“日本の逸材”杉田水脈議員を守れないなら、ML主義のフェミニズムで全身が腐蝕し脊椎喪失の日本国“死滅”は目前──日本経済を崩壊させ日本国民の倫理規範を剥奪した猛毒「男女共同参画局」解体に剣を抜く、日本国に射す一条の光こそ杉田水脈議員

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 杉田水脈議員の政務官“馘首”(2022・12・27)には、普通の健全な日本人の過半は驚いた。正しく公憤し相当に怒った見識ある者も多い。経緯を少し振り返ろう。

①杉田水脈議員が総務大臣政務官に任命されたのは、2022年8月12日。

②東京高裁の共産党員裁判官が、民事の伊藤詩織名誉棄損事件の関連で、「いいね」を押した杉田議員に、“名誉感情を侵害した”と難癖をつけ、55万円の賠償を命じた。同年10月20日。

③12月2日、杉田水脈議員潰しが、共産党と取引した岸田文雄(備考)の音頭で始まった。岸田文雄は、新任の松本剛明・総務大臣に、「大臣命令で杉田議員に過去の発言を謝罪・撤回させよ」と指示した模様。松本剛明は、自民党内でも目立つ左翼。思想信条の侵害は憲法違反にあたることを知りながら、赤い松本は、同志・福島瑞穂を応援すべく、部下の杉田水脈に恫喝的に「謝罪・撤回」を命じて、言論弾圧の片棒を担いだ。パワハラの極み。

 この日の午後の参議院予算委員会で、日本人拉致という“人権侵害の極致”強制連行の事実潰しに暗躍した北朝鮮人・福島瑞穂(東大在学中は共産党員、中核派の夫との事実婚で中核派にセクト変更)の攻撃に対し、杉田水脈議員は、「LGBTは生産性が無い」等を撤回し謝罪した。ブログの「チマチョゴリとアイヌ民族衣装のコスプレ小母さん」も削除した(12月6日)

④12月27日、共産党「反核運動」を担う岸田文雄は、案の定、河野太郎や野田聖子並みの共産党系の長谷川淳二(衆議院、当選一回生)に総務大臣政務官を任命すべく、杉田水脈を馘首。

(備考)岸田文雄は、共産党の運動「統一教会潰し」の救済法案の立法と、同じく共産党のLGBT運動を真正面から非難する杉田水脈議員潰しに協力する見返りに、共産党が支配する朝日新聞/毎日新聞/東京新聞ほかの岸田内閣批判キャンペーンを、G7開催の5月まで凍結する約束を共産党から取り付けたようだ。

共産党「言論撤回→辞職/解雇」戦術に対抗する方法は唯一つ、「撤回しない!」に固執すること

 “能天気な超アホ”日本人は、反日極左勢力が、言葉狩りlogocide(=人民裁判型の非難の大合唱)による共産革命運動に驀進している恐ろしい現実を知らない。知っても、日本人は人間性を喪失しており、正常な人格なら戦慄するのに戦慄しない。だから、日本人は、共産党と在日・北朝鮮人たちが、手を休めること無く、毎日毎日、何十年もやってきた、今般の杉田議員“cancel”という、恐ろしい“真実や正語”を抹殺する言葉狩りを等閑視する。

 要は、一億日本人が惰弱にも“言葉狩り”の許容や等閑視をすれば、明日には「日本が、自由で多様な見解や意見を口にできない暗黒の社会になる」のだが、そのような事態も想定できないのが、今や世界一のスーパー劣等民族になった現在の日本人。

 過去の発言等をほじくり返して不特定多数の皆で暴走する、言葉狩りlogocide人民裁判型吊し上げでの非難の大合唱は、今ではネットでも起きる事が多い。このこともあり、現在ではキャンセル・カルチャーと呼ばれるようになった。言葉狩りの標的となった被害者の多くが、解雇や契約解除などで“職をキャンセルされる”からである。杉田水脈議員の政務官解任は、まさしくcancel。日本も、キャンセル・カルチャーが猛威を振るう時代に入ったと言えるだろう。

