筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
「ウクライナよ、怯むな! 戦え! ウクライナの背中には勝利の女神が燦然と輝いている。ウクライナは、ロシアと停戦してはいけない。一時的休戦もいかなる講和条約も、ウクライナ永久破滅への地獄道となる。ロシアの敗北と降伏の方こそ着実に迫っている。世界の自由ある法秩序を守らんとするウクライナは、人類のため自己犠牲する偉大な英雄である。敵が大国であれ、小国は流した血と智慧の堆積が一定量を越えたとき必ず勝利を迎える。ウクライナに栄光を!」。
かく考える国々に、英国、ポーランド、チェコ、フィンランド、リトアニア、ラトビア、スロバキア、カナダなどがある。米国も多少ぐらつきながらも、この立場を堅持している。この米国型にはスペインやイタリアあるいはオーストラリアも含まれよう。このような世界情況を鋭利に観察すれば、人類の美徳ある自由や法の支配による法的正義を守らんとする国々は、やはり、英米を中心とした西側なのがわかる。
この西欧諸国から生れた言葉「西側」が示すように、人類の至高の価値=自由は、「西側」なくしては維持されえない。今般、ウクライナがEU加盟候補国となったのは、EU加盟を悲願としてきたウクライナには「よかったね」でよい。が、人類全体の視点では、人類の自由の価値をウクライナが共有し、この価値を人類全体に広げる役割をウクライナが担って実行していることに、我々はもっと敬意を表すべきである。この意味で、神武天皇以来、自由の原理を価値とする日本国にとっても、ウクライナEU加盟候補国認定は、無条件に拍手すべき慶賀の極み。
なお、ハイエクやミーゼスの(マンドヴィル系)市場経済派である私は、EU本部内で蠢く統制経済的な思考や制度には批判的で、英国の離脱を大歓迎してきた。が、この市場経済重視からの評価基準は、マクロ的自由擁護の“EUか、半・共産主義的なロシア経済体制(=マフィア型国家主義企業中心の”市場経済もどき“)か”とは、別次元。
即ち、ロシアの侵略に立ち向かって真正面に突き進むウクライナとは、倫理道徳的な騎士道精神とサムライ精神を顕現しているだけでなく、人類の価値「美徳ある自由、and法の支配による法的正義」を地球上に広げて世界人類にも貢献している。武勇の士ウクライナは、世界からもっともっと称讃されるべきである。世界はもっと、ウクライナに武器と財政の支援をすべきである。
翻って日本。①英雄ウクライナへの心からの称讃、②榴弾砲・ハプーン等の武器援助、③三千人規模の義勇兵派遣、④(ロシアに安倍晋三が貢いだのと同額の)三千億円の財政援助を、躊躇わず/条件も付けず/即座に履行してこそ、日本とは倫理道徳と法的正義の顕現する国として世界の歴史にその名誉ある地位を刻みうる。これに、もう一つ。日本国の国防を盤石なものにすることを忘れてはならない。国防は絶対国益。日本国は、ウクライナ武勇に学び、ウクライナと同じく国防にまなじりを決し日本国民あげてその全知全能を“国防第一主義”に傾けようではないか。
日本の全政党は、ロシアの対日「主権侵害/軍事脅威」から日本国を守ろうとしない
しかるに、日本を見れば、ロシア協賛一色。ウクライナに対しては、今では、日本に避難してきたウクライナ婦女子への憐憫の情が僅かに存在するだけで、大義「ウクライナの勝利、ロシアの敗北・降伏」を目指す武器援助もしないどころか、声援すら杳として聞こえてこない。この恥ずかしい反・倫理的な日本の現実は、政治の世界ではさらに一目瞭然。“ロシア崇拝教”教団というべき極左政党ばかりが林立している。日本は、どこから見ても、ロシアの属国である。
永田町には、ウクライナ支援に全力投球する英国のジョンソン首相レベルの政治家が一人もいない。ロシアと一戦交えても“ロシアの侵略許さじ”とウクライナを支援して、ウクライナと運命共同体を選んだ、ポーランドのドゥダ大統領やフィンランドのニーニスト大統領クラスの政治家は一人もいない。
表1;“ロシア崇拝教”の極左政党だらけの日本
表2;自民党のKGBロスケ
安倍晋三の対ロ売国犯罪“隠蔽”を目的に、橋下徹“非難”炎上を企画した露KGB
