岸田文雄よ、法務大臣に指揮権発動させ、安倍晋三/鈴木宗男を刑法外患罪で逮捕し、1956日ソ共同宣言を破棄して対ロシア国交断絶を宣言せよ──日本の“Common Destiny”ウクライナへの露の領土侵略は、The Next「北海道・新潟の鏡像」

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 ウクライナが善戦しているのでほっと安堵している。ウクライナは必ず勝利する。ひるまず戦う事だ。ようやく、各国の武器援助も始まった。

 親ロ内閣のドイツですら、携行対戦車ミサイル(1000基)と「スティンガー」系の携行対空ミサイル(500基)の武器援助をする。米国も2月26日、ブリンケン国務長官がジャベリン(携行対戦車ミサイル)等、最大三億五千万ドルの軍事支援をすると、発表した。スウェーデンも伝統的な中立政策を反故にし、対戦車砲などの武器援助を行う。フィンランドの冬戦争以来で、対外武器援助は八十三年ぶり。

 また義勇軍については、チェチェン亡命政府が第一号として送ることが定まった。そしてウクライナ政府も、これに呼応して、国際外国人部隊=義勇軍の制度を創設した。これから、続々と義勇軍がポーランド経由でウクライナに入国するだろう。

 さて、日本。岸田文雄“ぐにゃぐにゃ”内閣は、医療物資の援助で世界最大量をウクライナに送付すべきだが、たった「一億ドル」でお茶を濁している。また、日章旗を翻した陸自一ヶ師団をポーランドとの国境に、避難民救護・支援で派遣すべきである。

 私も参加希望の、朝日新聞社旗(=旭日旗を軍旗とする日本国「義勇軍」三千人連隊を創る動きが煙ほどもない。在京ウクライナ大使館に申し込んだ義勇軍希望者は3月1日現在、七十名だと聞くが、これに林外相はビザを発給せず禁止するようだ。この日本が誇る素晴らしき日本人勇者たちは、ワルシャワのウクライナ大使館に直行し、そこから直接、各国から集まった「ウクライナ国際義勇軍部隊」(すでに制度化)に参加すればいい。私のように77歳という問題を抱えているわけではないのだから。

 日本は一体、国家なのか。国家が国家たりうる要諦の第一は、国民における倫理道徳の横溢である。当然、日本国外交の筆頭羅針盤は、倫理道徳以外は存在しない。この意味で、我が国の若者・老人を問わず、“対ロ運命共同体common‐destiny”ウクライナに対し、対ロ防衛で“一緒に死のう”と生死を誓いあう勇者の行動こそ、倫理道徳の体現・発露だと噛みしめなければならない。

 序の話。“対中売国奴”のチャンコロ小池百合子は、2020年正月、武漢コロナの報道に際して、東京都が備蓄していたマスクや医療関係者用の防護服を習近平に根こそぎ無償提供したが、侵略され多くの犠牲者を余儀なくされているウクライナには“人道援助の一欠けら”も無い。日本国民ではない“対ロ売国奴の悪魔”安倍晋三や“スーパー対中売国奴”小池百合子は、売国奴で非国民だから当然だが、人間性が全く欠けたサイコパスの正体をいかんなく発揮している。尚、2月28日の夜、東京都庁をウクライナ国旗の色にライト・アップしたのは、小池百合子の人気欲しさのさもしい演技。ウクライナ支持が本心なら、医療物資を早急に送るべきだ。台湾は、医療物資27㌧を送付した。

プーチン「烏」侵略の“悪魔の共犯者”安倍晋三/鈴木宗男を死刑求刑で起訴せよ!

