日本(北海道)侵攻を宣言した駐日ロシア大使館twitter──プーチン対日侵略準備に全面協力の“史上空前の凶悪ロスケ”安倍晋三を国家反逆罪で国外追放(or絞首刑に)する刑法特別法を制定しよう。安倍晋三「削除」は、北海道「要塞」化と共に、日本国を守り抜く最小限の国防

Pocket

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 “侵略の皇帝”プーチンが、憲法に新条項「せっかく侵略して奪取した領土の返還(「割譲」と語彙を変造)を禁止する」を定めたのは、7月1日だった(注1)。プーチンは、これに続き、議会に命じ、法律(備考)にロシア“領土の一体性”(territorial integrity)を侵害する行為(violation)を、刑法犯罪の“過激主義”として処罰する規定を設けさせた(7月24日)。  

(備考)私は露語原文を入手しておらず、この法律名を確定できない。持っている方はコピーを送って下さい。

 これに伴い、今秋9月にも、侵略した領土を被害国に返還させる、“返還幇助(転倒語「領土一体性の侵害」)”を犯罪とする条項が刑法に定められる。この刑法改正は、①被侵略国に領土返還を幇助する行動をなした者には、「懲役六年~十年」の実刑を課し、②被侵略国に領土返還を幇助する言論をなした者には、罰金刑を課す。この罰金は、a領土の一体性の侵害を公衆に口頭やビラ等で呼び掛けた場合、最大で六万ルーブル(日本円で約9万円)の罰金。b新聞やインターネットで呼び掛けた場合、最大で10万ルーブル(約15万円)の罰金、となるようだ(注2)

八年間27回もプーチンに叩頭し続ける“狂人”安倍晋三の祖国叛逆は、今も絶好調

 父親に過激な共産主義者として育てられた“稀代のコミュニスト”安倍晋三は、反共の岸信介を狡猾に騙し続けた父親の凄腕の嘘つき手法を学び、それを国民に適用している。安倍晋三の特徴は、三つ。過激なコミュニスト/天才的な国民騙し術/(日本国民として意識がゼロの)究極の非国民

 現在、安倍晋三が“稀代のロシア対日工作員”鈴木宗男(北朝鮮人、「維新の会」参議院議員)を通じ、プーチンと交渉している内容は、真面な日本人なら気絶してとても数日間は起き上がることはできない。「安倍晋三はコロナ禍で、気狂いもびっくりの日露平和条約締結を諦めた」と思う日本人は、トンデモ脳天気のトンデモ誤解をしている。“史上空前の対ロ売国奴”安倍晋三とは、尋常の一欠けらもない人格異常者で、今尚プーチンに土下座し「日露平和条約を締結してくれ」と泣きついている。

 安倍が今、プーチンに泣きついて懇願している内容が、次。

1、歯舞・色丹を含め、北方領土すべての返還を日本はいっさい求めない。全て、ロシアに献上する。代わりに、自分が総理在任した証的なレガシーとして、日露平和条約を是が非でも締結して欲しい。

2、ただ、現在まだ生きている元島民が自由に墓参りできる、それだけを認めてくれ! 元島民は、あと数年で死ぬ。その後は、北方領土は100%ロシア主権の完全なロシア領土でいい。

 このことは、7月10日のラブロフ外相が、「領土問題はいっさい交渉の対象になったことはない。平和条約のみ、鋭意、交渉中」と明言したことで明らかだろう。また鈴木宗男は、7月21日、安倍晋三との会談後、首相は「元島民が元気なうちに領土問題を解決して、日露平和条約締結に全力を尽くしたい」と語ったと述べた(ネットの「産経新聞ニュース」)。これは、高齢の元島民が自由な墓参りができることをもって、「北方領土の解決」と見做すという意味である。

 この証拠の一つ。7月の各紙に、“政府広報・内閣府(北方対策本部)”として、6.5㎝四方の広告記事が出た。その文面が次。

自由に帰れない故郷・・・北方領土」

「あなたの理解(「対ロ売国行為に賛同」すること)と関心が問題解決(=北方領土全ての対ロ献上と日露平和条約の締結)の後押しになります」(カッコ内中川)

 この政府広報はまた、安倍晋三が北方領土を対露全面献上する方針についての国民へのお知らせを兼ねている。だが、アヒルやブタになった日本人は、安倍晋三が共産党委員長・志位和夫より何百倍も過激な極左「反日」だと認識できない。安倍晋三は、大量人間殺戮狂で“スターリンの化身”安倍晋太郎の空前絶後の赤化教育によって、その本性はポル=ポトやメンギスツ級の悪魔的な共産主義者。スーパー極左「反日」の安倍晋三に比すれば、志位和夫は立派な「保守」である。

