ロシアの領空侵犯にもプーチンの辺野古発言にも抗議せず、ただ容認の安倍晋三は、“日本のロシア属領化”を加速中

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 筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 大東亜戦争を肯定する民族系とは、昭和天皇暗殺に執念を燃やした靖国神社の“赤い宮司”松平永芳や日本亡国を祈祷する林房雄を挙げるまでもなく、スターリン崇拝を源流とする。ために、大東亜戦争肯定論者は、すべからく対ロ売国奴しかおらず、日本の領土も主権も、ひたすらロシアに貢ごうとする。これを端的に証明している国賊が、今、日本で権力をほしいままにしている。言うまでもなく、日本国民としての自覚も矜持も欠如した“凶悪ロスケ”安倍晋三・首相こそ、その人である。

 プーチンの安倍晋三への侮辱は、このところ、鰻登り。だが、安倍晋三は“プーチン皇帝様の下僕”だから、何でも「ダー、ダー」。一言の抗議もしないし、反撃もしない。2013年春からすでに25回という異常な数の対プーチン会談で、安倍晋三が「ニエット」を口にした事がない。安倍晋三とは、日本国を丸ごとロシアに献上したい“空前絶後の日本憎悪”狂の“スーパー非・国民”。だから当然か。

 民族系とは、“共産党の別動隊”として、常日頃、米国を罵ってはさも愛国的な日本国民になったつもりになる、日本国の置かれた国際情勢も国益も見えない“全盲のアホ馬鹿”の集合体。日本の満洲権益すべてどころか、日本国の領土も日本国民の生命もなんでも「ロシア様に捧げる」ことが戦争目的だった大東亜戦争を肯定する、“「反日」の恐喝常習男”椛島有三が率いる日本会議の二十万人とは、まさに、これ。

 このような民族系の中でも、安倍晋三ほどに際立つ“過激ロスケ”は、やはり珍しい。安倍晋三は、今や、ロシアの北海道侵略を幇助するため、国後・択捉島のロシア対日侵攻軍事力増強に全力をあげている。6月29日のプーチンとの会談で安倍晋三は、国後・択捉島に侵略占領中のロシア対日侵攻軍事力を増強すべく、経済開発を約束する。安倍晋三とは、1945年8月に日本と満洲に侵攻したロシアと、この対日侵略を幇助すべく、緻密な謀議をなしていた“スターリンの優等生”辻政信・服部卓四郎・瀬島龍三・美山要蔵らと同類。つまり、安倍晋三とは、生まれながらの札付き敵国人。

“日本国の主権行為”日米同盟へのプーチン内政干渉に跪く、“敵国人”安倍晋三

 6月29日、大阪で“臣下”安倍晋三は、“侵略の皇帝”プーチン陛下の前で跪いて、対日侵略前夜づくりの“第二の日ソ中立条約”日ロ平和条約の締結をおねだりする。この時、プーチンは、無理難題の代償を次から次に安倍晋三に命令する。だが、“白痴だが、凶悪ロスケ”安倍晋三には、日本国が存在していないし愛国心も一欠けらもないから、これに対し、ただ「ダー、ダー」と、ひたすらプーチン様の言いなりになる。

 、安倍晋三が通常の日本国首相ならば、6月20日に樺太を基地とするロシアの爆撃機ツポレフ95二機が次の①②の二回にわたり日本領空を侵犯した事件で、6月29日、強く抗議するはず。が、安倍晋三は、この抗議をせず、自身がロシア帝国の奴僕たる事実を世界に示すだろう。

 ① 6月20日午前8時53分頃。三分弱にわたり、沖縄県・大東島近辺の日本領空。二機とも。

 ② 6月20日午前10時21分頃。約二分間、二機のうち一機が、東京都八丈島近辺の日本領空。

 、これ以上に重大な「6・6国辱」問題に、日本国は直面している。安倍晋三が正常な日本国の総理ならば、怒り露わにプーチンに向かって、「お前は内政干渉したな」と、机をガンガン叩いて抗議すべき大事件。6月29日、この「6・6国辱」の件でプーチンがもし謝罪しなかったら、そして安倍が本物の日本の総理なら、安倍晋三は椅子を蹴って会場を後にするはず。だが、心底で日本国を丸ごとロシアに献上せんとする“史上最凶の対ロ売国奴”安倍晋三は、6月29日、“フェイク総理”安倍晋三らしく、この抗議それ自体すらしないだろう。