2月24日を境に突然、TV(フジテレビ)とtwitterで、親ロ主義者なのは昔から衆知の橋下徹が、余りに極度な奇矯と狂気を大爆発させたのは、何か不自然に思える。演技に見える。なぜなら、精神病院に入院中の重度の精神分裂病者でもできない橋下の奇矯な狂気は、ロシアのウクライナ侵略の開始と同時に橋下徹は発症したことになるが、本当に橋下徹は自然的に発狂したのだろうか。
どうも在京KGB第一総局が、近衛文麿に勝るとも劣らぬ、“稀代のスーパー対ロ売国奴”安倍晋三を温存すべく、保守系日本国民の非難の嵐が安倍晋三に集中砲火せぬよう、“安倍への弾逸らし”として、橋下徹にバッシングが集中するよう仕組んだと考えた方が、事実に近いのではないか。
橋下徹が捏造した矯激な狂気の“露のウ侵略2022年に関する嘘原因”に非難が集中すれば、糾弾すべきは先ずは安倍晋三の八年間(2013年春~2020年春)におよぶ空前絶後の対ロ売国“大犯罪”であるのに、この糾弾をおバカ一億人の日本国民は忘却するに決まっているからだ。この結果、安倍晋三と一心同体のプーチンまでが擁護される、トンデモ情況すら発生する。そればかりか、現在も変わっていないロシアの対北海道侵略アジェンダを、確実に隠蔽してしまう。
次のように言い換えてよかろう。橋下徹は、非難の大合唱を自分一身に引き受け、それによって、「安倍晋三の八年間の対ロ政策NO!」の声が日本列島に木霊しないよう、安倍晋三の八年間におよぶ外患誘致の大犯罪を国民の記憶から消し、プーチンと安倍晋三が築いてきたロシアの北海道侵略態勢を以前に増して強固にしていこうというわけである。これが正しければ、橋下徹は、偽情報撒布における凄腕のKGBロスケ。
この「安倍晋三の八年間におよぶ外患誘致の大犯罪」“隠し”キャンペーンに当り、橋下徹は、在京KGB第一総局と何度も何度も周到な謀議をなしたはず。そうしない限り不可能なレベルの対「日本人」情報操作・洗脳術であった。安倍晋三の対ロ売国外交も空前絶後だが、橋下徹の“安倍への弾逸らし”術もまた超一流である。
以上の私の推定が事実なら、この橋下徹批判に目くじら立てて息巻いた連中は、実はロシアKGB第一総局に協力し、安倍晋三の八年間にわたる史上空前の外患誘致=祖国叛逆を隠蔽する情報犯罪の片棒を担いでいたのだ。具体的な名前を挙げれば、百田尚樹や櫻井よし子など。両名は、ナザレンコ・アンドリー氏への執拗な名誉毀損を繰り返す橋下徹に対して、別の角度からの攻撃で弾劾したことは評価してよい。が、安倍晋三批判を行なっていない点において、両名はKGBロスケと同列である。
「橋下徹非難」をしても「安倍晋三非難」をしなければ、全体として日本のロシア属国化はさらに悪化する。表3で示すように、橋下徹だけに非難を集中させると、自動的に、安倍晋三の“北海道に数十万人のロシア軍を誘致して北海道民五百万人をロシア兵にジェノサイドさせる”安倍晋三の対ロ売国外交「2013年春~2020年春」を不問にしてしまうからだ。
表3;橋下徹への非難を合唱させると、安倍晋三の刑法外患誘致罪を隠蔽できる
(備考)安倍は、英国の雑誌『the Economist』5月26日号のインタヴューで、「ゼレンスキー大統領がNATO加盟申請を取り下げ、ドンバス地方の二ロシア人地区に高い自治権を与えていれば、ロシアの侵略は無かった」と語った。プーチンの対ウクライナ要求は、「ウクライナの国家自体の存在を認めない」「四千万ウクライナ人がウクライナ国民意識を捨て、ロシア人だと自己改造すること」。つまり、NATO加盟問題もドンバス地方の二ロシア人地区の自治権問題も、全く無関係。大嘘吐き安倍晋三の口から出るのは何から何まで嘘八百。
すなわち、今般のロシアのウ侵略を非難するためにも、日本は国挙げて、非難を安倍晋三に集中すべき。万が一にも橋下徹などピエロに脱線してはならない。ロシアのウ侵略は、安倍の八年間におよぶ対ロ売国行為により、ロシアの「東側」が何もせずとも安全になったことが決定的に影響している。
また、鈴木宗男ととともに“令和日本のロシア人”安倍晋三とは、「ロシアのウ侵略は中共の台湾侵略を誘発するだけで、ロシアの北海道侵略の可能性はまったく無い」と、真赤な嘘八百のロシア無脅威論を吹聴・宣伝する。このように安倍晋三の狂気のロシア言説を放置しては、彼の“世紀の大嘘”「ロシアのウ侵略は中共の台湾侵略を誘発するだけで、ロシアの北海道侵略の可能性はまったく無い」を無罪放免に暴走させることになる。