 このキャンセル・カルチャーの猛攻撃から身を護り、自らの言論や思想信条を死守するには、絶対に、自分の過去の記述や発言を撤回しないこと。今般の事例で言えば、12月2日、杉田議員が松本大臣に仮に「NO!」と言えば、本件はそのままウヤムヤになっただろう。国民に(賛成・納得ではなく)理解できる政務官更迭の理由が岸田文雄には作れないからだ。が、撤回すれば、「間違ったことをしました」の証拠となる。

共産党が杉田議員の政務官解任を最優先とした理由は、「男女共同参画事業9兆円」暴きの阻止

 杉田議員の12月29日twitterを見ると、「男女共同参画事業を、総務省行政評価局の調査対象にしたいと考えていた」とあった。素晴らしい。杉田水脈議員は、日本滅亡の巨大悪性癌を発見した唯一例外の国会議員。

 日本国の再生は、内閣府「男女共同参画局」の解体・廃止なしには万が一にもあり得ない。1999年6月、霞が関の通常の官僚ではなく代々木の共産党が起草した、男女共同参画社会基本法は、“共産党系の○○非人”野中広務の手引きで、自民党内の反対派が抑え込まれて立法化された。私は、この後も、それ以前と同じく、一貫してこの法律の廃止と「男女共同参画局」の廃止を訴え続けた。

 日本最後の保守知識人である私のこの行動は、絶滅した佐渡島の国産朱鷺に似て、日本最後の日本国民の義務履行として記憶されるだろうと覚悟していた。が、今般、「男女共同参画局」が全国の全公務員に命令する日本共産化の司令塔&日本国絶滅の癌細胞大量生産工場であるのを知った、例外的な国会議員が二十三年ぶりに現われた。それが、杉田水脈議員である。

表1;日本が直ちに0円にすべき、100%共産党が浪費する共産革命専用予算ワースト・スリー

共産党支配の赤化日本に剣を抜く杉田水脈は、ソ連体制に一人抗したソルジェニーツィンの弟子?

 1999年の、私の政治活動を回顧しておこう。この年、年頭から、私は、三十名ほどの自民党議員を訪ねては、“男女共同参画社会基本法を絶対に潰して欲しい”と説いて回った。だが、何とも言えない「荒涼とした広漠な戦場で、折れた刀を手にとぼとぼ歩いている」絶望神と抱き合い心中している感に襲われ、冷汗が体中に流れていた。

 この表立って男女共同参画社会基本法に反対した三十名の自民党議員全員は、野中広務が取引で約定した国旗国歌法の制定で、その顔を立ててもらい、また噂では一人当たり二千万円ほどを手にしたと言う。仮に党内反対派が百名いたとして、二千万円なら僅か二十億円。こんなはした金、共産党が直ちに野中広務に渡しただろう。現在、男女共同参画事業と称する日本共産革命運動に税金年間9兆円がぶち込まれている。二十億円など額としてゴミ。

 1999年6月、男女共同参画社会基本法が成立した。この時、私の脳裏に浮かんだのが次。「これで遅くとも2050年前後には日本は共産党支配の国家になる」「日本の行く末は、ヒットラー・ナチの狂乱で廃墟となったドイツ1945年5月の光景ではなく、日本列島は支那人/朝鮮人/ロシア人が盤踞する多民族社会となり、海外逃亡する才能もなく英語もできない日本人はこれら他民族の奴隷となる」「海外に逃げ出せた教養ある日本人は世界を放浪するディアスポラとなり、地球のあちこちのゲットーで民族としての終末を迎える」「当然、日本列島上の日本の神社・仏閣の全ては、伊勢神宮をはじめ解体・焼却される」・・・・。

