筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
さる9月2日(土)に始まった山本耕史さん主演の『植木等とのぼせもん(=小松政夫)』を見て、最初に頭を過ぎったのは、植木等の歌「日本一の無責任男」は(未来の総理)安倍晋三を想像モデルにしていたのか、だった。実際にNHKは、“日本一の無責任男”安倍晋三・総理を観察しているうちに、このドラマを着想・企画したのかも知れない。
※本稿は、2017年9月4日に中川八洋掲示板のために執筆された記事を、再掲載したものです。
“日本一の無責任総理”安倍晋三を観察して着想したのか?NHK土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」
私が17歳で高校三年生だった1962年、「無責任一代男」のレコード盤が売れていた。テレビでもこの歌が頻繁に流れており、私は馬鹿馬鹿しくて視聴しなかったが、どういう訳か歌詞だけはそれから五十五年も経つのにスッと思い出したから、頭に刷り込まれていたことに初めて気が付いた。9月2日の植木等(山本耕史)を観ていると、思わず私の口が小さな声で「俺はこの世で一番、無責任と言われた総理・・・・・」と囁いたからだ。あとは(青島幸男に決して負けない、自慢の)プロ作詞家級の“安倍晋三への替え歌ソング”が続くのだが、これは本稿の論旨から外れるし忘年会の隠し芸用。ここでは秘匿したい。
安倍晋三につき、“日本一の法螺吹き総理”“日本一の(国防無為無策の上に、自分の言葉と政策に)無責任総理”“日本一の(無責任の裏返し)国民騙し総理”であるのは、次の事柄を思い起こすだけで、一目瞭然の真実だろう。異論はあるまい。
A、安倍晋三最大の公約「アベノミクス」のポイ捨て。
B、安倍晋三の第二トップ公約「北朝鮮拉致被害者の奪還」のポイ捨て。
C、安倍晋三の公約「北方領土奪還」は、ポイ捨てどころか、逆走して「極東シベリア開発協力に三千億円という国民血税をロシアに貢ぐ協定の締結」と「(共同経済開発同意による)北方領土におけるロシア主権の容認」という対ロ領土割譲までした。“対ロ売国奴”としては安倍を超える悪人はおらず、日本史上最凶の“対ロ売国奴”と言えば、かつては河野一郎だったが、今では“日本一の【反日の権化】”安倍晋三を指す。
北朝鮮の核攻撃第一標的は日本。対米用の核ICBMは日本攻撃時に米国の報復を阻止するため
極め付きは何よりも、日本国民三千万人以上がもはや確実に殺戮される原爆や原初型水爆実験に成功したのに(9月3日)、安倍晋三が決して、北朝鮮の核弾頭付き弾道ミサイルから「日本国民をこう守る(すべて完全に迎撃する)」とも「これらの核弾頭付き弾道ミサイルをその発射前に、こう先制撃破・殲滅する」とも、口をチャックにして発しなかったことに明らか。
安倍晋三は、日本国の総理ではなく、明らかに“北朝鮮・金正恩の回し者”である。“北朝鮮の犬”として日本国民騙しの言葉を発したからだ。安倍晋三とは、実態において日本の総理大臣ではない。安倍晋三は、人格的にも真面な人間ではないし、自分が日本国民だという意識すらない。云はば外来の放浪者的人物だと考えられる。2006年11月、コンドリーサ・ライス国務長官は、安倍晋三をrogue(ならず者)だと喝破し、口もききたくないと怒った。ともあれ安倍晋三は、こう言った。
「断じて容認できない。国際社会と連携して断固たる対応をとる」(9月3日)。