この安倍晋三“無罪放免”の役割を担う櫻井よし子と百田尚樹とは、鈴木宗男に優るとも劣らぬ、ロシアの対日偽情報工作員がその正体と言ってもよかろう。反・日本国/反・日本人の信条を秘めている櫻井・百田の悪辣さは、橋下徹より百万倍ほど濃度が濃い可能性がある。両名の演技力は(対日本人“浸透力”ゼロの)橋下徹の百万倍ほど優れている。ために、彼らの害毒は、日本人の脳内深くに浸透する。
「日本人の“対ロ油断”→ロシア北海道“奇襲侵攻”」を狙う安倍晋三『時代に挑む!』
プーチンが尊敬する人物がピョートル大帝とスターリンなのは、今や世界が知るところとなった。しかも、その理由が、両名が対外膨脹で瞠目する成果を上げたこと。両名が広大な外国領土をロシア領にしたことにおいて、プーチンの両名への尊敬は無限。確かに、プーチンだけでなく、ロシア人はウォッカと侵略だけが楽しみ。だからロシア人が、ウォッカと侵略を手放すことは、万が一にも無い。
侵略するに当り、ロシアはただやみくもに侵略しない。あくまでも周到に準備して、相手の抵抗が最小限の時を狙い奇襲で行う。相手の抵抗を最小限化する方法は、相手に油断させればいいのであり、この方法の一つが、相手国と相互不可侵条約を締結すること。同類の条約には、善隣友好条約・中立条約・平和条約などがあり、ロシアはこれらを締結しては、その後に必ず侵略する。
しかし、安倍晋三は、この「ロシアとの条約は、日本がロシアに侵略される確率を天文学的に高めるので、日本国の安全のためには締結してはならない」の逆に向かって、八年間も(2013年春~2020年春)暴走してきたし、今もこの暴走の慣性力で安倍晋三の体はウズウズしている。後者については、ロシアのウ侵略開始2022年2月24日からの四ヶ月間を観察すれば、明らかに過ぎよう。
A、ウクライナが何一つ非もなく、ただ主権国家としてEUに加盟したい/NATOに加盟したいとの動きを見せた瞬間、けしからんとロシアは“ウクライナの地球からの抹殺”を戦争目的にして侵略を開始した。つまり、ロシアにとり周辺国はすべて侵略の対象なのだ。何らかの屁理屈さえつけば、一気に侵略を開始するのがロシア。が、安倍晋三は、このごく当たり前のロシア民族文化を否定し、真赤な嘘「ロシアは日本と平和条約さえ締結すれば未来永劫にわたり日本への侵略をしない」を日本国民に摺り込む洗脳に全力投球してきた(注)。日本国民騙しと日本国の破滅こそが、安倍晋三の政治家としての全てであろう。
(注)ペテン師・安倍晋三は、英国の雑誌『the Economist』5月26日号のインタヴューで、「プーチンと八年間/27回会談したのは、ロシアと平和条約を締結し、日本の北方を安全にし、日本の軍事力を対《中共》に集中・振り向けるためだった」と述べた。“中共とは平和条約があるのに、中共は日本にとり軍事脅威”と言いながら、「ロシアとは平和条約一本さえあれば、ロシアの軍事脅威は雲散霧消する」とは、いったいどんな理屈なのか。スターリンの日ソ中立条約の経験を踏まえ、ロシアに北海道侵略をさせんとする悪魔・安倍晋三のどす黒いプランが透けて見えてくる。
B、安倍晋三とは、「松岡洋右が日ソ中立条約を締結して、ロシアを満洲と樺太に奇襲させ、シベリアと満洲と樺太で約百万人近くの日本人をロシアに殺戮させ、また、日本から満洲・樺太・北方四島を剥奪させた、あの愚行と血塗られた1941年4月~1945年8月の歴史」を再現したくて堪らない。安倍晋三とは、実はスターリンと同一の人格をもつ自国民大量殺人鬼である。日本国民を領土無しの地球放浪者にさせたい究極の“反日の狂人”である。安倍晋三の「反日」狂人度に比すれば、橋下徹が“正常の中の正常”者に見えてくる。
C、昭和天皇が「ナチ・ドイツから巨額の賄賂を懐に入れた国賊の極み」と蔑視し毛嫌いなされた“反日の悪魔”松岡洋右は、満洲と樺太にソ連軍を奇襲侵略させ&無血勝利させるべく、日本人を油断させる特効薬「日ソ中立条約」を、モスクワまで出向いて、電撃的に締結した(1941年4月)。この時、スターリンは日本を騙した嬉しさに、松岡洋右に何度もキスをした。スターリンと抱き合ってキスを交わしたのは、日本人では国賊・松岡洋右一名。
この松岡洋右を真似て、プーチンと27回も抱き合い、ついに「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている。二人の力でゴールまで駆け抜けよう」(2019年9月)と、プロポーズまでしたのが安倍晋三。侵略者と抱き合いたい一念の“不潔感漂う日本一のゲイ”こそが、安倍晋三の真像なのだ。
