「従軍慰安婦」問題も「徴用工」判決も、“売国奴世界一”安倍晋三が元凶の“安倍犯罪”──“北朝鮮による韓国併呑&全半島共産化”は、日本の国益(Ⅰ)

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 「徴用工」判決や「従軍慰安婦」問題で、鬼の首でも取ったかのように韓国を激難する『月刊Hanada』『産経新聞』『夕刊フジ』は、何か変だ。明らかに怪しい。第三国の外国勢力に依頼されて、日韓分断に日本人世論を煽動的に洗脳しているようだからだ。また、公然と増強テンポをあげるロシアや中共の対日軍事脅威と平時の領土奪取の深刻な事態に、日本人が気付かないよう、目晦ましの偽情報工作をやっているからだ。“日本の国防潰し”を図る対ロ・対中の対日工作に、全面的に協力しているのが、丸見えである。

 1928年の張作霖爆殺事件に始まり、スターリンは“大野望”対日侵略と満洲領有(→満洲の毛沢東への「下賜」)に爆走していた。が、1930年代の日本の新聞と雑誌は、連日、ヒステリー「支那を膺懲せよ」を起こさせる煽動報道&キャンペーンに終始。スターリンの大野望を日本国民に知らせないための情報操作である。日本を“ロシアの操り人形”にすべく、日本人から冷静な思考を剥奪し白痴化すべく、満洲へのソ連軍侵攻計画を日本人が気づかないようにすべく、『朝日新聞』『中央公論』『改造』は、日本人の目を“支那叩き”と“蒋介石叩き”に釘付けしたのである。

 要は、1928年~41年の『朝日新聞』『中央公論』『改造』は、「支那を膺懲せよ」と、蒋介石と国民党の“自由支那”を非難する集中的キャンペーンをしたが、これこそは、日本人を国際政治が全く見えない全盲に改造する、効き目絶大な特効薬であった。このスターリンの情報操作に頭を狂わされた日本人は、ついに、毛沢東の中国共産党に支那全土を献上すべく、親日の蒋介石を殺し、国民党政権を潰すことを戦争目的とする“転倒戦争”へと突入し、自国の亡国と廃墟を選択した。

 現在の『月刊Hanada』『産経新聞』『夕刊フジ』の、絶叫調の対韓国非難の大洪水は、まさに1930年代の蒋介石に対する罵倒的な非難そっくりで、それを意図的に繰り返している。1928年~41年の『朝日新聞』『中央公論』『改造』における論客のナンバーワンは、死刑となったゾルゲ事件の共犯者・尾崎秀実だった。それから八十年、ダブル・スタンダードで韓国非難に熱を上げる『月刊Hanada』『産経新聞』の英雄的オピニオン・リーダーが、桜井良子(本名、「櫻井よしこ」は変造ネーム)。

 “ストリッパー”マタ・ハリを彷彿とさせる桜井良子に、尾崎秀実が重なって見えない者とは、歴史に無学すぎ、国際政治に無知すぎ、限度を越えた視力ゼロ・教養ゼロのスーパー欠陥人間といえよう。少なくとも、「“不審人物”桜井良子のエセーを読まない/彼女の話を聞かない」は、愛国倫理に立つ日本国民の心得であろう。

第一節 安倍晋三を糾弾せず、韓国非難に現を抜かす論客は、“敵国人”

(備考)「敵国人」とは、“敵国派遣の工作員”の簡略語。学術用語「敵性人adversary」とは少し意味が異なる。

 2月7日、「北方領土の(奪還で、その決意を新たにする)日」に、安倍晋三は、“北方領土は日本国の固有の領土ではない””北方領土はロシアが領有するロシア領だが、日本にも半分主権があるから、その7%の歯舞・色丹だけを、プーチン皇帝様の厚恩で返還して頂く」旨を、旗幟鮮明に世界に向けて宣言した。この“史上空前の売国奴”安倍晋三の発言は、“日本には固有の領土はない”“歴史は、(俺様のように)時の政治権力者が改竄して良い”“《第二次世界大戦の火事場泥棒》ロシアは、日本の宗主国である”との意味。これはまた、安倍晋三の真意でもあろう。

