天皇制廃止に爆走する安倍晋三の“反・皇位継承”委員会 ──「【譲位】禁止の退位」「【皇太弟】剥奪の皇嗣殿下」は氷山の一角

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筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 安倍晋三は、教養や学識が最低限の政治家水準にいかないから、天皇制廃止に執念の牙を剥く共産党員・菅義偉に丸投げしているのだろうか。否である。80%共産主義者の安倍晋三も、新天皇以後の天皇制廃止に同意していると考えられる。秋篠宮殿下ならびに悠仁親王殿下のご即位は無くていいと考えている。少なくとも「俺の知った事か」と考えている。安倍晋三は、菅義偉が強度な天皇制廃止論者である事実を重々知っている。この事実も、「安倍晋三は、ポスト新天皇の天皇制廃止に同意している」を裏付ける。

 2018年「8月1日、安倍政権は「皇位継承式典事務局」を立ち上げた。10月に発足する安倍晋三・首相を委員長とする「式典委員会」の事務局。局長には、山崎重孝・前総務省自治行政局長が任命された。共産党員・菅義偉の人事だから、共産主義者である可能性は高い。なお、局長以下26名の事務局員の名簿は、どの官庁からの出向者か明らかにすべく、前職が公開されるべきだ。

 この「式典委員会」は、実は安倍晋三が新たにその内容に関与することはない。なぜなら、それは、さる三月三〇日に発表された、純度百%の菅義偉製「天皇陛下退位・即位式典基本方針」に従って大綱を策定し、式典実行部隊兼指揮所になるだけだからだ。すなわち、天皇制廃止があらゆるところに巧妙に潜り込ませた“純度百%の菅義偉製”「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を知らないならば、安倍晋三の「式典委員会」を根本から誤解し、その恐ろしい天皇制廃止の共産革命性を見抜くことはできない。

菅義偉製“天皇制廃止のテロ爆弾”「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を解剖する

 そこで、まずは菅義偉製「天皇陛下退位・即位式典基本方針」の解剖から始める。菅は、内閣の「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を策定するに当って、実際は独裁的に鉛筆舐めて書き上げたのだが、さもそうではないかに偽装するため、天皇制廃止を絶対信条とする自分周辺の官僚と共産党員だけを集めた“天皇制廃止の謀議会議”「式典準備委員会」を(表1)、安倍晋三に閣議決定で設置してもらった。2018年1月9日の第一回は、その御披露目だった。

表1;真赤一色の「菅義偉が独裁した式典準備委員会」メンバー(保守ゼロ、民族系すらゼロ)

(備考)「不知」の人物の思想・活動歴・人脈を知る読者は、情報提供を願いたい。下行四名は、意見上申者。

 三人の官房副長官など盲腸メンバーで全く不必要。さも多くの人間が智慧を出し合ったかに見せる演出の人数揃え。しかも、会合は事実上、2月20日のたった一回(第二回、2月27日に議事録公表)のみ。最終の3月30日(第三回会合)を開催したのは、当初からできている菅義偉と共産党共同執筆「基本方針」をさも審議したかの形式を整えるため。この「基本方針」の閣議決定は4月3日。なお大嘗祭の部分のみ、「基本方針」から分離し「閣議口頭了解」。

 これらについて、新聞テレビの全ては天皇制廃止を目指しているので、国民の関心を逸らすべくロー・キー化してほぼ報道しなかった。ために、「基本方針」が、恐ろしい天皇制廃止の基盤づくりを目的としていることに、国民は気付かなかった。

『光格天皇実録』『貞観儀式』を全面的に改竄した“大嘘つき共産党員”山本信一郎

 第二回式典準備委員会(2月20日)に、“大嘘つき過激共産党員”宮内庁長官・山本信一郎が『歴史上の実例』を提出した。この『歴史上の実例』を読めば、誰しも、宮内庁はとうとうここまで真赤な嘘歴史をでっち上げる共産革命に精を出す赤色官庁になったかと、唖然とし驚愕で体が震えただろう。宮内庁製“歴史偽造の超架空フィックション”『歴史上の実例』は、全編、重要な歴史的歴史史料を改竄している。つまり、『光格天皇実録』『貞観儀式』の記述を、嘘偽りの内容に書き換える、日本史上前例のない“世紀の大犯罪”をやってのけたのが、狂信的コミュニスト山本信一郎である。