D、安倍晋三は、北海道を占有するとの2018年12月18日プーチン発言や、2022年4月1日ミロノフ発言には、決して言及しない。ロシアKGB工作員の安倍晋三は、今や歴然となったロシアの北海道侵略プランの証拠隠しに躍起である。
E、安倍晋三は、“中共の台湾侵略の直前、米軍事力を日本列島の北に移動させるために、ロシアが北海道に侵略をする手はずになっている、中ロ共同の「対日本列島/対台湾」戦略”を、徹底的に隠蔽・改竄する。安倍晋三が今尚、中共にもロシアにも通謀していることは、彼のこの異常きわめる隠蔽工作一つで充分に証明されていよう。
「プーチン=スターリン」+「プーチンにメロメロの安倍」→「安倍晋三=スターリン」
プーチン政権になって、ロシア国内で、がらりと大きく変化したものがある。それが、スターリンの復権。これは、スターリン死没1953年3月からの過去六十年間、全く想像できなかった現象。スターリンの銅像や巨大な全身像などスターリンの痕跡は、1956~62年、ロシア全土から完全一掃された。
が、スターリンを尊敬するプーチン大統領の執拗な世論工作で、再びスターリンの胸像が建立されるようになった。その嚆矢が、2011年7月15日、中シベリアのペンザ。最も有名なのが、2019年5月9日、ノボシビルスクでのスターリン胸像の除幕式。
ロシアで“スターリンの復権”と聞いて、正しき日本人なら、次の(1)を想起し、脂汗がたらりたらりと流れ出たはず。が、日本人は、歴史を忘れたアホ馬鹿民族の極みに成り下がった。いや、それ以下。日本人は、シベリアと満洲と樺太でロシアに地獄絵図の中で殺戮されて死んでいった百万人に近い祖先の無念に思いを致すことをしない。日本人は、家畜並みの非人間に化した。
(1)プーチンのスターリン崇拝とは、プーチンが「スターリンの満洲侵略/樺太侵略/北方四島侵略」を高く評価しているからで、それは、プーチンが、スターリンと同じく、日本国侵略の準備を着々と進めていることを示す。これは、表4を見れば鮮明だろう。が、赤い悪魔ロスケ“安倍晋三は、プーチンの命令に従い、北海道の完全非武装化をもって北海道へのロシア様の無血入城を推進していた。
表4;「安倍晋三=ロシアの役に立つ白痴」を骨までしゃぶったプーチン
(2)プーチンのスターリン崇拝の事実から、日本国民が想起すべき事柄にはもう一つある。それは、安倍晋三がスターリンと同種の、自国民大量殺戮(ジェノサイド)を快楽する“血が滴る殺人鬼”性を、彼自身の人格の中核で燃やしている可能性。
プーチンのスターリン崇拝は、スターリンの領土大拡大だけが理由ではない。スターリンが自国民を数千万人、殺しまくった、一種のジェノサイドである自国民“無制限殺戮”への共感・共鳴が、この崇拝の理由。プーチンの殺人癖は、今般のブチャ事件や一般民間人への執拗なミサイル攻撃などで世界に広く認識され、これまでの噂“プーチンは殺し屋”は、高い信憑性をもって確定した。
例えば、「元KGB第二総局の職員リトヴィネンコを(末期症状がエイズ死亡者に酷似する)ポロニウムで殺害したのはプーチン(2006年)。リトヴィネンコが、モスクワ劇場占拠事件(2002年10月、一般観客129名が救出側の毒ガスや輸送中その他で死亡。占拠したテロリストは武器を持っておらず一人も殺していない)はプーチンの自作自演だとばらしたことへの報復殺人であった」は、今では真実として定説になった。あるいはジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ(ウクライナ人、米国育ち)が、チェチェンへのロシア侵略と残虐行為を暴いたために、自宅のあるアパートのエレベーター内で射殺されたが(2006年10月)、これもプーチンの仕業であることを疑う者は、今では誰もいない。
ポリトコフスカヤの著『プーチニズム』『チェチェン 止められない戦争』(ともにNHK出版)は是非とも読まれたい。彼女の事を《ロシアの良心》と呼ぶものが多いが、その人種と育ちからしてロシア人には括れない。
北オセチア学校占拠事件(2004年9月、386名死亡、負傷者700名以上)も、モスクワ集合住宅爆破事件(1999年9月、94名死亡、130名が負傷)も、プーチンの自作自演なのは、今や定説。後者を暴いたのが、これまたリトヴィネンコで、その著が『Blowing up Russia;Terror from Within』(未邦訳)。