 このような近未来の日本の恐ろしい光景とは、端的に言えば、阿鼻叫喚の地獄絵で滅んだ1945年8月の満洲国と全く同じ。絶望と廃墟の光景が男女共同参画事業の行く末だが、これが眼前にパノラマ映画の如くに映し出されない日本人とは、ずば抜けて頭が悪すぎる。家鴨や豚並みの人間以下の家畜に等しい、知も思考も喪失した廃人である。

 日本民族の終末は、ローマ帝国が滅亡した光景や古代アテネの滅亡時の光景と同じものを想像すれば、ほとんど同一。私は、未来予見で外すことは万が一にもない。バーク、ハミルトン、チャーチル、マンネルヘイム元帥と同じ。とまれ1999年7~8月、私は“男女共同参画ショック”で精神的に参ってしまい、暑さに弱いこともあって、寝込んでしまった。

 この1999年6月から二十三年、杉田水脈議員が、男女共同参画事業に斬りこむ政務官として、登場した。まさに、日本国の救世主としての登場。杉田議員は、「男女共同参画」の旗さえ立てれば、無制限に日本国破壊のドンチャン騒ぎに湯水のごとくに税金が振り込まれる「男女共同参画事業」(正しくは「赤い女たちによる共産革命事業」)という、反日政策の全貌を暴こうとしたのである。この暴きが成功すれば、次段階に、国民挙げての男女共同参画社会基本法の廃止運動となり、共産党の“共産革命司令塔”「男女共同参画局」の解体廃止へと事態は進む可能性があった。

 故に、共産党も朝鮮総連も、杉田水脈議員の存在それ自体を決して許すことはない。杉田議員へのネットの大騒ぎバッシングも、国会における福島瑞穂などの北朝鮮人女どもや共産党員女どもの、いっせい金切りの絶叫は、起こるべくして起きた。ウクライナならぬ杉田議員を標的とする数千本のミサイル攻撃は、この男女共同参画という猛毒フェミニズムで瀕死となった日本を救わんと登場したジャンヌ・ダルクへの、戦場における集中攻撃だと譬えてもよかろう。

 杉田議員からすればジャンヌ・ダルクではなく、ソ連体制をたった一人で非難したソルジェニーツィンであろうか。確かに、日本は自由社会の形容を見せてはいるが、実態は準・共産体制の国。つまり、日本とは、まさに共産体制“途上”国。杉田水脈議員とソルジェニーツィンの立ち位置は酷似している。この意味で、杉田水脈議員を護る理論武装の一つとして、ソルジェニーツィン『自由への警告』(新潮社)の一読を、このブログの読者諸兄には薦める。

“大衆の狂気”が吹き荒れる欧米より深刻な、“赤い国会議員&官僚の狂気”が跳梁跋扈する日本

 2022年12月の“杉田水脈議員バッシング”の大合唱事件を振り返ると、欧米でも吹き荒れているcancel‐cultureなどの“大衆の狂気”と、日本における“共産党の狂気”“(福島瑞穂など)「女」在日朝鮮人の狂気”“(北海道アイヌ協会など)自称アイヌの狂気”との近似性と相違性とが浮かび上がる。前者・欧米の“大衆の狂気”は、ズバリこれをタイトルにしたマレー『大衆の狂気──ジェンダー、人種、アイデンティティ』(徳間書店)という超ベストセラーが見事に摘出している。必ず読むこと。

 だが、日本の場合は、内閣府「男女共同参画局」が司令塔となり、毎年9兆円の活動資金を流して煽動しているように、政府自体が行政権力を揮って狂気を国民に強制している。つまり、“大衆側からの《狂気の行政》要求”が特徴である欧米とは、同じではない。日本を粉塵に破壊し尽くしている、日本の“LGBT、女性を絶対者とするジェンダー、アイデンティティ”問題は、上からの強制と下からの狂気のサンドウィッチで、刑務所内の如くにやりたい放題。これは、ヒットラーのナチ体制に同一。

 すなわち、日本における“狂気に暴走する大衆”は、マレーの説く「大衆」よりも、ハンナ・アレントが分析する『全体主義の起源3』第一章の「大衆」に近い。杉田議員を護る読者は、先ずマレー『大衆の狂気』を熟読し、次にはアレントの方にも手を伸ばされたい。

