天皇制廃止に舵を切った“80%共産主義者”安倍晋三 ──今上陛下に“廃帝”宣告する「4・30《退位》式典」を中止も是正もせず遂に正体を顕わした安倍晋三

Pocket

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 さる10月12日午前中、安倍晋三は「式典委員会」を設置し、自らその委員長に就いた。「式典委員会」のメンバーも新聞発表された諸儀式スケジュールも、委員長に安倍晋三が加わったこと以外、“凶悪共産党員”菅義偉が独裁した「式典準備委員会」(2018年1月~4月3日)と全く同じで、何も変わっていない。そのまま踏襲している。具体的に六点ほどリストしておく。

 ①今上陛下に対し“譲位”を禁止し、「退位」という名の「廃帝」を宣告する“人民法廷”を、「退位式典」だとする。②すなわち、今上陛下をもって、神武天皇からの125代続いて王朝をいったん終わらせる。③今上陛下が「廃帝」となる4月30日の翌日5月1日、新王朝の一代限り天皇として皇太子殿下が皇位に即く。世間一般人が「126代」だと思うのは自由で勝手だが、法律学的には、新王朝であって、前天皇との連続はない。④要するに、新天皇の皇位は、父帝から譲位されたのではないから、新天皇は受禅していない、との形式を厳格に擬制させる。あくまでも新天皇は、主権ある国民(その代表の政府)が選んで推戴する天皇として登極する。⑤この故に、譲位される天皇と受禅される皇太子が同時刻・同一儀場に御臨席されて挙行される剣璽等承継の儀は、決して行なわせない。あくまでも既に廃帝となった前天皇の剣璽を、前天皇からではなく、主権ある国民が新天皇にお渡しする。⑥つまり、剣璽が天皇から天皇に世襲的に承継されることを許さない。“剣璽を承継させるか否かは、主権ある国民が生殺与奪の全権を有している”、との天皇制廃止の共産党革命方式を強制する。

 さて、今般の「式典委員会10月12日発表」からは現時点では不明だが、半年前の「式典準備委員会」のを踏襲するならば、安倍晋三は“共産党の犬”になりきり、“天皇制廃止の人民法廷”「4・30退位式典=譲位の禁止」を挙行する。それは安倍晋三が、古来より定まっている“譲位儀式の三本柱”譲位パレード/譲位宣命/剣璽等承継(渡御)の一つも認めず、すべてを破壊するということ。

皇統護持精神が完全に消えた“烏合の20万人”日本会議の、限りない無為と腐敗

 話は変わるが、私は、新著『徳仁<新天皇>陛下は、最後の天皇』を去る9月25日に出版した。それを熟読してくれた読者の中には、『徳仁<新天皇>陛下は、最後の天皇』が、上記の菅義偉独裁の「式典準備委員会」がインターネットに(2018年2月末)公表した「天皇陛下の御退位に伴う式典についての考え方」「(山本信一郎の真赤な改竄歴史満載の)歴史上の実例」「有識者ヒアリングについて」等に対する批判や非難をわざと外し、意図的にそれらを収録しなかったことに気づかれた方も多いだろう。おそらく大いに怪訝に思われたに違いない。

 その通り。これら批判論考は、いくつかの理由と意図するところがあって、『徳仁<新天皇>陛下は、最後の天皇』に含めなかった。わざと丸半年も寝かせ、8月に開始した当ブログ「天皇制廃止に走る安倍晋三の式典委員会」シリーズで発表を開始した。なぜ半年間も寝かせたのか。なぜ『徳仁<新天皇>陛下は、最後の天皇』に含めなかったのか。等の諸理由を明らかにするつもりはないが、一つだけ明かせば、この半年内に、日頃、皇室尊崇を売りにしている日本会議や神社本庁が「菅義偉の2・20諸文書」に怒り心頭に発し、「4・30天皇《退位》式典を中止せよ!」「4・30天皇《退位》式典絶対反対!」と、鋭い批判や批難をどれほど展開するかを観察したかったからだ。