 プーチンがなした、日本国の主権への侵害行為「6・6内政干渉“国辱”事件」とは何か。2019年6月6日、プーチンは、サンクトペテルブルグに主要な海外通信社幹部を招いた会見で、辺野古の海兵隊基地の移転について、「地元住民や知事が反対しているのに、(安倍政権は)建設を進めている」と述べた。まさしく、公然たる日本国への内政干渉である。しかも、この辺野古への海兵隊基地移転に関するプーチンの内政干渉は、これが初めてではなく、二度目。

 プーチンは、2018年12月20日、年末恒例の大規模記者会見で、辺野古への海兵隊基地移転に触れ、「沖縄知事が基地拡大に反対し、沖縄の人々が撤去を求めているが、(安倍政権はこれに従わず、米国のいいなりになって)基地の強化を進めている」「日本の主権のレベルを疑ってしまう(=日米同盟によって、日本は主権を喪失している)」と述べた。日本国は、日本国の主権行為として、敵性国家ロシア/中共の侵略から日本の国家安全保障のため、日米同盟を締結している。ロシアと中共が、地球から消えれば、日米同盟は不要である。プーチンの日米同盟に対する讒謗的非難は、その対日侵略をする意図の表れだし、その証拠。ますます辺野古基地の完成を急がねばならない。

 問題は、安倍晋三にある。これほど内政干渉されてなお、6月6日以降、一言の抗議もしなかったこと。駐モスクワの日本大使を召還するという、外交上の常識的な抗議すら採る事がなかった。これでは、日本国はロシアの属国ではないか。安倍晋三によって、日本国は今、ロシアの属領へと加速的に変貌させられている。

 いや、2018年12月20日のプーチン発言を考えれば、安倍晋三は、翌1月22日のプーチンとの会談をキャンセルしなければならない。が、安倍はキャンセルしなかった。安倍晋三の日本国民としての矜持の欠如は、売笑婦以下/乞食以下。安倍晋三とは日本民族の恥さらし。それ以外ではない。

 しかも、この1月22日、安倍晋三は、プーチンから「“固有の領土”という言葉を、今後、日本側は使用するな」と命令された。反論するかと思いきや、安倍晋三は直ちに「ダー、ダー」。そして、外務省と内閣府の関係官僚に「“固有の領土”という言葉を使うな」と通達した。

 、安倍晋三が日本国民であるなら、6月29日、安倍は“第三の抗議”をプーチンに行うはず。それは、2019年3月12日、日本国の主権下にある日本の“固有の領土”択捉島で、戦車T72や歩兵戦闘車BMP2などを動員して五百人規模の軍事演習を実施したことを指す。これに対する抗議をしない日本国の総理などあり得ないだろう。だが、心の中で択捉島をプーチンに既に献上したロスケ安倍晋三は、この抗議をしないだろう。今や日本国は、恐ろしい国家終末事態に転落している。日本が、主権国家として這い上がることは、これからあり得るだろうか。

 なお、国後・択捉島のロシア侵略・占領軍は、ロシア連邦軍・第18機関銃・砲兵師団3500名(平時編成、有事1万1千人)。現在、両島の総計392ヶ所で軍施設を建設中。

択捉・国後島の「バル/バスチオン/スホーイ35」に抗議しない、“超・反日”安倍晋三

 安倍晋三には、「日本国とは主権国家である」との意識が全くない。だから、国防意識がまったくない。当然に、日本の“固有の領土”を断固として奪還しようとの、ごく平凡な国家意識・領土すら腐食し欠如している。腐ったイワシよりひどく腐りきった“国賊”安倍晋三は、欠陥日本人ではない。極端な“反・日本人”である。

 現に、安倍晋三は、2018年からは、国後島・択捉島を、ロシアが主権を持つ、“ロシアの固有の領土”と考えている。だから、2018年夏、「スホーイ35」戦闘機が数機(備考1)、択捉島・ヤースヌイ空港(備考2)に配備された。が、安倍晋三は、これら択捉島の軍事力強化をひた走るプーチンに断固たる抗議をせず、逆に容認するとのメッセージを送った。なぜなら、この直後の2018年11月16日、シンガポールでのプーチンとの会談で、安倍晋三は、一言の抗議もしなった。そればかりか、日本への返還は「歯舞・色丹の7%だけで充分」「93%の国後・択捉島はロシアに献上します」と明言した。つまり、“稀代のロスケ”安倍晋三は、択捉島へのロシアの軍事力強化にゴー・サインを出し、択捉島のロシアの主権を容認した。