(備考)ダグラス・マレー『狂気の大衆』の大衆論は、ル・ボン『群集心理』やオルテガ『大衆の叛逆』の系譜。マッケイ『狂気とバブル』(1841年)も同じ系譜。アレントやレーデラー(『大衆の国家』)の大衆論とは別系統。

LBGT運動は、健常者に「LGBTは無謬の神なるぞ、畏れよ、平伏せ」を強制するカルト宗教運動

 杉田水脈議員がLGBT批判を発表したのが、『新潮』2018年8月号(7月18日発売)。この後、お決まりの、日本共産化に爆走している“赤い気狂い集団”共産党員/在日・北朝鮮人が、一斉に、杉田議員に襲い掛かって罵詈讒謗を集中砲火。杉田論考を読んだ時の私の印象が次。

第一。杉田議員は偉い。共産党の革命運動の一つに毅然と特攻。が、猛反撃に耐えられるかな?

第二。杉田議員論稿には、大きなミスが一つある。ヤバいぞ、敵はここを衝いてくるゾ。

 具体的に言えば、58~9頁「LGBTのカップルは子供をつくらない。つまり生産性が無い。そこに税金を投入してよいのか」と、LGBTを直截非難。これは、断固絶滅させるべき“LGBT運動”“LGBT《聖者》報道”を攻撃する、正統的な論戦方法から逸脱している。LGBT非難と“LGBT運動”非難には天と地の相違がある。が、杉田議員はこの峻別をしていない。危険極まるミス。

 確かに杉田論稿全体は、60頁に「LGBTを(さも聖者かに“よいしょ”と持ち上げる)朝日新聞の異常な報道姿勢はいったい何か」「一般の国民が普通であること(=慣習や伝統で形成されている世間の常識)を見失っては、社会秩序が破壊されます」(丸カッコ内中川)とあるから、その論旨においては“LGBT運動”非難となっている。が、 “LGBT運動”非難に集中させるべき論考の中に、不用意にLGBT非難を含めては、“言論の自由《圧搾》に殺人・暴力何でもありの狂カルト宗教団体”共産党だから、杉田議員に対し脅迫的な中傷誹謗が雨霰と降り注がれる、そのような格好の餌食になると、私は大いに懸念した。

(備考)L/Gは子供を作れない。Bは子供を作ることが現実にある。が稀。これは有森裕子の夫(B)との結婚十三年間などが証明。“はるな愛”等に代表されるTで、子供を作ったケースを私は聞いたことが無い。要するに、杉田発言「LGBTは生産性が無い」は医学的に99.9999%正しい。医学的真理と言って不都合はない。

第三。自国民ジェノサイドを宗教ドグマとする共産党主導のLGBT運動は、日本国民の平穏な生活を保障している慣習に依拠する社会秩序を全面破壊して、日本人から価値観も人生の指針も奪って、錯乱と自傷にのたうつ狂人に人格改造することが目標。が、杉田論文には、この核心部分がほとんど論及されていない。

第四。LGBT運動は、人間を男性と女性とに医学・生物学的に分類するこの分類を否定し、医学のない/生物学のない宗教ドグマ“反・科学”を狂信する、社会から科学を剥奪して“空無な廃墟状態”に社会を叩き落すポスト・モダンの影響が濃厚に強烈。が、この知識を欠く杉田議員は、ヘルメットも防弾チョッキもつけず、ライフル銃一丁で戦場を走り回る新兵に似て、残虐なる共産党や獰猛な北朝鮮人の敵弾を受けるのではないかと、心配した。

 端的に言うと、杉田水脈議員は、日本のLGBT運動の経典であるフーコー『性の歴史Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』をパラパラも読んでいないから、共産党の総反撃にあえば太刀打ちできないのではないか。杉田水脈議員を学的に援護できるのは日本には私たった一人しかいないが、私は面識が全くない。今後の推移を、遠くからハラハラ見守るしかなさそうだナ・・・。