 私の耳に入った限りだが、神社本庁は「剣璽等承継の儀は、同日かつ新旧天皇の前で行え」だけを安倍内閣に申し入れたという。しかし、日本会議はいっさい無為無策のゼロで、何一つ安倍晋三に抗議していない。申し入れもしていない。日本会議に、真に天皇制度の護持する精神があるなら、菅義偉が独裁的にデッチ上げた「天皇陛下の御退位に伴う式典についての考え方」「歴史上の実例」「有識者ヒアリングについて」等を読めば、ショックの余り卒倒したはず。だが日本会議はキョトンと無関心のまま。僅かな怒りすら示していない。

 具体的に言えば、本来なら日本会議は、日頃親しい安倍晋三の官邸に飛び込んで、“4・30退位式典は、譲位・受禅の全面否定・全面禁止ではないか!”“天皇陛下に対し《廃帝!》と宣告するとは、不敬どころではなく、重大な皇室典範違反&憲法違反ではないか!”“天皇に対して《廃帝!》と宣告(=退位を強制)できる前例づくりにもなっているのは、徳仁《新天皇》に対していつでも適用する犯意からではないか”と猛抗議したはず。だが実際には、2018年2月末以降の日本会議を観察すれば、すでに八ヶ月が経つが、“無知、無気力、無為無策”の行動ゼロに徹している。

 要するに日本会議は、無学無教養(高卒)な“恐喝常習の暴力団”椛島有三が率いているだけあって、ゴロツキ・詐欺師・クズ人間たちを中心に20万人が集まった“皇室尊崇を商売にして金集めする皇室寄生虫団体”という本性を遂に曝け出した。このような腐敗と堕落が著しいのは、日本会議だけではない。日本の民族系団体とは、須らく、安倍晋三ともどもフェイク皇室尊崇を弄んでいる。靖国神社の宮司・小堀邦夫のような反天皇・反皇室のトンデモ極左が、民族系団体を跋扈している。

「4・30式典」を中止し「5・1式典」に合体させれば、瞬時に譲位・受禅の儀式になる

 「4・30退位式典」を全面中止させることができるか否かに、我が国の天皇制度が存続できるか否か、つまり“悠久の皇室”の命運が懸っている。また、「4・30退位式典」の全面中止を主張するか否かは、天皇制度護持の愛国者か否かを暴露させてくれるバロメーターでもある。

 換言すれば、「4・30退位式典」の全面中止を主張していない者は、実態において天皇制廃止に組みしている。そのような者は、(共産党員や在日北朝鮮人でなくとも)共産党員や在日北朝鮮人と全く変わらない“非国民”の極みでなくて何であろう。安倍晋三とは、このバロメーターにおいては、天皇制廃止を信条とする“非国民”に分類される。

 しかも、安倍晋三は、この式典を強行する日本国のトップであることにおいて、2019年の天皇制廃止革命のまさしくリーダーである。あるいは、こうも言えよう。共産党とシンクロして、その天皇制廃止の一味としてひたすら驀進する安倍晋三は、共産党“天皇制廃止”革命の先兵隊長だ。

 今上陛下に“廃帝!”と宣告する「4・30退位式典」共産革命の(形式上の)総司令官は安倍晋三だが、実権を握る参謀総長は菅義偉。菅義偉流コミンテルン命令に従い、「4・30《退位》式典による共産革命」のために詭弁を嬉々と考案した、菅義偉が選んだ「赤い有識者」が、園部逸男/所功/石原信雄/本郷恵子。これら札付きの“菅義偉の赤い犬”達は、大量の石を投げつけられ日本から追放されねばならない。

表1;凶悪共産党員・菅義偉の“赤い腰巾着”四人組

 これら菅義偉が選んだ「赤い有識者」は、もちろん一般通念上の“有識者”ではない。“譲位・受禅の有識者の条件”に合致しないからだ。有識者条件の一つは、注1表2の精読とその遵守主張である。

 表1の四人はみな強度の天皇制廃止の信条故に、日本国が絶対に挙行してはならない「4・30式典」を、“極悪共産党員”菅義偉の命令通り、逆さにも正当化せんと真赤な嘘の詭弁を吹聴する。以下、所功と石原信雄のをとりあげ、彼らが宣伝する真赤な大嘘を少しばかり垣間見ることにしよう。

“譲位”の法的禁止と陛下を廃帝にする先例づくりの「4・30式典」を正当化する詭弁

(1)“共産党の赤モグラ”所功は、菅義偉が独裁者然と作成し公表した「有識者ヒアリングについて」(2018年2月20日)で次のように述べる。

「平成31年4月30日の昼間に実施することがふさわしい」(8頁)

