一億日本人よ、諸手を挙げ喜べ!北方四島奪還の確実な第一歩「《ビザなし交流》の廃止」が遂に決まった!万歳!──「国後・択捉島ロシア軍演習(9月1~7日)」は“影も形も無い幽霊”。プロパガンダ映像で日本人を騙す、兵員ゼロ/武器ゼロの北方四島“偽装演習”

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筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 日本のテレビ新聞も、防衛省も、ロシアの対日“偽情報宣伝”の絶大な協力者。両者とも自国民の日本人をいかに騙すかを日常としている。両者には、ロシアのプロパガンダから情報の真実を守り、日本の国益を擁護せんとする日本国民としての最小限の意識がスッカラカンに皆無。

 この端的な事例が、真赤な嘘百%「北方四島ロシア軍演習」(9月1~7日)に関する、日本のマスメディアの“ロシア言いなり報道”だし、この嘘報道に対する防衛省の無為と沈黙。

 今般、ロシアは、北方領土でいかなる演習もやっていない。ロシア国防省が、「9月3日に国後・択捉で演習した」と嘘発表したが、これは空砲。地上軍の兵器ゼロ/兵員ゼロで、どうやって演習などできるのか。しかも、この演習の写真一枚、公表していない。

 国後島の演習場は「二木城」、択捉島の演習場は「瀬石温泉」。9月1~7日の衛星写真を見ると、そこでは何も動いていない。人間は誰一人も映っていない。演習など全く行われていない。「152㍉榴弾砲など一門もなく/多連装ロケット機もゼロ/無人機など空を斬る画餅」で、どうやって演習するのだ。

 今般、プーチンのロシア国防省が、NHKを筆頭に日本のマスメディアにばらまいた写真や動画はすべてフェイク。数年前に撮影したと目されるハバロフスク近郊の演習場のものやウラジヴォストーク近郊の海岸での“歩兵戦闘車の運動会”など、嘘八百のフェイク画像や動画ばかり。日本国民騙しが毎日の“敵国ロシア国営放送”NHKは(備考)、9月3日、草むらを進む二輌の歩兵戦闘車輛の画像ほかフェイク写真三枚を、本物「国後島のパレード写真」を付けて、報道した。(備考)NHKロシア細胞のボスが“鈴木宗男のクローン”石川一洋。

ロシアKGB第一総局(SVR)直属のNHKが垂れ流す、日本人を騙す偽情報は底なし

 9月1日のNHKだったか、砂地の海岸でその海岸に沿って砂浜を一輌づつ猛スピードで全力疾走する歩兵戦闘車の動画を流した。こんなバカ丸出しの戦闘訓練などするはずなかろう。また、画像に映った風景は、北方四島のどこにもない。防衛省は英米の「動画チェック」会社に委託し、この動画がどこで撮影されたかを確認し、NHKに厳重に抗議する当然の職務をなぜ果たさないのだろうか。防衛省官僚も、KGBロスケの花盛りのようだ。

 同じくNHKは、高さ2㍍の叢での「多連装ロケットの実射」光景の写真も流した。が、それはハバロフスク近郊アムール川の近傍の演習場で撮影されたもののようだ。これについても、防衛省は英米の「動画チェック」会社に委託し、この動画がどこで撮影されたかを正しく確認し、NHKに厳重抗議する当然の職務を果たせ! なお、北方四島には、草の高さが2㍍にもなる、そのような草原はない。

 今般のロシアの北方四島での演習は、日本の無血進駐部隊に対する、海上からの阻止攻撃訓練だけ。具体的には、9月4~7日、国後・択捉島より北側の海域で、ロシアの三隻のフリゲート艦と中共の最新鋭の大型駆逐艦(刃海レンハイ級、1万2300トン、正しくは巡洋艦)など三隻の海軍艦艇の計六隻が、“無血上陸した陸自部隊”を想定し、これを仮想標的にして巡航ミサイルを雨霰と撃ちこむ訓練をしたようだ。

 なお、この六隻は、日本のアホ馬鹿マスメディアを恐怖させるサービスも兼ねて、9月3日、北海道の神威岬の西190kmの海上で、機関砲を撃ち捲った。海自の艦艇に対し「近づくな、情報撮りをするな」の単なる威嚇発射。なのに、日本の新聞テレビは「ロシアに制裁すると、こんなに怖いぞ」とばかり、子供だましの脅し報道をしていた。日本人は、“日本の新聞テレビ”の「日本」を「ロシア」と置き換えて、購読・視聴すること。      

