岸田文雄よ、防衛大臣を小野寺五典/外務大臣を高市早苗に替え、両名を直ちにキーウに派遣せよ──ウの勝利を左右する“戦略要地バフムート死守”に不可欠な《陸自の「10式戦車」五十輌/「日本版ゲパルト」二十輌/「歩兵戦闘車」六十輌》供与を手土産に!

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筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 今から2500年以上も昔、紀元前五世紀の古代ギリシャに、岸田文雄の対ウ外交を「コウモリ外交」と侮蔑した先見者がいた。この賢者の名はアイソーポス。英語読みでイソップ。奴隷上がりの語り部。

 コウモリ外交とは、獣と鳥が戦争していた際の“卑怯なコウモリ”の行動を揶揄する言葉。まさに岸田文雄の外交を表現する、ぴったりの言葉。

 “獣鳥戦争のコウモリ”をテーマとしたイソップ寓話の概意が次。鳥が優勢な時には「私(岸田文雄)は羽があるから鳥です」と鳥側につき、獣が優勢な時には「私(岸田文雄)は毛で覆われているから獣です」と獣側についた。戦争が終わった時、鳥側はコウモリを卑怯者と指弾して付き合わなかった。獣側もコウモリを卑怯者と指弾して付き合わなかった。ためにコウモリは、獣にも鳥にも顔を見られないよう、外に出るのは夜だけになった。

 岸田文雄は、露烏戦争が終わったら、ロシアともベタベタの友好関係を持つべく、プーチンに対「烏」侵略戦争の軍資金として、今尚サハリン1&2から撤退せず、年間、数千億円の代金をロシアに手渡している。同時に、“怪人二面相の鵺”岸田文雄は、ウクライナに形だけの人道資金を手渡している。その金額は数百億円。対ロシア数千億円の十分の一。いや、戦争は2022~3年の最低二年は続くから、岸田がロシアに与える侵略用“軍資金”は一兆円をはるかに越える。戦争被害者のウクライナには、岸田文雄は、その二十分の一しか助太刀しない。

 ウクライナからの再三の要請にも拘らず、サハリン1&2からの撤退をせず侵略ロシア側に付いているコウモリ岸田文雄は、自民党随一のKGBロスケで“KGB第一総局の自民党細胞”「日露協会」の理事長・西村康稔を経産大臣(「対ロシア経済協力大臣」も兼務)に任命した。賢者イソップが、岸田文雄を指弾すべく創作した「蝙蝠外交」の寓話は、まさしく至言で岸田文雄への鉄槌。

国際法は「第三国は戦争当事国いずれかにつくかor局外中立」を前提。「いずれとも友好」を否認

 岸田文雄は低学歴の“赤い白痴”だから、国際法を一㍉も知らない。国際法に中立法規があるのは、国際法は、戦争がこの地球上に発生したら、“全ての国家はどちらかに付け!《漁夫の利を得んと我関せずor双方に良い顔をする》は狡賢い卑劣な行為”と難じる騎士道から形成された。

 ために、国際法の中立法規は、「全ての国家はどちらかに付け!《漁夫の利を得んと我関せずor双方に良い顔をする》は否定さるべき狡賢い卑劣な行為」の大鉄則を踏まえ、中立国に一方的に義務のみ課す。中立国にはいかなる権利も付与されない。が、無知蒙昧な岸田文雄は、戦争当事国でない局外中立国に対する、この“中立法規の厳しい義務規定”を知らない。

 それどころか国際法は、「戦争当事国の双方にいい顔をするコウモリ外交を弄ぶ狡猾な国家の存在を認めない」“高度な倫理”を根底に潜めている。が、“劣等生”岸田文雄は、このような学的教養を欠く。だから岸田文雄は臆面もなく、“戦争当事国の双方にいい顔をするコウモリ外交”をなしている自分を、「俺様はなんと頭がいいのだろう」と、自分に恍惚。「正義観/道徳心/最小限の国際法の知見」も有さず、「ロシアの対日侵略の意図」も気づかない岸田文雄のスーパー白痴は、死んでも治らない。誰か、イソップ寓話「卑怯なコウモリ」を、“IQ三歳児”岸田文雄に読んであげて!!