 しかし所功は、この根拠も理由も何一つ挙げていない。ならば論理的に、「5月1日の午前に実施することがふさわしい」と主張することも可能ではないか。要は、所功は、「4・30を今上陛下への“廃帝”宣告の人民法廷とする」ことに執念を燃やす菅義偉と山本信一郎の狂暴な共謀を知って、歓喜して積極的に加担したのである。その証拠に、所功は、次のように、親切にも共産党員・山本信一郎に、人民法廷の廃帝宣告のやり方を指導している。

「宮内庁長官が『陛下は皇室典範特例法と政令に基づき、本日限りでご退位されることとなります(=“日本の天皇制度はいったんここで終わりです”)という趣旨を述べられるだけでよい」(8頁)

 所功は、天皇制廃止の共産革命をこれほど公然とできるチャンスはまたとないとばかり、“赤い宮内庁長官”山本信一郎が少しタジロいで怯んでいると観て、発破をかけている。山本信一郎は宮内庁長官だから、譲位の宣命大夫の立場になるのはトンデモ不適切。絶対にさせてはならない。

*宣命大夫は、京都の堂上公家を選任しなければならない。

 譲位宣命においては、“陛下は皇太子に皇位をご譲位され給われます”の趣旨が絶対に宣言されなければならない。言うまでも無いこと。四名の中で所功のみ例外的に表2の史料を読んでいる。が、それは民族系に潜入する“共産党の赤モグラ”としての偽装手段であろう。

 日本国の真に深刻は、語彙「皇太子への譲位」がない退位は、天皇制廃止の廃帝の意味になる事が察知できない一般の日本国民の質的劣化の問題であろう。日本人は、「退位と譲位の意味は天の地ほども違う。時には真逆の意味になる」ことすらわからなくなった。日本人は日本国民ではない。

(2)“稀代の虚言癖/捏造癖”のコミュニスト石原信雄は、卒倒するほどの嘘偽り狂言を宣伝する。

「皇室典範特例法上、4月30日の24時に天皇陛下が退位され、皇太子殿下が5月1日の0時に即位されることが決まっている」(3頁)

 特例法は、そんなことを定めていない。しかも、全くの逆。特例法第二条の定めは、「天皇は、この法律の施行の日限り退位し、皇嗣が直ちに即位する」である。つまり、特例法は、空位を措いてはならないと定めている。つまり、「退位と即位は同日を絶対とせよ」と定めている。

 “大嘘一直線の超フィックション作家”石原信雄は、石原信雄が100%代筆した「1993年の河野洋平の従軍慰安婦談話」でも顕著に明らかだが、重度の虚言癖病を病み、真赤なデッチアゲの大嘘をつくのが日常。石原信雄の大嘘は、刑務所か精神病院に収監すべき凶悪犯罪者のレベル。

 なお、2017年6月9日に公布された特例法には、まだ譲位・受禅を擬装する気持ちが少し残っていたので、第二条で「退位と即位を同日にせよ」と定めていた。が、その後、菅義偉が共産党と共謀して、特例法第二条を全面無視することを決定した。

 この方法として菅義偉は、2017年12月1日の皇室会議を悪用し、「4月30日と5月1日に分離」する“世紀の大犯罪”を敢行した。“特例法違反を犯しても国民が気付くことはない”と、菅義偉と山本信一郎は踏んだ。実際にも、その通りにバレなかった。一億日本人は皆、バカか痴呆になった。

 さらに「退位=廃帝」「式典=人民法廷」をより明確にし、特例法をそう解釈させる「4月30日と5月1日に分離」を、2017年12月、安倍晋三は政令にした。安倍晋三とは、「特例法違反!」すら気にならない“無法の暴走男”。安倍晋三の正体は、戦後の総理の中でも突出した“世紀の無法者”。

特例法第二条違反の「4・30式典」を強行する安倍晋三は、天皇制廃止が信条?