武器ゼロ/兵員ゼロの“幽霊”演習を、真赤な嘘「極東大演習」と騒いだロスケ小泉悠

 事実「北方四島ではロシアは、今般、演習が全くできなかった」を百八十度逆に転倒して、さも「ヴォストーク2022」は大掛かりな演習をしたかの真赤な嘘情報を広くマスメディアに流した人物がいる。今や“ロシア軍に関する大専門家で権威”と目されるKGBロスケ小泉悠氏(以下、敬称略)

 小泉悠はプロの偽情報宣伝家であるから特段に狡猾。童話のどんな狐でも小泉悠には敵わない。しかも、その二つの眼は二本のジャック・ナイフでできているのか殺意が漲っている。だからなのか、今ではSVR所属「日本人」対日工作員としては、尾崎秀実をはるかに超える。例えば、極東軍事演習「ヴォストーク2022」の後でそれを粉飾すれば嘘が直ぐバレるから、演習が始まる三日前の8月29日、自分のブログに、実態とはかけ離れたスーパー大法螺の「2022年ロシア演習」をデッチアゲ、ネットに流した。

 それが、ペンネーム「ユーリィ・イズムイコ」の小泉悠ブログ記事「第189号 ロシア軍大増強の可能性と極東大演習」である。「大増強」「大演習」は、現実を逆さにしたフェイク偽情報の典型。プーチンの対ウクライナ侵略戦争の敗退的膠着で、四年前の「30万人」大規模演習とは打って変って、今年は二十分の一に大縮小。僅か「1万2千人規模」以下の“超ミニ演習”となった。それがどうして「大演習」なのか。

(備考)小泉悠のtwitter名は、「丸の内炒飯OL」。

 また、ウクライナで死んだロシア兵士は実際には8万人前後。ウクライナ政府発表の4万人強の約二倍。兵員不足は深刻で、ロシアは今では刑務所の囚人まで投入する有様。それがどうして、「ロシア軍大増強」なのか。“SVRの優等生”小泉悠の対日偽情報垂れ流しは、今ではNHKと共に日本のワースト・ツー。

 そもそも日本人でありながらペンネームでさもロシア人を仮構するKGBロスケは、“ガルージン大使の犬”で北朝鮮人&共産党員の篠原常一郎を除けば、極悪KGB小泉悠だけ。尚、小泉悠もまた共産党員で、篠原と同じく党籍があるようだ。例えば、『新聞アカハタ』2020年7月20日付けの小泉記事「対ロ領土交渉曲がり角」は、小泉悠の共産党員としての“お勤め記事”。

 小泉悠が仮にも普通の日本人なら、「ヴォストーク2022」が終了した9月7日の翌日に、その総括記事を書いている。参加した総兵力は、当初発表の「5万人以上」ではなく、中共からの一ヶ連隊規模2千人が加わって、やっと《1万人》を越えました」とか、「参加国のほとんどは観戦武官だけだから《参加国》と看做すことができません。ラオス/ニカラグア/シリア/アルジェリアの四ヶ国は、これに当ります。よって参加国は13ヶ国ではなく、最大でも9ヶ国に減ります」とか。

 この対西側“嘘宣伝”のためのロスケ流の“空洞”演習に、実際の部隊と兵器を参加させた参加国は、中共の外はインドの二ヶ小隊百名だけだった可能性が高い。旧ソ連のカザフ/キルギス/カザフなども、観戦武官に毛が生えた程度の参加だろう。

 世界に“ロシアの同盟国です”を宣言したベラルーシですら、そのようだ。この理由は、鉄道はウクライナへの兵器・弾薬・兵站輸送で、演習の部隊輸送などやっている余裕が無いからだ。とすると、参加国は、「中共/インド/モンゴルの三ヶ国だけ」と思われる。すなわち、旧ソ連から参加した六ヶ国は、「ウクライナ侵略に反対する“反ロシア”ではありません」を自己証明するために、いやいやながら形式的な「参加」ポーズをとったと解される。

 それなのに、さも「2018年の六分の一の5万人規模の演習ができた」「十三ヶ国が参加した」かのトンデモ偽情報を流したのが、“優秀なKGB第二総局プロパガンディスト”小泉悠であった。「六分の一」は“二十分の一”に、「十三ヶ国」は“三ヶ国”に糺さないのは、小泉悠が確信犯の対日工作員だからである。