プーチンの政敵殺しは、あまりに数が多い。開明的で西欧的なロシア人だったサプチャークを毒殺したのがその教え子プーチンなのは、今や定説。プーチンのテロの話は、あまりに数が多いが、ここで中断。
さて、問題は安倍晋三。正常な人間はプーチンには恐怖を感じ、会いたがらない。が、安倍晋三がプーチンに会いたい/会いたいと、年間3~4回も会っていた。これは、恋でもしていない限り不可能な行動。とても多忙な一国の総理が正常の範疇でする行動ではない。
この事実と、安倍晋三が、エチオピア農民婦女子150万人以上を餓死処刑したメンギスツに会いたく、過剰にアジスアベバを訪れたこと、あるいは残忍なテロリストであるキューバのカストロに用も無いのに会いに出かけたこと、等も考えると、「安倍晋三とは大量殺人鬼に魅かれる」病的な人格を有していると診断するのは、医学的には妥当だろう。
要するに、安倍晋三は、プーチンの体から漂う血の匂いに魅かれて、プーチンと27回も会ったと考えられる。事実「プーチンは殺人好き。だから、プーチンは大虐殺のスターリン大好き」と事実「安倍晋三は、プーチンが殺人狂だからプーチン大好き」とを論理的に合体すれば、安倍晋三の内心が「安倍晋三は、大虐殺が常習のスターリン大好き」なのが浮かび上がる。この事は、“スターリン崇拝狂”だった父・安倍晋太郎の薫陶を受けた事実とも整合する。安倍晋三が、北海道に大規模ロシア軍を招き入れ、北海道民五百万人を一人残らず殺戮したいと考えているのは、ここからも証明できている。
“国民騙し日本一”安倍晋三の新著『時代に挑む!』の白ペンキ塗装を引剥がす
以上の基礎知見を踏まえ、本稿の本論である安倍晋三の新著『時代に挑む!』を解剖しよう。自己礼賛/自己美化に終始する、本物のゲス人間しか書けない『時代に挑む!』の中で、安倍晋三は自分自身で書いた部分は、たった五頁の内容空疎な「はじめに」のみ。
が、この「はじめに」は、安倍晋三の正体を暴いてくれる。なぜなら、何ら罪なきウクライナが阿漕なロシアに侵略され、人類の自由の秩序が破壊されんとする2022年2月24日以降に書いた出版物において、この重大問題について(八年間も総理をやった)政治家としての言及が、たった十六文字「ウクライナ侵攻に踏み切ったロシア」だけだからだ。
こんなこと、ありえるか。通常の政治家の文章なら、決してありえまい。しかも、十六文字「ウクライナ侵攻に踏み切ったロシア」は、許されない逆立ち語の極み。正常な人間なら、「ロシアがウクライナを侵略」と書く。安倍晋三が、「ロシアがウクライナを侵略」ではなく、転倒語句「ウクライナ侵攻に踏み切ったロシア」をポロリと漏らしたのは、安倍晋三が内心では「犯罪者ウクライナに警察官ロシアが軍事的懲罰として軍事特別作戦をしてあげている」と考えているからだ。
実は安倍晋三とは、疑う余地なく、「ロシアの侵略万歳!」「ロシアの侵略、ああ楽しい!」が本心。「ウクライナ侵攻に踏み切ったロシア」から、安倍晋三の冷酷さ、安倍晋三の無法性が大爆発している。この語句はまた、安倍が心底に潜め待ちに待っている「日本侵攻に踏み切ったロシア」のバリエーションであることに、真面な日本人なら気づいたはず。信条「日本列島すべてをロシアに献上しよう。日本人は領土ゼロで野垂れ死せよ」を心底に秘めた安倍晋三とは、史上空前の日本憎悪教の狂徒。「れいわ新選組」の北朝鮮人・山本太郎より、安倍晋三の方が百万倍恐ろしい。
朝日新聞など共産主義者が戦後すぐ出版した“近衛文麿の美化本”とそっくりは何故
八年間の総理権力をもって日本国を腐蝕的に劣化させ、日本国に自壊モーメント装置を取り付けた“日本の敵”安倍晋三を研究している“安倍学者”の私は、『時代に挑む!』を発売と同時にAMAZONで購入した。手にして最初に頭に浮かんだのは、アジア共産化と昭和天皇“銃殺”を戦争目的とした“祖国大叛逆”大東亜戦争に敗北し、戦争責任を追及され糾弾されるべき近衛文麿を逆さにも美化する赤色本が、紙が無い1946年の年頭、立て続けて出版されたこと。