この安倍談話を聞いて、腰を抜かした日本人は、まだ日本国民だと言える。が、この言葉に卒倒しなかった日本人は、もはや“非・国民”。日本国民ではない。いや、それ以下のクズ人間。いや、クズ人間以下で、豚やアヒルに近い。なぜか。
前述したように、安倍晋三は、この談話のどこにも、「北朝鮮の核弾頭付き弾頭ミサイルから、日本国民をこう守る(すべてを完全に迎撃します)」とか、「これらの核弾頭付き弾頭ミサイルをその発射前に、こう先制撃破・殲滅する」とか、何一つ口にしていない。
それどころか、日本人三千万人以上が火の海で殺戮される事態が喫緊に迫っているのに、日本の国家・国民の存亡事態であるのに、安倍晋三は平然と、「これは日本の直面する問題ではない」と明言するに等しい「国際社会の問題だ」と、“悪魔のマジシャン”もたじろぐ狡猾さをもって、「日本」をさっと「国際社会」にすり替えた。
つまり、安倍晋三は、欧州やアフリカも北朝鮮の核攻撃の対象だと真赤な嘘を嘯いたのである。ロシアや中共も北朝鮮に核攻撃され、その脅威度は日本と同じだと真赤な嘘を吹聴したのである。
もう一度分かり易く言おう。「北朝鮮が核攻撃の第一標的としているのは日本、第二が韓国、第三が米国」であるのは世界衆知。この三ヶ国以外は標的にはなっていない。
だが、“反国防主義のサイコパス”安倍晋三は、この自明な現実を日本国民から隠蔽すべく、真赤な嘘「北朝鮮の核脅威は全世界190ヶ国の国際社会全体に平等だから、日本だけが何も急いで北朝鮮の核攻撃から日本自身を守ろうとする必要など全くない」を意味する、上記引用文「国際社会と連携して・・・・・」と述べた。
“ハッタリ的国民騙し発言”「国際社会と連携して断固たる対応をとる」のどこに、「日本政府は日本国民の生命はむろん、都市や産業を断固として守ります」を意味する文や行間があるといえるのか。全くないではないか。サイコパスだった父・安倍晋太郎のDNAを血肉とする安倍晋三の、日本憎悪や日本人皆殺しに賭ける無意識の狂気と信条は半端ではない。
そして、安倍晋三の“威勢のいい言葉”「断じて容認できない」「断固たる対応をとる」に、安倍晋三の人格破綻的な“法螺吹き”の本性が躍如としていよう。安倍はTHAADを導入するとも、ロサンゼルス級原潜やトマホーク巡航ミサイルを購入するとも言ってはいない。
つまり、安倍晋三は、「断固たる対応」という言葉を使いながら、「北朝鮮様! 日本はいっさい何も致しません」と北朝鮮に媚びるメッセージを送ったのである。安倍晋三とは“日本一の法螺吹き男”である以上に、「金正恩様! どうぞ日本民族数千万人の殺戮を好きなだけやって下さい」と、敵国を教唆・煽動する、“スーパー反日の権化”の言葉を吐いたのである。
(閑話休題)「大東亜戦争肯定論」は、「大東亜戦争アジア侵略論」を穏健・中道に見せる舞台装置
『大東亜戦争肯定論』の林房雄以来、日本会議の痴呆老人20万人を始め、日本の民族系とは、一人残らず“日本人の魂”を唾棄し“北朝鮮の犬”になりきっている“トンデモ国賊”たちの集団である。カルト「大東亜戦争崇拝教」の狂気に狂う安倍晋三もまた、この典型的な一例にすぎない。大東亜戦争肯定論とは「日本の領土を全てスターリンに献上しよう」「日本国民の命を全てスターリンに献上しよう」「日本の婦女子を皆、ロシア兵にレイプ自由/殺戮自由で献上しよう」を肯定する事だから、“最悪最凶の反日”のドグマ。日本史上に類例のない最極左イデオロギーの大東亜戦争肯定論に比すれば、朝日新聞・共産党の「大東亜戦争アジア侵略論」の方が、“中道・穏健”に見えてくる。