 当然、ロシア対日工作員・小泉悠は、北方四島でロシアが演習を一切しなかった事実を今でも一文字も一言も語らない。そればかりか、一兵もいなかった演習場「二木城」「瀬石温泉」は日本領土だから日本語表記を厳守すべきに、小泉はこれを露語「ラグンノエ」「ガリャーチェ・クリュチー」とした。小泉悠は、日本国民ではない。日本に潜入中の優秀なロシア工作員である以上に、北朝鮮人の鈴木宗男/篠原常一郎と同じ完璧なロシア人なのだ。

(備考)国後でも択捉でも、このパレードする道路の脇に、高射砲など壊れて修理不能の兵器が陳列されている。が、日本のマスメディアは、これら粗大ゴミをさも現役の兵器であるかに、何らのコメントもしない。

松野博一官房長官の「北方四島“演習”は遺憾!」は、ロシアの対日嘘宣伝への協力

 今般、日本の政府機構が完全にロシアに占領されていることも判明した。それは、早々と7月28日、官房副長官の磯崎仁彦が「北方領土での演習をするな!」と外務省に抗議させたからだ。これは(外務省が先に行ったのではなく)磯崎仁彦が率先して外務省にやらせたのであれば、「磯崎仁彦はKGBロシアのロシア工作員」と断じねばならない。

 なぜなら、今般、ロシアは北方四島でいかなる演習もできない情況で、日本にとっては、ロシア太平洋艦隊さえなければ、千載一遇に無血進駐で北方四島を奪還できる態勢が、棚から牡丹餅で転がり込んだ。だが、磯崎は、日本国民に、事実を百八十度転倒して、真赤な嘘“北方四島にはロシア地上軍が2月24日以前と同じく駐留している”を宣伝して、日本国民が「すわッ、一兵もいないぞ、無血奪還のチャンスだ!」と発想するのを阻んだのだ。

 同様な嘘情報流布は、冬眠から覚めた両棲類の眼をした頭が極度に悪い松野博一・官房長官も犯した。なぜなら、松野もまた、9月3日のロシア国防省の嘘発表「本日、国後・択捉で演習を行った」にまんまと乗せられて、9月5日、松野は定例記者会見で、ロシアに「北方四島」演習を抗議したと、自慢げに話していたからだ。「松野はアホ丸出し」と看做すか、それとも「官房長官室はKGBロスケだらけ」に震撼とするか。

 演習に抗議するなら、いつもの「遺憾!」「遺憾!」の“遺憾砲”の連発など、負け犬の遠吠えだから、対ロ外交では絶対にしてはならない。対ロ抗議は、必ず報復の行動(actions)の宣言を伴う事。今般であれば、①「サハリン2」から撤退するぞ! ②海産物は輸入禁止にするぞ! ③在京ロシア大使館の館員を半分にするぞ! ④札幌ロシア総領事館は閉鎖だ! などなど。

 これらより、日本の対ロ外交には、さらに狂いに狂っているものがある。日本国にとって、北方四島でのロシア軍事演習など、ロシア軍がそこに駐留している事実に比すれば無視すべきマイナーな問題なのに、この演習の方に目くじら立てて抗議する本末転倒。日本にとって、“ロシアが北方四島に駐留している、そのこと自体が大問題”。それは、我が国への主権侵害の極みだからだ。これに比すれば、演習などどうでもいい話ではないか。つまり、内閣も外務省も、どうでもいいマイナーに抗議して“対ロ抗議の演技”をなして、対ロ抗議をすべきメジャーな問題「ロシア軍の駐留」から、日本国民の目を逸らしている。日本が北方四島で抗議すべきは、次の二点。

A、北方四島にロシア軍が駐留している主権侵害。

B、この侵略を祝う9月3日の戦勝パレード。これこそは、対日侵略万歳!の雄叫びだし、対日主権侵害“正当化”行動。しかも、この戦勝パレードには、ロシアの次なる北海道侵略を誓いと決意が漲っている。

9月3日「戦勝パレード」に抗議声明を発しない旧島民とは、“悪のロスケ”の“非国民”

