筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
ウクライナ国民を殺しまくる侵略軍資金を稼ぐべく、ロシアから“他民族殺人”が三度の飯より大好き血塗られたロシア人(ダンサー)八十名が、日本に傍若無人にも乗り込んできた。この恐ろしい無法ロシア人たちは、ウクライナ侵略・殺人軍資金を、東京の新宿で、10月17日、荒稼ぎした。その場所が、「新宿文化センター」。今後、新宿文化センターは、名称を「侵略ジェノサイド歓迎センター」に変更すべきである。
このロシア人八十名からなる対日“目晦まし”団とは、日本では無名のモイセーエフ・バレエ団のことだが、それはプーチン政権の国営。民間団体ではない。今般の来日公演は、形式的にはコロナで延期してきた過去の企画かのように把握してはいけない。プーチンが2022年2月24日にウクライナに侵略を開始した後の対日工作活動の一環として様相を新たにしたものだからだ。
故に、練り直した企画のこの公演は、KGB第一総局(SVR)の一部局「ロシア連邦文化協力庁」日本支局長I・チトフ(KGB第一総局大佐)が、2021年秋から精力的に工作し直している。特に、自民党政界と外務省“籠絡”には、相当に綿密な根回しをしている。
なお、プーチンが対ウ侵略戦争を決定し、ウクライナに最後通牒を伝えたのが2021年7月12日。プーチン論文「ロシア人とウクライナ人との歴史的統一について」は、今でこそ世界の常識になったが、これこそ紛れもなく対ウ宣戦布告文。つまり、チトフの対外務省/対自民党の根回しは、宣戦布告文「ロシア人とウクライナ人との歴史的統一について」を念頭に、この後に行われた。対ウクライナ侵略の最中に日本に送り込む心理作戦の(軍事力を代替する)前衛部隊が露バレエ団だった。