具体的には、マルキスト馬場恒吾『近衛内閣史論』(1946年1月)、近衛文麿『近衛文麿公・手記 最後の御前会議』(1946年2月)、近衛文麿『近衛文麿手記 平和への努力』(1946年3月)など。大東亜戦争八年間すべてを企画し推進した「私が日本を戦争に牽引した」と猛省すべき張本人・近衛文麿が、逆さタイトル本『平和への努力』を出したのには、私は本当に仰天した。昭和天皇も、『平和への努力』について、その内容は歪曲と捏造ばかりと御批判のコメントを残されておられる。
“自省なき鉄面皮”安倍晋三の『時代に挑む!』は、“自省なき鉄面皮”近衛文麿が総理として自分がなしたこと全てを、ただ自分を美化したい一心から歪曲・隠蔽・捏造のし放題にした『平和への努力』の、その七十六年後に復刻した令和版といえる。安倍晋三にも近衛文麿にも、日本国が無い。安倍晋三は、自分を美化しナルシスト的に自慢すること以外は何もしない。『時代に挑む!』の「まえがき」は、この証拠。ブログ読者は是非とも読まれたい。嘔吐を催すこと100%を請け負う。
安倍晋三が『時代に挑む!』を出版した目的はただ一つ。八年間にわたってなしてきた祖国日本への大叛逆“犯罪”「ロシアに北方四島を献上し、さらには北海道を非武装化して、ロシア軍に北海道に無血侵略させる」を、ロシアのウクライナ侵略からバレそうになったため、何としてでも糊塗し隠蔽すること。ロシアのウクライナ侵略に慌てた安倍晋三が、自分がなしてきた八年間の対ロ売国“犯罪”を糊塗する方法が、「核共有」「防衛費2%以上」という言葉だけキャンペーン。
一般民衆は、日本会議のクズ人間二十万人に見る如く、安倍晋三の「核共有」「防衛費2%以上」の喧伝活動にころりと騙される。安倍晋三は、あくまでも、「ロシアと日ロ平和条約を結ぼうとしたことは間違っていました」「ロシアに騙し取られた三千億円は、私財を擲っても弁済します」を言わずに、つまり、八年間の対ロ売国外交を国民に謝罪せずに、“逆さ虚像”「安倍晋三は愛国者だ」を捏造流布させるために、言葉だけキャンペーン「核共有」「防衛費2%以上」を口にしているのである。
今、日本国の政治家が声を大にして言うべき事柄は、「ウクライナへの武器供与」が筆頭。次が、ロシアに戦争遂行の外貨を与えないため、「サハリン1&2からの撤退」。この「ウクライナへの武器供与」「サハリン1&2からの撤退」のいずれも口にしないことにおいて、安倍晋三は、今も鈴木宗男と同志関係にある。つまり、安倍晋三は今も、プーチンとは地下水脈で繫がっている。
2・24以降の『時代に挑む!』記事は序章&第一章のみ。残りは、これ以前の記事。
無学無教養な民族系を騙すことを特技とする安倍晋三は、「核共有」「防衛費2%以上」の二つを、言葉だけキャンペーンしまくっている。それが、『時代に挑む!』序章/第一章のモチーフでもある。そして、いずれも「対談」という名のお粗末「雑談」。「序章」の対談相手は、警察出身の北村滋で軍事知見ゼロ。読むに堪えない。「第一章」の対談相手は、防大卒らしい乞食・物貰い人格の卑しい河野克俊。河野の軍事知識は、えっと驚くド素人の域を越えない。河野克俊すなわち防大卒がどれほどドアホで超無能かは、河野の次の言説に明らか。
「日本が米国の核兵器の使用についての意思決定に関与できれば地域の軍事バランス維持に資する。・・・中国の台湾侵攻を阻止することに繋がる」(49頁)。
まず、米軍用語「核共有 nuclear‐sharing」の定義。米国が西欧に配備している航空機投下の小型戦術核兵器は100ヶだが、これを有事にオランダ/ドイツなどのNATO加盟国の対地攻撃機に配給することが核共有の意味。つまり、戦術核兵器100ヶに関し、量的な変化はしない。それをお腹に抱く航空機の国籍が米国一ヶ国から、数ヶ国に増えるだけ。
だが、IQが猿より低い超おバカ河野克俊は、何ら変化なしの「100→100」で、“対ロ軍事バランス維持に資する=対露軍事バランスが向上する”と、言い張る。賢い読者は、私の表現「猿より河野のIQは低い」の出典に気づいただろうが、これは支那の故事「朝三暮四」が言外にある。猿が、「朝4+夜3=7」の芋の数は、「朝3+夜4=7」の芋の数より増えたと喜ぶこの寓話は、河野克俊とそっくり。
即ち、河野克俊は、「100→100」で何ら変化しない軍事バランスを「変化した=向上した」と思い込んでいる。さらに、猿以下IQの河野克俊は、次の二つで、さらなる超お馬鹿ぶりを発揮する。
①「日本は米国の核使用の意思決定に関与できれば、・・・」の河野言説は、馬鹿でも言わない。