(備考1)択捉を訪問した日本人が視認した「スホーイ35」が数機。実際はもっと多く、十数機かも知れない。

(備考2)濃霧に襲われないヤースヌイ空軍基地は、濃霧がかかる旧日本軍の天寧飛行場(ブレベストニク空軍基地)とは別で、2014年9月に開業。2014年3月のウクライナ侵略の直後で、「ウクライナの次は北海道」を示す顕著な新・軍事動向として在日米軍はピリピリ。安倍晋三は、ロシアの択捉島の軍事力強化のための経済協力をすべく、日本国民を騙す偽装として日ロ平和条約の交渉をしている。

 そもそも、安倍晋三が、通常の日本国民であるならば、国後・択捉島を日本に帰属する“日本の固有の領土”と考え、プーチンに会談してあげる条件として、「ヤースヌイ空軍基地の閉鎖と破壊は、絶対条件」だと、プーチンに突き付ける。

 安倍晋三が日本人なら、2016年11月頃に配備が確認された、国後島のバル部隊(地対艦ミサイル、備考3)と択捉島のバスチオンP部隊(地対艦ミサイル、備考4)の撤去もプーチンに要求する。だが、安倍晋三は、プーチンに一度として、「国後島のバルと択捉島のバスチオンPを直ちに撤去せよ」と、要求したことがない。安倍晋三とはロシアが日本に派遣したロシア人(備考5)。現在の日本政府とはロシアの傀儡政権。

(備考3)バルとは、「3K60バル地対艦ミサイル・システム」の略。この地上移動式発射装置には8発のミサイル「Kh-35対艦ミサイル」が搭載されており、射程は300㎞。マッハ0.8。「3K60バル地対艦ミサイル・システム」が、十セット配備されているとすれば、「Kh-35対艦ミサイル」80基が発射される。

(備考4)バスチオンPとは、「K-300Pバスチオン沿岸防備ミサイル・システム」の略。世界最強の対艦ミサイルと言われ、マッハ2.5の超音速。射程は対地攻撃の場合、450km。対艦の場合、120~350㎞。

(備考5)北海道そのほか日本の領土をことごとくロシアに貢ぎ、大規模ロシア軍を対日侵攻させんとする安倍晋三の末期は、「ムッソリーニと同じくになるのでは」と予感してならない。ムッソリーニは撲殺された後、素っ裸にされてロープで逆さ吊り。確かに、菅直人が百人集っても、“史上最凶の反日狂”安倍晋三ほど、スーパー残忍な恐ろしい日本国憎悪/日本国民憎悪の外交はできない。

「ロの奇襲回避のため、米軍は三沢基地以北に基地を造らない」も無知な安倍晋三

 東大首席卒の大秀才ですら困難すぎて難攻不落の対ロ外交を、三歳程度の知能指数しかない“スーパーお馬鹿”安倍晋三がしゃしゃり出て、すでに五年以上もやり続けているのは、なぜか。日本の領土をロシアに貢ぐに、日本人騙しに時間をかけているからである。ほとんどの日本人が「北方領土なんか、もう、どうでもいいや」と言い出すのを、釣りのごとく、待っているのである。

 確かに、北方領土を奪還するには頭脳がいる。しかし、日本国から領土を奪い、大軍のロシア兵に北海道や新潟県その他の日本人数百万人を殺させるには、“侵略の皇帝”プーチンの言いなりに対ロ外交をすれば達成できるから、スーパーお馬鹿でも簡単に可能。

 だが、日本人の質的劣化と精神の無気力(アパシー)化はひどく、ナイアガラ瀑布より急坂の落下情況。未だにオムツをオツムに載せている“三歳の狂児”安倍晋三が進める、恐ろしい悪魔の対ロ交渉に、怒りの拳をあげようともしない。阻止しようともしない。安倍晋三“スーパー反日”対ロ外交を、すでに丸五年も許している日本国民一億三千万人とは、“スーパーお馬鹿”どころではない、スーパー痴呆。日本国の存続はもう永くはない。

 話を、プーチンの「色丹島」発言問題に変える。度外れに無学無教養な“世紀の痴呆総理”安倍晋三は、2018年11月16日のシンガポールで、プーチンの(事前に周到に計算された、表向き)突拍子もない発言「日本に返還したら、色丹島に米軍が基地を造る」に、びっくり仰天し、慌てふためく醜態ぶりを見せた。そして、「誤解だ!」と絶叫したり、後でプーチンに「歯舞・色丹には、米軍基地を置きません」と伝達したり、安倍晋三の狼狽ぶり醜態ぶりは、総理辞任のレベルではないか。