第五。共産党はゴリゴリのマルクス・レーニン主義だから、上層のポスト・モダンの下は、マルクス・レーニン主義の厚い層がある。この“思想の二枚重ね”がLGBT運動の特徴。つまり、LGBT運動の土台はマルクス・レーニン主義。ために、共産党や朝日新聞のLGBT運動キャンペーンは、「LGBT」をかつての「プロレタリアート」と同じく、“崇められるべき神”にする。要するに、上記キャンペーン「大多数の健常者の日本人よ、1~2%未満のLGBTに対して、神に平伏すがごとく、叩頭せよ、恐れ戦け」との煽動は、マルクス『共産党宣言』(1848年)など、古色蒼然のML主義のドグマ。が、杉田議員は、この敵状を認識しているのだろうか。

知を腐らせ妄想症と狂人に人格を改造する“世紀の阿片”ポスト・モダン洗脳が、LGBT運動の目的

 『新潮45』2018年8月号に発表したLGBT論稿を、杉田議員は一文字も撤回すべきではなかった。LGBT運動をなす“狂人”である反日極左どもは、ほとんどが本物のLGBTではない。レインボー集会は、広告塔で本物のLGBTに妄言奇論の戯言をしゃべらせているが、そのほとんどは性的健常な共産党員や朝鮮人たちがドンチャン奇声をあげるダンス・マカブルの大集会。

 こうも言える。LGBT運動とは、LGBTとは何の関係もない極左勢力が、われわれの正常を保障している“慣習の上に成り立つ自由ある社会秩序”を全面破壊するのを目的とした暴力革命。よって、これに対抗するには破防法を改正し、LGBT団体を過激暴力団体として追加した新・破防法で粉砕するほか手が無い。杉田論文は、この新破防法の制定を導く探照灯だった。杉田水脈議員は、後続のLGBTバックラッシュ(backlash、rolling-back)部隊に檄を飛ばす大型スピーカーだった。

 それはともかく、“狂気”と破壊主義(ヴァンダリズム)に浮かれたLGBT運動の狂人たちは、上記で述べた二枚重ね“狂”カルト宗教ドグマのうち、主に上層のポスト・モダンで行動している。これに断固対抗するには、一般の普通の日本人も急いで、ポスト・モダンに特段に精通する必要がある。今般、良書が出版されたので、必読書として紹介したい。ブラックローズ他『社会正義はいつも正しい──人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造の全て』(早川書房)

 この『社会正義はいつも正しい』を、日本に唯一冊しかない日本人によるポスト・モダン思想非難の著作、中川八洋福田和也と魔の思想(清流出版)と一緒に読めば、おおむね猛毒麻薬ポスト・モダンの狂気とスーパー有害性が理解できる。尚、上記の『福田和也と魔の思想』は、売れるようにと元来のタイトル『“魔の思想”ポスト・モダンの解剖』を、日本における“ドゥルーズ狂”福田和也に代置した。が、同書は福田和也を材料にした、あくまでもポスト・モダン批判の入門書。

 この二書を読破した諸兄は、ソーカルほか『知の欺瞞』も読まれるのを薦めたい。なお、私はポスト・モダンを、文章が明晰なフーコー『狂気の歴史』『監獄の誕生』『知の考古学』『言葉と物』の四冊を読了した時点で、ポスト・モダンをほぼ正確に理解した。諸兄も、この四冊から始められてはどうだろう。この方が、ポスト・モダンを完全理解する早道かも知れない。

 ポスト・モダンとは、正常な人間を狂人に改造する猛毒阿片として、フーコー/ドゥルーズ/デリダ/リオタールらによって、1968年以降、発明された新・毒薬(=狂気の新・学問ジャンル)。それは、通常の人間を、正常に機能している“現実の自由ある良き社会”をダイナマイトで粉砕する暴徒に変貌させるための人格改造麻薬。