“スーパー非国民”安倍晋三への大侮蔑が、プーチンの対日侵攻「決意」を固めた

 ロシア人は、敵であっても愛国者、特に“力を信奉する愛国者”に尊敬を懐くが、祖国裏切りの非国民や闘わない惰弱な敵国人に対しては容赦なく軽蔑する。1980年代、ロシアの支配層は“力(核戦力と海軍力の対ロ絶対優位)を信奉する愛国者”レーガン大統領に対し無限の尊敬を払っていた。1989年の「無条件の東欧解放・アフガン撤兵」は、レーガンの核兵器大増強に恐怖したのが主因だが、ロシア支配層のこのレーガンへの尊敬(畏敬)感情も深く影響したのではないか、と当時のヨーロッパの「ソ連通」専門家の一部は、囁いていた。

 この裏返しになるが、「ロシアにオベッカしたり叩頭したり妥協したりする民族や国家は、ロシアの侵略を招く(亡国に到る)」とは、「軍事空白がロシアの侵略を招く」とともに、五百五十年のロシア対外行動史が裏付ける“ロシア対外侵略誘発の大原則”。この“ロシア対外侵略誘発の大原則”は、常識的な歴史事実だから、異論を挟む者はおるまい。

 このオベッカや叩頭には、ホンの僅かなものであってもロシア人に対する妥協メッセージになるから、コップ一杯の水も含まれる。「ロシアと交渉する時、コップ一杯の水も出してはいけない」と、欧米の外交官たちが半ばジョーク的に語る自戒の警句は、真理である。ジョークと捉えてはいけない。

 現に、対プーチン“超・叩頭外交”に丸八年も没頭し、この八年間、3000億円だけでなく北方領土の全てを事実上献上し、そこのロシア軍のインフラ整備までしてあげる、ロシアに貢いで貢いで貢ぎ続けた“スーパー気狂い”安倍晋三は、反面教師的に、この“ロシアの対外侵略の大原則”を証明した。プーチンの靴を舐め続けた“史上空前の対ロ売国奴”安倍晋三に対する軽蔑として、「日本を侵略するぞ!」との高らかな鬨の声「ウラー」としか解釈できない、対日侮蔑も限度を越えたtwitterを、在京ロシア大使館は、2020年8月10日、(プーチンの命令で)掲示したからだ。

 このtwitterは、1945年8月9日未明のロシアの満洲侵略を美化するばかりでない。戦って敗北したのではなくソ連軍を熱烈歓迎し満洲全土を無傷で占領させた“世界史上、最も愚劣な民族”日本を蔑視し嘲笑するもの。ロシアが他国を公然と嘲笑するときは、ロシア国民への「この他国に侵略を開始するぞ」の合図である。プーチンは2020年8月10日、ロシア国民に、日本侵攻を決定した旨の宣言を発出したと、解される。

 このtwitter四本は、無学・無気力なアホバカ日本人が、「何だ、平凡な歴史のおさらいか」で読み飛ばすよう工夫されている。twitter一本目。ここでロシアは、8月9日に日本に対し開戦したとある。が、「1946年4月まで有効だった日ソ中立条約に違反して」を消している。悪質な歴史の偽造だ。また、満洲侵攻開始の七時間前に宣戦布告文を佐藤尚武大使(在モスクワ)に手渡したが、佐藤大使が東京に発信した電報はロシアに妨害されて日本に届いていない

 昭和天皇は、ソ連参戦前の8月8日、東郷外務大臣にポツダム宣言を受諾するようご指示なされたが、宣戦布告文など全くお知りになられておられない。陸軍は宣戦布告文を開戦の数時間前に入手したようだが、モスクワの駐在武官からの電報でなく、「在京ソ連大使館→通謀している陸軍省軍務局&参謀本部のGRU将校」のルートのようだ。

満洲と朝鮮北半の解放が目的なら、樺太・国後・択捉島ほかを侵略したのは何だ!?

 twitter二本目。真正の日本国民なら、怒りの余り、誰しもロシア大使館に殴り込みしたくなるほど、真赤な嘘が爆発火山の溶岩のごとく溢れ出ている。安倍晋三の日本政府は、在京ロシア大使を外務省に呼びつけ、厳重抗議すべきだ。この抗議をしない安倍晋三は、単に対ロ売国奴であるばかりか、「ロシア植民地《日本》」の“プーチン派遣総督”である正体を剥きだした。