 米国は、プーチンに対する制裁を課すことを決定した。この制裁は、プーチンの在米資産その他、米国における全ての権利を凍結する。ならば、これに倣って日本がなすべきことがある。それは、今般のウクライナ侵略を過去八年間に亘って“一緒に準備した”共犯者・安倍晋三に対し、日本政府が完全なる制裁を課すこと、これに他ならない。

1、安倍晋三の国会議員資格停止(国会からの追放)

2、安倍晋三の動産・不動産を含め全ての資産を差し押え。

3、安倍晋三の公民権の永久停止。

4、安倍晋三を刑法外患罪で逮捕し死刑求刑で起訴し、絞首刑に処する。

 プーチンが、米欧の経済制裁など気にせずウクライナ侵略──語彙「侵攻」は不正確。国際法上の「侵略」を正しく用うること──を断行できたのは、米欧からの経済制裁に十分に耐えられる方策を過去十四年間(2022年-2008年=14年)に亘って準備してきた成果でもある。具体的には、中共/インド/日本三ヶ国との強固な経済パイプ作りができ、米欧の経済制裁などなんでもないレベルに達したからだ。偶然にも日本は、岸田ぐにゃぐにゃ内閣になっており、この中印日「プーチン経済制裁“抜け穴”」の一角が崩れた。プーチンにとって、大いなる誤算であろう。

“国民騙しの二枚舌の天才”安倍晋三が、本領発揮した「2・27フジテレビ妄言狂語」

 安倍晋三が、どれほど狡猾で、また国民騙しの二枚舌の天才であるかを、一例のみ紹介する。2月27日午前のフジテレビで、安倍晋三は、ロシアに侵略された被害国ウクライナに、日本国はどう支援するかについて、一言も発することはなかった。我々は、安倍晋三がウクライナへの武器援助や義勇軍などを口にするのを期待しない。が、「烏」ポーランド国境に、避難民救護に特化した緊急医療援助部隊(自衛隊)の派遣ぐらいは主張するだろうとは期待した。しかし、安倍晋三は対「烏」援助については一言も発しなかった。

 要するに、安倍晋三は、赤い悪魔コミュニストの本性を剥き出し、「被害国ウクライナに何一つ、日本は手を差し伸べてはならない」と、内外に宣言したのと同じだった。「安倍晋三2・27妄言録」を、以下、具体的に分析する。

 安倍晋三妄言狂語の第一。安倍晋三は、「プーチンの領土的野心はない」「あくまでNATOの対ロ脅威に対してロシアの防衛安全の観点から行動(侵略)したまでのこと」と述べた。つまり、ロシアはウクライナの主権を蹂躙し領土を侵略しているのに、領土的野心はない、だって(大笑い)。日本の“固有の領土”である国後・択捉島を侵略して返還しないプーチンには対日領土的野心がない、と日本国民を騙し続けた、八年間の安倍流ペテン詭弁と同じロジック。スーパー対ロ売国奴で非国民の安倍晋三は、「ロシアの日本列島侵略・占領は、ロシアの防衛安全のためだ」と、本心から考えている。

 安倍晋三とは、志位和夫より質が悪い悪魔的コミュニスト。スターリンの再来を自認するプーチンは、バルト三国やポーランドに再侵攻しようとするが、専守防衛の同盟機構NATOに阻まれているのが、不愉快でならない。NATOを解体的に縮小したいのがプーチン。だから、プーチンは、NATO無力化への第一歩として、ウクライナ侵略をした。ウクライナがロシア領になれば、このウクライナ領から、ロシアはポーランドとルーマニアに直接侵略できる。

 だが、心身とも“稀代のロスケ”でスーパー対ロ売国奴の安倍晋三は、このプーチンの東欧侵略構想の第一歩に満腔の賛意をもって、それを擁護すべく詭弁をフルスロットルで放射し続けている。NATOは、ロシアに対して軍事侵攻する態勢にもないし、その気配すらない。ロシアが対NATOからの防衛安全を必要とする軍事情況など一欠けらもない。だが、スターリンの再来を自認する“侵略の皇帝”プーチンの盟友で“悪魔のロシア侵略讃美屋”安倍晋三は、ロシアの日本侵略・世界制覇の一翼を担いたい一心から、上記の日本国民騙しの偽情報を垂れ流すのである。

 安倍晋三妄言狂語の第二。侵略されたウクライナに対する、自由と倫理を尊重する日本国の当然の支援について、安倍晋三は一言も語らなかった。

 安倍晋三妄言狂語の第三。“暴力団を超えるゴロツキ”安倍晋三には、国際法を蹂躙する、侵略したロシアに対する法的正義からの怒りが無い。だから、対ロ経済制裁について一言も語らなかった。