 北方四島からの旧島民を日本人と見做してはならない。彼らの90%以上は、ユスリタカリの非国民。また半分以上はKGBにリクルートされたKGBロスケ。通常の日本人ではない。現に、2019年2月7日の東京で開催された国主催の北方領土返還大会で、安倍晋三が配布・強制した(「ロシアに北海道に侵略させよう」と同義の)「日ロ平和条約を締結しよう」の鉢巻きを拒否し、何時もの鉢巻き「北方四島を奪還しよう』をしていたのは、旧島民の中でたった一人しかいなかった。

 約三ヶ月前のシンガポールで、平和条約締結の功績を創りたい一念で日本国を喰らい尽くす“狂人”対ロ売国奴・安倍晋三は「国後・択捉島をロシアに献上します」とプーチンに口約束したばかりだから、この大会で登壇した安倍晋三に対して、雨霰と生卵が投げつけられると思って見学していたが、誰一人として、「安倍ェ、演説止めろ!」「安倍は、売国奴だ! 日本から叩き出せ!」のヤジ一つ飛ばなかった。何と言うことは無い、旧島民で北方四島奪還を考えているのは一人しかいない。旧島民は政府から旅費も滞在費も政府持ちでタダだから、東京に遊びに来ているだけ。

 即ち、旧島民は、ロシア人の靴を舐める極悪の非・日本国民で、通常の健全な日本人は一人を除いていなかったということ。これからの北方四島の奪還を真剣に進めたいなら、これら旧島民を北方領土返還運動から叩き出さねばならない。

 この事がより鮮明に明らかになるのが9月3日。9月3日、NHKを初め日本の新聞テレビは“ロシア政府の直轄対日宣伝機関”に化す。なぜなら、特にNHKはひどいが、北方四島で開催される、小さなゴミのごとき“対日戦勝記念軍事パレード”を、大々的に宣伝報道するからだ。今年もまた、NHKその他のテレビは、「択捉島の紗那、国後島の古釜市、色丹島の穴澗」のパレード式典を流していた。尚、ミニ軍楽隊付きだったのが択捉島のパレードで、それが無い方が国後島のパレード。

 北方四島にロシア地上軍は一名もいないので、パレードに参加した現役部隊は、地対艦ミサイル部隊の将兵だけだった。それ以外は、かき集めた現地の“素人”青少年や兵役経験者のオッサンに軍服を着せただけ。“日本人騙し”用の嘘パレード部隊だから、これで充分と踏んだようだ。オッサン集団は、足が上がらないし敬礼の時に肘が曲がらず、熊の行進のようになるから、直ぐ判明する。青少年の方は、足並みが揃わない。

 さて、ここに、旧・島民の重大な問題がクローズ・アップされる。それは、旧・島民の全ての団体が、このロシアの“侵略”記念軍事パレードに対し、ささやかな抗議声明一つも発していない問題。ロシアの北方四島侵略は、南樺太もクリル諸島も同じだが、日ソ中立条約違反だけでなく、ポツダム宣言にも違反する国際法違反! なぜなら、日本のポツダム宣言受諾により、英米華豪の四ヶ国は、8月15日午前0時に戦闘を停止した。だが、ロシアは、それから二週間も経った8月28日、(米軍が進駐していないのをこれ幸いと火事場泥棒よろしく)北方四島を侵略した。

 つまり、9月3日の北方四島での戦勝パレードを、糾弾も抗議もせずに報道する、日本の新聞テレビとは、ロシアの北方四島侵略を容認し歓迎している。ロシアの戦勝パレードこそ日本が断じて許してはならない、日本政府と日本のマスメディアが総力を挙げて抗議する最優先問題であろう。また、旧島民が怒り心頭でロシアを糾弾・罵倒する筆頭ではないか。

 この意味で、どうでもいいor抗議する必要が無い演習の方に抗議して、この戦勝パレードに抗議しない松野博一や、その上司の岸田文雄は、仮にKGBロスケでないとしても、ロシアの対日侵略の協力者。両名は、日本人としてはまさしく非国民。

 “史上空前のKGBロスケ”安倍晋三によって、日本は100%ロシアの属国になってしまった。特に、旧島民の99%が、このロシアの北方四島“不法奪取”に怒らない、戦勝パレードに抗議すらしない、ロシア人に化してしまった。安倍晋三の死を契機に、刑法外患罪で死刑相当の旧島民全員をシベリアに追放し、われわれ正しき日本国民が、軍事力の無血進駐を敢行して、北方領土を奪還する時が来た。

