筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
今から2500年以上も昔、紀元前五世紀の古代ギリシャに、岸田文雄の対ウ外交を「コウモリ外交」と侮蔑した先見者がいた。この賢者の名はアイソーポス。英語読みでイソップ。奴隷上がりの語り部。
コウモリ外交とは、獣と鳥が戦争していた際の“卑怯なコウモリ”の行動を揶揄する言葉。まさに岸田文雄の外交を表現する、ぴったりの言葉。
“獣鳥戦争のコウモリ”をテーマとしたイソップ寓話の概意が次。鳥が優勢な時には「私(岸田文雄)は羽があるから鳥です」と鳥側につき、獣が優勢な時には「私(岸田文雄)は毛で覆われているから獣です」と獣側についた。戦争が終わった時、鳥側はコウモリを卑怯者と指弾して付き合わなかった。獣側もコウモリを卑怯者と指弾して付き合わなかった。ためにコウモリは、獣にも鳥にも顔を見られないよう、外に出るのは夜だけになった。
岸田文雄は、露烏戦争が終わったら、ロシアともベタベタの友好関係を持つべく、プーチンに対「烏」侵略戦争の軍資金として、今尚サハリン1&2から撤退せず、年間、数千億円の代金をロシアに手渡している。同時に、“怪人二面相の鵺”岸田文雄は、ウクライナに形だけの人道資金を手渡している。その金額は数百億円。対ロシア数千億円の十分の一。いや、戦争は2022~3年の最低二年は続くから、岸田がロシアに与える侵略用“軍資金”は一兆円をはるかに越える。戦争被害者のウクライナには、岸田文雄は、その二十分の一しか助太刀しない。
ウクライナからの再三の要請にも拘らず、サハリン1&2からの撤退をせず侵略ロシア側に付いているコウモリ岸田文雄は、自民党随一のKGBロスケで“KGB第一総局の自民党細胞”「日露協会」の理事長・西村康稔を経産大臣(「対ロシア経済協力大臣」も兼務)に任命した。賢者イソップが、岸田文雄を指弾すべく創作した「蝙蝠外交」の寓話は、まさしく至言で岸田文雄への鉄槌。