 このような、安倍晋三の度し難い対ロシア「日本属国」論の公言において、国際法は普遍的に適用されるから、竹島は韓国領である、尖閣諸島は中共領である、ことになった。また、韓国にとって、いくらでも歴史は改竄していいことになった。文喜相・国会議長は、この2月7日、安倍晋三の祖国叛逆の大公言の直後、「天皇陛下が慰安婦に直接謝罪すれば、慰安婦問題は解決する」と米国メディアの取材において発言した。安倍晋三の祖国叛逆言辞「北方領土は、ロシアが不法占拠しているのではない」に呼応し、その延長上で当然に起こるべくして起きたのが文喜相の発言だった。

 しかも、2月7日~18日の文喜相“連続対日侮蔑”発言は、安倍晋三の2月7日「超過激な反日」発言に比すれば、とるに足りないtriviaなレベル。すなわち、安倍晋三の「日本民族の祖先からの固有の領土について返還要求せず」の2月7日発言を糾弾せずして、単なる対日侮蔑を面白がる文喜相発言にいきり立つ日本人とは、愛国者演技をする“極めつけ下衆(げす)野郎”といえる。以下、このことを明快に証明する。

 また文喜相発言を、今上陛下の譲位を禁止し、今上陛下に「廃帝!」と侮蔑の限りの嘲笑的処分を下す、安倍晋三が来る「4・30」、天皇に日本史上空前の罵声を浴びせる、対天皇“大不敬”式典に比してみよ。文喜相の対天皇不敬など、“安倍晋三が計画する、空前絶後の対天皇不敬”の百万分の一にも及ばぬ。

文喜相の発言リスト

 ① 2月7日、文喜相は、米国メディアに対して、「戦争犯罪の主犯(=昭和天皇)の息子(=今上陛下)が、元従軍慰安婦の老婆の手を握り、《ごめんなさい》いえば解決する」と、述べた。

 ② 2月12日、文喜相は、「慰安婦【日韓合意】など何十本あろうとも無関係。被害者の最後の容赦があるまで解決しない」と、述べた。

 ③ 2月14日、これは文喜相ではなく日韓議員連盟の姜昌一。姜は、「河野太郎外務大臣の《文喜相は、極めて無礼な発言した》は、他国の国会議長に対する日常に無礼な発言」と、河野太郎の抗議を一蹴した。

 ④ 2月18日、文喜相は、「私に謝罪を求めるなど、盗人猛々しい」「被害者の老婆に、第一に首相が、第二に天皇が、鳩山由紀夫のごとく、跪いて謝罪せよ」と述べた。

日本民族を極限に愚弄した“捏造の歴史事実”「日韓合意」を書いた安倍晋三は、日本の大犯罪者

 この文喜相の発言に対して、「日韓合意違反だ」と、知ったかぶりの軽佻浮薄な愛国演技の輩が絶えない。その一つ、花田紀凱の雑誌『月刊Hanada』は、産経新聞とともに、他の犯罪意図をぎらつかせる愛国演技の急先鋒。花田紀凱とは、皇后陛下殺し未遂の北朝鮮人テロリストではないか。『月刊Hanada』の中核論客は、櫻井よし子。

 そして櫻井よし子とは、“マタ・ハリ(ストリッパー)の再来”というより“尾崎秀実の再来”というべき女怪人。なぜなら、ロシアKGB「対日」工作員&中共「対日」工作員&北朝鮮「対日」工作員の、“世紀の三股工作員”が、櫻井よし子の正体である可能性が高いからだ。

 それはともかく、安倍晋三の「日韓合意」(2015年12月28日)が直ちに廃棄すべきトンデモ文なのは、極め付きの歴史改竄文だからだ。日本民族の尊厳を愚弄する際限なきスーパー反日が、安倍晋三が自ら書き上げた「日韓合意」文の特質。安倍晋三こそは、支那人の妻を持つ“反日人士”鳩山由紀夫を百名集合しても及ばない、天才的な国民騙しの特技で正体をカムフラージュする、“日本一の「反日」大犯罪者”である。

 安倍晋三が“日本一の「反日」大犯罪者”である客観的な事実を、そう認識できない日本人とは、シベリアに追放すべき、知性と人格がアヒルやブタ以下の“非・国民の極み”といえよう。

 2015年12月、安倍晋三が自ら率先して書いた“世紀の「反日」歴史改竄文書”「日韓合意」とは、安倍晋三の作文なのだから、その文責は全て安倍晋三にある。安倍晋三が書いた「日韓合意」文は、次のように、歴史デッチアゲの韓国側の言いなりで、嘘八百のシロモノ。80%共産主義者で日本憎悪のみが心中で渦巻く“大嘘付きの悪魔”安倍晋三には愛国心など皆無で、存在しない