 具体的に言えば、慣習や民族文化の上に構築されている、道徳を伴う自由な社会を、ドグマ“オレ様は神様”主義(これが用語「アイデンティティ」の意味)を吸飲した気狂い共産党員や在日の狂コリアンに叫び続けさせれば、それらと対話した普通の正常な日本人は、狂って自由社会の根底たる慣習・道徳・倫理を粉塵に砕く狂気に暴走し始める。当然、自由社会は空中分解的に死滅する。これが、猛毒麻薬ポスト・モダンorポスト・モダン変異株の働き。

 だから、LGBT運動は必ず「俺たちの話を聞け!」と怒鳴る。対話の強要。話を聞けば、賛成でなくとも、その麻薬が健常者・正常者の脳内にしみ込む。彼らの狙いはこれ。対抗するには、LGBT運動をする狂人たちと決して対話しないこと。これが縄文時代・弥生時代から続く伝統と慣習に基づく普遍的価値に立脚する日本国を護る確実な方法。そして、正常な日本人は、LGBT運動家を精神病院に収監する立法に専念すべきである。新・破防法で、それらの運動団体を監視・解体することを急ぐべきである。むろん、共産党の非合法化は直ちにせねばならない。ならびに、国会議員は四代まで遡って朝鮮人でないことが証明されなければ、即時失職する法律を、急ぎ制定せねばならない。

国家社会の安定を破壊する共産革命“麻薬”「多様性」──慣習・伝統の尊重なくして自由なし

 ポスト・モダンの狂気性は科学を全否定し破壊する、その超野蛮な反・科学に明らか。ポスト・モダンであるLGBT運動のうち、TやQは、この医学破壊/生物学ぶっ壊しが主眼として考案された“純粋な共産暴力革命”。なぜなら、LGBは生物学の男性・女性の分類を認めるが、T(トランス・ジェンダー)は、男性・女性の性区分は存在しないとの反・生物学を政治闘争する。

 トランス・ジェンダーの分野では、それを信仰する狂人医者によって性転換された者のうち、かなりは自殺。また、トランス・ジェンダーによる性犯罪も後を絶たない。前者の例として、『ブレンダと呼ばれた少年』(無名舎)が邦訳されている。また、『大衆の狂気』も44歳で安楽死を選択したベルギーで起きたT事件を紹介している(334~5頁)。Tの性犯罪の事例として、本ブログ2021年6月3日upのこれからの日本では“女装LGBT”カレン・ホワイト性犯罪が多発するを読まれたい。

 つまり、共産党がトランス・ジェンダーを神格化するのは、それによって日本人から普遍的な生物学の学問を剥奪し、生物学・医学を脱構築するからである。父親が北朝鮮人二世の共産党員・稲田朋美が特段にトランス・ジェンダーに拘ったLGBT法案を提出せんとしたのは、“敵国人”稲田朋美は日本人から知を剥奪し、日本人をして、夢遊病者or記憶喪失と同様な思考劣化を企図していたからである。日本人の廃人化、これが“赤い悪魔”稲田朋美の政治アジェンダだった。

 LGBT運動は、男女共同参画という名のフェミニズムとともに、日本共産革命の二大“赤い弾丸機関車”。日本共産党が、これを日本から叩き出そうとする動きにはビリビリしており、僅かでも許さない。一方、杉田水脈議員は、この男女共同参画事業とLGBT運動の双方に、果敢に突撃した。第二のジャンヌ・ダルクというより、まさしくソルジェニーツィン型の勇者であろう。

 男女共同参画事業とLGBT運動という、二つの共産革命に対する正しき正義の攻撃をかわすため、“悪の権化”共産党が駆使する“罵倒用の呪文スローガン”が、「差別!」「差別主義者!」「へイト・スピーチ!」。2022年12月、杉田水脈議員は、この“罵倒用の呪文スローガン”をどのくらい浴びたのだろう。特に、12月2日の、“対日ヘイトの塊”コリアン福島瑞穂の、杉田議員への罵倒は限度を超えていた。「差別!」「へイト!」の連発。聞いていてムカつき、お前の『産まない選択』は何だ。こんなべラボウ悪書こそ日本国への差別! 日本人へのヘイト! と、私はテレビ画像の前で絶叫してしまった。