 この意味で、“無国籍の非国民”旧島民を、一人残らず、北方四島“奪還”運動から叩き出さねばならない。

「ビザなし交流」廃止を祝え! これこそ北方領土奪還への必要な日ロ関係の正常

 こう憤慨していた9月6日、モスクワ時間で9月5日だが、思いもかけずモスクワから朗報が届いた。私は思わず、立ち上がって万歳! と叫んだ。ミシュスチン首相が“ビザなし交流”(外相間の往復書簡で1991年10月に合意)を破棄すると通告してきたからだ。1991年、私が全力挙げて潰さんと奔走した悪魔の制度が、今般、棚から牡丹餅式に消滅した。ウクライナからの贈り物のような気がする。ウクライナに感謝する。

 ビザなし交流こそ、北方四島奪還を阻む巨大な要塞。これを潰さない限り、北方領土“奪還”など夢のまた夢。何故か。理由はいくつもある。

 ①「ビザなし交流制度」については、大変な誤解がまかり通っている。この誤解=無知の一つが次。旧島民や一般の日本人が、“旅券なし/ビザなし”で北方四島を訪問できる代わりに、北方四島に侵略しているロシア人もまた、北海道に“旅券なし/ビザなし”で侵入でき、この侵入を合法化してあげる制度が、「ビザなし交流制度」の核心なのだ。

 このため、根室などは、通常であれば不法入国なのに、この「ビザなし交流制度」のお蔭で、侵略ロシア人がさらなる侵略予定の地である北海道を既に自分の領土になったかに好き勝手に闊歩している。一部は、そこで日本女性を買い捲っている。

 ②この悪魔ですらできない究極の反日極左制度を1991年に作ったのが、当時のKGB大ボスの木村汎と鈴木宗男だった。これに呼応し共同作業をしたのが外務省内の東郷和彦(備考)や佐藤優たちであった。私はこの時、このビザなし交流制度を潰さんと、外務省の若手の知人二人に頼み込んだ。数年後に知るが、彼らもまた東郷和彦・佐藤優の周辺にいる親ロ派だった。また、1980年に反共反ソで意気投合した丹波実にも頼んだが、東郷和彦・佐藤優らに寝返っており、これには愕然。急いで曽野明氏にご注進した。が、曽野明氏は、「やはり、そうか」の一言。

(備考)東郷和彦は、あの東郷茂徳の母系の孫。つまり、父の東郷文彦は養子。この東郷文彦は鶴見俊輔の親友であるように、確信犯のコミュニスト。東郷茂徳は親ロでもない反ロでもないタダの常識人だったが、文彦・和彦という親子は、KGBで親ロ一辺倒。

 ③「ビザなし交流」とは、旧島民や一般日本人が、北方領土に侵略し不法に居住している侵略者ロシア人と親しく交流することであり、それは翻せば、旧島民がロシア侵略者の協力者になることである。つまり、“旧島民を侵略ロシア人に改造する”のが、ビザなし交流制度の主目的なのだ。ビザなし交流制度の廃止と旧島民の北方領土“奪還”運動からの排斥は、日本が仮にも北方四島を奪還したいなら、絶対に断行すべき最優先政策であろう。

 ④「ビザなし交流」のほか、日本が1990年代にロシアに騙され、自ら北方領土奪還を不可能にした策が、あと二つある、「旧島民の自由訪問」「旧島民の墓参」である。今般、ロ首相は、1999年の日ロ間の口上書で定まった前者の「旧島民の自由訪問」を廃棄すると通告してきた。私は、これについても嬉しくて思わず破顔一笑。

 なぜなら、旧島民がかつての故郷に自由に訪問できるなら、彼らは北方四島に戻って住みたいわけではないので、一般の日本人も、四島が日本の領土として戻る必要はないと考えるに至るからである。つまり、一般の日本人は、固有の領土だから奪還せねばではなく、この旧島民がウロウロすることによって旧島民の意向を満たしてあげたいに思考が洗脳され、その結果、「旧・島民の意向尊重→四島奪還は不要」が、日本人の脳裏に無意識に沈殿してしまった。

 ⑤「北方四島墓参制度」も同様で、旧島民は全員、北海道や本州に墓を建立している。彼らの子孫は、今では、北方四島にかつて住んでいた祖父母や曽祖父母の北方四島の墓には一切関心は無い。つまり、この墓参制度は、ロシアが領土“奪取”する時の常套的な毛鉤。