 安倍晋三は、菅義偉や山本信一郎が「4・30式典」で今上陛下を“廃帝”とする前例をつくり、この前例を基に、日本の共産主義者が総力を挙げて、2032年の「天皇制廃止のコミンテルン(スターリン)32年命令」百周年記念で、徳仁《新天皇》陛下を脅迫して強制退位させ廃帝にし天皇制度に止めを刺すアジェンダについて、知っているのだろうか。それとも、知らないのだろうか。

 天皇制度の廃止が2032年だとすれば、2020年の東京オリンピック後に総理を退陣し政界からも引退する予定の安倍晋三にとって、「俺の知った事か」と気にもならない。現時点主義/刹那主義の安倍晋三には、過去と未来の塊である日本国は一欠けらも存在しない。自己愛だけしかないのだから、悠久の国家をいかに築くかの愛国心は、安倍晋三には無縁。

 現実にも安倍の頭の中には、総理在任中の自分の人気や評価のみが渦巻くばかりで、その他は何一つ見当たらない。「2020年以降の日本の行く末」などは、安倍晋三には全く無関心。将来の財政破綻など「俺の知った事か」だし、国防軍なしに日本が日本列島を守ることなど2040年頃には全く不可能になるが、安倍晋三は「日本国が地球から消えようと、それが2040年前後なら、俺の知った事か」と意にも介さない。

 真正の日本国民なら、国家・国土の永遠や皇統の悠久に、今、日本国民は何をなすべきかと祖国への義務に真剣に心を砕く。が安倍晋三は、そのような精神とは次元を異にした世界に浮遊している。自分が政権の座にいる間だけの人気や評価が下落しなければいいと考えている。だから、安倍晋三は、新天皇に対しては即位の大礼や大嘗祭は国民から指弾されないように配慮するが、去っていかれる今上陛下は安倍晋三にとって粗大ごみでしかない。

 安倍晋三の野卑な心理と粗暴な人格を精知するが故に、人間の心理を読む才能を持つ菅義偉や山本信一郎らは、「4・30退位式典」を「“廃帝”宣告の人民法廷」に摩り替える蛮行を大胆にも決行した。安倍晋三は、彼らの読み通り、「俺の知った事か、どうぞ」とそれを容認した。安倍晋三は、今上陛下を“粗大ごみ”に扱うことに躊躇う素振りも見せない。むしろ「それがどうして悪い?」と開き直る。

“天皇制度の終焉”完遂を2032年?に目指す菅義偉の、恐ろしい“赤い三大文書”

 安倍晋三が今進めている2019年の諸式典はすべて、菅義偉が2018年2月20日に纏めた十本ほどの諸文書に依拠している。が、これら「日付が2018年2月20日の文書類」は、今上陛下のご譲位を逆転的に悪用し、“天皇制度の完全終焉”に向けて走る共産革命の方策にベクトル化したもの。

 「日付が2018年2月20日の文書類」の頂点にあるのが、①「天皇陛下の御退位に伴う式典についての考え方」である。菅義偉は実際には、この①文書の執筆を、共産党員・木村草太に丸投げしたらしい。確かに、この①文書は、共産党本部で書かれたと解するほかないほど、100%共産党文書である。我が国の文書とは、真逆で異次元。

 ①「天皇陛下の御退位に伴う式典についての考え方」を補完する赤い文書には、代表させれば二つある。第一が、札付き共産党員・山本信一郎が『光格天皇実録』『貞観儀式』等を大改竄して作成した異常な捏造歴史満載の②「歴史上の実例」。第二が、事前に菅義偉が指示したり依頼したりで実態的には菅義偉の意向に忠実に、「有識者」と詐称される四名の赤い協力者たちが語ったとされる③「有識者ヒアリングについて」である。

 この文書①②③だけでも精緻に解剖して、その解剖カルテに基づき、2019年4月30日「退位=廃帝」式典から2020年4月19日の(「立太子の礼」ではない)「立皇嗣の儀」に到る全体を鳥瞰すると、恐らく2032年に決行される天皇制度の廃止が鮮明に透視できる。天才バークは、1789年10月の、国王ルイ十六世の王室をベルサイユからパリの強制連行するフランス革命の暴徒の光景一つを聞いただけで、それからほぼ百年先の1875年までのフランスの政情を見事なほど正確に推定した。

 天才故に、バークは一をもって百を知ることに容易であった。ならば、一ではなく十や二十に相当する文書①②③等があるのだから、また「これから百年先」ではなく「これから二十年以内」に起こる事態だから、それを正確に推定するのが日本国の知識人が持つべき知的教養力だろう。だが、日本には、井上毅レベルの真正の愛国の知識人そのものがゼロになってしまった。