 安倍晋三妄言狂語の第四。2月24日に始まったロシアの侵略について、それが国連憲章第二条第四項に重大に違背するとの糾弾もしなかった安倍晋三は、その狡猾なサイコパス性を満開にして、恐ろしい日本人騙しを行った。それが、「米国の核兵器を日本国に配備しよう」との、いま議論することに合理性がない非・緊急性の、論点ぼかし/論点逸らし話法。

 具体的には、安倍晋三は、中川八洋が1980年から主張していることと同じことをパクッて、今では北海道へのロシア侵略や宮古島・石垣島への中共の侵略に対する抑止力効果が抜群の米国の核兵器の搬入問題を提案した。安倍が使った流行り言葉“核シェアリング”の意味は、米国の中距離核ミサイルや戦術核を日本国内へ配備すること。

 しかも、安倍晋三が出演した「2・27フジテレビ番組」は、日本を護るための対中・対ロ“侵略抑止”問題を論じる番組ではない。あくまでも、「ロシアの侵略によって国家の主権と領土を蹂躙されたウクライナをどう救出するか」という、ウクライナ防衛がテーマ。しかし、狡猾な狐が百万匹集まっても敵わない“赤い国民騙し屋”安倍晋三は、ウクライナ問題を討議から回避させるべく、日本列島防衛の核シェアリング問題を持ち出し、話を逸らし、自分がさも日本を護る愛国者であるかの嘘八百演技をなした。安倍晋三は詐欺俳優として天才。

 なお、北海道をロシアの侵略から防衛するに、核シェアリングは重要。だが、後優先課題の一つ。

 北海道防衛の最優先課題とは、①北方四島だけでなく、千島諸島と南樺太の奪還に向けて国民が一致団結するよう日本国民に訴えること。そして、北方四島&南樺太&クリル諸島“奪還”が日本中に木霊するよう日本人の教育を徹底すること。

 次。②北海道へのロシア軍導入を宣言する予定でいる北海道アイヌの諸団体を完全に非合法化し、アイヌ誇り尊重推進法を廃止し、同時に白老ウポポイを爆破解体しておくこと。さらにKGBと通謀する過激アイヌを拘禁する適正な立法をしておくこと。

 ③その次。北海道全島を“要塞”化すること。例えば、対人地雷を三千万個、北海道の海岸に敷き詰めること。北海道の石狩山系と雌阿寒岳には、地下150㍍における巨大な戦車シェルターを創り、そこに1000輌以上の戦車を備蓄しておくこと。さらに、国防費を三倍に増し、日本版海兵隊を創設し/戦車を最低2400輌以上にし陸軍(平時)を35万人体制にすること。また、海自の潜水艦部隊は原潜八隻体制に強化すること。

 ④第九条に国防軍設置を明記する正しい憲法改正を行なうこと。すなわち、コミュニスト安倍晋三が在日コリアンKGB櫻井よし子と一緒に日本人を洗脳している“世紀の憲法改悪”「憲法第九条に三項『自衛隊を設置する(=国防軍には絶対に昇格させない』」を、安倍晋三の謝罪をもって放棄させること。この①②③④の後に初めて⑤が議論されるべきであろう。

 ⑤北海道へ米国の中距離核兵器と戦術核兵器を配備する。尚、通常兵器が十全に配備されていない状況での核武装は、たとえそれが米国の核兵器であれ無益となる場合が多いことに留意されたい。

 この意味で、安倍晋三の国民騙し“核シェアリング問題提起”を、共産党の非核三原則堅持の立場から否定した、“ぐにゃぐにゃコミュニスト”岸田文雄の方が、はるかにマシだった。“赤い悪魔”安倍晋三の核シェアリングは、あくまでも、上記の①②③④を潰すための狡猾な詭弁だからだ。

 日本の国益にとって、“目糞”岸田文雄の反日“共産党”度はマイナス500点で許されざるレベルだが、“鼻糞”安倍晋三の対ロ売国&反日“共産党”度はマイナス900点で、岸田よりもっとひどい。少なくとも岸田は、今般の露のウクライナ侵略を「侵略」だと、適正な国際法語を使った。が、悪魔的ロスケ安倍晋三は語彙「ロシア侵略」を未だ使ったことが無い。いずれにせよ、目糞鼻糞の両名を見ていると、共産党下請け会社となった自民党の実態がよく解る。