 日本の皇室史上に特筆される、この宮内庁大犯罪は、歴史家だと詐称する所功と本郷恵子が、スターリン狂の凶悪な共産革命家であるのを浮き彫りにした。なぜなら、両名が本当の歴史家なら、『光格天皇実録』『貞観儀式』を全面改竄した宮内庁製『歴史上の実例』に対して、“歴史偽造の超架空フィックション”だと大声を上げて抗議しただろうからである。

 が、2月20日から半年経つが、両名から、そのような声は聞こえてこない。心底では“札付きの天皇制廃止狂”である所功と本郷恵子は、読んで知り尽している『光格天皇実録』『貞観儀式』が全面改竄されるのを、「もっと改竄していいのに」と拍手していた。菅義偉や山本信一郎の“世紀の大犯罪”への協力である。共産党のモグラは、ほんとに怖い。

1、『貞観儀式』の山本流改竄。頁数は、山本信一郎著『歴史改竄の狂書』=『歴史上の実例』

● 山本信一郎のでっち上げた完全捏造文、その一

5、天皇が、儀場となる上皇のお住まい正殿の殿上にお出ましになる。殿上にしつらえた南側を向かれる御席に御着席になる。5頁

 この部分の原文記述は、たった五文字の「皇帝御南殿」。つまり、“天皇は紫宸殿に坐せられます”とのみ。南殿(なでん)とは、紫宸殿のこと。古文書を読み始める大学一年生でも間違う者は一人もいない。「御」は、「天皇がお出ましになる」との意味。

 ところが、数千人を殺した大量殺人鬼を凌ぐ“悪魔の共産党員”山本信一郎は、一般の国民は無教養で改竄には気が付かないから、「紫宸殿=南殿」を、教養人には見え見えの真赤な嘘「仙洞御所の南側の正殿」にデッチ上げろと、スターリン気分で赤い宮内庁職員に歴史の大捏造を命令した。

 たった五文字の「皇帝御南殿」のどこに「仙洞御所」の四文字があるのか。仙洞御所には公的会議室としては弘御所と小御所があるが、「正殿」なんかない。「正殿」を示す漢字も一文字もない。

 「上皇のお住まい」を示す漢字も一字もない。さらに「南を向かれる」を示す漢字も一文字もない。山本信一郎の周辺はみな共産党員の赤い六流官僚で、『貞観儀式』の全面改竄などヘイッチャラ。彼らは、天皇制廃止の狂気を奉じる重犯罪者たち。

●山本信一郎の(読者が誤読するよう)意図的に不正確な文章の作為

6、皇太子が東宮御所から儀場には入られ、殿上にしつらえた皇太子の席に御着席になる。5頁。

 原文は「皇太子出坊入就殿上坐」。ここでは改竄はないが、上記の5と総合すると、この「殿上」が、「紫宸殿」とは思い浮かばない。尚、「坊」とは「東宮御所」のこと。また、この紫宸殿の殿上には、仙洞御所から戻られた天皇がすでに臨御されておられる。

●山本信一郎のでっち上げた完全捏造文、その二

(16~17の間) 新天皇の拝舞が終わられたところで、前天皇は殿上から御退出になる。6頁。

 事実は、前天皇は退出なされていない。新天皇が東宮御所に戻られるのを紫宸殿の殿上から見送られる。つまり、山本信一郎は、完全な真赤な嘘を捏造している。

 譲位された前天皇は、拝舞が終わられた受禅された新天皇に、「天皇になったのだから、私の輿を使いなさい」と仰せになる。これは、両名間の最期の儀式。この儀式で、新天皇は「畏れ多いことでございます。天皇の輿は、前天皇が仙洞御所にお戻りになられる(遷幸される)時にご必要ですから、私は歩いて東宮御所に戻ります」と辞する。『貞観儀式』は、これを「辞而不駕」と表現する。