ウクライナの要請「戦車三百輌/歩兵戦闘車六百輌/榴弾砲五百門が不足」を無視の“悖徳”日本

 さる12月15日発売の英国『ECONOMIST』誌に、ウクライナ軍の総司令官(参謀総長)ザルジニー氏は、実際には12月3日の発言だが、二点、世界にアピールした。第一点。ロシアは2023年1~2月にも、首都キーウ侵略・占領を図る可能性が高いと、現在の逼迫する情況を世界に喚起した。

 実際にも現在、キーウに隣接するベラ・ルーシには、ロシア精鋭二十万人の大部隊が集結している。しかも、このロシア陸軍の大兵力は、今、ウクライナ国境方面にゆっくり移動中。また、ルカシェンコ大統領に本格的な参戦を強制する脅迫としてプーチンは、その股肱の外務大臣を毒殺した(11月26日)。ベラ・ルーシは、既にその空軍をプーチンに差し出すのを了解した。場合によっては、陸軍七万五千人も差し出すだろう。

 ザルジニー総司令官「発言」の第二は、「侵略者ロシアを倒せる。そのためには、戦車五百両、歩兵戦闘車六百~七百輌、榴弾砲五百門が必要だ」と述べ、自由社会の友邦各国に、武器供与を強く要請したこと。この要請は、日本でも12月15日以降、広く知れ渡った。が、岸田内閣は、全く動こうとはしない。馬耳東風と聞き流している。“赤い白痴”岸田文雄には、道義も道徳感情も知性も、何もかも存在しない。

  “窮地の友を見捨てる”日本国のこの怯懦な無関心は、まさしく美徳“義を見てせざるは勇無きなり”をかなぐり捨てる“反・道徳の極み”。非文明社会の野蛮人がなす暴虐な行動と本質的に同一。自由とは、道徳を伴ってこそ正しい自由になりうる。道徳を伴っていない自由を“放縦”という。

 日本が自由社会の一員たる“本当の自由を貴ぶ国家”なら、日本は法的正義と道徳を規範とする道義外交に徹すべきである。日本は、ザルジニー総司令官の要請に応える以外の道を万が一にも選択することはあってはならない。

バフムートは“日本の英雄”ドブレ氏が戦死した日本の聖地。ここを守り抜くのが日本国民の使命だ

 12月15日のザルジニー総司令官からの武器供与要請より一ヶ月前の11月9日、日本は対ウクライナ武器供与を決断し敢行すべきであった。具体的には、陸自の「10式戦車五十輌、日本版ゲパルト二十輌、歩兵戦闘車六十輌」を、日本は、この11月9日、バフムート防衛用として、在日米軍に、C5で急ぎウクライナにピストン輸送してもらうべきであった。

 なぜなら、この11月9日、日本人義勇兵「ドブレ」氏が、最激戦地バフムートで、ロシア軍の迫撃砲に直撃され壮絶なる戦死を遂げられた。日本中が驚愕と追悼に包まるべき日が11月9日である。12月9日は月命日で二回忌に当たる。私は、簡素な法要を行った。

 そして、その一週間後の12月15日、政府も日本国民も、ザルジニー総司令官の“武器を送れ”の要請を知った。ならば尚の事、この日をもって、日本は(日露戦争時の二〇三高地に相当する)“戦略的要衝の地バフムートを死守しよう”“ドブレ氏の戦死を無駄にするな”“ドブレ氏の最期の思い《バフムートよ、安泰たれ》を、代わって果そう”の声に包まれるべきであった。

 が、日本には、このような正しき道義の倫理も、美しき道徳の精神も、片鱗無きほどに消え去った。それらの臭いも煙も漂ってはいない。反・道徳/反・正義の“大量殺人狂のカルト宗教団体”共産党が占拠する真赤なテレビ・新聞からどっぷり洗脳され、一億乞食と化した一億ゴロツキ日本人の腐臭を放つ「値上がり電気代分を補填しろ」の“物乞いの声”だけが、日本中を木霊した。

 “日本人憎悪狂の赤サイコパス”安倍晋三は、日本人から道徳を剥奪し日本人を世界人類中で最低のゲス人間に改造する“悪魔の治政(=反・政治)”を八年間(2012年末~2020年9月)も行なった。その結果は実を結んだ。2022年の日本人は、「ウクライナは電力生産インフラを侵略国家ロシアのミサイルに破壊され、電気の無い生活を強いられている。我ら日本人もウクライナ国民の苦しみを分ちあい、“電気代一割アップ分の電気の使用を一割節約しよう”“電気を消して、ろうそくの薄明かりで食事をしよう”“暖房しない時間を一日二時間設けよう”」等の言葉を一言も発しなかったからだ。日本人が、かくも人非人と化したのは、安倍治政の見事なる成果ではないか。