日本は核共有などしたくともできないからからだ。米国と核共有するには、戦述核兵器を投下できる、F‐16などの対地攻撃機の保有が絶対前提。だが、日本の空自は、F‐2をはじめ、戦術核兵器投下できる航空機を保有していない。核共有しないと決めている自衛隊装備の日本がどうして、「意思決定に関与」できる? 画餅の妄想を弄ぶ河野克俊は、精神病院で治療せねばならない。
②河野の「核共有→中共の台湾侵攻の阻止」は明らかに超・狂言。批判の対象にはならない。
仮に、空自が三十機のF‐16を購入し、米国から三十ヶの戦術核兵器を供与されたとしよう。これがどうして、中共の台湾侵攻を阻止できるのか。中共は戦術核兵器まで含めればすでに数千ヶの核兵器を保有している。この戦略核兵器を含め数千ヶの核に対して、三十ヶの戦術核兵器でどうして抑止力効果を持てるのか。学術的にも戦術核兵器を抑止力には含めないが、この現実を踏まえているからだ。
核共有する理由と目的を学的に理解しているのは、日本ただ一人の核戦略家・中川八洋のみ。が、防衛省も自衛隊も、一度も私に出講を依頼してきたことがない。核共有には、二つのメリットがある。第一。ロシアが侵略してくる西欧の戦域で、仮に戦術核を米空軍のみが使用する場合と、オランダなど五ヶ国の空軍も使用する場合を比較すれば、直ぐわかるはず。侵攻してくるロシア地上軍の標的に効果的に投下するには、分散している方がはるかに効率的で確実だからだ。
第二。核装備の空軍機のある空軍基地は、ロシアの核攻撃の的となるから、米国を含め欧米六ヶ国の空軍基地はロシアの核兵器でぶっ飛ばされるのを覚悟することになる。それは、米国だけが戦術核兵器を装備して米国の空軍基地だけがロシア核の攻撃対象となる事態に比較すると、六ヶ国全部が平等にロシア核の攻撃を受け、ロシア核で平等に死ぬことを覚悟することに他ならない。いわゆる“一緒に死のうね”の連帯が、この六ヶ国間で発生する。これこそは同盟の絆の究極の強化だから、NATO加盟国間の絆は天文学的に強まる。学問的に、これを“核共有のカップリング効果”という。
私は、十八歳の1963年8月、「核共有」と出会った。三矢研究の一部リークだった
日本では米国との核共有は、日本にF‐16が無いことと、日本の非核三原則で米国の戦術核の地上保管ができないこと、によって、現実には、決してあり得ない話。米国が日本に望んでいるのは、中距離核戦力INFの配備。具体的には、対ロ抑止の巡航核ミサイルを北海道に、対中抑止の弾道核ミサイルor核搭載の極超音速ミサイルを霧島連峰の国有地に、が検討されている。
この意味で、米国に対日「核共有」プランが無いのに、これに騒ぐのは、安倍晋三が“成蹊大卒のスーパーおバカ”だからだ。が、彼が騒ぎまくる本当の理由は、八年間の対ロ売国行為を隠蔽するため。とすれば、空無な「核共有」論議に、安倍と一緒になって騒ぐこと自体、日本の対ロ売国を促進することになる。日本の国防上、「核共有」問題は、議論無用。口にすることも有害無益。
蛇足だが、私が「核共有」を知ったのは、1963年夏、東大理Ⅰに入学して間もなくの頃。誰だったか記憶が薄れたが、旧軍の元軍人が、私に「どこに進学する予定か」と聞いたので、「今年から宇宙工学コースが新設されたので、そこに進み、弾道ミサイルの核弾頭部分の設計を研究する予定」と答えた。すると、核兵器の話をいろいろしだし、「米国は西ドイツを余り信用していないが、日本は完全に信用されている」と言い出した。
「沖縄に保管されている北海道の陸自への米国の核砲弾は、いつでも配給されることになっているが、西ドイツにはロシア軍が侵略を開始してからでないと配給しない。これは西ドイツ陸軍の一部が核砲弾を米軍に向ける可能性があると懸念している証拠。・・・」、と。ともあれ、核共有は、このように日米間で始まった。NATOの核共有は、1970年代後半。ロシアのSS20などの脅威発生以降。
なお、ゴチック部分「北海道の陸自への米国の核砲弾は、いつでも配給される」は、1963年春の三矢研究の一部。この旧陸軍の元軍人は、その一部を、日本の核武装を担いたいとの私の研究計画を聴き、少し漏洩したのである。漏洩だと知ったのは二年後、私が本郷の三年生になった1965年春。
附記;小学校一年生以下の度外れの“兵器・白痴”佐藤正久に漂う反・国防の狂気