 新天皇が歩行を選択されるのは、新天皇の前天皇に対する恭順の姿勢を表す儀式。新天皇が春宮御所にわざわざ徒歩還幸される儀式を、軽んじてはいけない。

●山本信一郎のでっち上げた真赤な嘘・捏造文、その三

17 拝舞を終えられた新天皇が、新天皇のお住まい(御所)に徒歩で向かわれる。6頁。

 新天皇は、御所(江戸時代では御常御殿 おつねごてん、平安時代では清涼殿)には行幸されない。いったん東宮御所(江戸時代で御花御殿)に還幸される。何故なら、御所では、19で書いている少納言による儀式と、20として書くべき近衛少将による儀式があり、この二つの儀式が訖(おわ)るまで、今上(新天皇)は春宮坊(春宮御所)にて御待ちになられるからである。

 少納言の儀式は、鈴・印・鑰(やく、元は「徴税物を貯蔵する蔵の鍵」。行政の長を象徴する)を新天皇の御所に捧呈する。近衛少将の儀式は、新天皇の御所に「雑器」を捧呈する。

*以上の『貞観儀式』は、『続日本古典全集 貞観儀式』、現代思潮社、419~24頁を参照した。

2、『光格天皇実録』の山本流大改竄。頁数は、山本信一郎著『歴史改竄の狂書』=『歴史上の実例』

 2~4頁の三頁に亘る「光格天皇の譲位の例」は、全編が嘘だらけ/捏造だらけのシロモノ。どこから嘘・捏造を剔抉しようか迷うほど、余りの多さに戸惑う。

●山本信一郎のでっち上げた悪辣作為の歪曲文、その一

 タイトルは、正しく「光格天皇・皇太子の譲位と受禅の例」とすべきに、この「受禅」の二語を抹殺した。不可分の譲位と受禅を、犯意をもって分断し分離するための、捏造に近い事実歪曲である。

タイトル;「光格天皇の譲位の際の例」   2頁の上から3行目。

●山本信一郎のでっち上げた悪辣作為の歪曲文、その二

式場:桜町殿       2頁の上から3行目。

 山本信一郎は、意図的に、儀場の半分「清涼殿」をばっさりと削除している。天皇制廃止を狙った犯罪的削除である。血塗られた共産革命家・山本信一郎の恐ろしいこの犯意については、後述する。正しくは次の記述しかない。当たり前。

儀場:桜町殿、清涼殿および紫宸殿

●山本信一郎のでっち上げた真赤な嘘・捏造文、その一

 光格天皇の譲位儀式としての仙洞御所“大パレード”について、“日本史上最凶の大嘘付き”山本信一郎は、次の真赤な嘘を捏造している。

この際、築地(塀)内の公家や所司代関係者からお見送りを受けたもので、公衆に対する御列(パレード)ではない。    4頁の注1。

 壮麗また古式豊かな「仙洞御所パレード」には、京都在住の公家や地下官人がこぞって、また相当数の町人も見学に集まった。「お見送り」ならば、内裏の御常御殿の前か、内裏の東南にある「建春門」において行う。

 だが、光格天皇が挙行された「譲位パレード」は、カラフルに正装した供奉する公家と地下官人ら788名からなるスーパー大行列であった。この巨大御列は、紫宸殿南庭で午前7時頃に編成し、午前8時に出発している。わざわざ北西側にある宜秋門を外に出て建礼門の南側を通る、いわば、ぐるりと迂回して仙洞御所に向かっている。仙洞御所まで二時間弱かかっている。

 この行列最前部と最後尾に、所司代は警護の武士を、各27名および8名を参列させている。現在に換算すると、前に白バイ一台/サイドカー六台/パトカー七台、パレード掉尾にパトカー四台である。しかも、最最前部には町人代表4名が参加している。総計するとパレードは807名となる。

 そればかりか、所司代(のち老中になる。光格天皇を尊崇する“尊皇藩主”大久保忠真)が、建礼門の前に、門に向かって膨大な数の筵を敷いた「拝見桟敷」を設けた。一万人ほどの京都の町人が一帳羅を着て「拝見」したようだ。前列側は立ってはいけないので、筵に正座。その最前列は、正座した警護の武士たちが占めている。

 いかに壮麗かつ華美な大パレードだったかは、光格天皇がご座乗される鳳輦を担ぐ駕輿丁(かよちょう)が88名、綱を引く者6名×4方向=24名、指揮する御輿長が2×4方向=8名で、総数120名にもなる事で、一目瞭然ではないか。(『光格天皇実録』第三巻、ゆまに書房、1672~4頁)。