 天皇制度が日本から消滅する跫が、すでに間近に聞こえる。もしもこの跫が聞こえないならば、それは日本人がアヒルや豚並みに知も精神も劣化した生物学的ヒトに改造されてしまったからだ。

1、譲位・受禅の「有識者」の要件は、次の①②③の三項に合致していること。

①天皇制度の護持を心底から信条としている。

②専門家ならば、特例法の中核をなしている、恐ろしい共産革命用語「退位」「皇嗣」に強く反対し、正語“譲位”“皇太弟”への是正を要求する。また、専門家ならば、「譲位」と「受禅」の同一日と同時挙行を必ず要求する。これらを要求しないのは、共産革命家が本性の非専門家だからである。

③ 専門家なら、次の史料を完全に正しく読みこなしている。だが、所功を除き、他の三名はいっさい読んでもいないし、また読解能力も無い。残忍な人格を有する所功はいい加減な読みはしているが、「これらの史料(=皇室儀式法令)に従わなくてよい」と、逆さ宣伝して歩く奇怪な人物。

表2;譲位・受禅の専門家なら絶対に依拠する重要史料(これらを精読していない者は「有識者」以前)

附録;“廃帝”宣告法廷の「4・30天皇《退位》式典」を正当化する“コミュニスト菅義偉の赤い親衛隊”園部逸男/所功/石原信雄/本郷恵子の、真赤な嘘と大詭弁

(1)本郷恵子・・・“世襲の原理”に基づく“皇位の連続”を全否定する、スターリン系共産革命家。

① 13頁「立太子の礼では、天皇・皇嗣とともに、国民に対してお言葉を述べる」。

←これは、国民の意思とは無関係に世襲で連続する天皇と皇太子(皇太弟)の世襲継承を否定する天皇制廃止のロジック。ルイ十六世をギロチンに送るためのフランス革命憲法(1792年9月憲法)のような、“王殺し”の一歩手前の論理。嘘偽りの仮構「皇太子に選んでくれた国民」に向かって、「立派に皇太子の役目を果たします」と誓約させるトンデモ儀式を目論んでいる。“世襲によって、その《位》に即く皇太子”を全否定し、“真赤な嘘”「主権ある国民が、皇太子を選んだ」を、現実の儀式に強制的にビルトインさせ、大捏造する赤い犯罪意図が丸見えではないか。

② 13頁「天皇が後継者(皇太子)を指名するのではなく」は、狂人の戯言でも、ここまでは無理。

←皇太子の指名は、明治天皇からは、皇位継承“法”の明文化である明治皇室典範に従っており、天皇が後継者を個人的に指名した事例は一例もない。大正天皇、昭和天皇、今上陛下を想起するだけでも十分だろう。本郷恵子の無知と非常識は、限度を越えている。

←自分がコミュニストだとすぐばれるから、共産革命語「国民主権」を本郷恵子は狡猾にも用いない。上記①を理屈づける理屈など存在しない。そこで本郷は、「当り前な事柄」に過ぎない②を書き、①を煙に巻く詭弁として算段したようだ。

③ なお、頭がことのほか悪い本郷恵子が皇位問題の異常な超ズブの素人なのは、11頁「今回は皇室典範が定める皇位継承順に従った手続きであり、我が国の歴史上初めての事例である」と、誰もが驚愕するトンデモ捏造歴史に一目瞭然だろう。皇室典範の定めた継承順位による即位は、今般は、大正天皇以降でも四回目に当たる。

*後継者の“突然の指名”が壬申の乱となったように、古代から“天皇による突然の指名”を回避する/抑制するのが日本皇室の伝統である。これはブラクトンやコークの“法”に相当し、不文の皇位継承“法”となっている。

④ 11頁「前近代の天皇継承は、現天皇が次の天皇を指名し、権威を与える方式」。アホか。日本の皇統二千年史にそのような事例は一例もない。皇太子の選びに権威など全く無縁で無関係。健康/英邁さ/天皇との血の近さ/母宮の家柄などが考慮され、皇太子が選任された。

