筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
(本稿の経緯)この論考は、2022年1月10日頃に執筆を開始したが、ロシアのウクライナ侵攻が迫る事態の発生で、数日後の17日に中断し、そのまま忘れたもの。それから二年を経て今般、執筆中断のこの論考をハッと思い出し、急いで上梓することにした。額賀福志郎が衆院議長になるや(2023年10月20日)、国会と内閣府における共産党の動きが密やかだが激しいものになったからである。額賀福志郎は、志位和夫の代理人・菅義偉に使嗾され、“共産党の犬”となって、天皇制廃止に暴走している。
皇室の“法”たる井上毅「起草」の明治皇室典範は、戦後すぐ、宮澤俊義らによりズタズタに改悪された。が、王制主義者が主流のGHQの抵抗により、二千年来の“法”「皇位継承者は男系男子のみ」「養子の禁止」は、かろうじて護持された。この「男系男子のみが皇位を継承する」を大改悪して廃止する法案を、今また、コミュニスト岸田文雄の下で、“共産党──菅義偉(共産党員)──額賀福志郎(ノンポリ)──岸田文雄(共産党員)”四人組が着々と進めている。
この四人組の事務局として全体を牽引しているのが、残忍な共産党員・山崎重孝(元内閣府事務次官)である。山崎重孝は、2019年4月30日、先帝陛下に対し“譲位を禁止して退位を強制した、熱狂的な天皇制廃止“教徒”宮内庁長官・山本信一郎(京都大学府法学部「民青」リーダー)のクローン。天皇制廃止に直結する“皇室典範の大改悪”が、目前に迫っている。
“皇室典範“爆殺魔”櫻井よし子氏は、「在日」マタハリ(上)──“旧皇族の復籍”を阻止する猛毒「養子」は、養子“禁止”を定める現・皇室典範を爆殺・霧消し、日本の天皇制度を廃滅に至らしめる” の続きを読む