「ロシアの満洲作戦の目的は、(日本陸軍最強部隊)関東軍の潰滅、および満洲&朝鮮北部の解放で、第二次世界大戦を早期に終結させること」。

 ロシアは、「世界大戦の早期終結」など一㍉も考えたことはない。そのような発想自体、ロシア人の頭のどこにも存在しない。戦争とウォッカ以外、何一つ楽しみを持たないロシア人にとって、戦争ほどの歓喜はないし、戦争はロシア人にとって経済活動である。ロシアは、次の三目的をもって、満洲・北鮮と日本(樺太・国後・択捉etc.)を侵略した。いずれも戦争早期終結と完全に無関係。

一、ロシアは、樺太や国後・択捉その他に、第二次世界大戦が終結した8月15日以降に侵攻・侵略した。つまり、ロシアの対満洲侵略は、世界大戦を終わらせるためでないのは、余りに明白。

   (北樺太の駐留ロシア小部隊が北緯50度線を越えて侵攻した8月10日以降を別とすれば)ロシアが樺太に本格的な大部隊を投入したのは、米英華と日本の交戦四ヶ国間でのすべての戦闘が停止した8月15日午前0時を過ぎること、数日も経っていた。真岡にロシア軍が侵攻したのは8月20日、大泊には8月25日。千島諸島の北端「占守島」侵攻は8月18日。択捉島には8月29日で、8月15日から二週間も経っていた。国後島はさらに遅く、ロシア軍が上陸を開始したのは9月1日で、9月4日までこの上陸作戦は続いた。

二、ロシアは満洲で主に為した事柄は、①在満の主要工場を根こそぎ解体しロシアに移送した大掠奪(俗に「火事場泥棒」と称されている)、ならびに②関東軍将兵および一般男性邦人85万人を奴隷労働力としてシベリアに強制連行した。樺太の将兵や満洲からの追加分を合わせると107万人をロシア領内に強制連行した(注3)

三、ロシアは侵攻直後の1945年秋頃より、満洲に毛沢東の中国共産党軍(人民解放軍)を招き入れ、武装解除した関東軍の武器を全て譲渡した。満州の共産化が、ロシアの満洲侵攻の目的だった。また「満洲を制するものはシナ全土を制する」という地政学的原理の通り、1947年に満洲から出撃した主力軍によって、1949年秋、毛沢東はシナ全土を制覇し、その赤化に成功した。また(戦争終結のためではなく)金日成の共産国づくりのため、朝鮮北部を占領した。

 twitterの四本目は、「1945年の満洲作戦は、ロシアの西側から東側へ一万二千㎞もの戦力移動(輸送)を果し、長距離にわたる策略と、陸軍/海軍/空軍の連携という、価値ある経験となった」と書いている。日本人がこれに戦慄しないのは、平成時代に入った途端、一億日本人がブタやアヒルの家畜と同列に変貌し、日本人はもはや人間ですらないからだ。

 この「価値ある経験」とは、東征一万二千㎞の満洲作戦の経験がもう一度役に立つという意味なのは、誰しもわかるだろう。つまり、「満洲侵攻の経験は価値があった」は、近い将来の、日本列島とくに北陸・東北・北海道へのロシアの侵略にとり、「価値ある経験だった」との意味になる。それはまた、ロシアが、これからの対日侵攻を日本に宣言したことに同じ。

 安倍晋三の八年に及ぶ“プーチンの犬”外交(反・外交)が、理論通り、ロシアの対日戦争を誘発したのである。

東京裁判判決で侵略を正当化するロシア。KGB語「東京裁判史観!」の有害は巨大

  8月10日twitter四本に対し、まだ日本国民意識を持つ、少数の日本人が批判や非難をした。これに対し、ロシア大使館は平然と8月13日、「ロシア外務省情報出版局コメント」として反駁のtwitterを掲示した。が、わざと露語にして、ほとんどの日本人が敬遠して読まないようにしている。ただ、検索すると日本語文が出てくる。