 “赤サイコパス”安倍晋三の“悪魔の治政(反・政治)”は、安倍晋三の稚児で“暴力団の成り損ない”萩生田光一が、自民党政調会長であるのに、「ウクライナの人々の苦しみを分ちあい、電気使用量を一割減らそう」運動を提唱しなかった事実に十全に証明されていよう。そればかりか、血も涙もない暴力団が本性の萩生田光一は、道徳無き“人非人”安倍晋三の継承者らしく、政府が補填などすべきではないトンデモ「電気代値上げ分補填」という、自分たち国会議員の選挙対策=私利私欲に暴走し、六十年後の子孫から三十兆円を恐喝して巻き上げる補正予算を国会通過させた(これを経済学では「子孫虐待」という。日本の将来に起こる現実を鑑みれば「子孫殺人狂の予算」が適切語)

 脱線はここまで。話を、“バフムート防衛への日本の義務”問題に戻す。

 バフムートは、人口七万人の小都市だが、ドネツク州の州都「ドネツク」奪還のためにも、ルハンシク州の第二の州都「セベロドネツク/リシチャンスク」の奪還にとっても、絶対不可欠な戦略的要地。だから、侵略ロシア軍は去る6月末、セベロドネツク/リシチャンスクを攻略に成功するや、そのドンバスに展開していた主力兵力を直ちに、このバフムート攻略に振り向けた。州都ヘルソン市から撤退した占領ロシア軍のうち精鋭部隊も、直ちにバフムート戦線に投入された。

 簡単に言えば、日本が日露戦争に勝利するに203高地の奪還が絶対不可欠だったが、バフムートは、この203高地に当る。だから、ゼレンスキー大統領は、米国での議会演説の直前、危険な激戦前線バフムートに立ち寄り兵士を激励し、そこで兵士達が米国への感謝を寄せ書きしたウクライナ国旗を受けとりペロシ下院議長に、535名の米国上下両院議員の見守る中、手渡したのである。

 また、ゼレンスキー大統領は米議会演説で、バフムート以外の都市名には全く言及しなかったが、バフムートだけは五回も言葉にした。そして、バフムートの戦いを、米国独立戦争の“1777年のサラトガの戦い”に準えていた。私は、ゼレンスキー演説のこの箇所を聞きながら、203高地での乃木希典将軍の次男・乃木保典(歩兵少尉、陸士15期)の戦死に思いを馳せた(1904年11月30日、享年22歳)

 今も、旧203高地の戦場史跡地に、『乃木保典戦死之所』の石碑が立っている。ドブレ氏が戦死したバフムート東側の戦場に、ウクライナが戦勝した後になるが、同じような「ドブレ氏戦死之所」の石碑を立てるのが、日本国民の義務だし、私の役割だと考えている。この時は、遺族の承諾を得て、本名にしたいと考えている。

武器供与の自衛隊法改正をしなかった浜田靖一は日本の恥。防衛大臣“失格”。閣外に去れ!

 バフムートを死守できるか否かが、ウクライナ東部戦線の帰趨を定める以上、このバフムートを死守し、一日でも早くウクライナ陸軍をして州都ドネツクおよび第二州都セベロドネツク/リシチャンスクに向け進撃させねばならない。それも、ロシアの二十万人という大規模地上軍がキーウ占領に向けて出立する2023年2月の大攻勢の前でなければならない。とすれば、日本は、バフムート防衛のため「戦車、多連装ロケット機、歩兵戦闘車輌、日本版ゲパルト」を可能な限り多く、ウクライナ陸軍に緊急に全速をもって送付しなければならない。

 少なくとも、「10式戦車を五十輌、日本版ゲパルト(87式自走高射機関砲)二十輌、89式歩兵戦闘車六十輌」は、最低限、日本がウクライナに今直ぐ送るべきものである。尚、私は国際的には平均的な常識人だから、迂闊にも陸自には89式歩兵戦闘車が二千輌ほど配備されていると永年思い込んでいた。が、陸自には何と六十八輌しかない。北海道と新潟を防衛するために、防衛省は、89式歩兵戦闘車に改良を加えて、直ちに千輌を増産されたい。

 このような日本の武器供与に関し、日本の政界では動きが鈍い。それは、保守を演技しているコミュニスト・安倍晋三が自衛隊法「116条の3 第一項」を策定するに、志位和夫を越える本性の凶悪共産主義者を剥き出し、「武器(弾薬を含む)を除く」の十文字を挿入したからだ。