「慰安婦問題とは、当時の日本軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題」

「日本政府は、朝鮮人従軍慰安婦に責任を痛感している」

「私、安倍内閣総理大臣は、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを表明する」。

表1;文喜相は、“世界一の反日”&“対ロ売国奴”安倍晋三と180度逆の、健全な“愛国”政治家

 当時の日本の公娼制度に基づく、朝鮮人売春婦は、朝鮮人置屋にその親が売った娘たちである。日本軍も日本政府も、この親と置屋間の娘売買について、一切関与していない。主に支那戦線と東南アジアの戦線に派遣された日本陸軍は、師団ごとに仁川などの港で、この朝鮮人経営の置屋に入札させ、置屋単位で戦線に送り込んだ。売春婦個人との契約は、師団憲兵部隊には許されていない。そもそも、応募は置屋に限られ、個々の売春婦は応募できない。また、戦場公娼は一回料金が日本内地の三倍だが、日本人売春婦置屋は「危険だから」と、ほとんど応募しなかった。

 性病検査を担当した(内地の内務省衛生局を代行する)下級憲兵(=非戦闘員の平警察官)は、朝鮮人売春婦の収益が、悪い置屋主人にネコババされないよう、親切にも置屋を監視した。ために、朝鮮人売春婦は超高額の稼いだ金を全額、日本の親切な憲兵に郵便貯金通帳にしてもらって、仁川港に帰国した。「七千円」(朝鮮半島の購買力平価で現在に換算すると二億円以上に相当)などざらだった。当時、ソウルの豪邸は、娘を日本軍用の置屋に売り飛ばした、飲んだくれ父親の家がほとんどだった。

 安倍晋三は、「2015年12月の日韓合意」で、歴史を大偽造した。すなわち、安倍晋三こそ、「1993年8月の河野談話」の“反日極左人”河野洋平を越える“スーパー反日極左”。日本国にとって、安倍晋三こそは敵国人である。

 このように、日本を毀損すること天文学的な最凶の悪魔と言えば、安倍晋三を指す。安倍晋三を糾弾しないで、「従軍慰安婦」問題で韓国を論難する日本人は、二枚舌の二重基準を駆使するペテン師と言えよう。『産経新聞』『月刊Hanada』『夕刊フジ』とその記者・執筆者は、この種の嘘つき詐欺師が一大集合した、対日偽情報犯罪者の“軍団”である。

河野太郎・外務大臣の二枚舌は、460億円詐欺の「神主KING」より百万倍以上も悪質

 そもそも「従軍慰安婦」問題で、韓国と一戦を交えんとするなら、安倍晋三にしろ、国会の与党・自民党にしろ、絶対に避けてはならない手順があるだろう。それは、河野太郎・外務大臣を、安倍晋三が直ちに馘首すること。いうまでも無かろう。

 河野太郎は、「1993年8月の河野談話」の河野洋平の息子。「従軍慰安婦」問題で“犯罪歴を持つ男”とも言える。そこまでは言い過ぎだと考える者でも、「河野太郎は、従軍慰安婦問題で体中が垢だらけ、担当大臣として不適切」との断定はする。

 しかも、父親の河野洋平(官房長官)が“共産党員の過激「反日」官僚”石原信雄(副官房長官)と共同でデッチアゲた「1993年河野談話」に対しても、父・河野洋平に対しても、河野太郎は、一言も非難していない。従軍慰安婦問題で嘘歴史を捏造した河野洋平を怒りの余りに殴ってしまった、の話もサッパリ聞こえてこない。

 つまり、河野太郎は、従軍慰安婦問題に関する嘘歴史を「正しい」と考えている。だから、外相会談で、韓国の外務大臣に対し、上っ面の“なあ、なあ”形式抗議しかしない。まさに二枚舌である。さも「抗議している」かの演技で、一般日本国民を騙しているのである。これは、悪質な詐欺師と同じ。河野太郎の国民騙しの才には、460億円詐欺師「神主KING」も、顔色なしか。

