筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
防衛大臣・河野太郎(2019年9月11日~)がついに赤色の正体を露わにした。河野太郎とは、中国共産党員もビックリの狂信的な毛沢東崇拝者であった父親・河野洋平から、“中共の対日工作員”としての血を受け継いだだけではない。祖父・河野一郎から教条的なコミュニストの血を相続し“ロシアKGB対日工作員”としても祖父以上に暗躍している。
要するに、志位和夫と同類の“反・自衛隊/反・国防の狂気”を常態とする河野太郎の過激な親中/親ロは、その“過激な反米/反日”と一体だから、陸上配備のイージス迎撃ミサイルの事である「イージス・アショア」の配備中止は、防衛大臣になった昨年9月からの個人的信条を、満を持して決行しただけと言える。
イージス・アショアは、北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するだけでなく、ロシアと中共の中距離弾道ミサイルに対する迎撃能力もあり、ために中共とロシアは、「この配備を中止しろ!」と、安倍晋三・総理官邸と防衛省内への非公然工作を集中的に行ってきた。今般の河野太郎は、この中共とロシアの命令を忠実に実行しているのである。
また、“安倍家コミュニスト三代目”安倍晋三も同様で、2018年にプーチンから「イージス・アショアの配備を中止しなければ、日ロ平和条約は締結してやらないぞ!」と何度も恫喝されており、安倍晋三が河野太郎を防衛大臣に任命した理由は、日ロ平和条約を締結したい一心からの、イージス・アショア配備中止も目的の一つ。その意味で、河野太郎は、「イージス・アショア配備中止」はさも自分の独断であるかの演技において、安倍晋三との密約「イージス・アショア配備中止」を見事に遂行したことになる。また言うまでもないことだが、安倍も河野も、一般国民がコロナ“集団ヒステリー”で痴呆老人化している、この六月を狙った。
両名は今後の作業として、イージス・ミサイルの米国メーカーに対する《契約不履行》損害賠償と米国政府への謝罪を残すだけとなった。両名が、米国製品を買え買えの“バイ・アメリカン”で日本に圧力をかけるトランプ大統領に再選の芽が無い事も考慮したのは、言わずもがな。
消えたTHAAD。佐賀/福井/山梨県がイージス・アショア配備地なのに、なぜ秋田?
A、河野太郎と安倍晋三の、2020年6月“八百長”演技の経緯
① 6月4日;河野太郎が「配備を中止したい」と、安倍晋三に総理官邸で告げる。陪席しているかなりの数の官僚は皆、「河野→安倍」を“事実”と認識する。
② 6月12日;安倍晋三は、河野太郎に「内諾する」旨を伝える。
③ 6月15日;河野太郎はマスメディアに「配備中止」を発表。秋田県と山口県はカンカンに怒る。
④ 6月18日;安倍晋三が記者会見。「敵基地攻撃能力で代替することも含めて、12月までに《国家安全保障戦略》を改定する」と述べた。
⑤ 6月24日;内閣府の「国家安全保障会議NSC」で「配備中止」を決定。
B、安倍晋三が主導した、THAADを排斥し「イージス・アショア」配備の決定。
① 2017年に入り、有識者の間で、対「北鮮」弾道ミサイル迎撃にTHAAD導入の声が高まる。
② 2017年9月、政府部内で議論が本格化。安倍晋三は、防衛省・自衛隊の多数意見であるTHAADを排し、独断的に「イージス・アショア」に決定。また三セットを二セットに減らした。同年12月末に閣議決定。秋田県と山口県に候補地として連絡。合理性が全くない秋田県をなぜ選んだ? 東京や横浜や横須賀は、秋田県の東側にあるらしい。秋田県は山梨県の別名らしい。