高市早苗・政調会長よ、コルスンスキー駐日「烏」大使に、日本の国会で演説させよ

 「ロシア非難決議」が衆参で採択された直後、高市早苗・政調会長には、主導して国会にさせる仕事が二つある。

 第一は、コルスンスキー駐日「烏」大使を、国会に招致し、三十分でいいから、ウクライナの被侵略の軍事情況に関する説明・演説をさせること。これは、日本国とウクライナ国との連帯の絆を強化し、ロシアの侵略に立ち向かうウクライナの敢闘精神を日本国に注入することにも通じる。

 また、対ロ防衛戦争におけるウクライナの経験は、近未来に必ずロシアに侵略される日本国にとって最高の軍事情報。この貴重な軍事情報を得るためにも、日本は対「烏」防衛協力協定を締結しなければならないが、駐日「烏」大使の国会招致は、この布石として欠かせない。

 第二。安倍晋三と鈴木宗男と鈴木貴子という、極め付きの対ロ売国奴である三名の国会議員に対する議員辞職勧告の国会議決をなすこと。これについては次節以降を参照されたい。

 尚、ロシアの対日侵攻の時期は、早ければ、札幌冬季オリンピックが開催される2030年2月の閉会式の日。遅くとも2045年秋までには、ロシアは必ず北海道と新潟その他の東北三県には侵略してその全土を占領する。まさに、ウクライナのThe Nextは、北海道・新潟である。

“プーチン「烏」侵略の共犯者”安倍晋三の、祖国叛逆の大犯罪を総括する

 さて、話を“日本史上空前絶後の対ロ売国奴”安倍晋三問題に戻す。安倍晋三とは、「河上肇→野坂参三」の系譜にある生粋の共産主義家系の三代目、つまり「スターリン崇拝→日本国をロシアに献上」を信条とする、共産党系の“悪魔ロスケ”三代目である。だから安倍晋三は、2016年9月、ウラジ・ヴォストーク(「日本征服」という意味、「ウラジオストク」は誤発音)で、プーチンに愛を捧げたのである。

「ウラジミール(プーチンの名、「世界征服)という意味)。君と僕は、同じ未来(=日本列島が全てロシア領土になっている未来の構図)を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために、そして日本の未来を担う人々(ロシアの奴隷になっている次代の日本人)のために。ゴールまで。ウラジミール、二人の力で、駆けて駆けて駆け抜けようではありませんか」。

 「日本征服」という名前のロシアの都市で、「世界征服」という名前の男に愛を告白するとは、安倍晋三がゲイなのがバレバレ。それにしても、「日本征服」で、「世界征服」に愛の讃歌を捧げるとは、何とも念の入ったプロポーズ。日本共産党LGBT運動の自民党支部長は稲田朋美で、この稲田朋美が安倍晋三のお気に入りなのは、安倍晋三がプーチンをタイプとするゲイだとすれば、全て氷解。

 が、この話はどうでもいい。問題は、プーチンは北海道に侵攻すべく、2010年頃から、沖縄本島の五倍に当たる広大な面積の択捉島と国後島に、ロシアの軍事力を増強してきた。一方、日本国を憎悪する非国民・安倍晋三はこれを非難・阻止するのではなく、真逆にもこのロシアの軍事基地と軍隊のインフラを日本国民の税金で整備してあげ、ロシア軍を十倍以上に増強させることに全力疾走。

 このために安倍晋三は、「ロシア経済分野協力担当大臣」という大臣職を経産大臣の兼務ではあるが、設置した。2016年だった。

 今般のプーチンの対「烏」侵略で、北方領土日ロ経済協力が中断したのは、二つの点で日本の国益に大きく裨益した。大歓迎すべき事態の自然発生。第一の理由。我が国の固有の領土である北方四島が奪還できる基礎情況が回復したからである。第二の理由。北海道へ国後・択捉島から侵攻する侵略態勢が、現在以上に悪化しない情況が回復したからである。