 有職故実の学者「裏松固禅」が考証したのだろう、平安時代のまま壮麗で盛大な譲位パレードを古式通りで復活すること自体を、光格天皇は絶対重視された。研究と準備に二年半も費やしている。要は、仙洞御所へのパレードは譲位儀式の根幹の一つ。宮内庁がこれを絶対にさせないとするのは、長官の山本信一郎が、天皇制廃止の狂信的な共産党員だからである。

 このパレードを(剣璽渡御とともに)譲位儀式のトップ・ツーにされた光格天皇は、高額な代価を与え高名な絵師「原在明」に画かせた。アシスタントの絵師は100名を越えただろう。見事にして忠実な絵『桜町殿行幸図』が今に残っている。これを所蔵する国立公文書館がインターネットに公開している。誰でも、いつでも観ることができる。観れば「お見送りではない」のが一目瞭然。山本信一郎の大嘘は、一瞬で崩れ去る。

●山本信一郎のでっち上げた真赤な嘘・捏造文、その二

『貞観儀式』では、天皇と皇太子が揃って、儀場の上皇御所にお出ましになり、譲位(儀式)が執り行われることとされている。4頁末尾の注2。カッコ内中川。

 直ちに懲戒免職させねばならない、これほどの嘘つき官僚(国家公務員)は、世界標準においても類例がない。刑務所に収監されている懲役十年の詐欺師でも、山本信一郎レベルの嘘はつけない。『貞観儀式』は、「譲位・受禅の儀式は紫宸殿にて執り行え」としている。それがどうして「儀場は、上皇御所」なのか。山本信一郎は、『貞観儀式』まで大改竄し、「紫宸殿は上皇御所だ」と強弁する。ニコライⅡ世を拳銃で銃殺したレーニンのソヴィエト共産党の直系・山本信一郎の体から、今上陛下と徳仁皇太子殿下を殺害したい殺意が漂っている。

光格天皇は、譲位パレードを優先する余り、儀場を仙洞御所と清涼殿に分離か?

 儀式その他で“平安時代の古式復活”に取り組まれた光格天皇が、『貞観儀式』その他の古式法令に違背して、譲位・受禅の儀式を紫宸殿にて同時に執り行わず、儀場を仙洞御所「弘御所 ひろごしょ」(大広間)と清涼殿の二ヶ所に分けたのは、一種の謎である。

 考えられるのは、歴史的にも最も壮麗で大規模な譲位パレードを挙行したため、光格天皇は剣璽とともに儀場の紫宸殿にお戻りになられるのが体力的に無理と御判断されたのではないか。紫宸殿に戻れば、儀式後、再び仙洞御所に遷幸されるのは夕方になる。その日は、午前2時半頃にご起床なされている。光格天皇の宝寿は、この時、47歳。現在日本人の体力でいえば、25歳を加え、72歳に相当する。英邁な学者性の光格天皇は、このことも二年半かけて十全にご研究なされたはず。

 が、宮内庁は、他意をもって、光格天皇が「儀場を二つにした」のを悪用することを思いついた。「譲位日と受禅日に、儀式日を二つに分ける」屁理屈に使おう、と。光格天皇は、1817年3月22日の同日に譲位儀式と受禅儀式を執り行っておられる。が、“凶悪な大嘘つき”山本信一郎は、さも光格天皇が「譲位日と受禅日を別の日に分けた」かのように、「二儀場」を「二儀式日」に摩り替えた。

 確かに、直截的なすり替えではないが、詐称タイトル『歴史上の実例』の山本信一郎著『歴史改竄の狂書』2~4頁を一般の人が読めば、何となく「譲位日と受禅日を別の日に分ける」のに先例があるような感じがしてくる。二千年間に及ぶ皇位継承において、譲位日と受禅日の分離は、安倍晋三政権が初。安倍晋三は天皇制廃止に驀進している。