*本郷恵子は、東大の基準では全くの馬鹿。実際にも東大の超劣等生。旦那の不正人事で出世した悪女の中の悪女。博士論文は旦那の代筆の可能性が高い。

⑤ 共産党員・菅義偉ら官邸や内閣法制局の共産党官僚が共産革命の犯意をもって特例法を起草した。その方法は、“国会の意思”が介入するのを許さない永遠の皇位継承“法”を破壊する時限爆弾を特例法に組み込んだこと。しかも、これほど露骨な天皇制廃止法にしておきながら、さらに共産党員・菅義偉らは、天皇の“譲位”を新天皇の受禅日の前日に分離し、「退位」に貶めた。“そのような退位は廃帝であるから譲位ではない”“譲位を禁止する”という前代未聞の制度をつくり先例にするためである。

 しかし、これら二つの天皇制廃止に策謀が、秋の臨時国家以降の火種にならぬよう、菅義偉は、この四名の「“犯罪”有識者」に、退位と即位の間に一日置いたが「《空位》ではない」「今上陛下の“廃帝”人民法廷でない」と、事実を糊塗する屁理屈を書けと命じた。“大嘘つきの悪女”本郷恵子は、次の真赤な嘘を菅義偉に献上した。

 a 具体的に「どのようにか」については一言も言わずに、本郷恵子は、唐突に11頁「空位が生じないよう、特例法においてその点は措置されている」と、虚偽を主張。が、特例法第二条は「同日に退位と即位をせよ」と定めている。(備考)菅義偉は生来の犯罪者になりきって、特例法第二条を無視し、一日空位を平然とつくった。菅義偉は未曽有の“官邸犯罪者”だし、安部晋三はこの菅義偉とグル。

 b また、11頁「退位・即位の儀礼はそれぞれの事実を広く示すためのものなので、両儀式の間の時間単位の空位があっても」と、即位の大礼が2019年10月であることすら理解していない。譲位と“即位の大礼”の間は「数ヶ月の、月単位の空白」があり、「時間単位の空白」ではない。受禅と“即位の大礼”の区別もつかないお馬鹿が「有識者」だって(大笑い)*昭和の皇室典範は杜撰を極めており、践祚・受禅を「即位」と誤記。この誤記よりもっとひどいのが“天下の阿呆”本郷恵子。

 仮に本郷が「受禅」を「即位」だと考えている場合を考えよう。この場合、4月30日の退位に対して一日を置いた5月1日の受禅であるから、一日空位は明白。つまり、“大嘘つきの大悪女”本郷恵子は、「一日空位」(=日単位)を「時間単位の空位」だと、「日=時間」だと強弁している。

(備考1) 特例法制定の後、菅義偉らは、今上陛下に対する“廃帝”宣告と「譲位を禁止する」目的で、2017年12月1日の皇室会議を悪用し、この一日空位づくりを敢行した。また彼らは、一日の空位の前例が、天皇制廃止である百年の空位づくりの先例となりうることにも目を付けている。

(備考2) 譲位・受禅の間に一秒以上の時間単位の空位は許されない。一千年間に亘る数十回の譲位・受禅の儀式で、唯一の例外として、光格天皇の御譲位(1817年3月22日午前)では、新天皇となる皇太子はその儀場に臨御されなかった。紫宸殿や清涼殿以外での儀式しかできない天皇となる以上、ランクの低い仙洞御所での儀式臨御は不可である。しかも、正親町大納言が仙洞御所での受禅名代を務められているので、一秒の空位も発生していない。また、同日の午後、仁孝天皇は清涼殿にて(詳細不明だが)“受禅の儀式の後半”を執り行われておられる。

(2)“共産党の赤モグラ”所功・・・民族系を誑すべく慎重を装っているが、衣の下の鎧が見える。

① 「平成31年4月30日の昼間に実施することがふさわしい」(8頁)

 しかし所功は、この根拠も理由も挙げていない。ならば論理的に、「5月1日の午前に実施することがふさわしい」と主張しても何の問題も無いことになる。要は、所功は、「4・30を今上陛下への廃帝宣告の人民法廷とする」ことに執念を燃やす菅義偉と山本信一郎の狂暴な共謀を知って、歓喜して積極的に加担したのである。その証拠に、所功は、次のように、山本信一郎に人民法廷の廃帝宣告のやり方を指導している。

②「宮内庁長官が『陛下は皇室典範特例法と政令に基づき、本日限りでご退位されることとなります(=“日本の天皇制度はいったんここで終わりです”という趣旨を述べられるだけでよい」(8頁)