 また、河野太郎を直ちに馘首もしないように、安倍晋三の韓国批判の姿勢には、“八百長芝居”が色濃く漂っている。安倍晋三が、実は心底では文喜相に同調しているからだ。

『産経新聞』『月刊Hanada』が隠蔽する事実「徴用工問題を韓国内に燃え滾らせた主犯は安倍晋三」

 「従軍慰安婦」問題が安倍晋三によって大炎上したのと全く同じことが、「徴用工」問題にもソックリ当て嵌まる。なぜなら、2018年の韓国最高裁「徴用工」判決は、2015年の安倍晋三の全面協力なしには、不可能だったからだ。

 まず、次の三「徴用工」最高裁判決の分析から。

 ①2018年10月30日、新日鉄住金。原告は募集に自由応募した。徴用ではない。

 ②2018年11月29日、三菱重工。原告;名古屋工場、女子挺身隊(日本の高等女学生と一緒)、志願

*中流以上の日本家庭でホーム・ステイ。食事つきで無料の行儀見習い・お稽古事が目的。月給は全て貯金。

 ③2018年11月29日、三菱重工。原告;広島工場。徴用。二年契約で高賃金。

 これ等は、給料の未払いや疾病・負傷補償などではなく、国際法等の枠を超えた新奇な法理。すなわち、不法行為に対する損害賠償の案件になっている。ということは、「韓国併合を不当とし、よって日本企業の労働者になること自体が労働被害者となり、植民地支配における反・人道法的な不法行為だ」との、荒唐無稽なデッチアゲ法ロジックを大前提にしたもの。具体的には、個人の強制労働慰謝料請求権は、日韓請求権協定で放棄された権利に含まれないとする“詭弁の中の詭弁”の法理を、新奇にも構築したのである。つまり、「日本の国家総動員法や国民徴用令を、日本人と同じく、朝鮮人様に平等に適用したこと自体が非合法」だと、“法の前の平等”の全否定に立脚したもの。

 これは弱肉強食の野蛮社会における強盗殺人鬼の屁理屈と同じ。法律学の領域を大きく逸脱した“無法の非・法理”。こんな野蛮国の判決に対する法的論争は、初めから成り立たない。日本としては、在日朝鮮人に対する私有財産に関する課税の四倍増など、政治的に対抗する以外に手はない。それなのに、単に野蛮国の狂気の暴力判決に対し、やたらに嫌韓感情を爆発させ非難の大合唱を浴びせる“口論狂”日本人には、事態の本筋から日本側の対抗を逸脱させようとの犯意があるようだ。

 対韓国ヒステリーの言辞を弄ぶ日本人は、実は「徴用工」判決の韓国の手先。韓国・北朝鮮の工作員だと考えたほうがよい。北朝鮮人かつ皇族テロリスト花田紀凱が編集長の『月刊Hanada』2019年1月号などは、その典型的な一つ。日本が政治的に対抗することを阻むべく、日本人から“ガス抜き”を行っている。

 同様に、『産経新聞』『夕刊フジ』、あるいは自民党国会議員の韓国非難は、梅雨季節に田んぼに集合した蛙の騒々しい鳴き声と同類。有害な上に、見苦しい事この上もない。韓国最高裁の暴力判決に、物理的・政治的な対抗措置を講じようともしないのは、日本人がアヒルやブタ並みに劣化した結果であろう。

安倍晋三と安倍“お気に入り”加藤康子が、「徴用工」に関する嘘歴史を世界に発信したA級戦犯

 日本人の劣化は底なし。今の日本人には、水準を維持した正常な人間はほとんど皆無。『産経新聞』『月刊Hanada』等を読んで、「韓国を懲らしめろ!」と、ギャーギャー一斉鳴き声を発している蛙鳴蝉噪の風景は、日本人が人間以下になり、蛙や蝉に改造された証拠。

 こうも言える。『産経新聞』『月刊Hanada』など低劣下等な活字を読んで意気軒昂する、日本会議に屯する民族系の輩は、妄想に耽る麻薬患者や大声を発して徘徊する痴呆老人と同種で、知を全て喪失した“恥なきクズ人間”の極みである、と。

 特に、これら嫌韓を売りにする民族系クズ人間たちは、上記の韓国最高裁の判決が安倍晋三とその“お気に入り”加藤康子が独断・暴走して創り上げた国際的正式発言に基いている事実を知らない/知っていて知らないふりをしている。これは、祖国日本に対して唾する国賊行為ではないか。