もっとありていに言えば、1963年、金日成/朝鮮総連が(共産党を離党して廃墟主義者となった)アナーキスト林房雄に巨額の金を渡し「大東亜戦争肯定論」を書かせたが、その狙いの一つは、はるかに極左の大東亜戦争肯定論をぶち上げることによって、「大東亜戦争アジア侵略論」を穏健中道な主張に見せる舞台装置づくりであった。
しかも、昭和天皇/吉田茂の系譜や竹山道雄/林健太郎/福田恒存などの保守知識人の系譜で戦後日本の背骨を形成していた“真正の歴史観”「大東亜戦争否定論」をぶっ壊して日本全体を極左に浮遊させるから、一石二鳥の策であった。現在の日本でも、金切り声をあげて大東亜戦争肯定論をぶっている過半数が(血統における)北朝鮮人なのは、某CS社長のミスターMやその子飼いのミスターIから充分に理解されるであろう。
“日本人大量殺戮快楽狂の狂人”安倍晋三を支持し、日本人殺戮を熱烈歓迎する月刊誌”『WiLL』
民族系の産経新聞や月刊誌『WiLL』『Hanada』『正論』は、安倍晋三がその恐ろしいサイコパスの本性を露わにしたことで気が動転したのか、心底では今や発狂状態。例えば、『WiLL』10月号は特集「安倍首相のどこが悪い」を組んだ。日本人を丸ごと殺戮したい安倍晋三にラブコールを送る月刊誌『WiLL』の鬼畜性は、言語道断の“究極の日本憎悪”。これから、“自民族抹殺の悪魔雑誌WiLL”と正しく呼称しなくてはならない。
安倍晋三とは、先述したように、日本国民を三千万以上殺戮すべく北朝鮮に通謀しているのか、“スーパーお馬鹿”故に結果としてこの通謀関係と同じ関係をつくっているのか、意見は多々あるだろうが、少なくとも安倍晋三が“日本人皆殺し快楽狂のサイコパス”という医学的問題を持つ人格なのは事実。とすれば、世にも怖ろしい“日本人皆殺し快楽狂”安倍晋三にフィーバーする『WiLL』やその編集長・立林昭彦(成蹊大学卒で脳重量が昆虫以下のスーパーお馬鹿。天皇制廃止狂の西尾幹二を崇拝する「反日」人士)とは、その心底で“日本憎悪の感情を燃やしている”と言うことになる。そうでなければ、こんな逆立ちキャンペーン「安倍首相のどこが悪い」など特集できない。日本の国土を護り日本人の生命を守るためには、『WiLL』を早急に廃刊に追い込まねばならない。
水爆「火星14型」配備は米国を逆抑止し、報復を躊躇させ、北朝鮮が易々と対日核攻撃する事態
さて、この北朝鮮の(50~70ktの)水爆実験成功(備考)という未曽有の危機発生を、アパシーな日本人は、どこか遠くの国の話か何かに自己催眠して、直視すべき思考から滅却している。日本の新聞・テレビも、素人丸出し談議を除けば、むしろ事態の核心隠しを意図して、些末な脱線雑談に花を咲かせる。国民が事態の危機をありのままに理解できないよう偽情報操作をするためである。
(備考)9月3日の核実験は、水爆と推定して間違いはない。充填していた重水素の半分しか核融合しなかったために、計画上の150㏏前後の爆発威力とならなかっただけ。北朝鮮の原爆では爆発威力50~70ktの発生は困難。尚、広島原爆は13.5ktだから、今般の未完成水爆でも、その五ヶぶんに相当する。完全な水爆になれば、広島原爆十ヶぶんになるだろう。
(吉田注)9月6日に小野寺防衛大臣は、爆発威力を160ktと修正して発表しました。