 理由第一に関する補足説明。択捉島・国後島の軍事化が進めば進むほど、ロシアが北方四島を返還する可能性は遠のく。逆に、北方四島の軍事化が進まなければ、北方四島を所有し維持する価値が大幅に下がるから、日本が北海道を軍事要塞化し、その上で米軍の核兵器を配備すれば、北方領土を保有すること自体が危険だと、ロシアは放棄の方向に走り出す。

 岸田文雄よ、安倍晋三の八年間の対ロ交渉の全てを廃棄・完全否定すると、日本国内のみならず海外に対して声明を出せ。“スーパー対ロ売国奴”安倍晋三の政治生命を絶つこと、それ自体が、日本国の平和維持の要諦。日本国の平和を欲する正しき日本国民は、安倍晋三を刑法外患罪で絞首刑に処するのを望んでいる。岸田文雄は、これに従った時、日本国の正しき総理になれる。

 ロシア民族は外交交渉では侵略した領土を決して返還しない。が、軍事的価値がない/軍事的に保有し続けることは危険だと判断すれば、さっさとこの領土を捨てる。アフガンから1989年8月、ソ連軍は静かにいつの間にか撤退していた。だから、ロシア語には「領土返還」という言葉がない。「撤兵」が、それを意味する。

 同じく1989年11月、1945年から四十四年間も植民地として搾取し続けてきた東欧六ヶ国を無条件で返還する/東欧六ヶ国に駐兵する巨大なロシア兵力は撤兵する、とロシアは西側諸国に通告した。しかも、条件は「帰国する兵士の兵舎建設費だけくれ」だけだった。今般プーチンが、「東欧からの撤兵時に、NATOは、東欧諸国への拡大はしないと約束した」と主張しているのは、真っ赤な嘘のつくり話。NATOとロシアは、1989年11月もそれ以降の数年間も、会合一つ持ったことはない。そもそもプーチンは、NATOが専守防衛であり、対ロ攻勢の侵攻作戦をとらないことなど百も承知。

プーチン核恫喝に、“反核屋”岸田総理は、非難も糾弾もしない。なぜなのか?

 プーチンは核恫喝を、ロシアの侵略を阻止しようとする西側に対する抑止として活用するのを常習とする。プーチンの本性は、核のボタンに手をかける最野蛮な核戦争屋なのだ。2014年3月、クリミヤ半島を侵略して併呑した時も、仮に米国が(公海の)黒海に入ってくれば、核兵器投射で対抗する旨を公言した。

 今般も、核兵器を使うぞ使うぞと、核恫喝に余念がない。ところで、今般、プーチンの核恫喝は、少し様子が異なっている。少し説明しておこう。

 これまでのロシアの核恫喝は、勢力圏拡大や領土侵略に限定されていた。例えば、英仏所有のスウェーズ運河をソ連一辺倒のナセルが接収せんとして英仏が戦争で阻もうとした時、フルシチョフはロンドンとパリに核弾頭をぶち込むと脅し、ブラフだと洞察できなった英仏が戦争敗北を受け入れたように。

 が今般、プーチンは、経済制裁とくにSWIFTからのロシア排除に対して、これまで前例がない、核戦争するぞとの脅しに出た。それが、2月27日の、核戦力部隊への「高度の警戒態勢(いつでも核兵器を発射できる態勢)にしておけ」の命令。ところが、ロシア軍内にかなりの情報網を張り巡らせている米英は、すかさずブラフだとバラしてしまい、プーチンの「核戦争するぞ」は、瞬時に無効になった。

 西側の金融制裁に対してロシアが核恫喝で対抗しなくてはならない事態は、対ロ金融制裁が有効であるとの証左。日本のKGBロスケ達が展開した、「経済制裁などほとんど無効無意味」との洗脳宣伝の虚偽性も、これでバレた。対ロ経済制裁反対論をテレビでぶち上げていた、頭が悪い上に低学歴の防衛研究所・兵頭慎治(政策研究部長)は、このKGBロスケの一人。

 序なので、この問題に絡む日本国内の動向に少し言及しておこう。まず、ヒロシマ原爆狂の岸田文雄。彼は日頃は核兵器反対の“共産党系の反核屋”なのに、プーチンの「核戦争するぞ」に対し、一言も非難の声を上げなかった。何故か。

