方針にしている。
私は、北海道を訪れた時は必ず、留萌市の千望台の丘に建つ「樺太引揚三船殉難者慰霊之碑」にお参りする。一方、日本国民としての僅かな自覚すらなき“スーパー対ロ売国奴のサイコパス”安倍晋三は、八年間の総理在任中、ここに詣でて線香を手向けたことなど一度もない。なお、樺太引揚三船「ロシア撃沈」事件の入門書には、『慟哭の海』(北海道新聞社)などがある。
話を戻す。2019年、『朝日新聞』8月22日付け二面は、14日付けに続き再び、「今日は《対馬丸》事件の日」だと報道した。が、8月22日こそは、大東亜戦争の停戦合意後、樺太からの引揚げ船三隻(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸)をロシア潜水艦が撃沈し、ロシアが日本人婦女子1708名を殺戮した日。が、日本憎悪“狂”の朝日新聞は、そう正しく報道したことが一度もない。
(備考) 朝日新聞は、「対馬丸」事件を毎年、共産党の教宣プロパガンダで紙面を埋めるが、2023年8月22日付けも、共産党員の嘘八百インタヴューを掲載していた。
朝日新聞・築地本社とは、「ロシアは日本人をいくら殺してもいい」「ロシアに殺された日本人婦女子は、スターリン様に捧げる生贄だ」と笑い転げる、“狂気の最凶鬼畜”たちがダンス・マカブルする狂宴場なのだ。
ロシア対日侵略“大歓迎”andロシア日本人ジェノサイド“大感激”が朝日新聞の社是
戦前・戦中、ロシアGRUの牙城だった朝日新聞とは、極悪コミュニスト近衛文麿と赤い陸軍とトリオ共謀で、八年間に及ぶ(アジア共産化が戦争目的の)大東亜戦争を推進し、日本民族を殺し尽くすことに狂奔した“戦争気狂い war₋monger”。そして、日本国民を煽りに煽り、戦争に戦争にと、駆り出した。この朝日新聞の体質と本性は、玉音放送の停戦から八十年が経つ今も、何ら変わらない。
“歴史”大東亜戦争の真実は、カルト「自国民“殺戮”教」教祖レーニン/スターリンを崇拝する共産党と朝日新聞が存在する限り、その芽を日本で出すことは不可能である。戦後日本では、吉田茂/竹山道雄/福田恒存/曽野明/林健太郎/法眼晋作らにより、大東亜戦争反対(否定)論は、日本の片隅でかすかな息をしていた時代があった。
が、大東亜戦争“真相暴き(解明)”論は、私と三田村武夫を除けば、終戦直後に老躯に鞭打って総理を勤めた幣原喜重郎ぐらいしかおらず、実態では“壊滅的ゼロ”。朝日新聞・共産党のキャンペーン「戦争反対!」は、大東亜戦争“大好き”を転倒した表現様式だから、民族系「日本会議」の“祖国に唾する叛逆”「大東亜戦争肯定論」とは、完全なクローンで兄弟。
やはり、幣原喜重郎がぼんやりと1946年に抱いていた、「東京裁判とは別枠で、大東亜戦争推進者を徹底的に炙り出して処断する」必要があった。西ドイツは戦後、ニュルンベルグ裁判とは別枠で、ユダヤ人殺しの元ナチ高官を裁いて死刑に処した。大東亜戦争は、ナチのユダヤ人殺しと全く同じ、日本人ジェノサイドが戦争目的。大東亜戦争推進者は死刑に処してこそ正義が保たれる。例えば、スターリンと共謀して、初めから二万人日本人を殺戮する計画でそれを完遂したノモンハン戦争の下手人で殺人鬼のGRUロスケ辻政信/服部卓四郎/稲田正純(陸軍参謀本部作戦課長)/磯谷廉介(関東軍参謀長、中将、戦後すぐ共産党に入党、党籍あり)/小松原道太郎(第23師団長)の五名は、戦後直ちに処刑しておくべきだった。
同様に、1971年刊『大東亜戦争肯定論』の林房雄を初め、大東亜戦争肯定論者の名越二荒之介/松平永芳/小堀桂一郎/江藤淳/櫻井よし子/西尾幹二らも死刑相当で収監する措置は避けるべきではなかった。そうしていれば、これら民族系と同一コインの裏表である、共産党・朝日新聞の「戦争反対!」キャンペーンは、大打撃を受け、弱々しいものになっていただろう。
特攻“若者殺し”制度は、若者から高・社会保険料/税金を毟り取る福祉国家に継承
若者殺しと祖国叛逆に狂奔した大東亜戦争が後世に残した“負の遺産”は絶大で、八十年が経つ今も日本国を呪縛し、大東亜戦争の魔毒に狂い続ける日本は、今も、国家滅亡に一直線。悪魔の大東亜戦争の祖国叛逆性は、“若者殺し/子孫殺し”が戦争目的だったことで異論はなかろう。
私が“若者殺し”の特攻制度を糾弾するようになったのは、東大航空学科三年生の20歳の時。航空機の操縦に関する理解が深まるとともに、技術的に特攻機とは自殺機なのが分かったからだ。国家は、次代へと民族の生を紡ぐ生命体である。次代から次代へと繋いでいく“縦の共同体”である。
故に国家の政治は、次代の若者のために最善を尽くすことであって、僅かでも大人以上の犠牲を若者に強いてはならない。
この意味で、若者に自殺を強制する”若者殺し“の特攻制度は、反・人間の最たるもの。許してはならない。しかも、若者が死ねば国家存続が破壊されるから、国家は死滅する。特攻制度を考案し制度化した陸海将官を、戦後日本は、その全員を死刑に処しておくべきだった。
この特攻制度の“若者殺し”は、1973年4月1日、小学校卒の社会主義協会系“極左”田中角栄首相の超・福祉国家路線の政治として復活した。社会保障制度とは、若者から高額な税金と社会保険料を収奪して、それを老人に宛がう制度。必然的に“反・若者の制度”=子孫虐待の制度にならざるを得ない。このため、1973年4月以降、日本の若者は年々、高額になる税金と社会保険料に収入を収奪され、今では手取りが給与の六割にまでなった。これでは結婚はできないし、当然、子供を産めない。
国の借金一千兆円強は、今の若者にその返済を強制する制度。若者殺しの特攻制度と何ら変わるところがない。日本国の死滅が目標だった大東亜戦争の“若者から未来を奪う狂気”は、借金垂れ流しとバラマキ福祉による“次代の若者から未来を奪う”現在日本の超・福祉国家政策で、そのまま再現的に継承されている。共産党・朝日新聞の「戦争反対!」キャンペーンは、共産党・朝日新聞の超・福祉国家“絶対堅持”と車の両輪となり、日本国の死滅に向かう暴走列車になっている。
(2021年8月18日記、ゼミ講義、2023年9月全面改訂)