③ 2018年12月、『防衛計画の大綱』『中期防衛力整備計画』に明記。
ブースターで死ぬ日本人はゼロ名。中・ロ・北鮮の水爆で死ぬ日本人は三千万人。
山口県や秋田県でもめていた原因が、①イージス・ミサイルの第一段ロケット(ブースター)の落下地点問題、並びに②ブースターの落下地点を演習場内にするよう米国メーカーに発注したが完成までの時間と費用が余りにかかりすぎる問題なのが、今般、河野太郎の「配備中止」記者会見で、初めて国民が知るところとなった。ほとんどの国民は、唖然として、開いた口が塞がらなかった。
このブースター演習場内落下を防衛省が演習場付近の地区町村に説明したのは、防衛官僚が馬鹿アホ間抜けだからではなく、中共かロシアの「工作員」官僚の確信犯的な犯行だと断定できる。狭い演習場内に第一段ロケットが落下するかどうかなど、幾何学を少し学んだ小学4年生でもわかる事。「ソフトを改良すれば可能だと思った」と、この赤いスパイ官僚は言い訳をしている。が、第一段ロケットの飛翔コースを変更するソフトなど始めから存在しない。
つまり、“外敵”の中共やロシアは2018年8月、発射基地周辺の“赤い敵性”住民に「ブースターを住宅地に落下させるな」の運動をさせ、同時に赤い官僚に「ソフトを改良すれば、ブースターは自衛隊基地内に落下します」という真赤な嘘を地域住民に確約させた。しかも、時間を浪費させるべく、2019年度予算でこの改良を米国のメーカーに発注した。
だが、ブースターの飛翔コースを変幻自在に変更するなど数百億円のコストと数年以上の歳月を要する新技術ではないか。いや、そんなもの開発できないのは自明。こんな無意味な開発に拘ったら、イージス・アショアの配備は永久にできない。
この巨嘘をデッチ上げた“赤い敵性”官僚は、バラす時が来たとばかりに、2020年5月、“習近平の犬”で“非国民”河野太郎に「ブースターの飛翔経路変更の技術など実際には非現実的で完成することはありません」と耳打ちした。河野太郎は、シメタとばかり、即座に「イージス・アショアなんか中止だ!」と絶叫した。むろん、河野太郎が反日極左であることの問題は大きい。もし、河野太郎がそうでなければ、「ブースターの落下地点は、当り前ですが演習場外になります。人間を直撃する確率はゼロでは無いが、限りなくゼロです。だから了承して下さい」と、住民説得をしたはず。が、“敵国人”河野太郎の売国奴性は底なしで、何らの住民説得をしなかった。
が、問題は、これだけではない。もう一つ。数百万人から三千万人以上の国民が殺戮される近未来の現実を推定できない一般日本人もまた、その本性はブタやアヒル以下の“鬼畜的な非人間”であり、“敵国人”河野太郎と同罪である問題を忘れてはならない。萩市の藤道健二・市長は、このブタやアヒル以下の“鬼畜的な非人間”の典型。次のように語っている。
「ブースターを自衛隊基地内に落とせないなら、市民の安全・安心は適わない」(『朝日新聞』2020年6月17日付け)。
藤道健二は萩市民の安全・安心にそれほど執着するのだから、萩市には、自動車は一台も走っていないはずだ。自動車は走れば、必ず、一定の割合で交通事故を起こし、かなりの数の負傷者と僅かでも死者を生産する。また、藤道市長に拠れば、萩市には窃盗や強盗は一件も起きていないらしい。強盗や窃盗ほど安全・安心を破壊する事件はない。と言うことは、萩市には警官はほとんどいないと、藤道健二は自慢していることになる。
萩市の全・自動車を一台残らず廃車にしよう。萩市・住民の包丁全てをとりあげよう。