 そして共産革命側の罵倒語「差別主義者!」「へイト・スピーチ!」をさも学術的であるかに化粧したのが「多様、diversity」である。この悪魔語「多様」は、共産党が国連で創ったかに“言葉ロンダリング”をしているSDGsの中でも独立項目になっている。「多様」は社会解体を確実にする“社会解体の劇薬”。生物学用語に“生物多様性”があるように、野生動物も植物も多様であるが故に社会を形成できない。

 SDGsの「多様」は、真正面からかつてのレーニンの暴力革命と同じ社会解体効果をもたらす共産革命語として発明された。「アイデンティティ・ポリティクス」=「ポリティカル・コレクトネス」では、LGBTを嫌悪する正しき人間の嗜好や自然的感情を“性差別だ!”“ホモフォビアだ!”と難詰するように、多様を認めない時代遅れ野郎! との、「多様」を社会解体の“万能の神”と喝破している。

 つまり、「LGBを旧来の慣習の枠内に戻そう」「Tを危険視しよう」という最も健全な見識を、共産党が「多様に違背する!」と絶叫調で罵るのは、社会解体ができなくなるからである。日本国を保守し子孫に相続させていく義務を果さんとする正しき日本人は、LGBT運動を粉砕するとともに、赤い悪魔語「多様」を撲滅しなくてならない。それが、正しい保守主義の精神である。

(備考)内閣府は、企業に対して、労働者や労働環境を多様化すれば企業収益が上がるなどとの甘い言葉を投げかけているが、今では内閣府官僚の九割が共産党員で、日本経済の崩壊と私企業の破綻的消滅を目指し、この「多様化」を推奨している。機会があれば、詳細な分析論文を出す予定。

附記1;「アットウシのコスプレを着た非アイヌ」を撤回すべきで無かった杉田議員

 杉田議員は、現在の嘘アイヌだらけの北海道の真実を伝える「アットゥシを着た、コスプレ嘘アイヌ」についてのブログを削除すべきではなかった。犯罪を指摘することは公序良俗や国防の域にあり、差別やヘイトとは全く無関係。

 日本がなすべきは、①縄文人が八千年間も北海道の先住民族であったのに、アムール川から侵略したシベリア少数民族アイヌを「先住民族」だと嘘八百の捏造歴史をもとに立法された「アイヌ誇り尊重推進法」(2019年、表は菅義偉と鈴木宗男が牽引。実際には、代々木の共産党本部で起草された100%共産党製の法律)の即時廃止、②嘘歴史満載の白老ウポポイをダイナマイトで爆破解体すること、ならびにこの跡地に、毒矢で他民族を殺人するアイヌに虐殺された擦文期・日本人十万人の慰霊碑を建立すること/室町時代にコシャマインに虐殺された渡島半島南端の日本人一万人以上の慰霊碑を建立すること。③北海道アイヌの中にはロシアの北海道侵略を手引きしている者も多い。アイヌの日本国籍を剥奪しシベリア追放する措置も急がねば、北海道は守れない。ウクライナの二の舞は避けねばならない。

附記2;新・政務官の長谷川淳二は、民青出身の共産党員。

 大臣であれ政務官であれ、更迭人事で「新」がその就任挨拶で、「旧」を罵る、長谷川淳二のようなケースを、私は1970年から政界を五十年以上ウォッチしてきたが、知らない。長谷川淳二は、学生時代から教条的な共産党員なのを丸出して、12月28日、杉田議員を事実上名指しし、「不当な偏見や差別はあってはならない。多様性や個性を尊重し、弱者に寄り添った行政を推進する」と、共産党行政を行うと宣言した。長谷川淳二の“真赤な正体”暴きは、もっとすべきだが、今回はここまで。

(2023年1月10日記)

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