 外交や国際問題のズブの素人である加藤康子(こうこ)──加藤六月・元農水大臣の長女で、安倍晋三とは大の仲良し“お友達”。現在も、内閣官房参与。北朝鮮と緊密な関係の疑いが濃い根無し草“非・国民”──が、安倍晋三“総理の権力”を振りかざして独断専行で推進したのが、2015年7月5日に発生した「明治日本の産業革命遺産」ユネスコ“世界遺産”登録事件である。

 「世界遺産」登録を巡るユネスコ審議で、(現在の大統領・文在寅らもその一人だった)韓国の北朝鮮系・極左弁護士グループを背後に控える韓国政府代表団は、「徴用工」問題で新法理づくりの好機と見做し、「軍艦島などでの朝鮮人徴用工は、強制連行で強制労働であった」と主張した。

 長崎県の軍艦島や福岡県北部の旧・八幡製鉄所(現・新日鉄住金)などを、「明治日本の産業革命遺産」とする発想それ自体、訳がわからない酔っ払いの戯れ話レベル。これを「世界遺産だ」と考える日本人など一人もいない。だが唯一人、安倍晋三のお友達で“下品さ一杯”が顔に滲む加藤康子だけが、これを「世界遺産だ」と妄想し騒ぎまくっていた。

 強権主義の安倍晋三は、加藤康子に懇願されるまま、文科省に「明治日本の産業革命遺産」を世界遺産に手続きせよと命令した。そればかりか、“超ゴロツキ女”加藤康子をユネスコへの日本政府代表団の顧問格に任命した。

 しかも、ユネスコ諮問機関イコモスの審査委員会国際会議への日本政府代表団には、毅然と正論に立つ日本人が一人もいなかった。だから、まともな日本人なら、韓国の阿漕な嘘八百の暴言要求の内容に反論などせず、直ちに韓国に「要求を全て即時無条件に引っ込めろ」と反撃し、同時に「明治日本の産業革命遺産」の採択無用と延期を宣言して退場するのに、加藤康子を抱える日本政府代表団は、そうしなかった。韓国やユネスコ事務局と妥協を図る、最悪・最愚策を選択した。

 案の定ユネスコは、採択してあげる代償として、韓国の言い分通りの文言を日本が議場で読み上げるように、日本に強要した。この時、“ゴロツキ狂女”加藤康子は、日本政府代表団の六流外務省/文科省官僚を、「要求通りに呑め!」と恫喝した。また、「私の命令に従え!そうしないと後で、安倍晋三に左遷されるわよ」とも騒いだ。日本政府代表団が議場で読み上げたユネスコ製公式文言が次。

「日本は、1940年代に、いくつかの産業資産(サイト)において、その意思に反して連れてこられbrought against their will、激しい環境の下で働かされたforced to work under harsh conditions多くの朝鮮半島出身者がいたこと、また第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策policy of requisition(1944年の国民徴用令のこと)を実施していたことについて、理解できるような措置を講じる所存である」

 ここでいう「理解できるような措置を講じる」が“賠償金を支払う”という意味なのは、素人でも分かる。ユネスコ「世界遺産」国際会議への日本政府代表団ごときに、“国民徴用令で徴用された朝鮮人に賠償金を支払う”と発言できる権限はないことも、誰でもわかる。だが、「安倍晋三は、日本の何でも私物に扱える(暴力団より)怖い絶対権力者。私は、この安倍晋三の代理なのよ」と喚く加藤康子の剣幕に、アホ馬鹿ばかりになった霞が関六流公務員は、脅迫を日常とする“朝鮮人ヤクザ”菅義偉が既に実践していた“悪魔の各省高官左遷の嵐”を思い浮かべ、「はい、はい」と従った。

 また、岸田外務大臣は、「日本政府は、徴用工に賠償金を支払う」と誓約した2015年7月5日ユネスコ会議の直前の6月21日、韓国外務大臣と熱い握手をして、「世界遺産登録で協力する」を合意した。頭が超悪い岸田は、ユネスコへの日本代表団が韓国の要求を呑むしかないと錯覚させる効果があるのを目的に、韓国がこの“日韓合意”を要求したことを、馬鹿さ丸出しで推定できなかった。

2015年7月、「産業遺産の世界遺産登録」に絶対反対した中川八洋。反対しなかった櫻井よし子!