だが、藤道健二は大嘘付き。萩市はそれ相応に交通事故を起こし、毎年死者も出している。萩市は、それ相応に窃盗や強盗事件が発生しており、市民の安全・安心は、打ち破られている。つまり、詐言をもって市長の座にある質の悪い藤道健二は、「イージス・ミサイルのブースターからの死傷者だけは絶対ゼロでなくてはならない」が、「交通事故での死傷者はそれ相応な数の全国平均でよし。死傷者ゼロなど無理な話」と、二枚舌を駆使している。要するに、国防に関係する死傷者数はゼロ、国防でなければそれ相応の死傷者数はやむなしであり、安全・安心のダブル・スタンダード。
そもそも、ブースター落下による死傷者数は限りなくゼロなのは、成田市における航空機の落下物による死傷者数がここ数十年に亘りゼロである事実からでも推断できる話。成田空港に離着陸する航空機からの、成田市内への落下物は、かなり大きなものだけでも一日三ヶとも言われ、中にはドアまである。それでも数十年に亘って、誰一人怪我した人すらいない。隕石もそうで、地球に降り注ぐ隕石は、過去六千年間で総計すれば無数だが、隕石に当たって死んだ人間はいるのか。いない。
この問題は、日本海で鮫の餌になるべき“大嘘付きの二枚舌男”藤道健二の人格的欠陥によって発生したのではない。防衛省が、落下物が人間に直撃する確率計算を秋田県や山口県に提示しなかった不審行動こそが、決定打になっている。つまり、この確率計算の完全秘匿は、防衛省・担当官僚達の大半が中共orロシア側の工作員で、“イージス・アショア潰し”のドス黒い犯罪を遂行していた証左。
戦場で鎧を着ない武士がいるのか。鎧・兜に身を包み槍・弓矢・刀の攻撃を行う。
天才的な国民騙しの極左「反日」人士である安倍晋三に話を変えよう。安倍晋三は、6月18日、「北朝鮮の基地を攻撃する兵器で、配備中止にした純粋防禦兵器《イージス・アショア》に代替させることを検討したい」と言い放った。これは、安倍晋三が「関が原の合戦では、徳川家康軍は、全員が防禦兵器の鎧・兜を脱ぎ捨て、槍・弓矢・刀の攻撃兵器のみで戦った」と法螺吹いたのと全く同一。だが、そう見抜いた日本人は幾人いるのだろう。このトンデモ安倍発言に、「安倍晋三の嘘つきの才は一流詐欺師並みだ」と、唾を吐いた健全な見識ある日本人は、どうやら私一人のようだ。
槍・弓矢・刀の攻撃兵器は、鎧・兜の防禦兵器を代替しない。当たり前ではないか。槍・弓矢・刀が、どうして鎧・兜の機能を持つのか。軍事的国防力は、攻撃兵器と防禦兵器の双方をバランスよく十全に保有した時、有効になる。いずれも欠いてはならない。
かつて米国には、キッシンジャー(ハーバード大学教授→ニクソン政権の国務長官)と言うKGBロスケがいた。そして、米国内に「核兵器体系に対弾道ミサイル迎撃の防禦兵器は要らない」=MAD(相互確証抑止)と言うトンデモ奇論を展開流布せしめて、ケネディが進めてきた迎撃ミサイル全てを廃絶してしまった。これを逆転させ(核)防禦兵器を復権し、同時に(核)攻撃兵器を一気に数倍に強化してソ連邦の崩壊をもたらした天才がレーガン大統領であった。
防禦兵器の不可欠性について、最も一般人に分かり易く、また簡潔な論考があるので紹介しておこう。17頁(文章は10頁)しかない『ビーム・ディフェンス』第二章。1984年、時事通信社から出版。
対「北鮮」の防禦兵器は、海自のイージス駆逐艦を除き、「THAAD8セット+イージス・アショア3セット+パトリオット32セット」でなければならない。これは、2017年、私が分析し主張してきたもの。本稿を読まれる前に、読者は次表にある、これらの論考を必ず読まれるよう薦める。
【ロシア/中共の対日核戦力大増強に“脳天気”な日本人】(中川八洋掲示板、2016年8月5日) |