河野克俊が「核共有」について精神薄弱児童並みの無知蒙昧をさらけ出したが、防大卒・陸自出身の佐藤正久(参議院議員)は、もっとひどく、度外れの“兵器・白痴”。防衛大学校は、入学時の偏差値も極度に低い上に、軍事教育をいっさいしない。ために、防大卒は、基礎的な兵器知識のイロハすら皆目ダメ。小学生のレベルに及ばない者が九割を越える。
佐藤正久は、五月の連休中、米国シンクタンク「戦略国際問題研究所 CSIS」に出かけ、どうも次のような、間違いだらけで(日本人としては穴が有ったら入りたい)恥ずかしい与太話をしたらしい。
『毎日新聞』5月4日付けによると、「北海道に中距離ミサイルを配備」と提唱したようだが、頭が100%狂っている佐藤正久は、これを「スタンド・オフ・ミサイル」だと妄言を振り撒く。北朝鮮ですら北海道全土くまなく、化学弾頭/核弾頭の弾道ミサイルを数十基ぶちこめる。中共は、対日用の「東風21号」を含め数百基の核弾道ミサイルをぶち込める。中共の爆撃機数機は北海道に核弾頭付き巡航空対地ミサイルを一度に二十本以上をぶち込む演習を何度もしている。
北海道配備の中距離ミサイルは、米国製であれ日本製であれ、万が一もスタンド・オフ兵器にはなりえない。佐藤正久は、スーパー馬鹿が入学する防大卒。士官学校卒の軍人ではなく、国家公務員。ために、その辺の市役所の戸籍係と同じく、初歩的な兵器用語「スタンド・オフ」がわからない。
また、佐藤正久は、この北海道配備の中距離ミサイルの射程を2900㎞とする(130頁)。米国が今、中距離として開発中の弾道ミサイル/巡航ミサイル/極超音速ミサイルに、そのような射程のものはないから、どうやらこれは国産ミサイル。つまり、佐藤は日本がこれを開発すべしと提案している。そして、この2900㎞は、北海道から与那国島までの距離(同)。開いた口が塞がらない。
ミサイルの射程は、配備場所と敵=標的までの距離から算出する。例えば、北海道配備の核ミサイルは、石狩岳/雌阿寒岳からウラジヴォストーク/ハバロフスク/北朝鮮のミサイル基地/沿海州の主要空軍基地/樺太の二つの空軍基地などが敵目標なので、必然的に巡航ミサイルと定まり、また核弾頭と定まる。この巡航ミサイルの最大射程は、1500㎞もあれば十分すぎる。
だが、幼稚園三歳児以下のIQしかない“超ドアホ”佐藤正久は、『WiLL』7月号129頁下段に、「極超音速にすれば迎撃が難しいので核兵器と同じ。数発でも抑止が効きます」と書いているから、どうやら佐藤は通常弾頭で抑止力が発生すると考えている。しかし、通常弾頭が数発、沿海州ロシア空軍基地の滑走路に命中しても、三日あれば修復される。通常弾頭の抑止効果など完全にゼロ。
無知どころではない、妄想と狂気しかない佐藤正久は、ミサイルの配備や開発に際しては、最初に「敵標的はどれか」「巡航ミサイルにするか、弾道ミサイルにするか」「通常弾頭か、化学弾頭か、核弾頭か」を決定しなくてはならないが、佐藤正久は、このような常識的思考ができない。
佐藤は、ミサイル発射台車輛の「移動式」「走行式」の意味も解らない。三歳幼稚園児以下である。正常な大人が、意味不明の極み「その名の通り、スタンド・オフ・ミサイルは移動式なので、西日本に移動させれば中国やロシアのさらに奥地まで届く」と燥ぐことなど、万が一にもしない。
西日本を仮に九州南部とし、そこから2900㎞の円を描いても、支那大陸の中ほどにも届かない。ロシアのヴォルガ川すら届かない。そもそも、ミサイルは敵標的に撃つのであり、奥地の山の中を撃ってどうする。核ミサイルで熊狩りでもするのか。中共の北京や上海を攻撃する場合、その防空システムはほとんど完璧だから、核弾頭付き極超音速ミサイルがベスト・チョイス。
つまり、北海道には米国製の核巡航ミサイル、南九州には米国製の核つき極超音速ミサイルが選択される。さらに、露中の核攻撃をできるだけ回避すべく、山岳に核シェルターの横穴を掘り、射出する時のみノロノロとでてくるようにする。移動式の発射台車輛の速度に時速六㎞は最低限欲しい。そうすれば、敵が撃ってくるのは早くとも十分後だから、敵が照準を当てた場所から1㎞は離れている。核爆発の直撃はおおむね回避できる。
だが、“スーパー狂人”佐藤正久は、核シェルターから発射地点までの1~2㎞移動を目的とする、移動式の「移動」を、“北海道から南九州まで「移動」すること”だと思い込んでいる。嗤うしかない。
(2022年6月29日記)