だから、安倍晋三の上記トンデモ談話を非難する論評が、朝日新聞やNHKだけでなく、産経新聞やフジテレビからも一言もない。代わりに、米国内で囁かれ始めた「北朝鮮を(ICBMも水爆も既成事実として保有したのだから)核保有国と認定すれば、事態は収まり危機が去る」という“アメリカ第一主義”の少数意見を、さも北朝鮮核問題解決の妙薬かに吹聴する、有害な俄か評論家が簇出してきた。
だが、米国内に発生した少数意見“北朝鮮を核保有国に認定しろ”とは、米国は北朝鮮と取引し、北朝鮮に「対米核投下はしない」との約束をさせればいいという、同盟国の命運など忘れてしまおうが、その趣旨。“米国だけが北朝鮮の核から聖域になれば善し”の、アメリカ・ファースト主義の典型。
この米国内に新しく台頭してきた“米国第一主義”が主流になったら、米国の“核の傘”だけが頼りの日本はどうなるのだ。無知蒙昧で有害きわまる俄か評論家をテレビや新聞から一掃しなければ、日本の平和も生存もぶっ飛んでしまう。
日本人が断末魔の駝鳥のごとくに直視しない緊迫する問題とは、“北朝鮮は必ず日本に核弾頭・化学弾頭を雨霰と投下するor「投下するぞ」と脅迫する”究極事態が不可避になったということ。しかも、この対日核投下時には、日本に侵略を終えて悠々とすでに橋頭保を築いている在日朝鮮人の先遣部隊数十万人が軍事蜂起するのは目に見えていよう。それは関東大震災時の百万倍の規模になると想定しておかねばならない(注1)。例えば、彼らは、都市の水源池にサルモネラ菌を投下するだろう。
日本が最も警戒すべきは、米国における先述したアメリカ・ファーストの動きであり、それは日米同盟の形骸化といえるもの。また、これこそが、金正恩がICBMと水爆弾頭で目指しているもの。
仮に米国がアメリカ・ファーストで米国本土内に殻をかぶって眠ってしまわなくとも、一般理論としても、北朝鮮の核弾頭付きICBMが、同盟国・米国のサンフランシスコやロサンゼルスを標的にした以上、核戦略用語でいえば、米国が逆抑止counter-deterrenceされる状態が起きる。別の表現では、同盟国のための核報復に躊躇うdissuasionが、米国政府部内に自然的に発生する危険性が高まる。これこそが、金正恩の念願である、日本全土にノドン・ミサイルを主力に核弾頭とVX/サリン化学弾頭を数百発投下して、日本人と日本の産業の潰滅化を実行する、またとない絶好のチャンス到来となる。
北朝鮮の弾道ミサイルと核弾頭の完成を大歓迎するロシアと中共は、日米韓の制裁には与しない
だが、“スーパーお馬鹿”で“日本一の法螺吹き男”安倍晋三は、ロシアや中共に北朝鮮を押さえ込んでもらおうと、本気か演技かは知らないが、躍起である。金正恩の核弾頭/弾道ミサイル開発を全面的に支持し牽引してきた、その張本人プーチンに電話をかけまくる安倍晋三とは、不審者に襲われた幼児がこの不審者のボスに「助けて」と駆け込む“狂気の逆走外交”の何ものでもない。
国益を破壊する安倍晋三のこの悍ましい逆走外交を見れば慨嘆するのが常態であるべきに、日本国の存立がこれほど根底から破壊されている日本の現状を、劣化激しい今日の日本人は認識できない。安倍に怒りの声をあげた者は、私を除いて一人もいないことで、これは明瞭だろう。
