筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
ウクライナ国防軍関係者の6月12日twitterに、表1リストの武器を、西側は急いで供与して欲しいとあった。ウクライナの対ロシア防衛戦争は、世界の平和維持秩序を守るものであり、また日本国の国防とは密接不可分の関係にある。日本は、世界に率先垂範して、これらの武器の一部を急いで送ろうではないか。
表1;日本が供与すべき、ウクライナが喫緊に必要とする武器
(備考)米国製M270を、米メーカー「LTV社」は、今、生産していない。が、日本の「IHIエアロスペース」が今も生産工場を有している。米国製のGPS誘導ロケット弾を含め、日米英の関係メーカーが急ぎ糾合して大量生産に踏み切るべきだ。
ウクライナは、ロシア大膨張の防波堤として、今、国民挙げて戦っている。しかも、このウクライナのロシアからの位置は、日本国とは鏡像の位置。ウクライナの運命はまさしく日本国の運命。日本がウクライナと一心同体なのは、地球儀上の日本の地理が決定している。即ち、ウクライナがその対ロ国防で欲しい武器を日本が世界に率先して供与するのは、直接的に日本国を防衛することに繋がる。
それなのに自由のために戦うウクライナの偉大な対ロシア戦争を等閑視するのが、倫理道徳も国益も認識できない日本の現状。日本人は、反・倫理で反・法的正義の“人間以下”に成り下がった。
現に、“侵略と殺戮の皇帝”プーチンは、“スウェーデンの永年の固有の領土”バルト海の入り口を侵略・奪取したピョートル大帝の侵略行為を讃える始末(プーチンの6月12日「ロシアの日」演説)。このような領土膨張と侵略正当化を民族固有の文化とするロシア人の悪魔性は、ロシア人を絶滅させない限り消えない。つまり、ロシア人の地球上からの絶滅が不可能なら、ロシア人をモスクワからバイカル湖までの領域に押し込める必要がある。ロシア人から核兵器と海軍力とバルト海・黒海・沿海州とを全て没収し、ロシア人の海への出口をムルマンスク一ヶ所に限定しなければならない。