 所功は、天皇制廃止の共産革命をこれほど公然とできるチャンスはまたとないのだと、“赤い宮内庁長官”山本信一郎が少しタジロいで怯んでいると観て、発破をかけている。山本信一郎は、宮内庁長官であって、譲位の宣命大夫の立場を演じるのは不適切を極める。絶対にさせてはならない。

*宣命大夫は、京都の堂上公家を選任しなければならない。

 この譲位宣命においては、“陛下は皇太子に皇位をご譲位され給われます”の趣旨が絶対に宣言されなければならない。言うまでも無いこと。所功は四名の中では例外的に表2の史料を読んでいるが、“共産党の赤モグラ”として民族系に潜入するための偽装手段として、演技として学問である。

 日本の深刻は、【語彙「皇太子への譲位」がない退位は、天皇制廃止の“廃帝”となる】事が察知できない、一般の日本国民の質的劣化の問題にある。日本人は、「退位と譲位は天の地ほども違う」ことも「真逆の意味になる場合もある」こともわからなくなった。日本人は今や日本国民ではない。

③8頁「天皇陛下ご自身が、退位について、全国民に《お言葉、勅語》をのべられるべき・・・」とする。*ここで所功は、日頃の民族系をかなぐり捨て、「譲位」とせず、共産党秘密党員らしく「退位」としている。

 が、「ご譲位」儀式において、天皇が国民にお言葉を述べられることはあってはならない。宣命大夫の宣命宣制のみに限られるべきだからだ。一方、国民の方こそが、天皇に惜別と感謝の意をお伝え申しあげるべく、皇居から高輪までの盛大な“ご譲位パレード”に参列して陛下に拝礼することが、譲位儀式の中核でなければならない。“譲位パレード”の無い“譲位の儀式”など、ウィスキーの入っていないハイボールで、“譲位儀式をしなかったに等しい。安倍晋三が譲位パレードをしないのは、八〇%共産主義者のサイコパス安倍晋三に、今上陛下への感謝の念が一欠けらも無いからである。

(3)園部逸男・・・“天皇制廃止に直結する儀式にせよ”の共産党本部命令に忠実な共産党信者

①5頁で、歴史上全く存在しなかった珍妙奇天烈な「退位闡明の儀」の創設を提案している。これは「譲位・受禅の儀」ではない。「譲位・受禅の儀」とは似てもいないし、その臭いほどもない全く異次元のものである。すなわち、譲位・受禅とはあからさまに異なる異様な“廃帝儀式”を偽装する珍妙な名称である。実態は、譲位・受禅の儀とは真逆の、露骨な廃帝宣告の人民法廷。そして、それは徳仁《新天皇》陛下に対して脅迫して強制的に「退位させ、廃帝にし、天皇制を廃止させる」予行演習儀式でもある。

②5頁「今上陛下の祝賀(?)御列の儀に相当する儀式も、退位の意義に鑑みれば、余り馴染まず、その必要性は大きくない」。

 園部は、「ご譲位御列の儀」が伝統において厳に執行されてきた歴史事実を認めている。一方、宮内庁は、“歴史捏造文書”「歴史上の実例」で、「譲位パレードなど無かった」と真赤な嘘をつく。園部は、事実を認めた方が批判・非難を避け易くなるのを知っており、宮内庁よりはるかに狡猾。が園部は、それを否定する理由として、意味不明な「退位の意義」「余り馴染めず」「必要性は大きくない」と喚くだけ。具体的な明確な理由を一つも挙げる事ができない。この事実は、必要性が極めて高い“ご譲位パレード”を否定する理由など全く存在しないのを反面教師的に裏付けている。

③6頁「《退位闡明の儀》という儀式の実施時期は、今上陛下が御退位になる平成31年4月30日がふさわしい」は、理由を全く挙げておらず全く意味不明で度し難い怪文。菅義偉ほか内閣官房の共産党官僚が策謀した“有害決める共産革命”「4月30日」を正当化する浅薄な詭弁。“常識中の常識”「4月30日はふさわしくない。5月1日にすべきだ」を叩き潰すべく、壊れたテープレコーダーのごとくただ繰り返して、国民を眠りに誘う“悪魔のお経”というべきか。