特に、産経新聞/櫻井よしこ/日本会議/雑誌『WiLL』などの民族系は、日本の国家安全保障の根底を巨大な白蟻群のごとくに根こそぎ破壊尽そうとする安倍晋三の逆走外交に、これまた逆さにも熱いラブコールを送る始末。民族系には、国を守るという愛国心は皆無。“日本憎悪”の母胎から産まれた彼らの生い立ちにおいて、“鬼畜”民族系は日本を亡国に誘導することを止めない。
話を戻す。核弾頭もあらゆる射程の弾道ミサイルも保有した北朝鮮の誕生によって、2017年、東アジアは、ついに(西の露・中・鮮)三ヶ国同盟と(東の米・日・韓)三ヶ国連合国が対峙する“熱戦に至る冷戦構造”になった。東西冷戦が1991年のソ連邦崩壊をもってやっと終焉したように、東アジア新・東西冷戦もまた、北朝鮮が完全に崩壊・消滅することなしには万が一も終焉しない。
それどころか、この東アジア新・東西冷戦構造は、かつての東西冷戦以上に、熱戦へのエスカレーションへの慣性が大きい。我々は、熱戦、すなわち戦争を覚悟する必要がある。もう一度言う、東アジア新・東西冷戦の終焉は、北朝鮮の崩壊消滅に加え、“中共の衰退”と“ロシアの後退”が加わらなければ訪れることはないから、北朝鮮への米国の戦争なしには、情況は年々悪化し続けるだろう。
(備考) 1947~1991年の東西冷戦と、2017年からの東アジア新・東西冷戦とは、東と西が入れ替わっていることに注意されたい。前者では、「東」がソ連など共産国家群、「西」が自由諸国家群を指していた。だが、後者では、「西」がロシア/中共/北朝鮮の共産体制・独裁体制の三ヶ国、「東」が自由社会の三ヶ国である。
この東アジア新・東西冷戦構造において、六ヶ国協議はすでに過去のものとなった。当然、APECも解散消滅することが望ましい。そして日本は、これまでの1990年代“冷戦の終焉ボケ”から覚醒し惰性を打ち捨て抜本的に現実を直視して、この三ヶ国を敵性国家に扱わなければ、自国の国益を見誤り、外交的に日本の命運を毀損することになる。
具体的には、日本国は総理を筆頭に、ロシアをありのままに敵性国家だと見做さなければならない。つまり、北朝鮮問題で今後はロシアとの接触を全面的に自己規制しなければならない。このためにはまず、安倍晋三は、北朝鮮人で“過激な親ロ主義者”谷内正太郎を内閣官房から追放することを直ちに断行しなければならない。
だが、幼児性が顕著で“スーパー外交音痴”の安倍晋三は、ロシアや中共が何かをしてくれるはずだとの幻想から、酔っ払いレベルで未だに醒めることがない。安倍晋三が総理職に留まり続けるならば、日本国の存立が危ういレッドラインを越えるばかりか、国家消滅という最悪事態へと突き進むだろう。
現に、安倍晋三は、9月3日の深夜、福建省アモイ市に滞在中のプーチンに意味もなく電話をした。安倍晋三は、その幼児性から騙されているとも知らず、“反日の巨魁”プーチンを母親かのように甘える。さらに安倍は、この9月7日、ロシアが日本から多額の経済協力という甘い汁を無償で吸い上げる機関として設置した「東方経済フォーラム」(ウラジオストック)に出かけ、この電話に出てやった代償をばっちり毟り取られる。
だが、自分がさも外交をやっている演技を国民に見せて内閣支持率だけを取り戻したい一心の安倍晋三は、何でもかんでも日本の財産をプーチンに献上する“対ロ売国奴”に徹するだろう。それはまた、北朝鮮の対日核攻撃の環境をさらに北朝鮮有利にしてゆくが、“日本一の無責任総理”安倍晋三は意に介することはない。
THAAD8セット/イージス・アショア3セット/PACⅢの32セット追加の1兆3千億円は、「高い」?