 本件に絡み、安倍晋三の総理失格/日本国民失格は、次の二つで確定している。

 第一;米軍は、色丹島に軍事基地を造るようなバカではない。米軍基地が北海道にすら一つもないように、ロシアの軍事基地とは一定以上の“縦深strategic depth”がない限り、奇襲攻撃に耐え得ないからである。現在、(日本にある)米軍のロシア近接基地は青森県の三沢である。三沢より北の基地では、ロシアの奇襲攻撃に対する基地防衛機能を果せない。色丹島は、三沢より北であり、万が一にも米軍が基地を置くことはない。要するに、安倍晋三は、米軍基地について無知丸出しで、三歳の童子と同じレベルの超アホ馬鹿間抜けだということ。プーチンは安倍晋三を、つまり、日本国を徹底的に蔑んだことだろう。

 第二;「色丹島が返還される」ということは、色丹島の領域主権が、名実ともに日本に戻ることを意味するのであり、その色丹島をどうするかについて、ロシアがあれこれ条件を付けるのは、国際法も禁じる内政干渉。プーチン「色丹島に米軍基地」発言に対しての安倍晋三の対応は、唯一つしかない。「オイ、プーチン。内政干渉するな!」「日本国はロシアの属領ではないぞ!」の一言。この一言が口を突いて出てこない安倍晋三とは、総理大臣をさっさと辞任すべきである。

「プーチン発言は1960年フルシチョフ通告」も知らない“スーパー白痴”安倍晋三

 対ロ交渉をするなら、必ず心がけていなくてはならないことが、三つある。第一(A)は、日ソ共同宣言の破棄通告を先にしておくこと。そうしないと、ロシアは必ず歯舞・色丹島も返還しないと、言いがかりをつけてくるからだ。第二(B)は、北方領土の奪還とは、条約を結ぶことではない。ロシアの民族文化に従い、侵略・占領軍を撤退させるという常識から決して逸脱しない事。第三(C)は略。

A、日ソ共同宣言の破棄通告

B、対ロ外交の核心は、ロシア駐留軍を北方領土から撤退させる(=ロシア流領土返還)こと

C、北海道の軍事要塞化

 2018年11月16日のシンガポールで、“日本憎悪狂の大悪魔”安倍晋三は、四島一括返還を引っ込め、その7%である歯舞・色丹だけでいいと、プーチンに大譲歩した。“世紀の白痴”安倍晋三は、これほど大譲歩したから、プーチンはすぐさま「では、それで手を打とう」と言ってくると算段していた。

 だが、次の瞬間、安倍晋三の顔は、鳩が豆鉄砲を喰ったごとく、天井に飛び上がった。プーチンの返事が「色丹島に米軍基地ができるから、ニエット!」だったからだ。ロシアは、日本の大譲歩に対し、天文学的な追加要求が加算する逆譲歩エスカレーションを必ずしてくる。ロシアに譲歩を迫るなら、必ず、日本は絶えず対ロ要求を釣り上げ続けねばならない。「樺太を返せ!」まで要求しない限り、北方四島は返還されない。

 話を戻す。さて、四島一括返還は、国際法的に理があるし、論理的に問題が生じない。が、「93%をロシアに献上する。7%だけ返してくれ」は、そもそも論理的に説明がつかない。“93%は要らないなら、7%も要らないはず”だからだ。この問題は、別稿に譲る。

 ここでは、プーチンが口にした内容を吟味しよう。プーチンは、フルシチョフ第一書記が発出した1960年1月27日対日覚え書き「歯舞色丹を引き渡さず」を繰り返しただけ。これが投げつけられることを予測していなかった安倍晋三のお馬鹿さは、死刑に相当する。次がフルシチョフ対日覚書の要旨。

「改訂・日米安保条約が、1960年1月19日に、日米間で調印された。よって、日米安保条約が廃棄されない限り、日ソ共同宣言にある“歯舞・色丹の引き渡し”は行われない」(注1)。

 対ロ外交交渉で北方領土の返還を期することは、ロシアがそれを日米同盟の破棄と抱き合わせているから、初めから無理な話。私が1965年から一貫して、対ロ“無交渉の交渉”を主張してきた理由の一つはこれ(注2)。また、日ロ平和条約は締結しない方がはるかに日本は安全だから、日ロ平和条約と歯舞・色丹の返還が抱き合わせの日ソ共同宣言は、廃棄しておかない限り、日本国の安全は保障されず、ロシアに侵略される。

 しかも、ロシアは樺太を含む北方領土を日本に返還する場合、黙って撤兵する。ならば、北方領土の奪還は、初めから、ロシア軍の撤兵に焦点を合わせるべきで、条約締結など、これ以外の対ロ政策は邪道も邪道ではないか。上記の“究極の(対ロ外交)絶対規範”A、B、Cは、ここからも演繹されている。

 

1、南方同胞援護会『北方領土問題関連資料』、5~8頁。

2、表1;中川八洋の対ロ外交「四つの心得」

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