④6頁「剣璽渡御の儀は、(4月30日であってはならず)5月1日に行われることがふさわしい」。

 これは、「新天皇に剣璽を前天皇から承継させてはいけない。あくまでも剣璽は、主権ある国民が新天皇に授ける儀式にせよ」と、譲位・受禅による世襲の御代替わりを全面禁止すべきだとの、園部逸男の阿漕な主張である。つまり、新天皇は譲位されて皇位を継承したのではない。新天皇は、国民が奉戴する新王朝の初代であるに革命しようと、スーパーお馬鹿だから直ぐ騙せる安倍晋三の政府に呼び掛けている。

⑤6頁「剣璽等承継の儀は、前天皇が御臨席されることなく行われることがふさわしい」。

 これは、④をさらに強化するもので、「前天皇は廃帝になられたのだから、前天皇からの剣璽を新天皇は承継することはあってはならない」を制度化するもの。“世襲の原理”を完全廃滅させて、究極の天皇制廃止の前段階を構築している。王制における普遍的な“世襲の原理”の全面破壊となるから、「この儀式が挙行されたから、新天皇は天皇ではない証拠だ」が、いずれ憲法学界の多数説になる。

(4) 石原信雄・・・毎日、重度の虚言病が発症する、異常な“先天的捏造狂”

①3頁冒頭は、「たかが七十歳のGHQ製憲法は、二千年に及ぶ皇位継承法より優位する」との憲法神格化教の宣言。

②“稀代の虚言癖/捏造癖”のコミュニスト石原信雄は、卒倒するほどの嘘偽り狂言を宣伝する。その一つが、「皇室典範特例法上、4月30日の24時に天皇陛下が退位され、皇太子殿下が5月1日の0時に即位されることが決まっている」(3頁)

 馬鹿馬鹿しい。これほどの嘘には絶句の余り、反論する気にもなれない。特例法には、こんな定めはない。全く逆の定めならある。特例法第二条は、「天皇は、この法律の施行の日限り退位し、皇嗣が直ちに即位する」である。つまり、特例法は、空位を置いてはならないと定めている。特例法の「御代替りの儀式は、同日が絶対だ」の規定こそは、厳に遵守されねばならない。

(備考1) “大嘘一直線の超フィックション作家”石原信雄は、石原信雄が100%代筆の「1993年河野洋平の従軍慰安婦談話」でも顕著に明らかだが、重度の虚言癖病をもち、真赤なデッチアゲの大嘘をつくのが日常である。石原信雄の大嘘は、刑務所か精神病院に収監すべき凶悪犯罪者のレベル。

(備考2)2017年6月9日に公布された特例法は、“譲位・受禅”を擬装する気持ちがほんの少しあったため、その第二条で「同日にせよ」と定めた。が、その後、菅義偉が、共産党と共謀し、この特例法第二条を全面無視する策謀を進めた。すなわち、「4月30日と5月1日に分離」は、2017年12月1日の皇室会議を不敬にも狡猾にも悪用し、安倍晋三が政令として定めたもの。この政令は、特例法違反!である。

③3頁「法的に同日というのは無理だ」は、荒唐無稽も度が過ぎた真赤な嘘の創り話。法的には同日でなくてはならない。法律と齟齬を来たした政令は是正されねばならない。この政令修正のため皇室会議「意見再聴取」が必要ならば、「4月30日は、5月1日の間違いでした」と持ち回り決済をすれば済む。持ち回り決済は、戦前の皇族会議でも行われており、前例がある。皇室会議の改めての招集は必要がない。

④3頁「国事行為は国民のために行う儀式」。トンデモない暴論・奇論の極み。皇位継承の儀式は《皇位継承のために行う儀式》である。「国民のために行う儀式」ではない。共産主義者特有の、何でもかんでも「人民のため」と、“人民民主主義の嘘ラベルを貼りめぐらした共産全体主義国の論理”を丸出しにしている。

 憲法第七条の国事行為の規定は、天皇が立憲君主としての行為をリストしたもので、皇位継承の儀式は立憲君主の原点たる“世襲の原理”と皇室伝統に沿っていなくてはならないとの定めでもある。現に、憲法第二条は皇位の世襲原理を明記している。憲法第二条と第七条に違背しそれを蹂躙せんとする石原信雄とは“憲法違反の詭弁家”だし、“スーパー虚言癖の狂人”とも言える。

(10月15日記) 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です