 要するに、核廃絶を唱える共産党・朝日新聞らの日本の反核運動の目的は、日本人の間に核恐怖症を醸成すること。ロシアや中共の侵略時に、必ず両国が日本に突きつける「核兵器を雨霰と日本国に落とすぞ」の核恫喝に震え上がって無条件降伏の道を選択するよう、日本人を惰弱の“パブロフの犬”に改造しているのである。核兵器など通常兵器の破壊力の数百倍であるだけで、適切に対処すれば、大した被害は生じない。恐怖すること自体が、被害を拡大する。スイス政府編の『民間防衛』を読めばよく解る。また、核報復手段をもてば、直接的に、中ロ鮮の核攻撃を抑止することができる。

(備考)プーチンの核恫喝は、プーチン2・24開戦演説でも展開された。

「烏」防衛のための対ロ政治関係の断交こそ、北方領土の無条件奪還の確実な道

 日本人は、朝日新聞やNHKや学校教科書の洗脳報道にどっぷりつかっているから、北方領土の奪還方法が180度逆さになってしまった。「ロシアと外交交渉すれば、北方領土は万が一にも戻らない」のが、絶対真理だからだ。

 ロシアとは無交渉で、日本が対ロ経済関係を完全に断交し、(1956年の日ソ共同宣言を廃棄通告するだけで済む)対ロ政治関係も断交した時のみ、ロシアの方から北方領土を担いで日本に持ってくる。この方策のみ、100%戻る。こう主張した正しい対ロ観をもつ日本人は、戦後も七十七年間がありながら、「吉田茂→曽野明→中川八洋」の三人しかいない。日本は劣化著しい情けない国になり果てた。

 つまり、北方領土に日本人の金を一円たりとも落してはならない。この意味で、“稀代の気狂い国賊”安倍晋三の対ロ外交を真逆に百八十度転倒することが、北方四島/千島諸島/南樺太を日本が奪還する最高の妙薬で確実な道なのだ。この意味でも、安倍晋三を国会から追放処分し、安倍晋三の八年間に亘る対ロ外交を完全否定することが、まず先決。安倍晋三の国会議員資格の剥奪を急ごう。

鈴木宗男とその娘・鈴木貴子のウクライナ憎悪は、悪魔でもできない凶悪性が爆発

 日本国が“ロシアの奴隷国”になるよう、日本国の対ロ外交を強引に牽引する凄腕の偽情報宣伝政治家が、日本の国会で闊歩している。言うまでもなく、KGBロスケの巨頭である鈴木宗男と、その娘の鈴木貴子(現・外務副大臣)。両名の害毒は日本国の安全保障を壊滅させるほどで、実際にも、北海道がロシア領となる日が近いが、これは、両名の抜きんでた「親ロ反日」活動の大成果。

 鈴木貴子は、2014年3月27日、ロシアがウクライナのクリミヤ半島を侵略して併呑した、その国際法違反の極致「侵略」を擁護して、被害者ウクライナにあらん限りの罵詈雑言の中傷誹謗をなすべく、政府に質問主意書を提出した。また、その直前、ロシアべったりの反ウクライナ主義者の大統領が、国民の蜂起によって追放され、正常な暫定政権が生まれたが、これをあらん限りに罵っている。

(超・親ロの)ヤヌコビッチ政権の後を継いだ(追放してロシアに放逐した)現政権(トウルチノフ大統領)は、反ユダヤ主義、更にはナチス・ドイツに協力したウクライナ人国粋主義、バンデラ主義の信奉者らが暴力によって政権を奪った結果、発足したものである。現在のウクライナ政府には危険な民族排外主義的傾向があると思われる」(カッコ内は中川)

「3月16日、ウクライナのクリミヤ自治共和国において住民投票が行われた結果、九割を超える圧倒的多数の住民がロシアへの編入を望む民意を示した」。

 クリミヤ半島は、元はタタール人の故地で、それをスターリンが1944年、タタール人を根こそぎ殺戮と強制移住で絶滅させ、その後にロシア人を入植させた。この血塗られたクリミヤ半島の帰属を軍事的な侵略で決着させることは国際法も国際社会も許していない。軍事的侵略下での住民投票が無効であるのは言うまでも無かろう。

 さて、鈴木宗男だが、彼には正気などない。ひたすらロシアの犯罪を擁護することのみに終始し、それも嘘と詭弁しかない。例えば、ロシアがウクライナ全土に侵略戦争を仕掛けた2月24日の、その侵攻十時間後に、「ロシアは侵攻する意図はないとプーチンも外相も言っている(から侵攻などしていない)」と、明快な事実を全面否定する。マジック・ショーで侵略を消せると思っている。これ、正常?