先帝の譲位を受禅していない新天皇は新王朝、その皇位は世襲ではなく国民の総意。

 譲位日と受禅日を別の日にしたのは、空位の前例づくりだけが目的ではない。もう一つある。しかも、もっと恐ろしい事が企図されている。

 天皇制廃止の急先鋒・菅義偉と山本信一郎をリーダーに、これに内閣法制局長官・横畠裕介も加わって、過激共産党員たちの“赤い天皇制廃止軍団”が政府中枢に出来上がったのは、2016年8月の今上陛下のご譲位のTV御諚より半年ほど前であろう(2016年1月頃)。彼らは、このご譲位を好機に、徳仁皇太子殿下をもって最後の天皇にすべく、どす黒い計画を徹底的に練った。陛下のTV御諚も、この趣旨で起草されている。

 菅義偉・山本信一郎らの「徳仁皇太子殿下をもって最後の天皇にする」策謀は、言葉「譲位」殺しlogocideが中核をなしている。だが、今や一般の日本国民は、譲位であるはずなのに、また伝統的な語彙なのに、なぜ「譲位」を用いないのか。「退位」はルイ十六世をギロチン処刑することで完成した共産革命語ではないか。との疑念を懐かない。著しい人格劣化が日本人である。

 “国王処刑の前提語”「退位」と“異常極める不必要措置”「譲位日と受禅日を別の日にする」のを総合すると、菅義偉・山本信一郎らの「徳仁皇太子殿下をもって最後の天皇にする」策謀が、はっきりと見えてくる。「譲位」ではなく「退位」であるから、今上陛下は神武天皇以来の「王朝」の最後となる。神武天皇以来の「万世一系」は、擬制上、一二五代で終焉したことになる。

 そして、新天皇になられる徳仁親王・皇太子殿下は、受禅されておられないから、「新王朝」の初代として即位される。では、受禅という天皇位の正統性がない徳仁親王・皇太子殿下は、何をもって即位できるのか。憲法第一条の「国民の総意」によって、天皇位に即(つ)かれるのである。

 それは、世襲原理と二千年間の皇位継承法に基かない、初の天皇の誕生となる。世襲原理や譲位・受禅の皇位継承法に基づかない新天皇(徳仁親王・皇太子殿下)に対しては、憲法第一条「国民の総意」によって、廃帝にすることが可能となる。世襲原理と二千年間の皇位継承法が皇位の永遠を形成している。だが、国民の意思「国民の総意」はそれらを天皇制度の問題から排除する。

 世襲原理&二千年間の皇位継承法と、憲法第一条「国民の総意」とは、南極と北極ほど対決的に矛盾し相容れない。が、憲法は世襲原理も定めており、矛盾する南極と北極を同居させている。

 もう一度言う。2019年5月1日の新帝の(受禅でもなく践祚でもない)即位を、4月30日の先帝陛下の退位と別の日にすることで、皇位の正統性は“世襲原理”から「国民の総意」へと大きくシフトする。それは、「国民の総意」で天皇制を廃止できる革命イデオロギー基盤を飛躍的に増強する。

可能性ほぼゼロの、「皇太弟」ではない秋篠宮殿下の天皇即位

 次に、「皇太弟」を抹殺した特例法と、上記の「退位」「譲位日と受禅日を別の日にする悪辣措置」とを総合してみよ。見事に、双方は整合し、秋篠宮が皇位に即く可能性は限りなくゼロなのがわかる。共産革命は、必ず言葉殺しから始まる。「皇太弟」が不在なのは、皇位に即かせないという意思から産まれている。

 「正名」ともいう「正語」に拘ることなくして、日本国の天皇制度を維持していくことは不可能である。とすれば、表2に示す如く徹底して皇室用語を抹殺し破壊した安倍晋三の心底が、天皇制廃止であることについては、疑う余地は無い。本心隠しの演技などいとも簡単。もし、「安倍は天皇制廃止を信条としていない」と言い張りたい読者がいるなら、安倍がなぜ“天皇制廃止の急先鋒”菅義偉を閣僚から追放しないのか、その理由を説明されたい。安倍晋三は、菅義偉が共産党員であることを知っている。かつて私自身が、安倍本人に直接確認した。

表2;“共産革命シンパ”安倍晋三が抹殺・破壊した、絶対遵守すべき天皇制度根幹語

(8月13日記)

*「光格天皇・ご譲位パレード」のことである『桜町殿行幸図』のインターネット検索は、「桜町殿行幸図―国立公文書館デジタルアーカイブ」。1と2に分かれているので、双方をクリックする事。

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