 民族や国家の歴史は、真実でなければならない。また、この歴史の真実を護るに、民族は命を捨てることを惜しんではならない。が、「歴史の真実なんか糞喰え」「法的正義など糞喰え」を確たる信条としているのが、“前代未聞のナラズモノ総理”安倍晋三。安倍晋三は、“国後島・択捉島に1945年8月末、ロシア軍が国際法やいくつもの条約に違反して侵略し不法占領した《歴史の事実》は、無かった」の、度外れな偽造歴史を前提に、国後・択捉島をロシアに献上することを決心している。

 2015年7月5日、安倍晋三の虎の威を借りた加藤康子の恫喝で、日本政府がユネスコで公式に読み上げた上記文言は、日本人ならアホでもわかる捏造歴史。だが、“捏造歴史、大いに結構”を規範とする安倍晋三の“デタラメ外交”が暴発している2015年、韓国・ユネスコ共同制作の強度の「反日」文言に目くじらを立てる霞が関官僚など一掃されていた。

 マスメディア界でも同様で、安倍晋三の“超デタラメ外交”を批判する声は、それが始まった2013年1月から既に丸六年、事実上、皆無。この事は、櫻井よし子や花田紀凱や西岡力が、韓国創作の嘘歴史とカップリングされた2015年「九州産業遺産の世界遺産」登録に対して非難をいっさいしなかった事実に明白。2018年の暮れから、櫻井/花田/西岡らは、『月刊Hanada』で、「徴用工」韓国最高裁判決に喰ってかかっているが、それは、自分の素性がバレないためのアリバイ対策であろう。

 なお、「九州産業遺産」の「世界遺産」登録は、「徴用工」嘘歴史を捏造する起爆剤にしかならず、日本国を甚大に毀損すると、“絶対反対”した私の論は、2015年7月の「中川八洋掲示板」に、次のタイトルで掲載されている。論客とは原則、近未来を透視できる炯眼を持つ知識人に限られるべきである。少なくともマタ・ハリや尾崎秀実を、論客にしてはならない。

「国家の名誉も子孫の立場も歴史の真実も忘れて、金権亡者に狂奔する“馬鹿民族”日本人──明治産業遺産のユネスコ登録で、韓国の対日歴史改竄に与した日本こそ、自国毀損の“最悪最凶の反日”国」

 以上をまとめると、韓国の歴史偽造に全面協力して、その火に油を注いで猛炎化している元凶は、表2のごとく、安倍晋三と安倍晋三の取り巻き。これほどの“反日の極悪人”安倍晋三に熱を上げる新聞・雑誌・評論家・新聞記者に対し、愛国心ある日本人なら、叩き潰さねば日本は国家として立ち行かなくなると憂慮する。が、そのような動きがない。愛国心は、日本人からすっかり消滅した。

表2;今、韓国や世界で起きる過激な対日蔑視の大火災は、“反日の権化”安倍晋三が元凶

第二節 トランプ大統領の対北“場当たり外交”は、堕落日本を裨益する

 「従軍慰安婦」問題や「徴用工」問題とともに、現在、日韓間の係争に、レーダー照射問題がある。だから、本ブログの読者が、私が「レーダー照射問題」をどう分析しているかにつき、知りたいだろうことは承知している。しかし、この問題は、北朝鮮の非核化を巡る、トランプ米国大統領と金正恩との第二回サミットの後に論じる予定。なぜなら、レーダー照射問題は、半島軍事情勢に絡む日本の国防問題だから、これのみ取り上げてはしゃぎ騒ぐ、愚劣な産経新聞や『月刊Hanada』などは、アンパンマンのアニメ漫画で興奮する三歳児と同じ。白痴の所業と変わらない。

 つまり、第二節タイトルは、実は次稿の予告。ただ、一つだけ、金正恩のスポークスマンとしてますます北朝鮮人化する文在寅を、安倍晋三と比較し、祖国裏切りでどちらがひどいかについて、結論を表3に示唆しておこう。

表3;文在寅・韓国大統領は、“対ロ売国奴”の安倍晋三とは異なり、“愛「朝鮮半島」者”

 もう一つ。レーダー照射問題で、日本側が心すべきは、決して口論的な論争をしない事。そのようなガキの喧嘩は、日本国の権威を傷つけ、日本国の外交や国防の根幹を蝕む原因となる。黙って在ソウル日本大使館の駐箚武官を召喚する“抗議の外交慣例”を粛々と実践するのが、最初に始める行動ではないか。外交は言葉ではなく、行動である。                

(2月21日記) 

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