 それを読むと、ロシア外務省は東京裁判の判決を持ち出し、「日本の暴虐な戦争からシナと朝鮮を解放したのはロシアだぞ」と開き直っている。だが、日本では、私を除き、東京裁判判決を法律学的に精読した者はほとんどいない。1983年頃に、KGBが造語しKGBと共産党が流した、(昭和天皇の聖性を守り起訴すらなかった)東京裁判を罵るスローガン(呪文)「東京裁判史観!」を振り回す、バカとゴロツキと潜入共産党員から構成されるゲス階級の民族系によって、東京裁判を学術的に考察して糾弾する知的作業が完全に阻まれてしまった。例えば、“凶悪な共産主義者”でKGB系ロスケ小堀桂一郎は、東京裁判判決の最大の問題──満洲侵略と満洲での暴虐、シベリア抑留、北方領土侵略──を糾弾する“保守=正しき日本人”の方を、逆さにも潰してしまった(注4)

 私が『昭和天皇と靖国神社: 東京裁判は、日本の国益を毀損したか』の第四章「ソ連検察官の存在は、東京裁判の最たる欺瞞──ソ連を裁かず、第二次世界大戦の真相を封印した世界」(注5)で分析したように、スターリンに委嘱されて辻政信や服部卓四郎がロシア側と八百長で起こした張鼓峰事件/ノモンハン事件が「日本の侵略」と認定されたことに対し、断固たる反駁をなし、またシベリアの凍土への107万人強制連行とうち60万人の死亡(日本に帰還できた者47万人)を不問とした裁判を徹底糾弾するのが、真正な日本人の健全な東京裁判論である。

 だが、このような健全で正統派の東京裁判論は日本には全く無く、私の本と英国貴族ハンキー卿『戦犯裁判の錯誤』の二冊が例外。そして、この二冊を読んでいなければ、上述のロシア大使館8月13日twitterへの反駁はできない。日本がロシアの侵略を唯々諾々と同意し、正当化してあげるに、「東京裁判史観!」を絶叫する小堀桂一郎/藤岡信勝/西尾幹二/櫻井よしこ/椛島有三など民族系(=ロシアの犬)の、日本人に対する“逆走”洗脳工作が大きく貢献した。

安倍晋三を操り、北方領土奪還の声をゼロにした天才プーチンの日本人完全洗脳力

 祖国に叛逆する安倍晋三の犯罪は、北方領土すべてをプーチンに献上する“史上最凶の対ロ売国奴の問題だけでない。安倍晋三は、これまで日本国内に広く厚く存在していた「北方領土を奪還しよう」との、日本人なら誰でも持っていた健全な普通の考えを日本国中から叩き壊し一掃した。これは極めて重大な反・国家的な犯罪である。自国領土を死守する国民意識は最低限の愛国心であるが、安倍晋三は、この愛国心を日本人から溶解的に剥奪した。安倍晋三は、日本人を洗脳し、日本国民ではなく、生ける屍と同じ、生物学的「ヒト」に改造した。

 つまり、プーチンは魔物なのか、八年間、安倍晋三に魔法的な催眠術をかけ続け、ついに安倍晋三をして「すべての北方領土をロシアに献上します」と言わしめた(2019年9月、「日ロ友好の島」とはこの意味)。ロシア人が外交交渉の相手を催眠状態に陥れて操る危険を避けるべく、私を始め、数は多くはないが、米英仏のロシア専門家の一部は“対ロ無交渉の交渉”を提唱するのである。

 だが、プーチンの催眠術にかかった安倍晋三は、今度は日本人全員に催眠術をかけ、日本中が「仕方ないな、北方領土すべてをロシアに献上するしかないか」にアキラメさせることに成功した。これは、プーチンが、安倍晋三を通じて、一億日本人に催眠術をかけ、一億夢遊病者/一億「急性」ロスケに洗脳してしまった状態。

 “プーチンの助手”となった安倍晋三を日本国にこれ以上置くことは、日本国の生存にとって死活的に危険である。安倍晋三を国外に追放するか死刑にする刑法改正に代えた、特別法の制定を急がねばならない。

 

1、前稿「安倍晋三よ、ロシア新憲法《領土引き渡し禁止》に厳重抗議し、在モスクワ日本大使《即時召喚》&対ロ経済断交を断交せよ!」

2、『朝日新聞』2020年7月25日付、その他。

3、この「107万人」は、厚生省『続・引揚援護の記録』、24頁。日本人の名簿は、満洲から強制連行されるときではなく、収容所に到達したときに作成された。「76万人」の名簿が残っているから(『産経新聞』2009年7月24日付け)、収容所に到達した1945年初冬までに、夏服の日本人「31万人」が凍死・餓死したと算定できる。