日本は、8月29日、火星12号の北海道上空飛翔という領空侵犯により、国際法上「侵略」された。つまり、かつての米国が1945年12月8日にパールハーバーを奇襲されて日米戦争となったように、北朝鮮と日本は、「8・29」をもって交戦状態に入ったのである。
日本は、(かつての米国での「リメンバー・パールハーバー」と同じく)「リメンバー8・29」を国民一丸となって叫びながら、国家防衛の新戦時体制に立ち向かわなければならない、そのような事態・時代に突入したのである。だが、安倍晋三は、イージス・アショア3セットは高いと(備考)、その金額に駄々をこねて難癖をつけ躊躇っている。
(備考) ロッキード・マーチン社製、1セット800億円、運用人員1セット約1000名(一ヶ大隊)。尚、小野寺防衛大臣は、この3セットを既に2セットに減らす軟弱ぶり。それでどうやって、国民の命を守れるのか。
安倍とは、つくづく驚き呆れるほどの、『朝日新聞』や『しんぶん赤旗』と全く同じ“ラディカルな反・国防主義”教の狂信者である。ところが、安倍晋三は、2016年度補正予算で、その六月にある参院選のため、全く無駄で不必要な「選挙買収のための高齢者給付金3624億円」をポンと支払った。自分の「内閣支持率維持」や「自民党内一強維持」のためなら、何千億円でも何十兆円でも子孫につけを回して国債乱発で直ぐ予算化するアクドイ選挙屋、それが安倍晋三の正体である。
あるいは、売名のため“形だけの北方領土返還”で日ロ平和条約を結ばんとして、いやがる財界や産業界を極東シベリア経済協力に連れ込んだが、そのための税金投入は3000億円。だが、イージス・アショア3セットぶんは、総額で2400億円。高齢者の選挙買収3624億円よりはるかに安い。プーチンに騙し取られた3000億円より、はるかに安い。
だが、日本国も日本民族も不在の“自己チュー”安倍晋三の脳内は、北朝鮮が東京に「核弾頭弾道ミサイル2基、VX/サリン化学弾頭弾道ミサイル8基」を投下し東京が火の海になることが予測される今も、「選挙にちっともプラスにならない」「内閣支持率を上げない」が、泥土のごとく淀んで詰っている。“大量殺戮快楽症のサイコパス”安倍晋三は、おそらく「東京が火の海になっても俺には関係ない。俺も死んでいるから」と嘯いているのではなかろうか。
ちなみに、安倍晋三が、あの北朝鮮人・菅直人が“民主党の人気取り”を目的に、東日本大震災復興に、法外な19兆円という無駄な予算を計上した(2011~20年度の十年間)。これを野党時代の自民党は「無駄遣いだ」「選挙目当ての増税だ」と追及していた。ところが、安倍晋三は2012年12月、総理になるや、これにポンと十三兆円を上乗せし、総額三十二兆円にした(注2)。東北各県はざんぶざんぶと注がれる“バラマキ公共事業予算”をどう使おうかと無駄な建造物や土木工事に狂奔しているのが実情。みんな知っていること。
安倍晋三とは、実は日本列島を公共事業で埋め尽くし、そこから上がるキックバックで金権政治を行っていた“田中角栄の生れ変り”で、名うてのアクドイ利権屋政治家が本性。安倍晋三にとって、この「十三兆円」は個人的な利権稼ぎと内閣支持率と党内一強体制維持に有効だから、「安い」。が、一票にもならないから、国民の生命保護のために不可欠な“THAAD8セット/イージス・アショア3セット/PACⅢ追加32セットの合計1兆3千億円”は、安倍晋三にとって「高すぎる」ということ。“日本国民大量殺戮願望・快楽狂”という、安倍晋三の狂気は底なし。安倍晋三は“日本亡国の最凶宰相”として、その悪名を後世に残すだろう。
注
1、1923年の関東大震災時、朝鮮人たちは地震で日本人が呆然としているのをいいことに、日本人家屋から窃盗のしたい放題、ついでに家の下敷きになって助けを求める婦女子をレイプし放題など蛮行を大規模に行った。この事実を忘れてはならない。警察は火災対策に駆り出されているため無警察状態だったから、この朝鮮人の蛮行・犯罪から財産と婦女子の貞操を護るに地域ごとに自警団を結成して対抗するしかなかった。
が、これら犯罪者朝鮮人を帝国陸軍が庇うべく、さっさと朝鮮半島に軍艦で送るという、警察の上位にある軍が犯人隠避をやったのである。結果として、震災後に警察の捜査から捕まった殺人・傷害の刑法犯のほとんどは、過剰反応した日本人自警団の方ばかり。これら日本人は裁判で起訴され有罪・懲役刑になった。これが、日本人の朝鮮人虐殺という、元は日本人被害者が続出したことに始まった事件の顛末である。裁判記録を読むと、この経緯がよくわかる。
2、この復興予算は、まだ数兆円が残っている、これをすべて公共核シェルター建設に転用すべきである。復興庁は、当然、急ぎ“核シェルター建設庁”に改編しなければならない。
(2017年9月4日記)