 翌2月25日の「ムネオ日記」では、戦争勃発を認めたが、その責任の全てをウクライナのゼレンスキー大統領と米国に転嫁している。侵略しているロシアは正しいとの主張。このような真面でない国会議員が、日本の国会議員であっていいのか。国会は、鈴木宗男&鈴木貴子の議員資格を剥奪すべく、議員辞職勧告を決議するのが、その当然の義務ではないか。

今般のロシア「烏」侵略で、多くの日本人が初めて知った「ロシア語とは転倒語」

 今般のロシアの「烏」侵略で、日本人が学んだ重要な知見がある。それが、ロシア語は、共産主義者の用語と同じく、転倒語に満ち満ちている事実。表1に三例を挙げる。

表1;180度逆の転倒語が満開のロシア外交言語

【補論】

(1) 露2・24「烏」侵略を2021年12月までに予測しなかった、日本の超劣悪「ロシア」専門家

 テレビに登場するロシア専門家たちは、ほとんど異口同音に「2・24の開戦に驚いた」「予測の範囲外であった」と、述べていた。この自白の方こそ、驚くほかない。彼らはロシア専門家として全くの欠陥者で、失格著しい。もともと日本の自称「ロシア専門家」は、KGBロスケになりたくて、その道に入っており、頭が水準にないアホ馬鹿のスーパー劣悪な学歴の者が99%。日本で、国際的に通用するロシア専門家は、私一人しかいない。これが単純明快な事実。

 ちなみに、私の例を思い出してもらおう。ブログ「ゼミ講義」に2月11日upしたように(2月8日脱稿)、プーチンのウクライナ侵略は、私にとって2021年12月初めではイロハ常識だった。当該論考が予定していた1月の冒頭に出せなかったのは、『侵入異民族アイヌの本当の歴史』のゲラ校正に忙殺されていたため。なお、1月5日に、某ウクライナ関係者に、プーチンの「烏」侵略は、北京オリンピックの閉会式(2月20日)の直後だと説明しておいた。

 だから、上記のブログ拙稿では、ウクライナ防衛のために日本国が何をなすべきかを論じた。自明すぎるロシア「烏」侵略が、起きるか起きないかなど、ロシア専門家なら論じる内容ではない。私がロシアは「烏」侵略の軍事行動を近々に起こすと確信したのは2021年夏で、プーチンの7月12日論考“On the Historical Unity of Russians and Ukrainians”をネットで読んだ時。そこに、例えば“I am confident that true sovereignty of Ukraine is possible only in partnership with Russia”等の恐ろしい文を見たからだ。これは、ウクライナを併呑するとの最後通牒。宣戦布告文。

 そして2021年11~12月、CIAやMI6の情報がネットでかなりの量がリークされた。この時点で仮にもウクライナへのロシア侵略が近づいていると考えないとすれば、それは専門家でない証拠。私は、この侵略時期を、2008年のグルジア侵攻がオリンピックの最中だったこと。クリミヤ半島への侵略がオリンピックの閉会式の直後だったこと。などから2月20日直後と断定した。12月に入った直ぐの判断。

(2)“無知な暴言”を垂れ流す“部落の赤ロスケ”橋本徹をシベリアに叩き出そう!