【東京だけで約30発の化学弾頭を投下する金正恩の北朝鮮】(中川八洋掲示板、2017年4月22日) |
【安倍晋三・内閣官房の逆立ちJアラートは三千万殺しが狙い】(中川八洋掲示板、2017年6月9日) |
【北鮮のVX/サリンに大量殺戮されるよう逆訓練した燕市長】(中川八洋掲示板、2017年6月12日) |
【日本国民三千万人殺戮を北鮮と共謀する“国民殺し”安倍】(中川八洋掲示板、2017年7月1日) |
【北鮮・核弾頭ICBMを完成させたプーチンを制裁しない安倍】(中川八洋掲示板、2017年8月1日) |
【北朝鮮「火星12号」の北海道飛翔に「THAADを配備!」「核シェルターを建設!」を絶叫しない“白痴化の一億日本人”】(中川八洋掲示板、2017年8月30日) |
【THAAD8セット配備を拒絶して、日本国民三千万人殺戮に暴走する“日本一の国民騙し男”安倍晋三】(中川八洋掲示板、2017年9月4日) |
【トランプ大統領INF全廃条約破棄は、日本の平和への貢献】(中川八洋掲示板、2018年10月23日) |
【プーチン・ロシアの核軍拡「大爆走」を隠蔽する朝日新聞】(中川八洋ゼミ講義、2019年12月24日) |
北朝鮮の弾道ミサイル・基地への先制攻撃は、米国の新「巡航ミサイル」五百基配備
安倍晋三は、狡猾な口先男。と言うことは、安倍の言葉「敵基地先制攻撃兵器の保有について議論したい」は、「保有しない」と同義。まず間違いなかろう。嘘つき安倍晋三は、「拉致被害者を必ず奪還する」を公約に颯爽と2012年末、総理の座に返り咲いた。が、彼の「奪還する」は、「何もしません。奪還などやる気もありません」の別表現だった。これと同じだ。
対日用ノドン弾道ミサイル数百基の化学・核弾頭「対日」攻撃に対する防御は、前述の「THAAD8セット+イージス・アショア3セット+パトリオット32セット」があれば、ほぼ完全に日本国民の命は守れる。むろん、これに都市部における核シェルターの完備と地下化した完全密閉の救急病院の十分な数の整備が必要だが。
さて、攻撃兵器。北鮮は現在、一千基近い弾道ミサイルを実戦に投入できる。日本の選択肢は、高命中精度の巡航ミサイルを「五百基以上」配備する必要がある。この巡航ミサイルとしては、2019年8月18日、カリフォルニア州サン・ニコラス島で発射実験をした新型のトマホーク巡航ミサイルがどうやらぴったりで最適のようだ。
細かな性能諸元は未発表だが、最大航続距離は3000㎞で、日本が必要な地図上の距離1600㎞が十分にとれる。超低空で北鮮に近づき、敵目標を確実に捉えるには、二割ほどの余裕が絶対に必要である。日本の主たる配備場所は、北海道・旭川の東南に当たる石狩山地に広く散会させて半地下で潜ませるので、ここから北鮮までの平均距離は直線で1600㎞、実際の飛翔距離は2000km前後となるだろう。
この石狩山地に400基を配備するとすれば、残りの100基は四国山地の高知県側に、これも広く散会させて半地下で配備する。おそらく沖縄の海兵隊もこの新型トマホークをかなりの数で保有・配備するだろうから、同一兵器なので、日米間は円滑な運用が可能となる。
「北朝鮮の敵基地への攻撃能力を保有させるので、イージス・アショアが無くとも大丈夫」と、さる6月18日、安倍晋三が国民騙しのプロパンガンダをしたことは、この500基の巡航ミサイル北海道/四国配備を決定しない事で、8月には全てが露呈しよう。われわれ真正の日本国民は、安倍晋三に向かって、声を大にして、地上発射型の新型トマホーク500基を配備せよと要求し、彼が常習とする国民騙しに終止符を打たせねばなるまい。
(2020年6月28日記)