4、ここでは詳述しないが、「東京裁判史観!」を絶叫する、小堀桂一郎、藤岡信勝、西尾幹二、櫻井よしこ、椛島有三など民族系は全て、ロシアKGB工作員か、ロシアと通じている凶悪な親ロ派か、隠れ日本共産党員かである。彼らは、ソ連の対満洲/対日本侵略の蛮行すべてを美化・正当化した東京裁判判決をデッチアゲた、ロシア裁判官(一名)/ロシア検察官(二名)の暗躍を隠蔽し幇助する目的で、1983年モスクワから持ち込まれたKGB製の真赤な呪文「東京裁判史観!」を叫ぶのである。

5、中川八洋『昭和天皇と靖国神社: 東京裁判は、日本の国益を毀損したか』第四章「ソ連検察官の存在は、東京裁判の最たる欺瞞──ソ連を裁かず、第二次世界大戦の真相を封印した世界」。

6、大櫛戊辰『殺戮の草原──満洲・葛根廟事件の証言』。

附記;対馬丸は日本側の過誤、留萌沖三引揚船撃沈は殺人鬼ロシアの8・22犯罪

 ロシアの対日戦争の開始が、世界大戦を終結させるためではないことは、ポツダム宣言受諾による停戦が発効した8月15日から一週間後の8月22日、北海道留萌市沖で、樺太から引き揚げる主に婦女子が乗船した引揚船三隻を、ロシアの潜水艦二隻が面白半分に魚雷を発射して撃沈したことでも明らかだろう。小笠原丸を攻撃したのはソ連海軍の潜水艦L-12号、第二新興丸と泰東丸を攻撃したのは同L-19号である。これらソ連潜水艦は浮上して魚雷を発射しており、爆雷投下などの反撃が無い民間船舶が相手であることを知っての攻撃であった。

 たまたま砲を搭載していた第二新興丸は(ソ連潜水艦は浮上しているので)応戦し、一隻に命中し、このお蔭で大破しつつも留萌港に入港できて沈没を免れた。泰東丸と小笠原丸は沈没した。三船の犠牲者は合計1708名の死亡だった。

 さて、『朝日新聞』2020年8月23日付けの記事。1944年8月22日に沖縄の学童を載せた陸軍輸送船「対馬丸」が米国潜水艦に撃沈された記事を掲載している。その見出しは、「撃沈から76年」「対馬丸 語り継いだ母の短歌」「教え子たち 暗い海に消えた」等である。死亡は1484名。

 だが、この対馬丸の記事、狂っていないか。対馬丸は九州から沖縄に兵器を輸送する軍用船であり、その撃沈は、米国と交戦中の1944年8月だから、米軍側は正当な戦闘行為をしたまで。一方、空荷で長崎に戻る軍用船に、タダだからと学童疎開の学童を乗船させたのは、頭がどうかしている。

 サイパン/グアムが陥落し、「翌1945年春には沖縄上陸作戦が始まる」は、沖縄の一般人でも常識だった。故に、在沖縄の陸軍は、絶対に安全な沖縄本島の北側の原生林に、校舎と寮を建設して、学童をそこに疎開させろと命じたが、沖縄人は食料を沖縄の北側に運ぶのは面倒だしお金もかかると拒否し、タダで面倒を見てくれる九州北部の農村への疎開を要求したのである。自分の子供の食費を倹約する(ケチル)ために福岡県辺りの農村疎開を希望したのである。

 一方、同じ8月22日だが1945年の終戦後、樺太からの引揚船であることを認識して、ロシア潜水艦は浮上して魚雷を発射した。標的が軍艦でないから反撃が無いと安心して浮上した。ロシア軍は、一般人を面白半分に皆殺しして楽しむ。これは、満洲での葛根廟「殺戮」事件(注6)を思い出せばよかろう。

 要は、朝日新聞は、米軍の正当な戦闘行為でも新聞購読者のお涙頂戴ができ、しかも「反米」キャンぺーンにもってこいだから、対馬丸事件を大仰しく記事にする。

 一方、国際法に違反する非人道のロシアの蛮行「第二新興丸/泰東丸/小笠原丸」事件は、ロシア様の日本人殺しだから不問にする。まさに、ロシア産の赤い人食いサメ数千匹が泳ぐ、築地の朝日新聞らしい、日本人の命に対する狂気の差別である。

 なお、「第二新興丸/泰東丸/小笠原丸」事件については、北海道新聞社編『慟哭の海』(道新選書)や吉村昭「烏の浜」『総員起シ』(文春文庫)などを是非とも読了して下さい。

                                          (2020年8月23日記)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です