北方領土奪還に、魔語「国境画定」の排斥が緊急不可欠 ──“正語”「領土」を抹殺するロシア対日工作員を可罰する立法を!

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋  

 安倍晋三首相が、5月6日、ロシアのプーチン大統領に会いに、プーチンの保養宮殿があるソチに行く。おかしいではないか。この5月、伊勢志摩サミットG7があり、日本は議長国である。

 G7は全員一致で、プーチンのロシアが二年前の3月、ウクライナのクリミア半島を侵略した廉において、制裁としてプーチンのロシアをG7から追放したのである。そのG7の議長国が、そのサミットの直前、処罰されている国際的犯罪者(侵略者)プーチンに会うこと自体、G7のルールに反しよう。

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プチャーチンに惚れた“対ロ大敗北”川路聖謨の下田交渉 ──“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義(Ⅲ)

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋  

 前稿「“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義(Ⅱ)」の末尾で、「北方領土の日」が2月7日に定まった経緯を簡単に触れた。

 ブログを読み返して、手短かな個人的回想メモでしかないと深く反省した。1980年暮れ、私や自民党の「保守」国会議員(備考)が、宮澤喜一官房長官(首相は鈴木善幸)と激闘して敗れた「事件」は、完全に純粋な学術論争であった。いささかも「永田町政治」は加味されていなかった。記録としてここに残すのは、この「北方領土の日」学術論争が、今も/これからも、日ロ関係史・対ロ外交史に裨益すると同時に、日本国民が祖先から相続した(今もロシアに侵略され続けている)「北方領土」を無条件奪還するに不可欠な基本知見が凝集しているからである。  

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G7に叛旗する安倍晋三の売笑婦型“対ロ嬌態” ──“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義(Ⅱ)

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋  

 本稿は、前稿の「G6は、伊勢志摩サミットをボイコットせよ!」の補足である。安倍晋三が日本の戦後政治史上に特筆さるべき“対ロ売国奴”であることについて、「その通りだ」と心底から賛成する、私と同一意見の朝日新聞・NHKなどは、にんまりと笑って沈黙する。ために、朝日新聞やNHKに汚染されている無意識左翼人である国民の大多数は、この重大な事実「安倍晋三=稀代の対ロ売国奴は、何かユニークな一見解に過ぎないと怪訝に思うだけで馬耳東風に聞き流すだろう。

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G6は、伊勢志摩サミットをボイコットせよ! ──“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 安倍晋三の《侵略の皇帝》プーチン狂が止まらない。「安倍寛―安倍晋太郎―安倍晋三」と続く“対ロ売国奴三代目”としての血は濃く、今や、“第二の河野一郎”になった安倍晋三は主権国家が譲れない祖先の魂が宿る祖先からの領土をプーチンに騙されるままにロシアに貢ごうとしている。  

 安倍晋三は、1月22日、「政府代表日ロ担当大使」なるポストを新設し、駐露大使の原田親仁を任命した。モスクワ駐箚大使からの横滑りポストだが、原田親仁は「プーチンに頭をやられて(売春宿に売られるとも知らず大悪人に恋する乙女のごとくに)正気ではなくなっている」安倍晋三の言いなりに、我が国の固有の領土をプーチンのロシアに無償割譲することに暗躍するだろう。

 また、原田大使のこの新ポストは、1955年に鳩山一郎がドムニツキーに騙されて対ソ交渉をロンドンで開始したとき、日本側の全権に選ばれた松本俊一の先例に倣ったもの。松本俊一は衆議院議員(鳩山系の民主党、吉田茂の自由党との保守合同は1955年10月)になったばかりの、1952~5年の英国大使であった。

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プーチンに北方領土を貢ぐ安倍晋三の「反日」狂気──“売国奴”安倍晋太郎/森喜朗/谷内正太郎と異様な絆で結ばれた“準ロシア人”安倍晋三

筑波大学名誉教授 中川八洋

 今から五十五年前の1960年、集団的自衛権と憲法第九条改正による国防軍設置の二つの政治問題は、日本国の一大争点だった。民族系の首相・安倍晋三は、五十五年前の日本では国民の六割が要望的な支持をしていた、前者の集団的自衛権問題の方だけだが見事に片付けた(2015年9月19日未明)。が、その直後、新ロシアの“侵略皇帝”に拝謁を賜わる「臣下」のごとく、ヒトラー手法の領土再膨張に狂奔する“バトゥの再来”プーチン露国大統領に走り寄って、抱きついた幼児そのものに喜色満面で叩頭した(ニューヨーク国連本部、日本時間9月29日未明、40分間)

 つまり、多重人格者である安倍晋三は、2015年9月19日までの三ヶ月間ほどは集団的自衛権問題で生粋の“20%岸信介の安倍晋三”だった。が、9月29日には“80%安倍晋太郎の安倍晋三”にがらりと瞬間移動した。安倍晋三の顔が、2015年の9月、このように、仮面を取り換えたかのように、岸信介から安倍晋太郎にめまぐるしく変化(へんげ)したのは、多重人格にしかできない瞬間移動の鬼技による。

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日本の武力奪還態勢が、ロシアに返還を決断させる ──安倍晋三の軍事力なき対ロ交渉が、プーチンの対日侮蔑を増長

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 ロシアが国後・択捉・クリル諸島(千島列島)で、さる八月十二日、軍事演習を開始した。無人機も参加し、空挺部隊の降着陸訓練を含め一千名以上というかなりの規模。秋に予定している、西北太平洋上での大型の軍事演習「ボストーク(東)2014」への準備演習でもある。

 ロシアは、北方領土での軍事演習は、一九七八年五~七月の国後・択捉島への再侵攻以降は控えていた。再開したのは、約三十年を経た二〇一〇年七月、国防意識ゼロ/領土意識ゼロの民主党政権になったのを好機としてのもの。

 確かに、この軍事演習に対して北朝鮮系コミュニスト・菅直人首相(備考)は何ら反応しなかった。だから、「反日首相」菅直人をはじめ、コリアンばかりの民主党政府の動きを見て、メドベージェフ大統領(当時)は、同年十一月、怖れることなく国後島への不法上陸を決行した。中共が尖閣諸島の領有へと動き始めたのは、民主党政権がロシアに対して属国的な態度で接しているのを見ての連鎖行動である。

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