 韓国系コリアン舛添要一のバカさは(備考)“部落の赤ロスケ”橋下徹と優劣つけ難いが、影響力としてはゴミ程度だから、放置していてよかろう。だが、橋下徹は、共産党員・菅直人が正しく指摘する通り、ヒトラー級の嘘宣伝家(プロパガンディスト)。放置するのではなく、緊急に日本から放逐する必要がある。モスクワでプーチン専属の顧問弁護士にさせておくのが、日本の国益。

 放言・暴言を垂れ流す“日本の赤ダニ”橋下徹の嘘八百は、前代未聞。プーチンの真赤な嘘話「NATOは約束を破って東欧諸国をNATOメンバーにした」を前提に、後は妄想たくましく、次から次に作り話の連鎖を繋いでいく。橋下徹とは、暴力団と詐欺師をブレンドしたような人格の“狂暴な法螺吹きオジサン”である。

 『スポーツ報知』(2月28日)によれば、橋下徹はツイッターで次の文を書き込んだ。これ、正常な人間が書ける内容か。完全に狂っている。誰か橋下徹を精神病院に連れて行ってあげるべきだ。

「NATOの譲歩がなければウクライナが全ての負担を被る。NATOはウクライナと負担を分かち合うつもりはないのか。ウクライナを生贄にするのか。この紛争はNATOとロシアの紛争だ」。

 プーチンはウクライナを併呑したいからウクライナに侵略した。それだけの事。この二つの交戦国が当事者。つまり、NATOは、全く関係が無い第三者にすぎない。NATOとロシアの間には、何一つとして法的な係争はない。東欧諸国がNATOに加盟したのは東欧諸国とNATOの自由である。ロシアはこれに介入できる、いかなる法的権利も一㍉として有していない。

 1989年11月の東欧解放において、ロシアは「モスクワ裁判」で裁かれて、第二次世界大戦で侵略した多くの領土の返還と賠償が課せられることを恐れて、「撤退した軍隊兵士の住宅建設費をくれ」以外は、何一つとして西側に要求しなかった。実際にも、ロシアは経済破綻の直前だった。二年後、完全に経済破綻し、独裁政党の共産党をプーチンらKGB第二総局が政権から引き摺り降ろした。ニュルンベルグ裁判と同等な「モスクワ裁判をしろ」と叫んだのは、私を含め英米の有数のロシア専門家に限られており、しかし米国ブッシュ大統領も独逸コール首相も、この問題を全く歯牙にもかけなかった。私はこれが残念でならなかった。

 そこで、妄想の狂気に包まれた“大嘘つきの部落ロスケ”橋下徹に尋ねる。NATOが何故に、ロシアのウクライナ侵略の負担を負うべき立場にあるのか、理由を具体的に説明されたい。NATOに無実の罪を着せる橋下徹の、対NATO讒謗は、NATOに対する紛れもないヘイト・スピーチである。

 脱線するが、大阪府の自民党府連に告ぐ。今般のロシアのウクライナ侵略に関して、橋下徹のNATOに対する間違いだらけの讒言・暴言・放言・狂気は限度を超えている。Twitterのそれらを集めてパンフレットにして大阪府民に配布すれば、矯激な親ロ・親中も過剰な橋下徹という“日本の赤ダニ”を退治できる。そのパンフレットの解説と(tweet毎の)注記は、私が無料で書いてあげる。

(備考)舛添要一は、ABEMA的ニュースショー(2月28日)で、大国ロシアの侵略に雄々しく立ち向かう偉大なゼレンスキー大統領を「知恵が無い、能力が無い」と罵詈雑言を投げつけた。が、舛添要一とは、国際政治が全く分からない、学問業績ゼロのスーパー非・学者。現に、欧州の第二次世界大戦史も戦後の東西冷戦史も、何一つ知らないズブの素人よりはるかに劣悪な、無知蒙昧を絵に描いたようなクズ男。

(3)日本人大量殺戮が信条の“極悪ロスケ”中村逸郎ら、日本のKGB教授一覧は別の機会に

 今般テレビにKGBロスケが次から次に登場したことによって、多くの国民が、日本の大学や研究所に巣食うロシア専門家が、その実、“ロシア専門家”ではなく、あくどい“KGBロスケ”に過ぎないことに気づいた。これはロシア「烏」侵略の副産物と言えよう。ただ、本稿で日本のロシア専門家を詐称する大学教授たちの全貌を論じるのは、少し、場違いな感じがする。もし多くの読者が私の特別ゼミの開催を要求するならば、そこで論じることにする。

(2022年3月1日記)

 

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