 岸田内閣は、2022年3月の通常国会に、この十文字を削除するだけで済む自衛隊法改正を提出しなかった。岸田文男の“赤い白痴”の“卑怯なコウモリ”ぶりには、ほとほと愛想が尽きる。ならば、この秋の臨時国会で、ハマコーのヤクザ性を相続した強面の浜田靖一が、このドブレ氏の戦死とバフムート防衛の苦戦の情況を反転させるべく、この自衛隊法116条から十文字削除をするかと思えば、何一つしなかった。全くの無為に徹したのが、浜田靖一であった。

 浜田靖一の正体は北朝鮮系で山本太郎と酷似する反日。だから浜田靖一は、平然とウクライナを見捨てる本性を露わに、現・自衛隊法を盾に、武器を絶対に送らない反・正義/反・道徳の“ヤクザ型の極道”を日本国の外交としたのである。浜田靖一は、防衛大臣失格! 浜田靖一よ、日本から出て行け!

習近兵に叩頭したく中共訪問を企てた対中売国奴・林芳正の馘首と同時に、浜田靖一も馘首せよ

 今般、日本の国益を利することだから日本にとっては神佑だが、リンホウセイの身にとっては災厄が訪れた。それはエゲツナイ対中売国奴リンホウセイが、日本国を貶めることを厭わず土下座していい/靴を舐めていいから、一度だけ習近平と握手をしたいとの非理の願いから、用もないのに北京詣でを試みたが、相手側の王毅外相は「お前なんかと誰が会うものか」と、最も無礼千万な非・外交用語でケンモホロロ。

 いずれは日本人を殺しまくるテロリスト予備軍の中共の留学生を“日本の宝”と妄想する、“対中売国奴の気狂い”岸田文雄の外務大臣らしく、林芳正もまた外務大臣失格! “卑怯なコウモリ”岸田文雄内閣は、その閣僚が軒並み欠陥大臣ばかり。空中分解ならぬ空中落下中が、岸田内閣の現況。

 仮にも“赤い白痴”岸田文雄が2023年も総理を続け、その内閣が続くなら、最重要な対ウクライナを含めて日本外交はハチャメチャに迷走する。道義性や法的正義性に基づかない日本の外交姿勢が、世界に白日の下に曝され、日本外交に最も重要な日本国の信用はガタ落ちする。そこで岸田文雄に言上する。

 最低でも、防衛大臣を浜田靖一から小野寺五典に替え、外務大臣も林芳正から高市早苗に替えよ。そうすれば、世界が注目している日本の「対ウ外交/対ロ外交/国防力の数倍強化(現在の超・弱体国防態勢の改善)」は、大幅に正常化される。この二大臣ポストの内閣改造があると仮定して、新・防衛大臣の小野寺五典が絶対にやるべき事柄を、ここに指摘しておく。小野寺五典よ、防衛大臣になったら、いの一番に断行されたい。

 それは、超法規で「10式戦車を五十輌/日本版ゲパルト(87式自走高射機関砲)二十輌/89式歩兵戦闘車六十輌をウクライナに2023年1月中に送る」ことをやってのけること。つまり、自衛隊法第116条の3の改正は、通常国会で二ヶ月遅れの3月にすればいい。侵略されているウクライナを救うことは緊急に日本国がしなければならない道義であり正義である。法律が不備だからと手を拱くこと自体こそ、日本国には許されていない非理非道の暴挙である。

 これは刑法第233条の緊急避難から演繹される“緊急避難の法理”と言うべきもので、この「10式戦車を五十輌/日本版ゲパルト(87式自走高射機関砲)二十輌/89式歩兵戦闘車六十輌をウクライナに2023年1月中に送る」ことが、たとえ自衛隊法116条の3に違反するとしても、その違法性が阻却されるからである。つまり、この「10式戦車を五十輌/日本版ゲパルト(87式自走高射機関砲)二十輌/89式歩兵戦闘車六十輌をウクライナに2023年1月中に送る」超法規外交は、法律学的に容認される。

 仮にも、2023年3月に、自衛隊法116条の3の改正が否決されたら、小野寺五典よ、傲然・毅然と防衛大臣を辞任すればいい。この辞任が通常の大臣辞任と大いに相違するのは、ゼレンスキー大統領の感状をはじめ、米国その他世界の主要国から絶賛の嵐に包まれる事態が発生すること。つまり、世界の称讃を浴びる大臣辞任。ために小野寺五典は、一気に総理への階段を駆け上る。ポスト岸田の総理の座が、棚から牡丹餅に小野寺五典に転がり込んでくる。

 これから十年の日本の総理職は、高市早苗と小野寺五典が交代でやっていくのが、日本の国益だし世界の平和と安定とヒューマニズムに日本が貢献するための確実な第一歩となる。                                            

(2022年12月25日記)

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