 旧島民が四島を墓参でウロウロすることは、どんな弊害をもたらすか。この事を考察すると、この毛鉤の怖さが直ぐ氷解する。まず、旧島民の子孫は、現在80歳・90歳台の老人が死ねば「墓参しない」と決めている。いつしか、一般の日本人は、この旧島民の子孫の心理が伝搬して汚染され、この元島民が生きている限りの北方四島奪還運動となってしまった。一般の日本人に、心理的に「旧島民が死ねば、四島など要らない」が定着してしまった。

 もう一度言う。墓参はその世代で終わりである。しかし、領土は永遠。これから何百年間、何千年間、わが日本民族が実効支配する固有の領土であり続けなければならない。

「北方四島は日本固有の領土だから奪還するのだ。旧島民とはいっさい無関係!」

 われわれ日本国民は、北方領土を、日本国の固有の領土だから奪還するのである。旧島民の墓参のために奪還するのではない。もし、墓参を価値とするなら、旧満洲にかつて居住した日本人の墓参ができるよう計らうのが筋だろう。同じく、日本の“固有の領土”樺太の旧居住者の墓参のために、あらゆる手を尽くすべきであろう。

 墓参を領土奪還の基準・規範とするなら、満洲も樺太も北方四島も差異はないから、「満洲を奪還すべし」「樺太を奪還すべし」を口にしない旧島民や現・日本政府は二枚舌で、詐欺師のごとしである。

 だが、領土奪還は、あくまでも、固有の領土か否かが基準。満洲は日本の固有の領土ではないから、領土奪還を国策とはしない。一方、樺太は日本の固有の領土だから、日本国政府は1955年時点のロンドン交渉では、ロシアにその返還を求めたのである。

 国際法も固有の領土の帰属先をその主権と一体化を定めており、故に、日本は樺太全土と北方四島の領有をロシアに要求できるし、要求してきたのである。鳩山一郎と河野一郎がいなければ、そして吉田茂が総理であれば、1956~7年、これらは日本に戻っている。

(備考)ポツダム宣言は、“クリル諸島は日本に帰属する”と定めており、日本はポツダム宣言の履行を求めることができる。少なくとも「クリル諸島はロシア領」を正当化する国際法も条約も存在しない。

 以上の事柄からでも、旧島民が、旧満洲/旧樺太に居住していた日本人とは差別され、特別に墓参などの特権を付与されている事の重大な弊害が見えてこよう。すなわち、旧島民の行動こそが、北方領土奪還を決定的に阻害している。旧島民を満洲引揚者/樺太引揚者と同等に扱い、デタラメ墓参/デタラメ自由訪問を根こそぎ廃止するのが、北方四島奪還を責務とする日本国政府の正しい政策。日本国の主権をロシアに侵害させロシアの北海道侵略を助長する「ビザなし交流」など、今直ぐ廃止! そして、これを考案した関係者を刑法外患罪で処断するのが日本国の正常な対露政策。

 さらに、日本国政府も日本国民も、ロシアに対する政治・経済関係の断絶すなわち対ロ国交断絶こそが、領土奪還の最も確実で迅速な特効薬であるのを再認識されたい。

(2022年9月16日記)

 

(参考)NHKは、「ヴォストーク2022」が始まった9月1日に合わせ、奇妙奇天烈なドキュメンタリを流した。画面にでてきた異様なタイトルが「ばあちゃんが行くと言うなら連れて行く」。NHK政治マガジンでは、タイトルは「ロシアに侵攻され奪われた故郷を思う三世代の北方領土」となっていた。

 問題は、このドキュメンタリの特徴は、「北方領土を奪還しよう」が煙ほどにも漂っていないこと。ただ、故郷を見たいという“故郷見学”願望の老人(93歳)の思いを綴った“お涙頂戴話”。このNHK放映ドキュメンタリは、日本人の北方領土奪還の意欲や義務感を高揚させてくれるか、それとも逆の心理効果をもたらすか、で問い直す必要があろう。

 一般日本人の平均的感覚では、この「おばあちゃんのために、あと三年ほど自由訪問の制度が続けば」と感慨しても、「北方領土を奪還せねば」の意識を形成することはない。NHKは、旧島民の完全死没をもって、“北方領土はいらない”“北方領土はロシアにくれてやれ”をキャンペーンする予定だが、このドキュメンタリは、この底意を露骨に発信していた。

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